串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

石塀小路

2011年10月09日 | 京都

お抹茶券に喫茶券が付いていたので、夢珈琲さんで休憩。

こ粋なママさん。

夢珈琲の前から石塀小路の方へ抜ける。

京都のわき道、おぉ~っと思うような発見があり楽しいです。

 

 

 漆喰も美しい蔵は、食事処。

通路の上は民家の2階という珍しい光景。

下河原通りから眺める石塀小路。 

下河原通りの突き当たりは八坂神社。

青空にそびえる大雲院の祇園鉾。

高台寺参道脇の金木犀は見事に満開。

これだけ花開いている金木犀、あまり見かけない。


高台寺にて太夫道中

2011年10月06日 | 京都

10月6日は、北の政所ねね様の命日で、毎年この日に
京都高台寺にて「北政所茶会」が開催される。

お茶会の参加費は10000円らしいが、私はカード会社の招待券が当り無料。
ただし、本堂で行われる「太夫茶席」のみの参加。

お茶席、どうでもいいんだけど、9:30~の太夫道中が見たかった。

9:30太夫の一行が、お出ましに。

右は振袖太夫(太夫の見習い中)、左は司太夫。

頭の重さは3キロあるという。

振袖太夫のかんざしは華やか。 

禿(かむろ)の先導、男衆は傘を差しかけ、本堂までの道中。 

 

 振袖太夫の着物、打ち掛けは振袖。

 

 一行はめったに使われない勅使門から本堂に入る。

片方で2キロの重さがある三つ足という下駄。

独特な内八文字という歩き方。

その足の運びを写したかったが、これは難しい。

司太夫さんの髪型はかご島田。

少々、歳はとっておられるが、総重量30キロもの衣装を身につけ
堂々と進まれる司太夫さんに、プロの姿を見る。

司太夫さんは、この島原の太夫文化を発信しようとブログを書いておられる。

ほんの少し色づきが始まった紅葉。

本堂には、すでに多くの観客が集まっていた。

ほとんどが着物姿の女性達。

一番偉いお坊さんが席につき、献茶のお手前が始まる。

献茶の後、我々一般客にも茶がふるまわれるのだろうが、
あまりにも多くの人、順番はいつになるか分からない。

太夫の姿を拝見して私は高台寺を後にした。


貴船 真々庵にて

2011年08月26日 | 京都

貴船の鳥居茶屋「真々庵」で、床料理の昼席を予約しておきました。

平日の昼なら貴船口までの送迎があります。

この日は平日だというのに、えらく賑わっていて、貴船川沿いに床を眺めながら歩く人もいっぱい。

夏の終わりを涼しい貴船で・・・と、思って来ている人達でしょうか。

私も同じですが・・・。

まずは先附。

トルコブルーのお皿が美しい。

カゴをとると、鶏で巻いた八幡巻、甘く煮た川エビ、緑はぎんなん、そしてあんこにくるまれたものは・・・?

タコの柔らか煮でした。

意外な取り合わせに驚くが、あんこも甘くはなくおいしい。

刺身は京都や大阪の夏の定番ハモの湯びき、マグロ、鯛も湯びきで・・・。

えびしんじょのお吸い物。

関東の人なら薄いと感じる味付けだが、私にはぴったり。

小さな鮎の塩焼き。

ふた口ほどで終了。

豚の角煮は、前回も出たなぁ・・・。

二段重ねの紙フタを取ると・・・。

グラスの中は素麺瓜を軽く泡立てたとろろが包み、じゅんさい添え。

小鉢の中はゴチが盛りたくさん。
甘く煮たタコの卵がおいしい。

タラだろうか?白身の魚のゼリー寄せ。

上にかかるのは、蕪をすりおろして甘く味付けしてあるもので、少し酸味が効いて、これが、又、おいしい。

そしてお口直しのメロン。

今回のメロンは、熟し方が足りなくて、前の方がおいしかった。

冷やし素麺につゆをかけていただく。

素麺の上の山椒も、きつ過ぎないぴりり加減で口の中がさっぱり。

温泉卵を溶いて素麺にからめて食べてもおいしいだろうが、私としては、それはしたくない。

湯葉の佃煮でお茶漬け。

お茶漬け嫌いな私は、そのままいただく。
海苔がじゃまだなぁ。

相変わらずおいしかった。

前回来た時から1ヶ月ほどしか経っていないが、料理は変わっているのが多かった。
それに、いろんな食材がおいしい味付けで食べられ、多いに満足。

床はまもなく終わるだろうが、季節を変えて、又食べに行きたいものです。


緑濃い鞍馬寺

2011年08月25日 | 京都

貴船の床で昼食予定。

その前に時間があったのと、鞍馬・貴船1dayチケットを買っていたので、
乗り放題の叡山電車で鞍馬まで足を延ばすことに。

ちらほら咲きの百日紅が迎えてくれる叡山電鉄鞍馬駅。

近畿の駅100選にも選ばれている鞍馬駅。

天狗とカラスがお出迎え。

構内を出ると巨大天狗が目を光らす。

やっぱり、天狗は横から見るべき。

辻井や渡辺という木の芽煮などを売る店の前を歩き山門へ。

 

山門前、こちらの狛犬は怖くはないが・・・。

こちらは牙をむき、今にも吠えかかりそうで怖い。

もう少し涼しいかと思っていたが湿度が高く蒸し暑い。

時間もないので、今日はケーブルカーで上がる。

標高差150m程を3分足らずで繋ぐケーブルの経営は鞍馬寺。

お坊さんが切符を売っておられる。

片道100円と良心的。

下は「山門駅」、こちらは「多宝塔駅」。

多宝塔を横目で見ながら・・・。

新参道の石畳と右側の 岩盤に生える植物がいい雰囲気をかもし出す。

岩盤の説明文。

この石畳もステキだったが、石は↓だろうか?

 

 

 新参道をぶらぶら歩き、ここで引き返して、渡辺できゃらぶきを買って駅に向かう。

 貴船口まで一駅だが、電車はパノラマカーだった。

らっき~。

 秋、市原~二の瀬駅間の紅葉は素晴らしく、このパノラマカーは
紅葉をめでる人で満員になる。

 


貴船の床

2011年07月16日 | 京都

「蓮の寺」ともいわれる「法金剛院」へ行きましたが、蓮にはちょっとがっかり。
その後、予約しておいた貴船の床へ。

京都の市内の車の多さにうんざりしながら貴船へ。

去年も行った鳥居茶屋の真々庵で懐石を・・・。

先附は、ハモの押し寿司。
山椒が香り、ハモも柔らかくおいしいのだが、結構、大きい。

小鮎だろうか、小魚の佃煮は甘過ぎず柔らかくておいしい。

味噌がかかる枝豆をい込んだお団子。

なんだか、先付けからお腹いっぱいになりそう。

ちょっと分かりにくいですが、お刺身は鯛、マグロそれにハモの湯びき。

ハモと卵豆腐のお吸い物。

祇園祭りは別名「はも祭り」ともよばれ、この季節、京都や大阪では
ハモ料理は欠かせない。

私はハモ大好き。

天ぷらにフライ。
ハモの皮はきゅうりもみに、ハモの子は煮物に・・・。

とろろがかかった豚の角煮。

とろろのの中の芥子の黄色が見た目をひきたて、その濃度もとろろとぴったり。

 

義経さんをめくると二段重。

下のお重には黒ゴマ豆腐。

ゼリー状のものがかかり、たっぷりな量。

涼しげに盛られた鮎の塩焼き。

これこれ!
お口直しのメロン。

メロンの中、おだしに漬かったナメコ、ミル貝、韓国風のお餅。

きれいに食べました。

一束ぐらいの量の素麺。
温泉玉子と甘く煮たしいたけ添え。

素麺の上は山椒の実。

もうお腹いっぱいなのに、鯛茶漬けが。

お茶漬け嫌いな私は、そのまま食べましたが、鯛は佃煮風に甘辛く煮てありました。

ふ~、デザートは桃の缶詰・・・?
シロップ煮でしょうね。

ふ~、おいしかった。
それに、床はほんとに涼しい。

去年は梅雨も明けない6月だったので、寒いぐらいでしたが、
今年は、食べ終わる最後まで暑さを感じず、さすが平安貴族も
避暑に訪れた所だと納得しました。

お腹いっぱいになり、車を置かせてもらったまま、貴船神社まで腹ごなしに・・・。

木々の緑に灯篭の朱が映えます。

貴船神社の境内は七夕の笹飾りがいっぱい。

七夕といえば7月だが旧暦では8月6日。

祇園祭の宵山が始まったこの日、平日にもかかわらず貴船は多くの
人出があり、ちょっと驚きました。

鳥居茶屋の仲居さんも、「明日、あさって(15、16日)は、お客さんもいっぱい。
今日で良かったですよ・・・。」と、言われる。

暑い夏の京都が一番賑わう時でしょう。

 

 


出鼻くじかれ

2011年06月25日 | 京都

25日、26日の両日は、京都西山「揚谷寺」のあじさい祭り。

これで紫陽花の花見は最後にしよう・・・と、決め楽しみにしていた。

そして、今日25日、がんばって早朝に自宅を出るが、出鼻をくじかれた。

梅田から阪急電車に乗るが、発車時刻になっても動き出す気配がない。

京都線、運転見合わせ中と電光板にある。

30分ほど車内で待つが、ついに「運転中止、振り替え輸送・・・。」と、
車内放送が流れる。

梅田駅に入って来る電車が故障で、立ち往生し進路をふさいでいる。

幸い故障電車は回送車で乗客は乗っていない。

あと、もう少し走ればプラットホームという所で電車は停まっていた。

時刻は朝の7:00過ぎ。
土曜日なので少しは乗客も少ないが、これが平日なら多くの人が迷惑するだろう。

回復までどれぐらいかかるのか?待ってみようかなぁ・・・とも思ったが
JRで行く事にし、大阪駅に向かう。

はぁ、朝からついてないなぁ。

それに、JRの運賃は高い。
阪急で京都までは390円。
方やJRは540円。

JR、京都まで28分で行ってしまうから、仕方ないのかなぁ・・・。

無駄な時間を費やし、京都に着いたものの朝から暑くて
予定していた所へ行くのは諦め、本命の揚谷寺へ。

揚谷寺は最寄り駅からのバスの便はなく、自家用車以外では行きにくいが、
月参りの17日と、イベント時は長岡天神駅からシャトルバスが運転される。

ピストン運転だが、マイクロバスなので一度に乗れる人数は少なく積み残しが出て
暑い中、並んで次のバスを待つ。

はぁ、もうすっかり疲れてしまった。

さて、肝心の紫陽花だが、ここ数日の晴天で、すっかりしおれていた。

花付きもよその紫陽花と同じように少なく、しかもまだ満開ではない。

 でも、揚谷寺、好きだなぁ・・・。

拝観料金無料、主菓子付きお抹茶500円・・・。

感謝の気持ちを込めて、諸堂でお賽銭あげお参り。


雨の京都(東山界隈)

2011年05月22日 | 京都

 

行者橋。 

見つけた!四葉のタクシー。

緑したたる知恩院の三門。 

 食べたかったが・・・。

 

 

一緒に写真を・・・と、交渉する外国からの観光客。

若くて美しいから許せるか・・・。

清水三年坂美術館で本日はおしまい。


雨の京都

2011年05月22日 | 京都

京都東山白川にかかる石泉院橋の東詰。

七宝家並河靖之旧宅が記念館になっている。

手前は植治と呼ばれた七代目小川治兵衛の旧宅だが、住む人もなく荒れ果てている。

 

 

通りを挟み建つ並川医院は3月末で閉院。

並河靖之の養女の婿が始めた並河医院だったという。

隣家に住む植治が手がけた庭。

敷石が素晴らしい。



さりげなく使われている軒瓦の描くカーブが、ほのぼのとした庭園を形作る。

七宝の研磨用に琵琶湖疏水から、初めて民家に水が引き込まれた。

 

回りには茶室もトイレもないが、置かれた蹲が庭を引き締める。

横に井戸がある台所の流し。

下にも蛇口があり雑水はここから・・・。
水を無駄にしない先人の知恵。

展示された七宝作品は撮影不可。

 

 


雪のない嵯峨野

2011年02月11日 | 京都

昨晩から雪が降った大阪。

5センチほど積もったでしょうか。

すわ、京都へ!

と、出かけたものの京都に近づくにつれ、積雪は少なくなってきました。

嵐山も山は雪景色。
ちらほら雪が舞いますが、地面には積もっていません。

 

清滝近くまで行けば雪はあるだろう・・・と、バスに乗り愛宕(おたぎ)寺まで。

 

 

 

愛宕寺も思ったほどの積雪ではない。

 

上2枚は鳥居本。

町並保存館のおくどさん。

さすがにこの季節、観光客は少ない嵯峨野。

それでも、3連休の始まりの今日は人が多いとか・・・。

天龍寺に入ってみました。

桜・紅葉の美しい庭園も、今は寂しい限り。

所々に椿・さざんかが咲く程度。

福寿草がもうすぐ開くでしょう。

 

梅も何輪か花開いている程度でした。

う~ん、これなら大阪城へでも行けば良かった・・・かな。


竹のモニュメント

2010年08月19日 | 京都

比叡山延暦寺「根本中堂」前に並んだ竹のモニュメントです。

そこのアナタ、挑戦してみますか。

 


夜の比叡山延暦寺

2010年08月18日 | 京都

ライトアップされた比叡山延暦寺へ行きました。

延暦寺の「法灯花」で、8/11~8/15まで開催されています。

スルット関西3dayカードを、この日のために1日分残していました。
比叡山へのアクセスは3通り。

比叡山ドライブバスの最終は15:00と早くて、これは使えません。
叡山ケーブルやロープウェイは、スルット関西3dayカードは適用外で運賃必要。

随分遠回りになりますが、滋賀県側から比叡山へ上がる事に。

浜大津~坂本~坂本ケーブル、これならカードが使えます。

ケーブルはこの期間21:30まで延長運転。

このケーブル好きです。

乗務員さん達が凄く優しいのです。
待合室で待っている間にも、よく冷えたおしぼりが配られます。

こんなサービス、あまりないでしょ?



護摩供祈願(ごまくきがん)法要のおつとめのお坊さん達が根本中堂へと。

根本中堂への道、大坂の真ん中はお坊さん達の道。
参拝客は左右の通路で、合掌してお迎えします。

根本中堂は写真撮影禁止です。

献灯ローソクがお堂の前にあかあかと灯ります。

18:00、根本中堂の中では、法話が始まりました。

線香の香りがお堂いっぱいに広がり、天台声明(しょうみょう)が流れ
有り難い雰囲気ですが、お堂の中は、人でいっぱい。
座る余地はありません。

 

文殊楼もライトアップされていますが、この日は上れません。

鐘楼の鐘が参拝客によって絶えず鳴り響きます。

比叡山から見る大津の夜景です。

Sonyのコンデジで撮りました。
手持ち夜景モードで、これだけ鮮明に撮れるとは・・・。

ライトアップそのものは、ちらしで見ていたのよりはしょぼくて、ちょっとがっかり。

でも、やはり涼しいです。

時間はかかるけど、交通費をけちって、往路と同じ経路で京都市内に戻りました。
お陰で、「京の七夕」を見る時間がなくなってしまいました。

時間をとるか、お金をとるか・・・?

はぁ、時間をとるべきだったでしょう。

 


京の七夕

2010年08月17日 | 京都

今年初めて開催された「京の七夕」。

鴨川と堀川会場の2箇所のうち堀川会場の方へ行って来ました。

昼にちょっと下見。

子供達が書いた短冊が揺れます。

こんな優しく出来ない私。

エライなぁ、この女性。

夜、光が灯るとこんな光景に。

これら竹のオブジェ、夜はどんな風に光るのだろう?

夜の光景です。

おほ~、友禅流しじゃないですか。

光の友禅流し。
幻想的でした。

光の天の川。

ここではみんな「おぉ~」と、思わず声が出るようです。

会場に着いたのが21:10。
21:30消灯なので、見学時間は20分ほどしかありません。

写真撮らなくちゃいけないし、たくさんの見物人をよけて歩かなきゃいけない。
大忙しでした。

すぐ前の二条城もライトアップされ、無料公開されていました。
来年は、鴨川会場の方も見てみたい・・・。
きれいで良かったですよ~。

 

 

 


京都の夏

2010年08月16日 | 京都

毎日暑い日が続きますね。

京都へ出かけて来ました。

目的は、ライトアップ。

比叡山延暦寺「根本中堂」前。

こちらは、「京の七夕」の堀川会場。

 


祇園祭で(綾傘鉾)

2010年07月19日 | 京都

炎天下 26もの山や鉾、全部見るにはかなりの根気が要ります。

私は、半分ぐらいしか見なかった。

その中で一番気に入ったのが「綾傘鉾」です。

赤熊をかぶった棒振りが、鉦や太鼓、笛のお囃子に合わせて舞います。

動画があります。

私が見ている場所から遠く離れた所での舞い。
コンデジで撮ったもので、舞っている姿は小さくて見れませんが、
お囃子を楽しんで下さい。

↓、クリックして下さい。
別ウインドウで開きます。


祇園祭りで(舞妓さん)

2010年07月18日 | 京都

16日の宵山と17日の山鉾巡行。
2日続けて祇園祭へ行って来ました。

辻まわしが見れるような交差点は、すでに黒山の人だかり。

河原町通りの姉小路あたりで見学です。

まずは、トップを飾る「長刀鉾」。

選ばれたお稚児さん。

何かしら・・・?
観客から思わず拍手がおこります。

次ぎの山が来るまで時間が空きますが、目を楽しませてくれたのは↓。

向かい側のホテル前に2人の舞妓さん。

鉾や山が来るのを待っています。

そして、ホテルの前を通る各町内の「鉾」や「山」の代表が、
「ちまき」をホテルの代表者に手渡します。

ホテルからは、お酒が御礼に渡されます。

26もの鉾や山、その全部にこの対応をするんでしょう。

舞妓さんが居る方は陽が当たりかなり暑いはず。
汗もぬぐわず、涼しい顔で始終応対されてた。

胸の辺りをぐっと縛れば顔に汗は出ないとか・・・。
着物に帯、見ている方が汗だくになるのに、彼女らはプロだなぁ。