水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE

2013年07月22日 | 演奏会・映画など

 「ゴッドタン」という深夜番組がおもしろいという噂は耳にしていても、なかなか起きているのは難しいので、こうやってスペシャルな映画にしてくれれば楽しめることができるのはありがたい。
 とはいえ、どうしても観に行こうと思っていったわけでもなかった。観てみて驚いた。これほど楽しめるとは。
 番組中の人気企画「キス我慢選手権」とは、芸人さんが、若くてかわいい女優さんたちからキスをせがまれるシチュエーションに置かれ、そこでどれほどがまんできるのかを競うという企画だ。
 「ばかばかしい!」って思うでしょ。
 たしかにばかばかしいんだけど、それを一生懸命やってしまうところがいい。
 そのシチュエーションのなかで、芸人さんがアドリブで台詞を考え、一篇のドラマに仕立て上げていくのだ。
 通常の番組では、1時間それに堪える形式なようだが、映画版スペシャルでは、24時間キス我慢をする。そしてドラマをつくっていく。
 アドリブで台詞をつくっていくのが劇団ひとり、そしてヒロインのみひろさん。
 舞台では観たことの無いほどアグレッシブな岩井秀人さん。渡辺いっけい氏、斉藤工くんといったおそろしく豪華な、芝居のできるメンバーが脇を固める。
 女優陣が、みひろさん始め、紗倉まなちゃん、葵つかさちゃんという、そっち方面のマジかわいい方々だ(18歳以下の人はこの名前を検索してはいけない)。
 劇団ひとりさんの天才的なアドリブによって、物語がそのつど創られていく過程は圧巻だ。

 とはいえ、きちんとした脚本やコンテが用意され作り上げられた作品ではない。
 もう笑うしかない適当な場面はたくさんあって、それをそのまま映画ですと呈示されたなら、金返せと言う客もいるだろう。
 では、なぜ鑑賞にたえうるものとして成立しているのか。
 メタな視点が設定されているからだろう、それも重層的に。
 ドラマを演じる役者さんたちがいる。
 それをモニターで見ている人たちがいる。
 映画では、バナナマン、おぎやはぎさんが、その役だった。
 観客や視聴者は、バナナマンさんたちがモニターを観るように演じられているドラマを観、さらにモニターを観ているバナナマンさんたちを観る。
 観る視点を、さらに上から観る視点の存在。もっとも上位にある視点が、観客、視聴者の視点だ。
 われわれは上から目線で「劇団ひとり、すげえ」とか「つかさちゃん、ほんとかわいいわ、DVD注文しちゃおうかな」とか観ている。
 さらに、コメントを発するバナナマンたちに相づちをうったり、それはちがうだろと言ったりする視点ももっている。
 実に巧妙に視聴者を気持ちよくさせているのだ。
 われわれは、気持ちよく笑わせてもらえる(これほど観客席のみんなが一体感をもって笑っている映画館の記憶ってない)。
 そしてわれわれは作り手の掌の上で、笑わせられている。

 テレビはつまんなくなったとか、いまだにテレビが情報源の第一である人は頭が悪いとかいう人がいて、かなりの部分はあたっているにしても、まだまだ業界に才能はあふれているのだろう。
 NHKのドラマのように、業界の中心に位置し、それゆえあまりの冒険はしにくい分野より、深夜のバラエティ枠に、あふれるほどの、そしてとがった才能が活躍することは多い。
 その方たちのお仕事も、ゴールデン枠になるといろいろ大人の事情が生じて、だんだんとげがなくなってくるんんだろうな。
 そう考えると、「あまちゃん」スタッフがいろいろ仕込んでくる小ネタは、NHKでやっていいの? と思うのがけっこうあるから、そういうのが魅力になっているのだ。

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レポートの書き方

2013年07月21日 | 国語のお勉強

 午前中ざくっと練習して、準備をして、四回戦の応援に向かう。
 あまちゃん中毒のやまぐち先生が、先日NHKに行ったおみやげに「あまちゃんTシャツ」を買ってきてくれた。それでいくことにした。GMTのメンバーも着ていた、胸に「アメ横女学園」とロゴの入ったTシャツだ。何人かの部員から、うらやましがられた。埼玉テレビに映ってしまうだろうか … というよけいなことを考えている間もないくらい、今日は見事に打線がつながっての快勝。
 気温もそれほどあがらなかったので、帰りのバスは全員がぐったりと爆睡している光景ではなかった。
 自分的にも体力は残っているので、講習の予習やプリントの印刷をする。

 大学2年の次女が「レポートの書き方がわからない」と昨夜叫んでいたのを思いだした。「生涯学習」についてなんだけど … とか言っていたな。そんなテーマなら二時間くらいで書いてあげれるなと思ったけど、それをしてはいけない。
 不思議なもので、小中学校では、「作文」を書きなさい、「読書感想文」を書きなさいと言われるが、じゃどう書くのかというと、好きに書きなさいと言われるだけで、書き方そのものがきちっと教えられていない。
 高校生になると、入試に向けて「小論文」が必要になったりするのだが、その書き方がきちっと教えられている形跡がない。
 そして大学に入ると、レポートを書きなさいと今度は言われるのだが、その書き方をちゃんと教えている先生はそんなにいないはずだ。
 てっとりばやくレポートを書くコツだけ、教えてあげることにしよう。


1 レポートとは何か
 ① 先生の講義をちゃんと聴きました、それについて自分でも考えてみました、という証拠として提出するもの。
 ② 読者は講座担当の先生お一人。
 ③ けっしてオリジナリティが求められているわけではない(文系の学問では、教えてらっしゃる側の先生でさえ、オリジナルな論考を発表されている方はほとんどいない)。

2 何を書くのか
 ① その講座のテーマについて、おおまかにつかんだこと、定義を書く。もっとも基本的な文献や資料、または先生の著書から一節引用するといい。
 (例)生涯学習とはこう定義される。もともとはポールラングランがユネスコで提唱し … (ううっ、懐かしい。教員採用試験対策で勉強したのを、今もおぼえている。受からなかったなあ)

 ② 現在、何が問題となっているかを書く。その先生が授業でどういう話をしたかを思い出すのが一番大事。さらに、参考文献を読んだというプラスアルファの勉強をしたこともアピールする。  
 (例)グローバル社会とか、情報社会とか、格差の問題とか、現代社会の問題をとりあげ、それと生涯学習との関連を書く。

 ③ 自分にひきよせて考えたことをアピールする。
 (例)自分にとって勉強とはこういうものだった、でも …
    友人が、知人が、家族が、ドラマで、映画で、小説で、新聞記事で …
    80歳になる私の祖母は、今も郷里で踊りの師匠をしている …
 ここは、机上の空論ではなく、自分の問題として考えることができたというアピールだ。①、②の内容でたっぷりかけるなら、③はなくてもいい。参考文献をたくさん読んで、たくさん引用できていれば、「うん、よく勉強している、よく頑張った!」と扱ってもらえる。

3 書き方
 ① 文章自体をわかりやすく。
 一文には一つの内容。一文が長くならない。主語述語をきちっと対応させる。次元の異なる内容を混在させない。 これがきちっと出来るだけで、大学の先生の文章レベル、もしくはそれ以上になる。
 ② 構成を明確に。
 段落をつくる。書けそうな内容から段落単位で書いていって、それをあとで並べ替えればいい。いろいろ書いてみてから、一番結論ぽい内容に見える文章を結論部におく。そして、その内容の言い換えにあたる段落、理由にあたる段落と意識しながら並べ替える。だいたい決まったら、最後に「序論」「はじめに」にあたる内容を書いて、冒頭におけばいい。
 ③ とにかく引用しよう。
 小中高までに書かされた文章と、大学のレポートとも最も大きなちがいはここだ。
 定義を書くときも、問題点を書くときも、自分レベルを書くときも、これが大事。
 そして引用の一番よい点は、行数がかせげることである。
 
 あと、オリジナルな発想はいらないけど、自分なりに考えた、この授業を受けることで、こんなことを考えることができてよかった的なまとめがあると、なおいいかもしれない。
 

 とりあえず、これくらい言って、様子をみようかな。

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合宿

2013年07月20日 | 日々のあれこれ

 朝、集合してからのストレッチは自分が担当することが多いが、おれより体のかたい子がけっこういるのは、どうなのだろう。身体的トレーニングの量を、日常的にもう少し増やした方がいいだろうか。 
 運動などしてなさそうで、見るからに成人病予備軍、もしくはもろそれか、と思われるプロのプレーヤーの方を多々見かける。だから、体がかたくても楽器は上手になれないわけではないのだが、上手くなることだけが最終目標の部活ではないから、もう少し全身的鍛錬を想定した企画を考えようかと思う。定演のダンスのきれもよくなるにちがいない。
 朝食は、スクランブルエッグ、ウインナ、肉団子、ひじきと豆の煮物、あじ海苔、豚汁。
 夜更かしのせいか、食のすすまない子がいる。一方で、ごはん、豚汁をおかわりしてがっつり食べている子を見ると、この子は最終的には伸びるだろうとなんとなく思う。
 個人練習につづき、D・Aの順で合奏。ホルンの先生が合奏をきいてくださって、いくつかアドバイスをいただく。とにかく譜面をさらえていない「大阪俗謡」だが、少し音楽レベルにはいっていける可能性を感じた。
 お昼を食べようと会議室に移動すると、買いに行ってくれたなかじま先生から「注文が入ってないみたいです」と電話が入る。じぇじぇ。朝まちがいなく朝連絡したのに。なまえ忘れたけど男の人に幕の内3こお願いしたよと言い、すぐつくってもらえるよう頼んで、ことなきを得たが、いつものように女性スタッフではないところに一抹の不安はあったのだ。
 もどってきたなかじま先生の話によると、朝電話を受けた男性は店長で、昼はもう店にいないそうだった。
 なるほどね。スーパーとかでもそうだけど、店長とよばれる方が(あだ名ではなく)今一歩しっかりしてない場合ってけっこうある。女性スタッフ、ていうかパートのおばちゃんはそれに比して、実に仕事がかたい。いろんなお店の現場でいえるのではないだろうか。
 午後は早めにあがり、翌日の野球応援にも備えしっかりからだを整えるよう連絡して全体はおわり。
 自分は合宿でがんばったご褒美に、音楽座ミュージカルにでかけさせていただくのであった。

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一学期が終わった

2013年07月19日 | 日々のあれこれ

 終業式。体育館に集まり、全国大会に出場する部活の壮行会があり、そのあと学校長のお話。
 「本校も今年で開校30周年を迎えました。20周年のときは音楽鑑賞会とかやったけど、そういうのをみんな求めてないだろ(うなずく生徒たち)。記念のタオルをつくったので、この後みんなに配ります」と言うと、歓声が上がった。
 いいなあ、高校生は純粋で。けっこう厚手の大きめのブルーのタオルで、30thがデザインされている。
 われわれ教員もいただくことができ、うれしかった。
 30周年か。そのうち28年もいるんだなあ。よくそんなに長くおいてくださった。
 残された時間も大分減ったが、いられる限りご奉公させていただきたいと思う。

 ホームルームが終わる。
 帰りの打ち合わせで「明日から夏休みですが … 」という言葉を聞いてはじめてそのことを意識した。
 そっか、休みか。どこが?
 午後はクラス懇談会。まず全体会を行って、外部講師を招いての講演会。
 大学入試の現状や、親としての受験生への接し方などをお話しいただく。
「今日この話を聞かれて、あらたな情報を得られた方もいらっしゃると思います。だからといって息子さんに,知ってる知ってる? って話そうとするとうざがられますよ、ほどよい距離感を保ってください」というお話に、お母様がたは笑いながら納得されていたようだ。
 そういう行事の関係で、部員たちはジプシーになり場所を見つけ見つけして練習。夕方合奏。
 そして夕飯。一晩の合宿なので。
 豚焼き肉、鳥南蛮タルタルソース、イカのフリッターのチリソース、中華風酢の物、グレープフルーツ。
 なんか合宿の食事が洗練されてきている。ご飯をおかわりしようかと悩んだ。

 夜はバンドレッスン。Dチーム、Aチームの順でみていただく。
 譜面の音をちゃんと吹くこと。楽器を鳴らすこと。
 まずそれができてないと、音楽にすすんでいけないことを思い知らせていただいた。
 ちゃんとやろうと思う。

 戸締まりをしようかと昇降口に行くと、外が涼しいではないか。
 ひょっとして、もう秋? 暑さのピーク終わった?
 それはないなあ。とくに吹奏楽の人たちは、これからあつくなる一方だろう。

 行空けるの面倒なので、やっぱしふつうに書きます。
 空けたからといってギャルの閲覧が増えるというようなこともないようだし。

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7月19日

2013年07月19日 | 学年だよりなど

 学年だより「最初から成功していた」


 ~49歳、ロックの殿堂入りを果たしたとき。
  48歳、年収77億円になったとき。
  47歳、世界41カ国で アルバムのセールスが ナンバーワンになったとき。
  40歳、グラミー賞を受賞したとき。

    …

  25歳、ファーストアルバムが全米で400万枚、全世界で900万枚売れたとき。
  23歳、デモテープをつくったとき。
  21歳、バンドを組んだとき。
  20歳、ウェイトレスをしながら、プロにダンスを習ったとき。
  19歳、大学を辞めて、ニューヨークに行ったとき。
  11歳、ダンスを始めて、情熱を持ったとき。

  彼女はいつから成功したのだろう。
  彼女ははじめから成功していた。

  彼女が家を出た時、ポケットには37ドルしか入っていなかった。
  ゴミ箱のハンバーガーを、口にしたこともあった。
  しかし胸のポケットには 世界一の情熱がつまっていた。

  彼女が情熱を持ったときから 彼女は成功していた。
  彼女の情熱は、誰からの否定も恐れなかった。

               (是久昌信『情熱思考 夢をかなえた45人の物語』中継出版) ~


 誰の人生か、わかるだろうか。
 全米シングルチャートTOP10獲得数歴代1位、「ポップスの女王」マドンナの人生である。
 将来みんなが大人になって、自分の夢がかなったとしよう。
 今はその夢が何なのかさえ、わかってなくていい。
 いつか自分の過去をふりかった時、今の自分を愛おしく思いだせるはずだ。
 「高校生か … 。毎日を悶々と過ごしてきたけど、あの時代も今の自分をつくるための大切な時間であった」。
 「おれはいつから成功していたのだろう。そうか、おれは最初から成功していたんだ」
 たとえば学生時代、お金がなくてあんまり食べられなくても、恋人に去られたり、他人にだまされたり、留年したり、けんかしたり、たまらなく孤独だったりしても、「ひとかどの男になってやる」との思いがあれば、必ず道は拓ける。
 その思いを情熱という。


 

  学年だより「最初から成功していた(2)」


 ~ クリスマスの夜、ある人が人生に限界を感じ、もう死にたいと泣きながら眠りについた。
  すると、さまざまな人と話をする夢を見た。

 「聞いてください。私は倒産しました。恋人も失いました。選挙に8回も落選しました」
 「私もだよ。それが何か?」 … 第16代アメリカ大統領 エイブラハム・リンカーン

 「聞いてください。私は知能が低いと言われました。
  仕事を2度もクビになりました。ある研究で1万回も失敗しました」
 「私もだよ。それが何か?」 … 発明王 トーマス・エジソン

 「聞いてください。私はお店も、資産も失いました。息子も亡くしました。
  新しい仕事の売り込みは、1000人以上に断られました」
 「私もだよ。それが何か?」 … 伝説の起業家 カーネル・サンダース

 「聞いてください。私は想像力が乏しく、アイデアにセンスがないと
  会社を解雇されました。何度も破産を繰り返しています」
 「私もだよ。それが何か?」 … アニメの神様 ウォルト・ディズニー 

               (是久昌信『情熱思考 夢をかなえた45人の物語』中継出版) ~


 成功した人は、必ず壁にぶちあたっている。しかも大きな壁に。
 その壁を乗り越えた人にのみ、成功というご褒美が与えられる。
 乗り越えた壁の高さ、厚さによって、その後の人生の質が決まると言っていいかもしれない。
 壁にぶつからない人生というのは、チャレンジしてないか、もしくは何もしてないかだ。
 いちおう言っておくけど、赤点をとってしまったぐらいのことを「壁」とは言わない。
 それはたんなるサボりだ。
 夢を実現したい、何かを叶えたいという努力をする過程のなかで、自分の前に立ちふさがるものを壁という。
 何かを成し遂げたいという行動に早くうってでよう。
 ただし、いきなり大きなことをしようとするものではない。
 まず今日、宿題に手を付けることであり、やり残してしまったままの分野を身につけることであり、寝る前に勉強道具をまとめ、やったことを記録して寝ることだ。
 地道な努力をしてはじめて、壁の存在がみえてくる。
 やってない人に壁もスランプもない。

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夏期講習

2013年07月17日 | 日々のあれこれ

 夏期講習がはじまった

 午前中はびっちり評論と漢文

 午後は部活

 レッスンでおそくなった部員をおくり

 それから講習の予習

 夏休みの宿題をつくり

 クラス懇談会のだんどりをする


 生徒もがんばっているが

 おれも …

 すこしは

 がんばっている(;^^)

 

 芥川賞は「想像ラジオ」、直木賞は「巨鯨の海」と予想してたけど

 ぜんぜんはずれた

 自信あったのに( ̄。 ̄;)


 桜木紫乃さん、おめでとう

 でも …

 今回あげるなら

 前作『ラブレス』の方がふさわしかった

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3回戦

2013年07月16日 | 日々のあれこれ

 

 延長12回

 4対2での勝利

 9回裏以降は

 のどが … カラカラ

 一言で言えば

 熱戦? 接戦? 辛勝? 投手戦?


  

 いや

 一番あてはまるのは

 相手校のピッチャーの「粘投」か

 自分の学校の生徒だったなら

 よく頑張った、よく耐えた、

 シード校をよくおいこんでくれたと

 だきしめてあげたくなったにちがいない(`・ω・´)

 

 

 それにしても

 あの金管を擁する与野高さんが

 ノーシードとは … 「UFO」

 

 

 どうですか。こういう感じのブログの方が、アクセス増えるかな

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7月16日

2013年07月16日 | 学年だよりなど

 学年だより「先行逃げ切り」

 去年の夏期講習は、英数国の3教科を2セット必ず受けてもらったが、今年は一講座一週間の単位だ。午前に1講座しかない、もしくは何もない週もあるかもしれない。
 そういう意味では、昨年の夏休みより自由度が高いと言えるが、もちろんそれは余裕を持って暮らしていいというわけではない。2年にもなれば、自分のやるべきことを自分でコーディネートしていけるはずだという、我々のメッセージをくんでほしい。
 夏休みの午前中に部活が入らないのは、講習のあるなしにかかわらず、最低でも午前中一杯は勉強するのが普通という「からだ」になってほしいからだ。
 そう、むしろ「からだ」の問題だ。また同じ話になるけど、今みんながやっている勉強は、「頭のよしあしレベル」のものではない。
 ジョギングするように、ストレッチするように、顔を洗うように、歯を磨くように、身体的にこなしていくべきものだ。
 まずは、勉強するのが普通だという「からだ」に、この夏なること。
 そして一年半後の受験を想定した勉強を積み重ねていくことだ。
 かりにいま英語の偏差値が45で、入試少し手前までに55にはしておきたい、MARCHレベルへの挑戦権は手にしたいと目標を立てたとする(急に現実的になったね)。
 粗く言って、授業の内容にプラスして、300時間分ぐらいの勉強ができればクリアできると思う。長文を100時間、文法を100時間、単語・熟語を100時間というきわめておおざっぱなイメージでの話だが。
 3年の夏スタートで300時間積み重ねるには、月に50時間、一日に100分が必要だ。
 今スタートの場合なら、月に17時間弱、一日約30分ということになる。今から毎日30分よけいにやった分の積み重ねは実に大きい。
 実際には、積み重ねていく期間が長ければ長いほど、無意識の繰り返しが自然に増加するから、純粋な足し算以上に大きな結果が得られる。
 2年の夏からスタートするというのは、実は圧倒的に先行型だ。
 早めにスタートした方がいいってみんな言うし、いろんな本にも書いてあって、当事者たちも「ほんとだよな」と思っているのだが、実際にスタートする子の比率はそう高くない。
 一日に30分を追加するだけの「先行」でも、一年遅れでスタートする子が100分かけても追いつかない状態になれる。余裕をもって逃げ切れるだろう。
 また、物事は、スタートしてしばらくすると、必ず修正すべき点が見えてくるものだ。
 残り時間が少ないと、方向性が間違っていることに気がついても、なんとかなるのではないかと無理矢理自分に言い聞かせ、結果として大きなトラブルにつながる場合がある。
 早めにはじめておくと、ミスに気付いた場合、修正することへの抵抗感が少ない。
 だから、「早めに」「少しずつ」はじめておくのが、一番効果的だ。

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野球応援

2013年07月14日 | 日々のあれこれ

 県営球場での、武蔵越生さんとの試合に行ってきました。
 5対1での勝利です。ご声援ありがとうございました。

 集合し、コールユーブンゲンだけやって、楽器の積み込み。生徒はバスで、顧問はキャラバンで球場に向かう。
 先について、駐車場入り口でバスの到着を待っていると、武蔵越生さんの吹奏楽部、チアリーダーのバスが三台到着する。見慣れたピンクのTシャツ。スタンドに陣取った姿も美しい。それにくらべるとこちらは整然と並べてなくて、昨日はじめて練習した曲も多く、演奏では完全に押されていた。
 今日は雲がかかっている時間も長くてありがたかったが、一年生ははじめての応援で疲れたかな。
 自分もおわったあとに急にぐたっときた。今日は日焼け止め塗らなくても大丈夫かなとあまい判断をしたのがくやまれる。
 大宮駅付近の大渋滞を抜けて帰校。片付けて5時バスで部員を帰したから、やっぱり応援は一日仕事だ。
 試合後、「おめでとうございます、うちは明日から練習するもんね」的メールを武蔵越生の先生からいただき、少しいらっとする(笑)。
 明日は今日の分も合奏だ。ふだん冷房の中で練習させてもらっているのだから、がんばらねば。

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夏の月

2013年07月13日 | 日々のあれこれ

 今日は雲が多くて若干過ごしやすい。明日もせめてこんなだといいなあ。
 おとといくらいかな、夏にあわせて杏里さんの新録音べスト版が発売された。
 杏里さんが歌う夏は太陽だが、一曲だけ(知らないだけかもしれない)月を歌った「夏の月」という大人なバラードがある。これはアルバムの主旨とちがうらしく入ってなかった。思い出したら聴きたくなって昔のCDを探したら大汗かいた。


  ~ 本を読んでも眠れない夜 あなたの背中を見てた
    重い硝子の窓を開けたら 気持ちのいい風が吹いてた
    いつからか気がつけば頬杖ついて ぼんやりしている
    古い灯台 白い波 光る海 何かを探すように
    月だけが知っていた 私達のこの恋は
    いま小さな花火みたいに ひっそりと終わるの ~


 「月」のもとで繰り広げられる「恋」は切なさをともなう。
 むしろ月の下(もと)でしか繰り広げられない恋であることも多く、歌になるのは普通その場合だ。


  ~ 二人よく来た葉山の砂に 足跡残し歩いた
    ボトルのままの冷えたミネラル おでこにつけて思った
    優しさも 我儘も 弱さも全部 わかって私は
    あなたを愛し何ひとつ怖くない そんな自分怖くて ~


 具体から抽象へのほどよい跳躍は詩的言語をつくる。ここなんか、その好例だろう。
 「優しさも我儘も弱さ」も全部受け入れるということ自体、この二人は正規の関係ではないことも表す。


 ~ 体の温もりに 変わらないこの暮らしに
   甘えあってお互いが だめになってしまうのなら ~
   別々に生きていく 誰も知らない明日を
   まだ私も知らない私 見つけだしてみたい ~


 「夏の月」の歌詞をネットで探してたら、この部分を批判している方がいた。
 「お互いだめにならないように、この二人は別れようとしている。それは前向きな態度で評価できる。でも『私も知らない私』なんてものは存在しないのだから、求めてはいけない。置かれた場所で努力する人間でないといけない」という主旨の文章だった。
 前向きっ。
 おれはそんなまじめには読めないな。
 言ってる本人も「私も知らない私」なんて信じてるわけではなく、別れの理由をなんか捻出してるだけだ。
 この関係を続けるのはよくないなとお互いに思い、言葉だけでも前向きにとりつくろってさよならするのが大人の別れだ。
 大体、このままじゃだめになるんじゃなくて、会ってる時点ですでにだめだったんだから。

 
 ~ ふたりきり このままで 黙ったままで あの星祈ろう
   旅路のような長い夜 明けたとき 微笑みあえるように
   時計を戻しても 悪いところ直しても
   きっとふたり同じこと 繰り返してしまうのでしょう
   夏の月が見ていた 私達のこの恋は
   いま小さな花火みたいに 美しく心に
   月だけが見ていた ふたりのこの恋を ~


 二人にの間にあるのはあくまでも恋であり、それを愛に昇華させられない事情がある。
 大人の世界はそんな場面の積み重ねだ。
 Dチームの演奏する「森の詩」では、二章「夏」のパートが軽快なテンポで明るい青空の下の光景を描写する。
 でも夏にも終わりはある。昼間楽しく、太陽がまぶしすぎるほど、夕日の落ちるころはせつない。
 どんな人間関係にも終わりがある。盛り上がったあとほど、別れがせつない。
 そういうせつなさがちらっと顔をのぞかせるフレーズもでてくるが、そういうところを感じさせて、少しは大人な演奏にしたい。

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