串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

帰り道-2

2011年10月31日 | 旅-関東・中部

 夕方には大阪へ戻らなければいけないので、アチコチ
見て回る訳にもいかず、予定していた赤沢休養林へ。

 

国道19号線上松辺りから赤沢自然休養林の方面へ。

 

 

森林鉄道の乗り場到着。

乗車券は、いい香りがする木の切符。

乗車日のスタンプが、判で押したかのように、2枚共同じ位置、
同じ傾きで、いい加減な性格の私は、見事な仕事だと驚く。

いい記念になります。

オープントロッコは樹齢300年の天然林を、時速7キロで
片道1.1キロの区間をゆっくり走る。

往復25分の乗車で800円也。

木曾のひのきは平安時代からよく知られ、安土桃山時代には城を建てる
材料として利用され、江戸時代の城下町建設ラッシュになると、木曾の山々から
木々が大量に切り出され、結果、木曾の山々は多いに荒れ木々も少なくなった。

当時の管理者尾張藩が山の木を守り始め、その甲斐あって木々が生い茂る
山々が蘇り、明治時代は皇室の財産、戦後からは国有林として管理されている。

昭和44年に、日本初の「自然休養林」に指定され、森林浴発祥の地・・・らしい。

赤沢地域一帯に遊歩道が設けられ、整備された8つの散策コースがある。

しかし、私達にはゆっくり歩いている時間はない。

森林鉄道の終点「丸山渡停車場」で5分の休憩の後、再び車内へ。

上の写真は、トイレ。

ここから森林浴を楽しみながら歩いて戻る人も多かった。

 一帯には木曾五木と呼ばれるヒノキ、サワラ、アスナロ、ネズコ、コウヤマキが
育っているが、残念ながら歩かなかったので、それらの写真はありません。

伊勢神宮の20年毎の遷宮には、この辺り一帯から伐採され、
ご神木として伐採した切り株は、上の写真のように保存されている。

 

大正時代に国鉄中央線が整備されたのを契機に森林鉄道の建設が始まる。

蒸気機関車から戦後ディーゼル機関車に変わり、昭和50年を最後に
森林鉄道は廃止された。

その後、昭和62年、観光鉄道としてこの区間を走るようになった。

営業は11月3日が最終。 

 今も、切り出した材木を運んでいるのだろうか?

それとも展示してるだけだろうか?

 どうだんつつじが真っ赤に燃えていた。

立ち並ぶ杉やひのき・・・見てないなぁ。

ここは、やっぱりゆっくりと歩かなきゃ・・・。

 急ぎ足で国道19号線へ戻り、蕎麦を食べようと、入ったのが↑の「源氏」。

旗挙そば、源氏・・・??

ここは木曾義仲が平家討伐の旗挙を行った地、日義にある蕎麦屋。

 トッピングにあげ玉(50円)を注文。

天ぷらの副産物のあげ玉ではなく、これだけ作られたもの。

大阪ではあげ玉とはいわず、てんかすなんだけど・・・。

ざるの 一人前は2段。

2段無理と判断した私は1段にしてもらう。

回りを見渡しても、ほとんどの人が2段を食べている。
私よりもっとお年寄りの婦人でも「ゆっくり食べたら食べられる。」と。

凄いなぁ、さすがに蕎麦で育った人達だと感心する。

私は1段で丁度良い量だった。

うぅ~、海苔たっぷり。

せいろにすべきだったかな?

平たく切られた蕎麦は、歯ごたえ抜群で甘みを感じるおいしい蕎麦。

たっぷりの揚げ玉をつゆに入れて蕎麦を食べると、ちょっと濃厚な味になり
これも、なかなかいける。

名神へ入ると夕暮れ間近。

八日市近辺のにっくきオービスを眺めながら帰途に着きました。

 

 

 


蕎麦「乾」

2011年10月30日 | 蕎麦

何度目のアップでしょうか?ご近所の蕎麦屋「乾」です。

府道31号線野中寺交差点を北へ曲がり、190号線へ。
二つ目の信号右折し、又、すぐに右折すると、↓の写真。

この突き当たりが「乾」。

以前は停めてある車の辺りにのぼりが立っていたので、
すぐに蕎麦屋だと分かったが、今はおろしてある。

道なりに左折すると、店の前に3台停められる駐車場有り。

電信柱の後ろに路駐した我が家の車。

後で、ブルーの車の横に停められる事が分かり移動。

 

店の中には5人程座れる待合があるが、今日はそこもいっぱい
だったので、左手のベンチに座って待つ。

このベンチにも人が何組か座っていれば、「もう無理、待てない。」と、
近くのスシローへ行くパターンが多い。

ここに座って開店を待っていたら、11:20頃には暖簾がかかり店が開く事もある。

14:30までの営業となっているが、おそらく14:30まで営業しておられる日はないのではないか?

新しく駐車場を借りられたようで、車が停まっていた。

大きなテーブルが3つ。

合い席になる事も、よくある。

 

10月中ごろから新そばに変わっているようです。

ざるの大盛。

嬉しい事に海苔はかかっていない。

海苔、蕎麦のじゃまをするので嫌いです。

いつも頼むのは「えびおろし」。

ざると天ぷらを頼む人がいる。
その天ぷらは、このエビと海苔を揚げたものとシンプル。

きりっと冷水でしめた蕎麦。

繊細ながら歯ごたえ、咽喉越しも良い。

例によって、新そばの香りは分からない。

蕎麦湯は、そば粉を溶いてどろっとしたもの。

つゆのうまみと溶け合って、ここの蕎麦湯が一番おいしいと思う。

私達の後6人分で蕎麦はなくなったようだ。

時間は12:30、早くも売り切れ御免。

開店してから1時間で終了という事は30人分ぐらいしか
打っておられないのだろうか?

いつも開店前を狙って行くのだが、すでにできている行列に嫌気がさして
蕎麦を食べるのは諦めて、「段々、幻の蕎麦になりつつあるねぇ。」と、夫婦して嘆いていた。

今日は時間をずらして12:00頃に行ってみた。
開店待ちの一群が過ぎた後が狙い目かも・・・と、感じました。


帰り道-1

2011年10月28日 | 旅-関東・中部

大満足の宿金宇館を後にし、今日はもう帰ります。

昨日来た道と同じ経路で大阪へ。

松本の人、羨ましい。

アルプスを眺めながら暮らせるなんて・・・。

昔、よく周遊券で、この切符作りました。

松本~新島々、そして上高地。

道の駅風穴の里から眺める水殿ダム。

この道の駅で、生食用ほおづきを買いました。

奈川渡トンネルの中で分岐。

上高地方面へ行く車がほとんど。

なのに、左車線が渋滞???

どうやら、2台前の車が、間違ってこちらの進路に入ったようで、
バックしてくれと・・・。

トンネルの中で、バック、危ないなぁ。

この車線走っても、トンネル抜ければ上高地の方へ行けるのに。

奈川渡ダム湖、素晴らしい~。


 

県道26号線に入り、「新・野麦街道」というバイパスに入り、「ながわ山菜館」へ。

いい環境だなぁ・・・。

 

から松の黄紅葉がきれいです。

途中には別荘地もある、県道26号線。

実に紅葉がきれいな道でした。

いずれも車中からSSも変えずに撮ったもので、ほとんどピンボケでした。

写真の我が師匠なら、途中下車ばかりで、目的地へ着けないでしょう、きっと。

木祖村に入り、やぶはら高原、こだまの森の前を通り。

「ため池百選」に指定されているあやめ池公園へ。

うちの近所のため池とはえらい違い。

水はきれい。

 

 

いい所でした、奈川村・木祖村。

最後の予定地「赤沢美林」へ向かいます。


金宇館のお風呂

2011年10月27日 | 宿-甲信越

 浴衣に着替え、風呂が混まないうちにと、浴室へ。

浴室に入るといい香りが・・・。

硫酸塩泉に多い、この微妙な香り。

箱根の福住楼、別所の花屋でも感じた・・・と、思う。

自信なし・・・。

 こちらは、チェックイン時女性用になる浴室で、翌朝は男女入れ替わる。

内湯からドアを開けると小さな露天風呂。

カランは4箇所。

シャンプー類はポーラ製のちょっと高級品。

露天風呂の方が湯は熱目。

内湯の湯口は↑。

おとぼけを通り越して、少々不気味。

貸切風呂は1時間¥1050。

ちょっと覗いてパチリ。


浴室には2種類の成分分析表が掲げられている。

源泉名:御母家源泉組合 第3号泉
温度:34.1度 PH=8.6
硫酸イオン=135.6 が特筆すべき成分
成分総計=310.7mg/Kg の アルカリ単純泉

源泉名:御母家源泉組合 第2号泉
温度:38.3度 PH=8.6
硫酸イオン=181.2 が特筆すべき成分
成分総計=384.8mg/Kg の アルカリ単純泉

どちらも湯温は低いので、加温・循環はやむを得ないでしょう。
しかし、湯船からは透明できれいな湯があふれ、実に気持ちがいい。


朝、女性用になった浴室。

昨日の浴室よりは、やや大き目の湯船。

湯船のどの縁からも、湯があふれ出て実に気持ちが良い。

やや引っかかる感じの湯だった。

 

こちらは露天風呂ではなく洞窟風呂。

 一番奥はちょっと気持ち悪い。

石舞台を連想してしまう。

石の上の木々も、もう少しすればきれいに紅葉するだろう。

洗面所横の御母家の源泉飲泉場。

飲んでみるが、味に特徴はない。

談話室に置かれた冷水。

風呂に行くには、談話室を曲がり、部屋に行くには、談話室の前を通って行く。

談話室は、この宿の中心。
なのに、ここに座っている人を見かけなかった。

いい宿でした。
又、泊まりたい宿の一つになりました。

 


大仙公園日本庭園にて

2011年10月27日 | 大仙公園

久しぶりに大仙公園日本庭園へ行ってみた。

まずは、お抹茶を。

ほ~、菊ですね。

この部分は紅葉が始まっているようだけど、おおかたは、まだ青葉。

どうだんつつじも赤くなって来ているが、まだこれからが本番。

 

誰の落とし物?

君・・・?

大きな鯉もくちばしでつついて殺してしまう・・・と、お抹茶の先生が追っ払う。

なごり萩にくらいついています。

 

 

 

 

菊花展開催中。

菊の盆栽には驚いたが、写真は失敗。

FA77 F1.8 と AF90 F2.8 も 使わなきゃ・・・。

花開けばきれいだろう。

 

根っこがなが~ぃ。


金宇館の食事

2011年10月26日 | 宿-甲信越

夕食は18:00~とお願いしておいた。

部屋に電話がかかり、本館1階の食事処へ。

元は部屋だった所を食事処に改装されたのかな?個室です。

食前酒は、山辺ワインのナイヤガラ。

ワイン、あまり飲まないのですが、この白ワインおいしいと思いました。

先附は、柿、しめじ、もってのほかのみぞれ酢和え。

 

どれから食べようか?迷ってしまう前菜。

甘さ控えめ、栗の渋皮煮。

中にレーズンをしのばせた栗きんとん、エビのキャビァのせ。

ぶどうのゼリー寄せ。

食用のほうづき。

初めて食べるものだが、トマトとりんごを合わせたような味で、
少しぴりっとするが、おいしい。

翌日、道の駅でみつけて買って帰る。

魚の南蛮漬け。

人参かと思いきや、これはカラスミ・・・だろう。

素揚げぎんなんと、イカと大葉の昆布巻き。

こんなステキな、おいしい前菜、呑まずにはおれません。

冷酒にぴったりの器で供された。

黄瀬戸かと思ったが、釉薬のかかりが少ない。
有田の利左エ門窯製らしい。

織部色の模様が、いい味出していますねぇ。

真澄のあらばしり大吟醸、おいしかったです。 

松茸入りの茶碗蒸し。

左手前に馬刺しがあったのですが、これは苦手なので相方へ。

信濃ゆきます、甘エビ、信州サーモンのお刺身。

松茸の土瓶蒸し。

さわらの蕎麦の実焼き。

大好きなレンコン饅頭が出て、もうメロメロ。

カリカリに揚がった地物まいたけの天ぷらと、椎茸の利休揚げ。

椎茸の表には、細かい包丁が入れられ、魚のすり身にゴマが香ばしい。 

安曇野豚のあぶり焼き。

ちょっと甘口のタレがおいしい。

ごはんはちりめん山椒がまぶされている。

味噌汁の中のカニの足がおいしかった。

 デザートはすりおろしリンゴのシャーベット。

随分、手の込んだ、そしておいしい料理だった。


 朝食は7:00~と8:00~、どちらか選ぶが、7:00から用意してくれる宿は少ない。

7:00~にしてもらった。

部屋に案内の電話があり、階段を降りて、食事処へ。

階段途中から食事処を見る。

1階が食事処、2階は客室。

 中庭を眺めながら 

 リンゴジュース、青菜のお浸し、サケ、卵焼き、キノコ・・・などが並ぶ。 

 フタ物の中は、イクラとわさび漬け。

 蕎麦ダンゴの中には甘く煮たミンチ肉。

野菜の下からかも肉が現れた。

そして食後のコーヒー。

はぁ、食事は、評判通りほんとにおいしかった。

大旦那と専務(息子さん)で調理しておられるという。

こじんまりした家族で切り盛りしておられる宿では、料理は家族の誰かが
作られるのがほとんどだろうが、料理上手な人が居れば、宿は万々歳!

もちろん、どこかで修行してこられての料理だと思うが、
料理のうまいへたは、その人が持っている資質によるものだと思う。

いくら学んでも、じじむさい(垢抜けしない)料理しか作れない人もいる。

これだけ、手が込んだ、バラエティに富む料理を提供してくれ、なおかつ低料金。
そんな宿は少ないだろうし、そんな宿に泊まれた、出会えた喜びは大きい。


金宇館

2011年10月26日 | 宿-甲信越

今宵の宿は、美ヶ原温泉金宇館さん。

料理がおいしいと、すこぶる評判が良い。

金宇館さんは、昭和7年に建てられた別館に改装された4部屋。
昭和3年建築の本館に5部屋の計9室のこじんまりしたお宿。 

 石柱だけの門を入ると、木造3階建ての本館が目に・・・。

石畳が導かれ

 玄関に立つ

フロントで案内を請い

ジャズが流れる談話室の前を通り

 行く手に見える階段を上がる。

 御影石だろうか?

踏み面は、つるつるに磨かれている。

別館は2階に3部屋、3階に1部屋。

コーナーもうまく活用され

予約した兎川に案内される。

6畳間に広縁、ウォシュレットのトイレ付き。

2人だから狭くはない。

広縁からは、今上がって来た階段や庭が見渡せる。

床の間の障子を開けると、そこにも庭が広がる。

 畳表は一松模様。

空の冷蔵庫はあるが、ポットは電気ポットではない。
夕食後、部屋には冷水とお茶のセット。
朝食中にふとんは片付けられ、冷水のみ部屋に置かれていた。

夕食後、ふとんが敷かれた部屋には、バスタオルの替えと
毛布が用意されていて、細かいところにまで気配りされる宿だと思った。


 

談話室の前にある洗面所。

その横には御母家の源泉が流れ込み、飲泉可能。

 

本館と別館を繋ぐ、よく磨き込まれた階段。

談話室から、庭越しに階段を見る。

 


美ヶ原温泉へ

2011年10月25日 | 旅-関東・中部

「佐渡へ」は、メインの金山を前にして頓挫中。

紅葉という季節もの、それに、こちらは数回で終了しますので、
佐渡はおいておき、こちらを続けます。

秋の中津川といえば、栗きんとん

一番おいしいという店、すやさん本店へ。

本店前の道は中仙道。

店舗の中も、ちょっと引いてしまう程、古めかしく立派。

自家用、土産用にいくつか買い求めるが、日持ちがしない栗きんとん。
国道19号線を5分程走った所にも大きな店舗があり、
翌日、この道を再び通るので、ここで買えば良かった。

しかし、予定していなかった「すやの栗きんとん」。
店舗を電話で教えてもらった人に感謝。

すやさん

奥木曾湖を後にして、県道26号線を奈川村に向けて走る。

沿線は紅葉真っ盛り。
ほんとに美しい道、村、田畑・・・。

車の中から写真を撮るが、ぼけていてどれも使えない。

唯一使えたのが↑の写真。

シャッタースピードを変えて撮るべきだったのか?

奈川村は、今「新そばまつり」。

昼食時間を過ぎていて、早く食べないと宿の夕食に差し障るので、
一番早く目についた「そばの里 奈川」で、新蕎麦を食べる事に・・・。

 

細く切られた蕎麦で咽喉越しは良いが、少々物足りない。

新蕎麦の香りというのも分からない。

翌日、蕎麦を食べた店で、その香りについて聞いてみた。
毎日食べていると、微妙な香りに気づくらしい。

分からなくても仕方ない・・・と、諦める。

 

 


奥木曾湖

2011年10月25日 | 紅葉

中央道のお陰で、めったに走らなくなった国道19号線。

中津川インターで降り、19号線に入る。

19号線は、観光地の道路標識が統一されているし、大きく見やすい。

馬籠・妻籠・福島・・・中仙道沿いの宿場町が並び、行きたい衝動にかられるが、
今日は一人旅ではないので、これは我慢して、もっぱらドライブを楽しむ。

薮原辺りで19号線とは別れ、県道26号線へ入って行く。

奈川村を経由し、奈川渡ダムから国道158号線経由で松本までが今日の日程。

まずは紅葉が盛りという木祖村の味噌川ダムへ。

 

ダム湖の奥木曾湖を一周する道路を走り、紅葉スポットの一つ正沢親水公園へ。

 素晴らしい眺めが続き、湖岸もよく整備されている。

どうだんつつじが真っ赤に紅葉。

しかし、人が居ない。
こんなステキな紅葉スポットなのに、知られていないのか、観光客はほとんど居ない。
写真を撮る人すら居ない。

 

魚釣りにが入漁料が必要。

 静かな湖面に投げた竿の波紋が広がる。

 

 

 湖の再奥、奥木曾大橋からの眺めは実に素晴らしい。

 

 

 

親水公園から見えた橋はこれだった。

 

水汲みスポット発見。

トランクに積んでいたペットボトルに水を頂戴する。

生水を飲んでよいものかどうか分からない。
コップでも置かれていたら、安心出来るのだが・・・。

水質検査まではされてないのだろう。
生水飲んでも多分問題ないだろうが、後は自己責任で・・・と、いうところだろうか?
ペットボトル6本だけ汲んだが、凄く冷たい。
味・・・?分からない。

そうかぁ、この辺り木曽川の源流域になるんだ。

 

内緒にしておきたいぐらいステキな場所でした。

味噌川ダムの情報はこちら


木祖村の紅葉

2011年10月24日 | 紅葉

佐渡も全部終わってないのに、美ヶ原温泉で泊まってきました。

中津川インターから国道19号経由して木祖村へ、盛りの紅葉を見に・・・。

長野県木祖村にある味噌川ダムのダム湖「奥木曾湖」の紅葉です。

こちらも、同じ木祖村のあやめ池公園。

「日本のため池百選」にも選ばれているため池。


佐渡へ-11(八幡温泉)

2011年10月22日 | 旅-関東・中部

宿根木に居たのは正味1時間程。

街並みは見たが、公開民家の2軒、それに千石船「白山丸」も見ていない。
もう一度、ゆっくり訪れなくてはいけない、訪れたい街だ。

 

花の木へ戻り、朝食を頂きチェックアウト。

コスモスの向こうに柿が実をつける。
佐渡名産「おけさ柿」だろうか?

新潟県といえども、沿岸を暖流が流れる佐渡、
咲いている花々は、大阪辺りと変わらないような気がする。

自転車を返すべく小木を目指す。

 

小木港には直江津航路のフェリーこがね丸が停泊中。

小木からバスに乗り、佐和田を目指す。

途中、砂金とり体験ができる西三川ゴールドパークへさしかかった時、
川の中で砂金を探している子供たちを発見。

この西三川川での砂金探しは、砂金とり体験の上級コースらしいが、
取れるのだろうか?

佐渡の金銀山の歴史は、平安時代、この西三川川での砂金発見から始まり、
上杉謙信の軍資金となり、豊臣・徳川時代には大量の砂金がとられたらしい。

 再び海が見えてきた。

 波穏やかな真野湾を北上。

どうしても入っておきたい温泉があり、途中下車。

八幡温泉「八幡館」。

地下1階地上7階建て、松林に囲まれた大きな旅館。

門をくぐってからのアプローチが長い。

車ならあっという間だが、リュックをかつぎ、玄関に向かって歩く客の姿は、
なんだかこの宿にはふさわしくないような感じがして、気後れしてしまう。

ロビーも立派だが、チェックアウト後の時間、ひっそりしていた。

フロントから浴室までは、かなり歩く。

浴室には鍵がかかるロッカーがなく、もう一度フロントへ戻り、貴重品を預ける。

次のバスまで45分。
この間に温泉を楽しもうと思うのに、不親切なフロントだこと。

うむ?これはアブラ臭・・・?
かすかに匂う。

少し塩味があり、つるつる感強い良い湯でした。

内湯も露天風呂も貸切状態だった。

花の木さんの土間に敷き詰めてあった佐渡の赤石だろうか?

源泉名:佐渡八幡温泉
泉温:47.5度 湧出量」75L/M PH=7.8
Na=1577 Cl=2104 HCO3=803.6
成分総計:4631mg/Kg もある立派なナトリウム-塩化物泉。

掛け流しとあるが、ろ過と塩素消毒がなされているのは残念。
保健所のお達しを守っておられるのか?それとも一部循環なのだろうか?

慌しく入浴を終え、佐和田行きのバスに乗る。

 


佐渡へ-10(宿根木-3)

2011年10月21日 | 旅-関東・中部

宿根木の路地を歩きます。

「塩」の看板に惹かれ表に回ってみると・・・。

あの有名な三角形の家でした。

 

 

 

開いていれば、コーヒーが飲みたいところだが・・・。

宿根木の数少ない飲食店の一つ。

千石船の材料である板を腰板に・・・。

 

 朝早くから観光客がカメラをぶら下げて歩いて良いのだろうか?

家の中からもれ聞こえる話し声に、足を潜ませる。

もう慣れておられるだろうか?
誇りに思っておられるだろうか?

胸はって、誇りに思って下さい。
これほど、自然体で残っている町並み、日本中でもそうないと思います。

 

 

石塚という苗字の一文字をデザインした軒飾り。

こちらは家紋だろうか?

 

知る人ぞ知る、佐渡の名料理屋「菜の花」。

夕方からの営業だけ。

ここで、夕飯を食べ、泊まるのは「花の木」。
最強プランだが、実現できるのだろうか?

奇祭「ちとちんとん」が行われる「白山神社」。

「石置木羽葺屋根」 といい、薄く割った板(木羽)を何枚も重ね、
その上に石を置いた屋根。

宿根木に関しては、小木中学校の生徒さんが作ったサイトを参考にしました。

その奥に見える屋根瓦は能登瓦といい、釉薬を掛けて焼き上げた瓦で風や雪に強い。

佐渡には、この能登瓦の住宅が多く、きらきら輝き美しかった。


佐渡へ-9(宿根木-2)

2011年10月20日 | 旅-関東・中部

 世捨小路という路地に入って行きます。

称光寺という集落の一番奥にあるお寺で葬儀がとりおこなわれ、
葬儀後の出棺で最後に通るのがこの路地で、「この世との別れ」と
いう意味から世捨小路と名が付いたとか・・・。

穏やかじゃない名前からは想像出来ない渋い路地が続く。

苔に覆われた石畳の真ん中は磨り減ってくぼんでいる。

いつから、いったい、どれだけの人がこの小路を歩いたんだろう。
ちょっと感傷的になってしまい、離れがたい。

100軒ほどの家屋のほとんどが、総二階建てという。 

石を積んだ基礎。
その上の通風孔・・・味があります。

世捨小路の突き当たりは階段になっている。

登って行くと・・・。

自転車で走って来た道路に出るが・・・。

その手前に祠があり、お地蔵さんが祀られている。

反対に下ります。

 板の横張り外壁は港町に多いが、タテ張りはあまり見た事がない。

公開民家の「清九郎」。

時間が早いので、中に入る事は出来ません。

右側、石を積み上げた高い基礎です。

街中を流れる称光寺川。

尾道から運ばれたという御影石の念仏橋。

 かつては、ここで洗い物をしていたのだろうか?

 


佐渡へ-8(宿根木-1)

2011年10月20日 | 旅-関東・中部

 あたりが明るくなるのを待ち、自転車で宿根木へ向かう。

宿の玄関の施錠を開け、こっそり出て行く。
自転車、ほんとに便利でした。

夕べは凄い雨だったが、今日の天気はどうなんだろう?

黒い屋根瓦のひときわ立派な建物が見えて来て、何だろう・・・?

千石船が展示されている佐渡国小木民族博物館でした。
大正9年に建てられた木造校舎をそのまま利用している。

もちろん、時間が早いのでまだ閉まっています。

 少し走ると、石段の十王坂。

人がすれ違えるぐらいの幅の坂道。

下って行くと街の中へ行く。

約1ヘクタールの土地に、110棟の建造物が密集している。
宿根木集落の特徴は、この密集度にあるという。

黄色の筋が十王坂。
自転車で茶色の道を海岸へ下って行く。 

 集落の屋根が見えてきた。

能登瓦の黒い屋根、石を載せた屋根・・・。

たらい舟の保管場所ですねぇ。

かつて、船を繋ぎとめた御影石製の船つなぎ石が7本残っている。

  宿根木は中世から廻船業を営む人達が住み、佐渡の富の1/3を
集めると言われる程、かつては繁栄した。

江戸時代になり小木港が整備され、商業の中心が小木に移った後、
宿根木は、船大工や造船技術者が移住し、一つの村が千石船産業の
基地として繁栄してきたという。

 

 

 

 

海岸から「宿根木体験学習館」がある所へやって来た。

大浜といい、江戸時代後期には、ここは造船場所として使われたらしい。

港町に多い、木の壁。

家が密集する宿根木の中で、これだけの庭がある家は少なかった。

いよいよ、街の中に入って行きます。

写真、いっぱい撮りました。
思わずシャッターを切る、ここも、あそこも・・・。

私にとってはみどころいっぱいの宿根木。
3回に分けてアップします。

 

 


佐渡へ-7(花の木の朝)

2011年10月19日 | 宿-甲信越

 朝食前に自転車で宿根木まで出かけ、街並みを堪能。

宿根木の街並みは後日アップします。

味噌汁、撮るのを忘れました。

いごねりという佐渡の名物。

博多のおきゅうとに似てるかなぁ。

どちらも、大阪人には珍しい食べ物で、おいしいか?と、聞かれたら、正直なところ分からない。

 

中庭を眺めながら、清清しい気分で頂いた。

「幸福地蔵」に見守られているかのような、花の木の全景。

右はフロントや食事処のある母屋。

真ん中は、私が泊まった部屋がある棟。

左の棟には3部屋。

田んぼの土手や、花の木さんの中庭には、彼岸花が終わりかけ。

もう少し早く来ていれば、きれいだったろう。

 花の木さんへご一緒に・・・。

まずは駐車場から階段を上がる。

駐車場広いが、自転車をどこにとめようか迷った。

この写真の右側に停めていたのだが、夕食時、凄い雨。

借りている自転車、雨に濡れるのは・・・と、宿の仲居さんと一緒に動かそうと出て行ったが、
屋根のあるスペースがなく、やむなく自転車は放置。

自転車置き場もあればいいのに。

 階段を上がると・・・。

 母屋の玄関前。

 この石に驚いた。

これも・・・。 

そして玄関を開けて、又、びっくり。 

佐渡の赤石らしい。

赤玉石ではなく・・・。

上の2枚の写真、カメラが違うので色合いが違うが、もちろん、同じもの。

上の方の写真が本物の色合いに近いかなぁ?

何枚も撮りたくなるほど、素晴らしいロビーでした。

 母屋の扉を開け、宿泊棟のある中庭へ。

 右は3部屋、左は2部屋。

離れは5部屋、母屋に2部屋、全部で7室のお宿。

 で、一人でも部屋が空いていれば宿泊出来ます。

ただし1050円アップになる。
1050円ぐらいのアップなら良心的なお値段です。

 私の他にも、大阪府から女性の一人旅で来られている方がおられ、いるんだ!私だけじゃない・・・と、嬉しくなった。

 離れの方から母屋を見て、建物左端が母屋への入り口。

小木で借りたレンタサイクル。
新しいです。

小木~宿根木間はアップダウンが多くて、この電動自転車でもしんどい坂があった。

普通の自転車では、何度も降りて押していただろう。

そして、おぎの湯へもこの自転車で往復し、朝早く宿根木を見れたのも、このレンタサイクルがあったお陰。

とてもありがたかったです、佐渡観光協会様。

お宿「花の木」さんは、これで終わりです。

結論的には、又、泊まりたい、すてきな雰囲気のお宿でした。

もちろん、上品な女将さんもステキでした。