水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

実力テスト

2014年04月09日 | 教育に関すること

 全学年実力テストの日だったが、東上線の事故で登校できない生徒さんが多くいて対応に追われ、ネットニュースをちら見しようかという思惑も果たせず、試験監督し続け、部活は一瞬しか行けず、教科の打ち合わせなんかもあって、パソコン開いて例のニュースを見てて、だいたい小保方さんに単独の会見をさせてしまう組織って、何なのかと思ってしまった。STAP細胞については、自分のなかでは、もう疑問点はない。彼女をこうやって表に出すこと自体、上司の方の、なんていうんだろ、逃げ? 保身? へたれ? みたいなのを感じてしょうがない。
 だって、仮に自分の学年の先生が何かやらかしたら、謝るのは当然学年主任だから。
 あと、けっこう教員生活を続けてきたので、うそと事実との境界線が果てしなく無くなっていく生徒さんに接した経験はある。詳細は書けないが、いろんなタイプがある。年配の先生なら大きく頷いてくださるのではないだろうか。
 もちろん大人にもいる。教員にも。自分も、そういう状態になってしまったことはあると思うが、たぶん幸いなことに深みにはまらないうちに生還してきたのだろう。
 自分の虚像に酔った状態に陥ると、虚であるにもかかわらず、本気で涙も流せるし、他人からどう見られているかという感覚がなくなっていく。
 学校現場でそういう事例に接した場合には、ウソをすべてあばいて追い詰めるのではなく、逃げ道をつくってあげながら、対応しないといけない。若い純な先生だと、かんたんにダマされることもある。
 こういう指導については、本を読むのももちろん必要だけど、先輩先生の職人的な指導を見て経験するのも必須だ。そういうためにも、学校の先生の異動はあるはずだ(うちはないけど)。

コメント (2)
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