串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

納屋の解体

2013年12月25日 | 非分類

ガレージ兼納屋を毀した。

義父が集めた、義父にとっては大切なものがいっぱい詰まっていた納屋。

義父は偉かった。

戦後開発されたこの宅地を手に入れ、贅沢はせずコツコツ働いて敷地を広げた。

息子達のために庭にブランコを作り、果樹を植え、そのおいしい甘い果実を
遊びながらもいで食べたという。

マメで何でも手造りだった。

その材料がいっぱい詰まった納屋を毀した。

現状はその処理に困っているのだが・・・。

かつて大きな台風が来た時にトタン部分の屋根が飛びそうになって、屋根に上がり必死で
釘を打ったが、屋根の下材も腐っていて、釘はブスブスと頼りない音をたてていた。

それ以来屋根が飛ばないよう、ブロックや瓦で押さえていた。

しかも車は1台しか停められないので、1台分の車庫を借りていた。

 残しておく物を運び出した解体寸前の姿でバラック同然。

いぇ、バラックだったんですが。

表のシャッターもかなり傷んでいた。

解体が終わると、こんなに広かったのか・・・と、家族はもちろん近所の人も驚く。

すっきりした~。

しかし、土間はボコボコ。

おまけに土間の下には、これまた義父が施工した水道や電気の配管が通っていて、
へたにさわれない。

ダンナと息子で補修中。

ブルーシートを被っているのは井戸で現役。

洗濯、トイレ、洗車や水撒きに重宝している。

いつまでもブルーシートが被っているのはみっともない・・・と、井戸に覆いが出来た。

広いように思えた土間だが、井戸がある為、車は窮屈。

出来上がった屋根を見て

檜皮葺きじゃないですか。

う~ん、これもおじいさんの宝物だったんだろう。

井戸の前はデッドスペースだが、洗車をするにはこのスペースが必要とか。

長いホースは井戸水を引いたもので、洗車にはもってこい。

日あたりがよくなったので、鉢を並べました。

雑然としている様子が道行く人からも丸見えで少々恥ずかしいが、
そのうち目隠しも出来る事でしょう。


花のまるいし

2013年12月22日 | 宿-甲信越

 まるいしさんの館内、いたる所に女将の押し花で作った絵画が飾られていた。

↑はその1枚で、あれこれ見て回るのも楽しかった。

女将は元理科の教師をされてたとか。

頭の良い女性は料理が上手だという。

きっと女将は、なんでも上手にこなされる頭の良い方なんだろう。

そして宿の回りは花であふれていた。
今は全てを雪が覆い隠している事だろう。

 

 

 

これらは押し花にされ、宿を飾るのだろう。

帰りにお土産を頂いた。

車の中で開けてさっそく頂く。

おもてなしいっぱいの心温まる宿だった。

私のような歳になれば、もう少し落ち着いた宿がむいているだろうが、若い人にとっては、
ボリュウムたっぷりの料理やコスパの良さ、
多種のアメニティ・・・人気があるのがよく分かる宿だ。


まるいしのご飯

2013年12月20日 | 宿-甲信越

まるいしさんの食事は朝・夕共に食事処で。

夕食は18:00と18:30から選ぶ。 

席に着いて

宿泊料金は@8,800円なのに、テーブル狭しと料理が並ぶ。

見た目も美しい野菜中心の前菜だが、よく見れば板前料理ではないような気がする。

私でもがんばれば出来るかもしれない。

いや、これだけ材料を揃えるのは難しいし、こんなきれいに盛り付けられない。

 

 

 

ズッキーニ、いろんな場面で登場し、結構好きになってしまった。 

デザートまでおいしく頂いた。

きっと女将さん中心にスタッフで手作りしておられるのだろう。

確かめてはいないが・・・。

夕食後、大広間でコーヒーのサービスがあり、このコーヒーも結構おいしかった。

朝食は、こちらもズラリ並んだバイキング。

手作りの各種ジャムが並び、パン派の私は大満足。

スキーシーズンの今、きっとまるいしさんは多くの客で賑わっている事だろう。   


源泉の宿 まるいし

2013年12月18日 | 宿-甲信越

8月23日、村杉温泉から最後の宿泊地白馬八方へ。

今宵の宿は源泉の宿 まるいし

場所が分かりにくくて、何度か付近をぐるぐる回りやっとたどり着いた。

建物の回りの駐車スペースはすでに満車なので、小道を隔てた所にある駐車場へ車を停める。

スキーシーズンならきっと満杯になるであろう駐車場だがこの日はガラガラ。

 

  いい香りのアロマに出迎えられロビーへ。

通された部屋は簡素な造りの10疊間。

洋式トイレだが、ウォシュレットではない。

冷蔵だけのミニ冷蔵庫、電気ポット、それにクーラー完備。

タオルは新品ではなかった。

風呂は内湯だけで、有料の貸切湯が1ケ所。

アメニティが各種揃っている。

おばちゃんには、どう使うのか分からない化粧品も・・・。

 

まるいしさんの部屋数は27室ほど。

この日も結構宿泊客は多かったので、風呂は混んでいるだろうと思っていたが、幸いな事に他に入浴客はいなかった。

しめしめ、 撮れるぞぉ。

なんだかモダンな浴室だこと。

こちらも色々並んでいて、どれを使おうか多いに悩む。

 そんなに種類は要らないから上質なアメニティがあればいいのに。

やはり、若い女性客重視かな?

24時間入浴可能な風呂だが、浴室は狭い。

シャワーを使う時は湯舟に入らないよう注意する必要有り。

源泉は、1982年に開湯の白馬八方温泉第1号、2号、3号の混合泉。

PH11を越える強アルカリ単純泉で湯温52.4度。

それを掛け流しで利用されている。


ごろごろ水

2013年12月17日 | 水汲み

12月16日 旅先で汲む湧き水が底をついてきた。

月に1度はどこかに泊まって、ついでに水を汲むのが習慣になっている我が家だが、
12月はどこにも泊まりに行く予定はない。

それでは、少し遠いが大峰山系の湧水ごろごろ水を汲みに行こうか・・・と。

まずは大淀町にあるよしなやさんで腹ごしらえ。

ここはズボラッチさんに教えて頂いたうどんと柿の葉寿司がメインの店。

連れは柿の葉寿司が3ケ付く「ねぎ玉定食」を注文。

うどんは出てくるのが速い。

これには待てない大阪人も感嘆。

私は柚子の薄切りがトッピングされた「ねぎ玉うどん」の単品。

てんかすと刻んだネギがたっぷりのり、モチモチうどんに濃いめのつゆのぶっかけ風。

最後、てんかすの浮かぶつゆを少々もて余しながらも、つゆまで完食。

あれだけのてんかすを食べたにもかかわらず胃もたれしない。

きっと、新鮮ないい油で揚がっているんだろう。

洞川温泉街に入ると、たちまち圧雪した道になった。

ごろごろ水採水場近くの杉並木。

平日とあって採水場は空いていた。

日曜日などは100~150台の車がやって来るようだが、この季節は、夏の半分ぐらいの賑わいらしい。

今まで待機場所だったスペースにも汲み場が設けられていた。

300円の駐車料金を支払えば、いくら汲んでもいいんだから、大阪辺りからでも多くの人が訪れるのだろう。

 

水色のコックをひねれば、冷たい水がほとばしる。

たっぷり頂き帰途に。


角屋旅館の風呂

2013年12月13日 | 宿-甲信越

さて・・・っと、温泉です。

ラジウム泉・・・吸って効く療養泉。

効能豊かなのかもしれないけど、香りも味も色もない地味な湯です。

この完璧な宿、角屋さんの何が「又行きたい!」という気持ちを萎えさせるかといえば、私にはこの湯かなぁ・・・。

しかし、湯には責任はないし、吸い込む事によって活性酸素を消去する働きをしたり、
自律神経の乱れを改善するなど、目には見えない効能があるラジウム泉、有り難く入浴する事に。

4つの貸切風呂への入口。

予約も要らず、浴室前の電気が消えていれば空きで一晩中使用可能。

 通路左側に内湯x2、右側に露天風呂x2。

 

 

「庵の湯」は、脱衣所も浴槽も広い。

ふかふか、清潔なマットが嬉しい。

かつて宿泊した秋田の人気宿での話。

多くの日帰り客で雑巾のようになったバスマット、宿泊者だけの時間になっても
交換されてなくて実に気持ち悪かったのを思い出した。

この宿は立ち寄り入浴は不可。

シャンプー類は、パックスの石鹸系。

せっけんシャンプーでもパックス製品は合格だが、他の銘柄のはちょっと敬遠したい。

化粧品は部屋に置かれていたのと同じポーラ製。

 

村杉石の湯。

浴槽は、村杉石という花崗岩で造られている。

こちらは「竹ばやし」の湯の脱衣所。

手摺から乗り出すと下に池があり、鯉が泳いでいた。

不思議とアブや蚊に悩まされる事はなかった。

共同浴場の「村杉露天風呂」では飛び交っていたのだが・・・。

洗い場には長いベンチがあり、ちょっとおもしろい造り。

 

こじんまりした内湯の「里の湯」。

右手の壁には蒸気が出ている「霧湯」が設置された吸う温泉浴室でもある。

湯はぬるめの38度、浴室内は霧湯・・・ラジウム温泉の理想的な風呂らしい。

ラジウム泉のラドンを吸うと、人体の生理的代謝を促進し、老廃物の排出効果に加え、鎮静作用もあわせ持つという。

宿も療養目的で連泊するように勧めている。

料金面では悩ましいところだが、あのおいしい料理を思い出すと数日は泊まってみたい気がする。

又、泊まりに行こう!

    • 源泉名:薬師乃湯 3号井
    • 温度:25.2度 PH=8.6  湧出量:510L/M
    • 成分総計:239mg/Kg 
    • 泉質:単純弱放射能泉(ラジウム泉) 37.6マッヘ/Kg 

角屋旅館-食事

2013年12月09日 | 宿-甲信越

食事は朝・夕共に部屋でいただく。

予約時、部屋と食事を選び料金が決まる。 

食事のラインナップは多彩で、どれも食べてみたくなる。

この食事がリピーターを生み出す一因でもあるだろう。

で、我々は黒毛和牛コースを選択。

私は肉でない方が良かったのだが、同じ部屋で別々のコースは選択不可。

先附にはバイ貝、アジの唐揚げ、ごま豆腐、ミニトマト煮が並ぶ。

バイ貝も大きい。

先日泊った金太郎温泉でも別料金を支払いこれを食べたが、小さかった。

 

 

甘くとろけるAクラスの極上黒毛和牛のタタキ。 

ビーフシチューは、ちょっと持て余した。

 ステーキ

 織部、素晴らしい!

ステーキは3種の薬味で。 

ミンチカツだが、これほどおいしいミンチカツ、かつて食べた事がない。

割ると中から肉汁がふわっと出てきて、とてもジューシー。

次に泊まる時があれば、このミンチカツだけ別料理で注文したいと思う。 

付け合せの緑は、薄切りピーマンの炒めたもの。

焼き豚たっぷりの生春巻き。

 

〆の味噌汁を見て目がテンに。

こんな大きなハマグリ、見た事がない。

あるんだ、こんな大きいものが・・・。

デザートは、肉料理の後にふさわしいさっぱりさせてくれるものだった。

こちらは朝食。

 ごーやちゃんぷる、厚焼き玉子・・・。

コーンポタージュもたっぷり。

はぁ、おいしかった。


村杉温泉界隈

2013年12月08日 | 旅-関東・中部

夕方、温泉街をふらり、ぶらりと。

室町時代の1335年に発見され、江戸時代には近郷の湯治場として栄えた村杉温泉。

寂れた廃業を思わせる宿もあったが、こちらは粋な門構えで、ちょっと気になる。

だら~んと気持ち良さそうにお休み中。

こちらは、少し行儀良く。

杉の巨木の根元から湧く名水「薬師の清水」。

近くにある薬師堂へお参りした後に汲むものらしい。

村杉共同露天風呂に入ろう。

宿で100円の優待入浴券を買って来たが、先客で賑わっているし、アブが飛んでいる。

アブに恐れをなし、入浴は諦める。

 


村杉温泉 角屋旅館

2013年12月08日 | 宿-甲信越

8月に宿泊した新潟県の村杉温泉 角屋旅館。

完璧なサービスを提供する宿だった。

できすぎちゃんは、アップするのがこ憎らしくて、今までほったらかしにしていた。

ネタも尽きたし、やはり書いておかなければいけないと・・・まばらになった
記憶を呼び起こし書いてみることに・・・。

前日に泊まった栗駒山荘をチェックアウトし、日本海側を経由して村杉温泉まで。

移動に時間がかかるだろうと心配していたが、15:00前に着いた。

 

玄関には「クロメダカ」。

「クロメダカ」がどれほど貴重なものか分からない。

「旅人宿営業」と書かれた年季の入った看板と、こちらも荘厳ささえ感じる時計が。

今も現役で時を刻んでいる。

冷たい湧き水で冷やされたミニトマト。 

丸いちゃぶ台が並ぶロビー。

囲炉裏をきった一画も。

 

ちゃぶ台の上には、新潟のおやつが色々。

ミニトマトもこのおやつもご自由に・・・。 

  

 

一番安い10疊の部屋で予約していた。

 皮張りの椅子が並ぶが、結局、一度も座らなかったんじゃないかなぁ。

クッションの前に置いたのは枕。 

 

各種枕が並び、好みに合った枕を選べる。

ほとんど出はらってしまっているが・・・。

私は低い枕を選ぶ。

枕カバーとファブリーズ(かな?)が置かれていた。

部屋に入ると左手にトイレ、もちろんウォシュレット。

右手は洗面と冷蔵庫。

冷蔵庫は中身入り。 

部屋に置かれた化粧品はポーラ製。 

 

 

 オカモチの中には・・・。

お茶のセット。 

 

 

う~ん、私好みの粉引の器で頂くほうじ茶はおいしい。