串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

利尻・礼文へ(利尻島姫沼にて)

2010年05月31日 | 旅-北海道

稚内発6:30、利尻島の鴛泊着8:10。
稚内から50数キロなのに、乗船時間は1時間40分。

フェリーの需要はどれだけあるのかしら?
観光バスも利尻島だけのバスに乗り換え。
乗用車で来ても、ほとんどの人は稚内に車を置いて、体だけ利尻や礼文へ渡る。

人だけを運ぶ高速船は就航しないのだろうか?

港に待っているバスは6台。

全て宗谷バスでした。

これで、少ない方なんです。
もっとシーズンになると、フェリーの中も座る所がなく、通路に新聞紙敷いて座らなければいけないとか・・・。

姫沼は、木道がめぐらされ、一周20分ほどで歩けます。

利尻岳がきれいに見えます。

利尻・礼文に春の訪れを告げる水芭蕉は、これ1本だけしか見あたりません。

もう、終わったのでしょうか?

利尻岳から湧き出す「姫沼湧水」ですが、思ったほど冷たくはなかった。

延齢草(エンレイソウ)。
小さな花です。

本格的な花のシーズンにはまだ早い利尻・礼文。

だから、ツアー料金も安いのです。
6月、7月には、同じような行程でも、倍ぐらいの料金になります。

ブルーの花は、エゾサンゴサク。

こちらも、エゾサンゴサク。

この花は、サロベツ原野や礼文島でも一番多く見かけました。

これは、大花延齢草(オオバナノエンレイソウ)の蕾。

座禅草は、あちらこちらに咲いていました。


利尻・礼文へ(利尻へ)

2010年05月28日 | 旅-北海道

2:30頃だったでしょうか、ホテルの部屋の窓からこの光景を見、
「これは、じっとしておれない」と、カメラ片手に未明の街へ出て行ったのでした。

朝食は、5:00から。
そして、ホテル出発は、5:50。
朝食を食べて出発まで1時間もないのです。

朝食はバイキング。
長~い列に並んでしまったのでは、食べている時間はありません。

で、1番に並びました。
ダンナからもひんしゅくをかいましたし、ちょっと恥ずかしいんですが・・・。

上の写真は、並んでいる所からロビーを撮ったものです。

新聞を読んでいるダンナ、オープン間際に私の横に並び一番に入ります。
女房の働きに感謝してるのかしらん?

バイキングの品数は、どちらかといえば少ないかも・・・。
もっとも、もっと色々並んでいたかもしれませんが、あれこれ見ている時間はない。

パンがおいしかったです。

緑色したのは、熊笹パンだとか。

利尻行きフェリーの出航です。
左手の高いビルが泊まった全日空ホテル。

10分ほどで利尻島が見えてきました。

この先、ず~っと利尻がきれいに見えるのですが、みんな写真におさめようと。

利尻に近づくにつれ、カモメが飛んできます。

カモメと思っていたのですが、ウミネコでした。

↑は、ウミネコ。

ウミネコの足は黄色。
カモメはピンク色。

尾の羽根に黒い帯があるのがウミネコ。
カモメは真っ白。

その違いで、カモメとウミネコの区別がつくようです。

現地の人は、区別せず、どちらも「海猫(ごめ)」とよぶらしい。

「餌をやらないのが思いやり」と、フェリーに書いてあるのですが、やってますねぇ。

人から餌をもらうようになってしまうと、自力で餌を採るのをやめてしまい、結局は、ウミネコ達を窮地に追い込む・・・ようです。
でも、近くで乱舞するウミネコ、私には絶好のシャッターチャンスなんです。

利尻に近くなって来ました。

霧で見えなかった裾野もはっきり見え出し、天気も快晴。
楽しみだなぁ。


 


利尻・礼文へ(稚内にて)

2010年05月27日 | 旅-北海道

トイレ休憩したオトンルイの風車前には、遊歩道が設けられ、歩いてみると、
一面の千島笹の中に小さな花もポツポツ見かけられました。

稚内到着は、18:00。
旭川空港から5時間半。
自宅を出てから12時間余り。

今宵の宿「全日空ホテル」に荷物だけ置き、目の前にある「北市場」で夕食。

これが、おそまつな夕食で・・・。

まるで、昼食のような内容です。
こんな事なら、夕食はフリーでよかったのに。

全日空ホテルの部屋からの眺め。

利尻か礼文から戻って来たフェリーが見え、船が一隻係留されています。

北海道遺産の一つ、防波堤ドームに灯りがともされ、いい雰囲気です。

一夜が明けました。

時刻は4:00前、日の出です。

この時期、3:30頃には、もう明るくなっています。
カメラ片手に早朝散歩。

コンビニに用事があったのですが、セイコーマートは6:00~。
コンビニは、どこも24時間営業だと思っていたのに・・・。

ホテルの部屋から見えた船は、海上保安庁の「れぶん」。
背後に朝日に照らされた「全日空ホテル」が見えます。

この時間、歩く人は、ほとんどいません。

日中なら見学者で賑わうドームもがらんとして。

1931年から5年の歳月を経て完成した稚内港北防波堤ドーム。

南樺太が日本の領土だった頃、ここから船で樺太へ、一旗揚げようと多くの人が希望を持って、過酷な大地へ向かった事でしょう。

ドームの端に鉄道の駅があり、そこを下りた乗客がこのドームを通り船に乗り込んだようです。

終戦後、不要になったドームは放置されていたが、何度か修復を重ね、今は北海道遺産となっている。

朝日に照らされる、ハートランドフェリー。

このどちらかの船で、今日は利尻へ渡ります。

ホテルの前庭につくしがいっぱい。

後で行く礼文島の庁舎前にもたくさんあったのですが、こちらの人は、つくしを食べないようです。

さぁ、ホテルに戻り朝食です。


利尻・礼文へ(その1)

2010年05月26日 | 旅-北海道

格安ツアーで利尻・礼文へ行ってきました。

昨年も申し込み、出発当日の関空でドタキャンしたあのツアーのリベンジです。

今度は、体調を整え万全を期して早朝の伊丹空港へ。

さすが格安ツアー、フライトは羽田で乗り換えです。

東京までの便の席は、翼の上ながら窓際。
下界は全然見えませんが、富士山だけは、きれいに見えました。

旭川空港は快晴。
大雪山連峰が出迎えてくれます。

なんと、気温は23度もあり、汗ばむ陽気です。

たんぽぽがいたる所で花開いています。

そして、この時期、各家庭の庭先に芝ザクラやチューリップが花開きます。

旭川からすぐに高速道路に入るのかと思いきや、バスは国道12号線を走り、
神居古潭を経て、留萌道から日本海へ出てきました。

空港を出発してから海が見えるまで2時間。

この先、稚内まではず~っと左手に海を見ながら走ります。
海岸線には漂流物が結構流れ着いています。

ニシン御殿の花田家がある「小平(おびら)にしん番屋」の道の駅で初めてのトイレ休憩。

このツアー、人気があるのでしょう、4月末から5月末まで毎日企画され、
私達が参加した当日、バスは3台出ました。
そして、私が乗った1号車は、定員いっぱいの45名。
一番後ろの座席まで人が座ります。

トイレ休憩が大変です。
3台のバスや他のツアーのバスも停まり、女子トイレは長蛇の列。

15分程の休憩時間は、トイレに並び要を足すだけで終了。

前回(2008年12月)ここへ来た時は、まだ16:00過ぎだというのに、すでに陽は落ちていましたが、今日は明るい海が目の前に広がっています。

「松浦武四郎」の実物大の銅像です。

ニシン御殿の花田家住宅は、建坪270坪と、北海道でも1~2を争う大きな建物でありながら、壁は板に白い紙を貼ったものという質素な造りらしいです。

資源が枯渇してしまうほど、ニシンを捕ってさぞかし儲けたんでしょう。
もっとも、ニシンがとれなくなったのは、ニシンの餌であるプランクトン
の減少が一つの理由のようですが。

もちろん、そのニシン御殿など見ている時間はありません。

羽幌町の道沿いに立っている「オロロン鳥」のレプリカで、本物は鴨ぐらいの大きさ。

羽幌町の日本海にある天売島には、かつて2~3万羽のオロロン鳥が生息いて
いたが、昨年調べると9羽しか見れなかったという事で絶滅危惧種に指定されている。

巣を作り、そこに卵を産むのではなく、岩の上にコロンと卵を産むので、
カラスや天敵の「オオセグロカモメ」に卵を食べられてしまうらしい。

朱鷺の卵もカラスにやられた。
弱肉強食の世界、仕方ない話だろうか?

バスはいくつかの街を通り、幌延町の「オトンルイ風力発電所」にやってきました。

ここで、2度目のトイレ休憩。

28本の風車が一直線に並ぶ両側は、サロベツ原野。

ツアーの行程中、サロベツ原野で下車観光となっていたので楽しみにしていたのですが、
なんと、両側に広がるサロベツ原野を眺めながらのトイレ休憩だけでした。
はぁ、悲しい事。

 

しかし、この道ならペーパードライバーの私でも運転できるなぁ・・・と、
思ってしまうほど、車の通行量はなく、道も快適な直線道路。

前回、同じ道を走り稚内に泊まったのですが、12月とあって、この道沿いは
真っ暗で何も見えなかった。

こんな素晴らしい眺め、そして快適な道路だったのか。

旭川空港から5時間半かけて稚内に到着。
遠かったです。

 

 


強行ツアー

2010年05月24日 | 旅-北海道

ツアーは、強行軍でした。

幸い、お天気に恵まれ利尻岳もくっきり。

霧が裾野を隠しています。

海と陸地の区別がつきません。
海にぽっかり浮かぶ利尻島。
幻想的な風景でした。

私達が上陸した時にはこの霧も晴れ、360度利尻岳を見て来ました。


中之島公園のバラ

2010年05月21日 | 

シャルダン・ドゥ・フランス
名前の如く、フランスのバラです。

ご無沙汰しました。

ここんところ、たて続けに仕事が入り、真面目に仕事三昧の日々を過ごしていました。

中之島公園のバラ、たくさん写真を撮っていたのですが、アップする時間も
気持ちのゆとりもなく、明日は北海道へ旅立ちます。

ショッキングブルー

ブルー・・・?
ピンクですね。
蕾は紅いのに、花開くと斑入り。

まるで、「てっせん」のようなアルティシモ・フランス。

大阪と名が付いたバラもありました。

ローズ・オオサカ

そのものずばりのネーミング。

きれいな赤ですが、やはりハデ。

もっともっとたくさんのバラがありました。

これらの写真を撮ってから1週間が経ちました。
そろそろ、バラも終わりでしょうか。

明日から格安ツアーで利尻・礼文へ行ってきます。

去年の同時期、関空でドタキャンしたあのツアーです。
幸い、現地の天気は良さそう。
去年の悔しい分まで楽しめたらいいのですが・・・。

 


兵主大社(その2)

2010年05月15日 | 旅-関西

花もいいけれど、苔も好き。

写真に撮るには花の方が映えますが、ひっそり生えている苔を見ると清清しく、
そして、小さい花(朔)が伸びているのを見ると、いとおしくなります。

京都の苔寺(西芳寺)へは6月に行く予定ですが、その前に近江の苔寺と
よばれる兵主大社の平安の庭を見に行きました。

林の中を歩いているような感じから、「庭園」に変わりました。

石の道案内がいい雰囲気です。

ひとっこ一人居ません。

時折聞こえる鳥の声に驚き、足元にヘビがいないだろうか?
びくびくしながら歩き、シャッターをきります。

手入れは、あまりされてないような雰囲気です。

この神社を知ったのは、旅行会社からの日帰りバスツアーの案内でした。
そのツアー、もう1箇所、手入れされたサツキの庭園も拝観します。

バスツアーの人達、この庭を見てどう言うだろう?
一緒に参加して、その人達の反応を見てみたい。

先に、この庭園を見た方がいいでしょう。

 「心」に形どられた園池がある池泉(ちせん)回遊式庭園。

鎌倉時代の様式を残す庭園として、昭和28年に国の名勝に指定された。

島の上に赤い祠が祭られている。

最近の発掘調査で、平安時代の護岸が発見され、平安時代後期以前に
さかのぼる庭園のようです。

現在の庭園は、作庭当時の南半分を残すのみ。

園池に水を引く導水路のようだが、流れる水は汚い。

石は、平良山地から産する「守山石」が使われている。

平安時代は、水の流れを利用して祭祀が行われていたようで、
こういう神社庭園は、全国でも数少ないらしい。

もっとゆっくり見たかったが、ダンナを待たせているし、
私の他、誰一人庭を見に来る人はいない。
そろそろ潮時かな・・・と、庭園を後にする。

初めに渡った橋の下は、舟入水路だった。

1642年、現在の本殿改築の際、建築資材の運搬用に掘られた人口水路で、
用水路を通り、野田沼内湖や琵琶湖に通じていた。

祭祀が行われていた、人っ子一人居ない・・・それらから神秘的な印象を受け、
実に興味深い庭園だった。

普段見ている銀閣寺や天龍寺の庭園など、よく手入れされた京都の名庭園とは違い、
ここの自然に任せたような庭園に、最初は戸惑いを覚えたが、さすが、国の名勝、
じつに見ごたえのある庭だった。

ダンナが言うには、私が庭園に入った後も何組か拝観に来ていたが、
誰も庭園に行こうとはしなかった・・・らしい。

もったいない話だ。

紅葉の名所でもあるらしい。
その頃、又、比叡山とセットで訪れてみたいと思った。
今度は、ダンナも一緒に見てもらわなきゃ。

帰りは、瀬田東JCから京滋バイパスに入り、最近全開通した「第二京阪道路」で
近畿道へ抜けて帰る事にした。
この経路では、名神を利用するより300円ほど高くつくが、我が家には早く帰れる。

今後も、名神で東へ向かう時には、この第二京阪を利用するだろう。

琵琶湖への日帰り旅行は、これで終わりです。

 

 


大阪中之島公園のバラ園

2010年05月14日 | 

大阪の中之島公園のバラ園に行って来ました。

バラは、まさに見頃。

マダムヴィオレ

ブルームーン

好きな花は、いずれも薄い紫色。

東洋陶磁美術館の裏にあるローズロード。

まだしばらくは見頃だと思いますが、終わりかけの品種もあります。

 

 


兵主大社-近江の苔寺

2010年05月12日 | 旅-関西

 

湖西と湖東を結ぶ琵琶湖大橋を渡り、守山方面へ。

この橋、普通車は200円と有料です。

横には歩道があり、歩く人や自転車も。
人もお金が要るのかしら?

ヨットの頭飾り。

目的は野洲市にある兵主(ひょうず)大社。

松林の参道が300mも続く。
えらい立派な神社だなぁ・・・と、驚いてしまう。

「大社」というだけあって、格式高い神社なんだろう。

石橋の太鼓橋を渡って鳥居をくぐります。

鳥居は新しいもののようですが、奥の楼門の創建は1550年。
足利尊氏が寄進したとも言われ、室町末期の建築様式をよく伝えているものらしい。

創建以来たびたび修理されているが、一間一戸の全国でも数少ない楼門とか。

カエデの大木が両側にそびえる歩きにくい玉砂利の参道を進む。

えらく玉砂利の量が多いなぁ・・・と、思っていたら5/5は大祭だったとか。
それで、玉砂利入れたのかな?

奈良時代に鎮座という由緒ある神社で、「兵主」を「つわものぬし」と読み、
中世には武将の信仰が厚く、源頼朝も建物を寄進し、相当隆盛だったようだ。

これが本殿かと思っていたら、拝殿翼楼なんです。

 

ここに見てみたい庭園がある。
社務所で拝観料500円を支払い、かんぬきのかかった庭園入り口の戸を開けてもらう。

獣道ならぬ人が歩いた跡を歩いて下さい、と言われ進んで行くが、
よその家の庭を勝手に歩いているようで、なんとなく落ち着かない。

だぁれもいません。

橋を渡り奥に進んで行くが、少々怖くなってきた。

これなら、ダンナを無理やり引っ張ってくればよかった。

「見たくない、眠たい。」からと、車に戻って行ったダンナ。

落ち葉の下からスミレがたくさん咲いています。

 そして、ここから風景が変わります。

近江の苔寺と呼ばれる「平安の庭」の入り口です。


新緑まぶしい比叡山(その2)

2010年05月10日 | 京都

東搭「根本中堂」の拝観を終え、横川へ向かいます。

比叡山は、大きく3つのブロックに分かれています。
「東搭」「西搭」そして「横川」。

東搭と西搭は、案外近いのですが、横川は、北へ少し離れます。

この3つのブロックをシャトルバスが結びます。

横川の拝観入り口からお堂へ続く道に苔がびっしりと生えています。

秋の写真ではありません。

新緑とカエデの赤、とてもきれいです。

横川中堂回りにもみじがいっぱい。

中堂の前にワンが・・・。

だいぶん高齢のようですが。

 左手中堂です。

横川まで足を延ばす人は少なく、いつ行っても静かな境内です。

 

奥比叡ドライブウェイ沿いに「東海自然歩道」や「行者道」があり、
足に自信のある方は、歩いて3つのブロックを回れます。

比叡山・奥比叡ドライブウェイの通行料金は決して安くはありませんが、
各ブロックで駐車場料金は不要ですし、行ったり来たりも自由に出来ます。
(通行料金に要注意)

所々、琵琶湖が望める場所もあり、何より沿道の眺めは素晴らしい。

紅葉の頃、又、車で来てみたい。
そして、出来るなら「比叡山会館」に泊まり、早朝の延暦寺を歩いてみたい。

比叡山を後にし、無料になっている湖西道路を走り、終点の志賀インターで降ります。

琵琶湖越しに湖東の山々が遠望できます。

ここから、目的地までは国道161号線を30分ほど。

目的地に到着。

 

 

 


新緑まぶしい比叡山

2010年05月09日 | 京都

何度も行ってる比叡山延暦寺ですが、車で来るのは、初めて。

湖西の近江今津にほったらかしの別荘地があり、1年に一度ぐらいは
近辺の開発具合を見に行こうと・・・。

そして、どうせなら、比叡山の桜が満開の時に、片道は比叡山経由で・・・という
おまけ付きで。

根本中堂がある「東搭」へ着いたのは、8:00過ぎ。
参拝入り口はまだ無人。

でも、戸は開いていて勝手に入れるようです。

そのたたずまいが大好きな「根本中堂」前に一人の参拝者も居ない。

関係者が、掃除しているだけ。

連れに見せたかった「根本中堂」は、まだ、門を閉ざしています。

諦めて、西搭の方へ行く事に。

しゃくなげが満開です。

「西搭」の「にない堂」前の苔が美しい。

 

お地蔵さんもファッションショー。

静かです。
聞こえるのは、鳥のさえずりとジェット戦闘機の爆音。

奈良の航空自衛隊から飛び立つ練習機でしょうか?
古都の上空でよく見かけます。

時刻は8:30。
静寂を破り「只今から朝礼を行ないます」と、マイクから男性の太い声。
しばらくするとお経が流れ始める。
なかなかいいもんだ。

「根本中堂」も拝観できる時間になったので、「東搭」へと引き返します。

修学旅行に訪れているのは、千葉県富津からの中学生。
写真右下で記念撮影。

国宝の「根本中堂」内部は、写真撮影厳禁。

広い堂内、諸国の大名によって寄進された、漆塗りの太い丸柱が76本。
格天井には200枚程の草花が極彩色で描かれ「百花の図」とよばれている。

本尊前には1200年間守り継がれた「不滅の法灯」が輝く。
その本尊を安置している内陣は、参詣者がいる中陣より3mも低く、
床には小豆島産の石がびっしり敷かれている。
冬、この石敷きの内陣での読経は、さぞ寒かろう。

「根本中堂」は、信長の焼き討ち後、徳川三代将軍家光の命によって、
8年をかけ再建されたもので、築370年ほど経っている。

薄暗い中陣に座り、線香の香りに包まれ、時折流れる読経に耳をかたむけていると、無神論者の私でもなんだか有り難い、幸せな気分になる。
このお堂、大好きです。

なんだか、写真だけ見ていると秋の風景ですが、赤いカエデが緑に映えます。

 

 

 

 

 


比叡山の桜

2010年05月08日 | 

今年の桜の最後を飾るのは、比叡山。

比叡山には八重桜が多く、GWの時が見頃になるとか。
車の渋滞が嫌なので、GWを過ぎるのを待っていて、晴天の今日出かけてきました。

比叡山から眺める京都市内。

横に長い緑の帯は、京都御苑、その後ろの小さい緑地は、二条城。

東塔の駐車場に咲く八重桜の「松月」。

西搭の駐車場には「関山」や「松月」が満開。

3日ほど前に満開になり、昨日の雨で散りかけています。

比叡山ドライブウェイの沿道にも桜がいっぱい植えられていて、
満開から散りかけていました。
来週早々、雨になれば散ってしまうでしょう。

お天気にも恵まれ、厳かな延暦寺境内で、今年の桜の見納めとしました。

 

 


信州桜旅-高遠にて

2010年05月06日 | 

この鳥は何でしょうか?

「つぐみ」なんですって。
まめちゃんに教えてもらいました。

まだ芽吹かない木々の中に桜とおぼしきピンク色。

人知れず咲き、ひっそり散っていく桜に自分の人生を重ね合わせてちょっとセンチに・・・。
でも、こんなに鮮やかな時は、あったのだろうか?

高遠城址公園にやって来ました。

月曜日の夕暮れ近くとあって、花見客はまばら。

高遠城址公園の桜は、高遠コヒガンザクラ。
染井吉野よりは、ちょっと小ぶりで色もピンク。

旧藩時代、このあたり一帯は「桜の馬場」と呼ばれる桜並木だったが、
明治5年、大きな樹は伐られ、その後の明治8年から植樹が始まり、
現在では800本の高遠コヒガンザクラがある。

そのうち樹齢50年以上の老木が230本。

純粋に一種類だけの樹林は、全国でも数少ないらしい。

 桜は満開を過ぎ、散りかけていました。
「桜雲橋」脇の池の水面も桜で埋め尽くされて、ピンク色。

 

遠くの駐車場に咲く立派な枝垂桜。

この日(4/19)までライトアップされたようです。
後、1時間もここに居れば、ライトアップされた桜も見れたのですが。

べつに見たくもない桜旅に付き合ってくれたあっし~君。
どう?この桜は・・・。
背中が「もう、ええやろ、はよ、帰ろ!」って言ってます。

 高田公園の桜、須坂の枝垂桜、懐古園の桜、それに高遠城址公園の
高遠コヒガンザクラ。
どれも初めて見る、そして見事な桜たちでした。

来年、もう一度見に行きたいのは、高遠城址公園。

ちんたら続けた「信州桜旅」もこれで終わりです。
最後に、可愛い柵の写真を・・・。

今年の桜は、これでお終い・・・?
イイエ、もう1箇所見たい、まだ見れる所があるのです。
そこへ、行けるかなぁ・・・?

 

 


飛行機見に・・・

2010年05月03日 | 好きなもの

GW、いいお天気が続きますねぇ。

どこへ行く予定もない私、飛行機見に千里川の堤防へ。

飛行機は東南の方角から着陸するので、午前中は逆光になります。

なかなか思うような写真が撮れません。

目の前を通り過ぎる機体全体を撮りたいのですが、これが難しい。

もう1機、後1機・・・と、1時間以上堤防にいて、紫外線たっぷり浴びました。

堤防にたくさん生えている雑草ですが、なかなか愛嬌のある花で・・・。

コンデジのリコーR6の接写です。

こちらも道路沿いにたくさん生えている雑草ですが、小さなピンクの花が可愛い。

 


梅宮大社

2010年05月02日 | 京都

梅宮大社へ写生に来た小学生。

「折角来たんだから、みんなで記念写真を撮ろう!」と、先生が・・・。
鳥居の前に整列しますが、車がやって来て、先生「あかん!」と中断。
いい先生だなぁ・・・。

その後、撮れたのでしょうか?

手前の石は、「お百度石」。

1300年前から続く由緒ある神社で、酒造の祖神、縁結び、授子・安産の守護神、
学業・音楽芸能の神・・・と、万能の神社。

本殿前に咲くあやめ。

樹齢何年か神社側でもはっきりしないといわれる「五葉松」がそびえる。

今年初見のあじさい。
神苑にはあじさいも多く植えられ、6月中旬から見頃を迎える。

入苑料500円を受付で支払い、反対側にある神苑の門を開け勝手に入る。

目に飛び込んでくるのは池の回りに点在する赤やピンク。

池の手前には杜若がちらほら咲いている。

もみじの若葉が美しい。
もみじの木も多く、紅葉の頃もさぞきれいだろう。

満開の霧島つつじの道を歩く。

ここ東神苑には、霧島つつじの古木が多いとか。

色とりどりの霧島つつじ。
こんなにいろんな色があるとは・・・。
初めて知った。

 

西神苑あたりに咲く「どうだんつつじ」。

北神苑にある「ふじ」。
その背後には八重桜が、まだ花咲いていた。

桜は20種130本あるらしいが、ほとんどがすでに葉桜。
ここは、桜のトンネル。
地面を覆いつくす花びらを踏みしめながら、もう、少し早く来れば
この桜ときりしまつつじ、両方が堪能出来たかもしれないと、少々残念。

わずかに残る桜。
「松月」か・・・?

きりしまつつじの上に舞い降りた桜。
細工したものではありません。

もう少しすれば、この辺りの杜若も咲くでしょう。

いやぁ、梅宮大社、見ごたえがありました。

同じ「松尾」駅で降りた人々、「松尾大社」へと急ぐのですが、駅を挟んで
「松尾大社」と反対側にある「梅宮大社」まで足を延ばす人は、ほとんどいません。

知る人ぞ知る「梅宮大社」だろうか?
しかし、さすがタクシーはよく知っている。
何台か客を案内してやって来ていた。

最後に、「松尾大社」に咲いていた「白やまぶき」。