懶亭
2013年12月28日(土)
「信州長野の蕎麦よりも 私ゃ あなたの傍が良い」。私の祖母がよく言っていました。どういう思いで言っていたのか分かりません。祖母と祖父は仲が悪かったらしく(「らしく」というのは、姉から聞いた話ですので。)、祖母の言う「あなた」は祖父以外だったのでしょうか・・。
・2013年11月14日、長野県松本市「懶亭」。
やはり長野へ行ったら、蕎麦を食べたいです。30年位前戸隠高原で食べたのが最初でした。すっきりした味わいだったのを薄らと記憶しています。
入口に蕎麦挽機がありました。
この店の名前は、「懶亭」(ものくさてい)と申します。
ここのご主人、やたらと説明が多いです。ものくさとは思えません。
この壺ですが、窯傷になってしまったのですが、もったいないということでこの店の主人が使ってくれたと、壺に言わせています。
250年昔の民家を新潟県から移築したといいます。「もったいない」の精神です。
2020年オリンピック・パラリンピックでは、「お・も・て・な・し」と併せて「もったいない精神」をアッピールすれば良いと思います。せっかく、世界中から多くの人が日本にくるのですから、「もったいない精神」を知らせないのはもったいない。
私は、ざるそば950円也を注文することに。
傍にいた妻は、蕎麦ではなく、きのこうどん800円也を注文することに。
私が蕎麦を注文したものですから、「私ぁ あなたの 傍にいたくない」という意思表明でしょうか・・。
ものくさ太郎の物語は、何をいわんとするのでしょうか・・。
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/otogi/mono/monokusa.html
有名人の色紙が展示してあります。全部で20枚以上あったでしょうか。
左は前長野県知事の田中康夫氏のものです。私は田中氏には期待していたのですが、少々個性が強すぎて万人向きではなかったようです。
きのこうどんです。
巨大な店で、観光客をあてにしているようです。私達が行ったのは木曜日でしたので、ガラガラでした。
私が注文したざるそばです。率直に言った方が良いと思いますので、美味しくないです。もちもちしています。澄み切ったような味わいがありません。胃袋が満たされたという感じのみです。
昨日、会津若松で食べたそばとは格段の違いです。プライスも会津若松の方が270円も安いです。私は言いました。「信州長野のそばよりも 私ゃ あいつのそばがよい」。傍に妻がいましたので、声に出さず。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/9285b4bb98acb8a1d24715d0a61929bc
蓄音器がありました。良品でしたので、音がでると思います。
出口に、北アルプスの伏流水が出ていました。
話はかわりますが、「アルプス」という名称はいかがなものでしょうか。富士山をマッターホルンと名付けようとしたら、皆それはちょっと「マッター」となるでしょう。