ポルシェ・アウディも不正?
2015年11月5日(木)
11月4日の朝日新聞です。
ビックリしました。ポルシェ・アウディに不正の疑いがあることに対してではありません。ポルシェ・アウディもVWと同じエンジンを搭載しているのですから、不正は当然予想していました。
私が心底ビックリしたのは、VWグループの収益構造です。VWブランドの乗用車の利益率が2.8%で、アウディは9.2%、ポルシェにいたっては15.5%もあります。グループにおけるブランドのシェアはアウディが18%で、ポルシェが2%ということです。
・・で、実際の収益はどうなっているかです。数字は示されていませんが、
何と2%のポルシェの方がVWより明らかに多いです。これって、私は歪な構造と思います。僅か2%のブランドが命運を握っているとも言えるからです。
VWは数年前からMBQプラットフォームを採用しています。技術的なことは良く分かりませんが、軽量化とコストダウンが肝のハズなんです。これ、失敗とまではいかなくとも、上手く行っていないのではないでしょうか・・。
今日5日、トヨタの4月から9月までの決算が発表されますが、営業利益率は9±1%と予想します。VWブランドとは圧倒的な差です。
これから、VWは排気ガス対策が大変ですが、収益構造をバランスをとれたものにすることも同様に大変だと思います。数量で世界一になるというような野望は捨て、尊敬される企業を目指すべきでしょう。おのずと結果は付いてくると思います。
肝心の不正の疑いに関することは、私は良く分かりませんので、専門家のサイトを引用させていただきます。