VW、CO2でも不正
2015年11月6日(金)
VWで何が起きても、VWが何をしても、もう驚きません。この会社がまともになったら驚きます。市場から退場していただくのが筋でしょう。
11月5日の朝日新聞です。
ガソリン車を含む約80万台に、CO2の排出量の数値を実際より少なくする偽りがあったというのです。これで、不正は、今分かっているだけで、延べ約1,200万台になります。1,200万という数字は、ピンときませんが、一台4.5mとして、繋げると、5.4万㎞!!!。地球の周囲が約4万㎞ですので、その膨大さがある程度イメージできます。こりゃ、問題が大きすぎて、誰かが責任を取れるといったレヴェルの問題ではありませんね。
巧妙と思われる不正の手口は、素人の私には分かりませんが、専門家の行政が見抜けなったというのが、次の大問題です。私は、行政は腑抜けではないかと思います。不正を見抜けなかったという反省があれば、全てのメーカーの全ての車について、再検査を直ちに行うでしょう。(検査方法の見直しについての報道はありましたが、全車検査というような報道は見たことがありません。)
検査方法に問題があるという指摘があります。ベンチテストで、実際の走行条件と違うからです。このことが不正を誘発したと考えられます。この点でも行政は十分な役割を果たしていません。不作為の罪になるほどだと私は感じます。メーカーの不正のチェックよりか、行政の怠慢のチェックの方が重要とも思えます。
しかし、良く考えるみると、行政は法律によって動く訳ですので、法律を作る政治の問題があります。自動車業界から、チェックに手心を加えて欲しいという下心ミエミエの多額の献金を受けている政治家ほどチェックが一番必要なのかも知れません。
VWの問題は、政治家あるいは行政との癒着ということが指摘されるようになると予想します。