格安ツアーで利尻・礼文へ行ってきました。
昨年も申し込み、出発当日の関空でドタキャンしたあのツアーのリベンジです。
今度は、体調を整え万全を期して早朝の伊丹空港へ。
さすが格安ツアー、フライトは羽田で乗り換えです。
東京までの便の席は、翼の上ながら窓際。
下界は全然見えませんが、富士山だけは、きれいに見えました。
旭川空港は快晴。
大雪山連峰が出迎えてくれます。
なんと、気温は23度もあり、汗ばむ陽気です。
たんぽぽがいたる所で花開いています。
そして、この時期、各家庭の庭先に芝ザクラやチューリップが花開きます。
旭川からすぐに高速道路に入るのかと思いきや、バスは国道12号線を走り、
神居古潭を経て、留萌道から日本海へ出てきました。
空港を出発してから海が見えるまで2時間。
この先、稚内まではず~っと左手に海を見ながら走ります。
海岸線には漂流物が結構流れ着いています。
ニシン御殿の花田家がある「小平(おびら)にしん番屋」の道の駅で初めてのトイレ休憩。
このツアー、人気があるのでしょう、4月末から5月末まで毎日企画され、
私達が参加した当日、バスは3台出ました。
そして、私が乗った1号車は、定員いっぱいの45名。
一番後ろの座席まで人が座ります。
トイレ休憩が大変です。
3台のバスや他のツアーのバスも停まり、女子トイレは長蛇の列。
15分程の休憩時間は、トイレに並び要を足すだけで終了。
前回(2008年12月)ここへ来た時は、まだ16:00過ぎだというのに、すでに陽は落ちていましたが、今日は明るい海が目の前に広がっています。
「松浦武四郎」の実物大の銅像です。
ニシン御殿の花田家住宅は、建坪270坪と、北海道でも1~2を争う大きな建物でありながら、壁は板に白い紙を貼ったものという質素な造りらしいです。
資源が枯渇してしまうほど、ニシンを捕ってさぞかし儲けたんでしょう。
もっとも、ニシンがとれなくなったのは、ニシンの餌であるプランクトン
の減少が一つの理由のようですが。
もちろん、そのニシン御殿など見ている時間はありません。
羽幌町の道沿いに立っている「オロロン鳥」のレプリカで、本物は鴨ぐらいの大きさ。
羽幌町の日本海にある天売島には、かつて2~3万羽のオロロン鳥が生息いて
いたが、昨年調べると9羽しか見れなかったという事で絶滅危惧種に指定されている。
巣を作り、そこに卵を産むのではなく、岩の上にコロンと卵を産むので、
カラスや天敵の「オオセグロカモメ」に卵を食べられてしまうらしい。
朱鷺の卵もカラスにやられた。
弱肉強食の世界、仕方ない話だろうか?
バスはいくつかの街を通り、幌延町の「オトンルイ風力発電所」にやってきました。
ここで、2度目のトイレ休憩。
28本の風車が一直線に並ぶ両側は、サロベツ原野。
ツアーの行程中、サロベツ原野で下車観光となっていたので楽しみにしていたのですが、
なんと、両側に広がるサロベツ原野を眺めながらのトイレ休憩だけでした。
はぁ、悲しい事。
しかし、この道ならペーパードライバーの私でも運転できるなぁ・・・と、
思ってしまうほど、車の通行量はなく、道も快適な直線道路。
前回、同じ道を走り稚内に泊まったのですが、12月とあって、この道沿いは
真っ暗で何も見えなかった。
こんな素晴らしい眺め、そして快適な道路だったのか。
旭川空港から5時間半かけて稚内に到着。
遠かったです。