シロアリ
2015年11月21日(土)
民主党の前原誠司元代表が共産党のことを「シロアリ」と発言しました。私もこのTV番組を見ていましたが、前原氏の品格・品性のなさを証明するに十分な発言と思いました。前原氏は、一見感情をコントロールすることができるような人柄のように見えます。確かに、ハシタナイ氏のようにTV出演していても激高するようなことはありません。しかし、怒りを表情には出さないようにしていますが、顔が紅潮しますので、それは分かります。氏の場合は、静かに抑えたトーンではありますが、その「言葉」に感情をコントロールできない人物であることが分かります。誰が聞いても「シロアリ」というのは悪いイメージで、何故「悪い」かという説明抜きにしての発言は「感情的」と指摘せざるを得ません。まぁ、私は前原氏のアセリと受け止めていますが・・。「アセリ」というのは、一つには、共産党からまず政権構想が発表されたことです。野党第一党としては「出し抜かれた」感があります。二つには、党内が自分の思う様になっていないということでしょう。
岡田執行部と前原氏の対立は激化しています。いずれ分派か分裂か何らかの動きになると予想します。
「シロアリ」発言を、当の本人ではなく、枝野幹事長が陳謝したということです。前原氏は死んでも陳謝などはしないでしょう。共産党が嫌いだからです。前原氏は、共産党との協力を「政策が違い過ぎる」と言って否定していますが、共産党は、安保も自衛隊も保留して一致点での協力を呼び掛けている訳ですから、前原氏の拒否の根拠はありません。私の理解するところ、嫌いだからというだけです。
朝日新聞に、共産党の国民連合政府構想に関して、真面目に受け止めた投書があります。前原氏はこの方の爪の垢でも煎じて飲んだらいかがかと思います。(汚い話しで失礼)
話しがチトそれましたが、私は共産党の「国民連合政府構想」が実現するか否かは、まず前提として、共産党がどれだけ柔軟な対応をするかにかかっていると思います。既に、共産党は「何でもする」と言っていますが、具体的にはまだ分かりません。私は、選挙協力の一つの形として、無党派の人を共同で押すという選択肢があるのではないかと思っています。現在行われている大阪のダブル選挙では、共産党は自民党の候補者を自主支援しています。無党派の人であれば、より選挙協力の実効性が出て来ると思います。かつて、太平洋ベルト地帯に革新知事が誕生したことがありますが、その時の形です。次に、閣内に入ることを求めないようにしたら良いと思います。(共産党アレルギーは、まだまだ国民に根深いですから)
それより何より、圧倒的な国民の支持があってこそがこの構想が実現するかどうかのカギですが・・、問われているのは一人一人の国民の意識です。私は、無関心が最大の障害と考えていて、ここが克服できるかにかかっていると思います。