串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

岩惣の食事

2016年11月27日 | 宿-中国・四国

岩惣の夕食は部屋で。

前回、夕食も食事処でいい・・・と思ったが、食事処もみじは隣とのテーブルが近く落ち着かない雰囲気で、
やはり夕食は部屋でゆっくり食べた方がいい・・・と、今回はそう感じた。

器も秋仕様。

蟹身を挟んだ厚焼き、鮭で作ったころ柿、袋茸の白和え・・・と、色とりどりの八寸で見た目も味も楽しめた。 

        

       ぷりぷりのカンパチと鯛の刺身は藻塩で頂く。

       舞茸、もって菊などのトッピング。

       あなご寿司も一切れ。もう少し食べたぃ~。

       刺身、あまりすきではないのでこれぐらいが適量。

                                   前回、サワラの刺身が皿いっぱいで、かなり持て余した。

      

焼カキに瀬戸内産のレモンを絞って。

表参道の商店街はカキを焼く臭いが充満していた。

おいしそうな臭いだが、カキは好きではないので、これもいやいや食べた。

        

左の写真は八寸の蟹身入り厚焼き玉子と栗の渋皮煮など。

右は先附のなんきん豆腐、揚げたクルミや汲み湯葉トッピング。

お品書きには鱧とあったが、出てきたのは鯛の一人鍋。

これが実にいい味の出しが出ていて、ほんとにおいしかった。

      

広島牛の陶板焼き。
肉の下にはエビイモ、上にはリンゴ味噌、その上はガダイフ。

ガダイフ・・・?小麦粉と水で練った生地を極細の麺状にしたもので、トルコではスィーツに使われるらしい。

 〆は鮭とイクラの親子ご飯。

デザート、撮り忘れ。

凝った料理で、味も良く、ほんとに満足した。

前回よりも満足度は高い。

まぁ、宿泊料金も紅葉シーズンとあって前回よりも高かったんだが。

 夕食後、5分程歩いて厳島神社の方へ。

神社は拝観終了だが、大鳥居や神社はライトアップされている。

丁度、鳥居の下を遊覧船がくぐっていた。

朝食も前回とは変わり、凄く良くなっていて驚く。 

配膳された和食の他にハム、ベーコン、生野菜、フルーツ、パン、飲み物などのビュッフェが用意されていた。

この和食だけでも十分なおかずなのに、その上にまだ食べられるなんて。

パン、食べてみた。

う~ん、おいしいじゃないですか。

前回の朝食、外人さんだけ和・洋が選べたが、今回は同じ和食が配膳され、洋食がいいのならビュッフェのものを・・・。
と、いうようなスタイルだった。

この半ビュッフェスタイルがこれからもず~っと続くのかは未確認。

前回、食事に関してはイマイチ感が残ったが、今回のような夕・朝食なら文句はない。

 

荷物だけ桟橋まで送ってもらうようにしてチェックアウト。

モーニングコーヒーは本館向かいにあるお休み処で頂く。

老舗という暖簾にあぐらをかかない、細かいところまでサービス        が行き届いたいい宿だった。

今年2度岩惣さんに泊まった。

宮島へは何度も来ている。

もうおそらく宮島へ来る事はないだろうと思うが、
岩惣さんには又泊まってみたい。

岩惣さんに泊まりたいから宮島へ行こう!・・・かな。
 

一度目の岩惣さんの食事はこちら。      

       

        

 


宮島の宿 岩惣

2016年11月25日 | 宿-中国・四国

車旅で宮島に宿泊するには、フェリーは利用せず宮島口に車を置き、必要な荷物を持ちフェリーで宮島へ渡る。

宮島観光に車はほとんど必要なく、又道路も狭い上、フェリーの航送料金よりも駐車場料金の方が少し安い。

ただし、紅葉シーズンの土日祝日は、駐車場も早くから満車になり、周辺道路も駐車場探しの車で混雑するらしい。

幸い平日なのと、午後だったので少しは空いていたのだろう、桟橋に近い駐車場へ停められた。

宮島口の駐車場情報はこちらを参考にした。

 宮島へ渡るフェリーは2社。

ロープウェイの割引チケットがセットになっている宮島松大汽船も魅力があったが、ここは鳥居に接近するJRのフェリーで。

宿に迎え依頼の電話をしようか?迷いながらフェリーを下りると、岩惣のマイクロバスが他の客を迎えに来ていた。

それに同乗させてもらい、チェックインにはまだ早い時間だったが、気持ち良く迎えられた。 

 部屋は新館の5階。

海が見える部屋を希望しておいた。

窓は2方向にあり、片一方からは海が眺められ・・・。 

もう一方は紅葉谷方面を望む。 

玄米茶、ほうじ茶、梅こんぶ茶、それにドリップコーヒー、冷水と万全。

 仲居さんが、お茶と紅葉まんじゅうを運んで来られた。

前回も同じ紅葉まんじゅうを食べているハズだが、今回、凄くおいしいように思い、お土産に買って帰る。

紅葉まんじゅう、いろんなメーカーがあるが、甘さ控えめのこしあんが入った藤い屋のものが一番おいしいように思う。

前回泊まった折り、不思議に思った離れ勝手口の大きな岩にも落ち紅葉。 

 前回入れなかった月の湯は、朝、女性用となる。

 

 

加水あり、循環、塩素消毒と好ましくない湯使いだが、湯はきれいに保たれているし、設備やアメニティにも文句無し。

宮島で温泉に浸かれるだけでも有難い。

 

朝食を食べている間に布団は片づけられていた。

服に着替えて外出していた私は、食後、もう一度風呂に
入るつもりでいたのに、浴衣は持って行かれてた。             

風呂に入る時は浴衣が一番。

浴衣は置いておいて欲しかった。

前夜、布団が敷かれた時、時計とご飯しゃもじが置かれ     そのしゃもじをドアノブに掛けておけば、布団は片づけに来ない。

失敗だわ。

  

     

 

 


宮島の紅葉 2016.11.16

2016年11月21日 | 紅葉

6月、岩惣に泊まった時、宮島の紅葉をゆっくり見たいと思っていた。

早くから岩惣へ予約を入れ、楽しみにしていた。

車は宮島口の桟橋に近い駐車場に停め、荷物をもってフェリーへ。

これが案外面倒で。

ちなみに駐車場料金は1日1000円。

1泊2日となるので、料金は2日分2000円。

岩惣の玄関を出ると、そこは紅葉谷。

朝食までの小1時間、紅葉谷の紅葉を見に行くが、まだ光はまわっていない。

結構、散っているなぁ。

日中は人が途絶える事はないが、7:00前のこの時間は人かげまばら。

銀杏の足元にゴミが散乱。

う~ん、これは人間の仕業じゃないな。

人間は美化に協力しているけど、鹿は聞く耳もたない。

進んで行くと次から次へと紅葉スポットが現れる。

数年前に宮島を訪れた時は、観光客が鹿に何か食べ物をやっていたのだろう、鹿に追いかけられている光景を見かけたが
6月も、今回もそういう光景は見なかったし、鹿の毛並みも以前よりは随分きれいに見えた。

同じように神の使いの鹿だが、宮島では奈良と違い鹿せんべいは売っていない。

人から餌をもらう事を覚えた鹿は、ゴミ箱をあさる行為に出るのだろう。

プラも一緒に食べているかもしれない。

背後には原生林の食堂があるんだから、そこで安全な物を食べよう。

      

      天然コケ玉。

      でも、生えてはいけないコケが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もみじ茶屋の辺りの真っ赤に燃えるモミジ。 

紅葉谷橋に覆いかぶさるモミジ。

 

 

 

ロープウェイの乗り場辺りは、まだ緑の葉も多い。

紅葉谷の紅葉、実に見応えがありました。

紅葉で賑わうのがよく分かる。

岩惣のすぐ脇にある紅葉も見事。

厳島神社から紅葉谷を目指す人は必ず通る道。 

 宿をチェックアウトし、手ぶらで厳島神社を見ながら桟橋へ向かう。

荷物はフェリー乗り場まで岩惣が届けてくれるという嬉しいサービス。

満潮に近いのだろう。

大潮警報も出ていたぐらいだから、かなり水位は高いのかな? 

秀吉が建て始めたものの、秀吉の死によって途中で建設中止になった千畳閣。 

 

帰る日になってこんなに晴れるなんて。

あぁ、昨日の安芸太田町へ行きたいよ~。


三段峡の水源 2016.11.15

2016年11月20日 | 紅葉

2016.11.15  三段峡ホテルをチェックアウト。

雨が降ってなかったら水梨口へ回り、猿飛二段滝を見る予定だったが、昨日よりもまだ天気は悪い。

結局、三段峡ホテルの女将さん に教えてもらった紅葉スポットへ。

あじさいロードと名付けられた国道191号線を走り聖湖近くの正直村を目指すが、深い霧の中で
正直村の入り口を見落としてしまった。

そして、三段峡の水源でもある聖湖へ。

聖湖から流れ出した水は柴木川となり三段峡へと。 

 近くに安芸太田町立の民族博物館があったが、こんな辺鄙な所まで来る人がいるのだろうか?

と、思ってしまうほど、細い山道を走って来た。

聖湖をぐるりと回り大規模林道へ入って来ると小さな渓流が現れた。 

 

 所々に新しい看板が立つ見所があった。

 

横川トンネルの手前、山々が燃えているような見事な紅葉だった。

陽が欲しい。

光が当たっていればどんなにか美しい事だろうが、くすんで見えるのは残念。

恐羅漢スノーパークから県道252号線に入るが、舗装はされているものの、しばらくは細い林道並みの道だった。 

 しかし、車で通り過ぎてしまうのがもったいないぐらい紅葉が美しい。

戸河内インターから中国道に入り、広島を目指す。

三段峡ホテルの女将さん推奨のドライブコース、あいにくの雨・霧ではっきり見えなかったが
訪れる人も少ない穴場だろう。

来年、もう一度紅葉の頃に来てみたい。

それにしても芸北の安芸太田町、紅葉の見どころいっぱい。

紅葉だけでなく、季節毎に美しい自然を楽しめる所だと思う。


三段峡 2016.11.14

2016年11月19日 | 紅葉

国の特別名勝三段峡、50年程前に訪れているが、その時の記憶はほとんど無い。

三段峡正面口に建つ三段峡ホテルに宿をとり、小雨降る中三段峡へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんど平坦な歩きやすい遊歩道が続くが、渓谷へは下りて行けないような気がした。 

この辺りは、はるか下方を水が流れる。

色とりどりの岩も美しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ひときわ印象に残った赤滝。

  山側にかかる滝で、遊歩道からこの美しい岩肌を飽きず眺めた。

 

 

遊歩道の柵に苔がびっしり生え、乗せているのかな?と、思った上の石はしっかり柵にくっついていた。 

この夫婦渕だけはなんとなく覚えていた。

 

 

黒淵までの三段峡表銀座コース片道2.7キロ50分。

残念ながら雨の為、黒淵の渡船はお休み。

途中、坂道の上り下りが何か所かあったが、おおむね平坦で歩きやすい遊歩道。

歩く度に見事な眺めが展開する美しい峡谷だった。

三段峡は全長13キロと、まだまだ見所がある。

翌日は猿飛や二段滝へ行く予定だったが、雨、あめ、あめ、ついてない。

来年、再度紅葉の頃に訪れたい。

 


深山峡 2016.11.14

2016年11月19日 | 紅葉

こちらも安芸太田町にある深山峡。 

 わずか1キロの間に7つの滝が連なるという。

20台程停められる駐車場、大きく見やすい看板、それに遊歩道・・・と、よく整備されている。

しかし、天候は雨。

訪れる人も少なくひっそり。

歩き始めたらいきなり見事な紅葉が迎えてくれた。 

 歩いているとパンツの足回りをスズメバチのような大きな蜂がグルグル。

パンツの色は黒。

やはりスズメバチは黒い色に寄って来るんだ。

川床の石がきれいな赤茶色。 

出発地点から2つめの深山滝から引き返す事になった。

遊歩道の落ち葉が雨に濡れて滑りやすい。

まだ5本の滝が続くが、見上げると鉄骨の階段が見える。

道でさえ滑りそうになるのに、階段は・・・。

相変わらずの軟弱者。

 


温井ダム 2016.11.14

2016年11月18日 | 紅葉

 広島県安芸太田町にある温井(ぬくい)ダム

ここも紅葉の名所。

 

 

   

 あいにくの天気で雨が降ったりやんだり。

おまけに霧が凄い。

 

 龍姫(りゅうき)湖というダム湖。

 

 この最高水位まで水が溜まった事があるんだ。

と、驚いていたが、これは供用開始前の貯水実験でここまで溜めたものらしい。

普通は、ここまで溜まる事はないとの事。

全国で2番目の高さ156mを誇るアーチ式のダム。

ちなみに1番は黒部ダムの186m。

エレベーターや見学トンネルを通り、思い出広場でダムを見上げる。

 あの赤い橋を通って来たなぁ。

 

 

 

 

資料室で展示物を興味深く見て、温井ダムを後に。

子供連れで紅葉狩りに最適な場所かもしれないと思った。


吉水園 2016.11.14

2016年11月18日 | 紅葉

2016.11.13 中国道 戸河内インターは下りる車で大渋滞。

ここで下りたかったが、いったいどれぐらい時間がかかるだろうか?

待てない大阪人、遠回りになるが、次のインターで下りる事に。

2016.11.14 安芸太田町 吉水園の紅葉

吉水園、秋の一般公開は、11月の第2、3 土・日のみ。

前日の13日(日)に行きたかったが、戸河内インターの渋滞で諦め、翌14日(月)に行ってみた。

もちろん中には入れないが、紅葉を見るだけなら外からでも見えるだろう・・・と。

きれい~、しかし雨が結構降っているので、色あせた紅葉に見える。 

 

前の植え込みはつつじだろうか?

雨宿りに適したパラソルの下でシャッターをきる。

 

 吉水園にたどり着くのには苦労した。

簡単な看板がかかっていたが、これを見落としたので、街中をぐるぐる。

やっと見つけた看板に沿って上って行くが、この道が又狭い。

たどり着いたものの駐車場はどこかしらん?

幸い、公開日ではないし、雨もひどいので他に車は停まっていない。

公開日ならそういう訳にはいかないだろう。

車で行くなら、どこか街中の駐車場に停め、歩いて行くのが賢明かも。

明日、19日と20日も公開日。

きっと多くの見物人で賑わい、混雑する事でしょう。

 

 


筒賀の大銀杏 2016.11.13

2016年11月18日 | 紅葉

 

      

      広島県安芸太田町 大蔵神社境内にそびえる大銀杏。

      11月13日 ほとんど見頃。

      地面に散り敷く銀杏を見たかったが、それには少し早かった。

      しかし、次々に見物客が訪れていた。

      明日の雨で散る葉っぱは多いかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 


秋の宮島

2016年11月16日 | 旅-中国・四国

松之山も途中でほったらかして、宮島へ行って来ました。

もみじ谷の紅葉は見頃。

なのに私の写真は絶不調。

早朝で光不足。

ISOを色々変えて撮ってはみたけど、手持ち撮影なのでぶれぶれ。

詳しくは後日。

 


松之山温泉 ひなの宿ちとせ

2016年11月09日 | 宿-甲信越

松之山温泉 ひなの宿 ちとせ、2度目の宿泊。

前回、何故かアップしなかった。

食事がおいしかった、部屋もきれい、温泉もコスパも良く・・・なので、もう一度泊まろうと。

兎口温泉植木屋、和泉屋、ちとせが2回と松之山温泉ではこれで4度目の宿泊。

やや寂れ気味と感じた松之山温泉街だが、駐車場に入りきれない車、宿泊者の多さを見ると、ちとせの一人勝ちだろうか?と、思ってしまう。

藍染の座布団カバーがいいなぁ。

 一番リーズナブルな部屋おまかせプランで予約していたが、通された部屋は和洋室。

広くはないが、ツインベッドの洋間に6畳の和室。 

 

部屋の入り口方面を見る。

戸のすぐ横に空の大きな冷蔵庫がある。 

 テレビの横にトイレ。

 アメニティは特に無し。

浴衣は中サイズx2が用意されていたが1枚大サイズに交換してもらう。 

 電気ポットに冷水も用意され、お茶はティバックではない。

一口大の笹団子。

結構おいしい緑茶だった。

大浴場の前にある湯上り処ぽっかぽか

      

アイスキャンディーがふるまわれるのは知っていたが、茹で玉子のサービス、以前はなかった。

松之山の源泉で24時間かけて出来上がった温泉玉子。

むくと茶色い玉子が現れた。

ふくみつ華山温泉と同じアイスキャンディー。

      

鮮やかな布袋さんの焼き物を通る度にナデナデ。 


美人林

2016年11月07日 | 紅葉

 松之山温泉のちとせに宿泊し、翌朝の朝食までに宿から車で10分程の美人林を見に行った。

6:30用意整い出発できる。

しかし、車が出せない。

チェックイン時、車のキーはフロントに預け、宿側が駐車場へ車を移動させる。

朝食前に行く予定ではなかったので、フロントにその旨言ってなかった。

愛車の前には他人の車が。

フロント業務が開始される7:00まで待たなくてはいけなかった。

朝もやかかる田園風景の中、やや急ぎ気味に車を走らせ駐車場へ。

結構広いと思うが、土曜日のこの日、もう少しすれば駐車場はいっぱいになるかもしれない。

松之山温泉近くのブナの林美人林、11月5日、色づき始めという状況。

       

あまりにも立ち姿が美しいという事で美人林。

スマート、スラリ・・・羨ましい。

色づき始めという事で木にはまだ黄色い葉っぱはたくさんありそうだが、
地面を彩る落ち葉もブナ・・・?

      

小さな池があり、木々が水面に写り込む。


もう少し早い時間ならもやに包まれる美人林が写せたかもしれない。

三脚肩に帰って行くカメラマンもちらほら。


入り口にはトイレ完備。

農産物直売の森森市

並んだばかりの野菜を何点か買う。

「来た人は美人林を見るより先にここへ来るよ。」と、まとめ役のおじちゃんが言う。

確かに新鮮で安い。

それでは宿に戻って遅い朝食をいただく事に。



公共交通機関で加賀温泉郷

2016年11月06日 | 旅-関東・中部

 今回の ふくみつ華山温泉季がさね への旅は、車ではなく公共交通機関で巡った。

山中・山代・片山津の加賀温泉郷ではキャンバスという便利な加賀周遊バスがあり、これを利用した。

キャンバスには少々お歳を召した車掌さんが乗車していて、乗って来る客に行先を訪ね、
降車場所を案内したり、観光地をガイドしたり・・・と、実に親切。

3ケ所の温泉地で宿泊する人を対象に600円のECO乗りクーポンというお得なクーポンがあり、これを利用して那谷寺へ。

那谷寺へのアクセスは、JR粟津駅で降り、そこからバスで那谷寺へ行くのが一般的だと思っていたが、
このキャンバスなら加賀温泉駅から30分程で那谷寺到着。


10月24日の紅葉。

紅葉にはまだ早くて、どうだんつつじだけが紅く染まっていた。

1時間後のキャンバスで加賀温泉駅に戻り、宿の送迎バスで片山津温泉へ。

片山津温泉ではこういうサービスもあった。

柴山潟の遊覧船に60歳以上なら無料。

(10月末で終了)
宿泊する宿に申し込んでおき、チェックイン時に頂いたクーポンを持って桟橋へ急ぐが、あいにくの強風で遊覧船は中止。

これに乗ろうと急ぎ足の那谷寺拝観だったのに・・・。

人口の浮島、浮見堂の近くから遊覧船は出る。

柴山潟越しの日の出。

右側頂上に雲がかかる白山。

      

      季がさねの前に茅葺の神社のような建物があり、何だろう?と気になっていた。

      近寄って覗いてみた。

      

片山津の湯がここで各所に配られているんだ。

と、言う事は集中管理され、どこで入っても同じ湯なんだ。


季がさねの前にある あいあい広場

足湯もあり、早朝から地元の人が清掃されていた。

べんがら格子でひときわ目立つ元芸妓検番。

前述のecoクーポンで、加賀温泉駅~那谷寺を往復し、片山津温泉の総湯に無料入浴。

そして、スィーツ引換券が付いているので、総湯の中のまちカフェで加賀棒茶のシフォンケーキを頂く。

実に値打ちのある600円でした。

翌日は永平寺おでかけ号というバスで永平寺へ。

原則予約制で宿泊する宿で予約しておく。

空いていれば予約無しでも乗れるのだろうか?

未確認。

永平寺へのアクセスは、加賀温泉駅からJRで福井へ出て、バスに乗り換えなくちゃいけない。

この永平寺おでかけ号は、片山津温泉から出発し、山代温泉・山中温泉で予約した客を拾って永平寺まで行く。

片山津で乗る客は少なかったが、山中温泉で多くの人が乗った。

運転手は道々おもしろい話でガイドしてくれる。


いつも車旅の多い私だが、公共交通機関で加賀温泉郷を巡るこれらの親切なサービスには感心させられた。

各温泉地の宿も協力しているだろうが、この足のサービスと比べると、宿はまだまだ進化する必要があるように感じた。

季がさね、前日に泊まったふくみつ華山温泉と宿泊料金はそう変わらないのに、
ホスピタリティ、コストパフォーマンス・・・違いは大きい。

団体も入る大きな宿にそれを求めるのは無理かな。

どこにあるの?と地図で探すふくみつ華山温泉、片や有名な温泉地の加賀温泉郷、努力しないでも集客できるのだろうか?



季がさねの風呂

2016年11月06日 | 宿-北陸

7階の部屋から1階へ下り、ロビーやお土産コーナーの前を歩き、
エレベーターに乗り換え2階の大浴場へ・・・と、大浴場はかなり遠い。 

チェックインから深夜1:00まで と朝は5:00~入れ、20:00頃に男女の風呂が入れ替えになる。 

 脱衣所にバスタオルのみ備え付けてあるが、これは露天風呂で使う事になる湯あみ着

普通のバスタオルなので、風呂へは部屋からバスタオルを持って行かなくてもよい。

ただし、浴用タオルは持参。

 源泉100%で、配湯所に最も近い鮮度抜群の湯・・・といううたい文句だが、部屋の露天風呂の湯の方が良かったような気がする。

 

 

 こちらが露天風呂。

以前泊まった時にはこの露天風呂はまだなかった。

湯あみ着、要るなぁ。 

湯に浸かってしまえば見えないだろうが、浴槽に入るまではバスタオル巻かないと。 

湯に浸かると、まるで柴山潟に浸かっているような錯覚を起こす。

 

 

 こちらは、チェックイン時男性用だった浴室。

同じような露天風呂が付いている。


季がさねの食事

2016年11月01日 | 宿-北陸

 食事は茶寮 月の座にて、18:00~30分刻みで21:00まで。 

      

       食前酒はざくろ酒。

      

先附はすりおろした長芋に旨味出しのジュレ掛け。                前菜がなんだかお粗末。ふくみつ華山温泉の豪華な盛り付けとえらく違う。 

      

    定番 加賀鳶。                しじみ出しの中にカニ真薯。いい出しが出ていておいしい。

お造りは橋立港で水揚げされた魚の盛り合わせを、橋立富士菊泡醤油でいただく。

泡醤油、初めて。

柔らかくふわふわの泡醤油を魚にのせて食べるのだが、ぽろっと落ちたりで少々食べにくい。

同行者曰く、固めない方が食べやすい・・・と。 

      

加賀蓮根饅頭の餡掛け。蓮根大好き、もっと大きいのを食べたい。                           洋皿は鯛にバジルソースとリンゴジュレ。器の中は甘エビの麹和え。

     若き料理長が作る料理は見た目も美しく、味も言う事なし、そして量も私達老人には適量だが、若い人や男性には物足りないかもしれない。

      

 なんて器だぁ。う~ん、こんなの扱いにくいなぁ、でもきれい!フタを開けてもひとつビックリ、美しい。

 中にはサーモンをカブ(?)で巻いたもの、トマト、下には酢味噌がしのばせてある。

      

和牛ステーキ甘鯛紫蘇巻きと蓮根挟み揚げ のどちらかをチョイスするが、3人共天ぷら大好きなので、後者を選ぶ。

カニ鍋合鴨キノコ鍋、どちらか選べる鍋があったが撮り忘れ。

       水菓子とデザート、それにデミタスコーヒー。

       結局、この宿でコーヒーはこれしか出なかった。朝もない。テイクアウトまで用意されたふくみつ華山温泉とはえらい違い。

           料理は、地元の食材を取り入れ、前の記憶通りおいしかったが高価な食材は少ない。でも器はいいものが多く、お互いを引き立てている。

すだれで隔てられた食事処。 

食事時間が違う客同士を配置しているのか、私達が食べ終わるまで隣には客は来なかった。

 朝のセッティング。

朝食は7:30~9:30まで。

 

      

熱々出し巻きに、フグ、ノドグロ、もう一つは何だったかな?3種の干物から選ぶ。一番食べやすそうなフグにしたが、肉厚でなかなか火が通らない。

半分ぐらい残したかな。