2018.04.11
JR東海 50歳からの旅クラブ 50+(フイフティプラス)主催の飯田線秘境駅めぐりツアーに参加。
この秘境駅号に乗ってみたいと思ってた私、すぐに申し込んだ。
桜舞う名勝天竜峡さんぽ と続くプランだが、桜は既に終了。
新大阪発7:17のひかりで名古屋まで。
このひかり508号、次の豊橋に停車するのに、何故か名古屋でこだまに乗り換えさせられる。
豊橋着8:57。
受付を済まし、飯田線ホームに行くと多くの駅員さんが待機。
9:50発車。
お見送りだった。
なんだか凄い力の入れように、少々気恥しい。
少し走った車線区でも。
4/5~4/8 4/12~4/15 まで運転される秘境駅号。
4/11は、このツアーの貸切運行。
東京や静岡、関西圏から集まった客、総勢140名程。
新城駅を過ぎた頃弁当が配られた。
朝早い食事だったので、昼には少々早いが早速頂く。
う~ん、品数も多いし味付けもいい。
板敷川の川底は黄緑色の大きな岩盤。
長篠城跡を横目でちらっと見て佐久間発電所を過ぎる。
S字鉄橋の写真を撮りたかったが、これではS字じゃないなぁ。
おおぞれとは読めない。
列車はワイドビュー伊那路の車両。
3両編成でトイレは1号車に1ケ所あるだけ。
女性客が多いこの団体で1ケ所は辛い。
数か所の駅に停まるからそちらで用を足せるが、秘境駅なのでトイレがある駅は少ない。
座席は、天竜川沿いの窓側A席が一番。
幸いな事に往路はA,B席だったので眺めの良い天竜川を満喫した。
東京駅に似せた駅舎だとか。
駅舎前で地元の人達が名産品を売っていた。
栃もちが入ったぜんざいや干ししいたけ・・・。
雨の降り出しが予報より早い。
ぜんざいを買って冷えた体を温めた。
天竜川は青磁色し、とうとうと流れる。
うわぁ、きれい~。
どんよりした空だから、川の色はこんな色合いになるのかな?
続いて小和田駅。
3つの県にまたがっている。
今は廃屋になっている製茶工場があるというので見に行く。
その途中、背の高いドウダンツツジが咲き誇る。
タイミング良く佐久間ダム湖の浚渫(しゅんせつ)船がやって来た。
5種類の浚渫船があるらしい。
浚渫船とは水底の砂をさらって取り去る作業を行う船。
中井侍駅の手前のトンネルは現役。
左のトンネルは昭和39年廃止になった。
長野県最南端に位置する駅で、ホームは切り立った斜面にある。
この部分だけ、いきいきとした緑色の苔。
美しい・・・。
ホームの反対側には茶畑が広がる。
中井侍茶は長野県内の品評会でも最高峰に輝く緑茶らしい。
これは買って帰らなくちゃ。
中井侍駅をくぐっていたらこんなサイトに出会った。
沿線で眺めが一番という為栗(しでぐり)駅。
この吊り橋を渡って、天竜川の真ん中へ。
吊り橋は大丈夫かな?と、思う程多くの人。
全員、このツアーの参加者だが・・・。
飯田線で最も標高の高い田本駅。
崖にへばりつくようなホームを歩き、人一人が歩く幅しかない階段を上がり、ホームが見渡せる所で撮った写真。
傘の列は、その階段を上がろうとするツアー客。
写真だけ撮ったらすぐに下りなくてはいけないが、これも一方通行。
ほどなく終点の天竜峡駅に到着。
前日に添乗員さんから確認や注意事項の電話があったり、当日も雨の中走り回っておられた。
車掌さんの案内放送もこまごま、丁寧でいい旅だった。
しかし、残念なのは、平岡の駅で買った中井侍茶。
このツアー客向けのイベントコーナーで100g1500円の緑茶を買った後、常設コーナーでは同じお茶が
1300円で売られていたのを見た。
生産者もパッケージも全く同じ。
たった200円高いだけだけど、腹が立つ。
この臨時列車が地域の活性化に少しでも寄与するのはいい事だと思うけど、それに悪乗りしてはいけないでしょ。
100g1500円もする緑茶、そうそう飲めるものではなく、きっとおいしいだろうと・・・。
自宅で楽しみにしてお茶を淹れた。
残念ながらこの味で1500円!高過ぎる。
この腹立たしいお茶の一件さえなければ、凄く良い旅だったのに。