ここは青森県大湯温泉近くにある縄文遺跡「大湯ストーンサークル」。
4000年前、30~200Kgもの多くの石を6Kmも離れた安久谷川から運び、円形や楕円形に並べた組石を二重のサークルに並べたもので、回りには住居跡もあり、これは祭祀に使われたもののようです。
暑い日でした。
一人の女性が環状列石に近づいて行きます。

そうしているうちにご主人と思しき男性も・・・。
ここには写っていませんが、子供さんも入って来ました。

家族揃ってしげしげと見学中ですが、ロープが張ってあるんです。
って事は、ここから中へは入ってはいけない・・・んじゃないかしら?
立ち入り禁止の看板はないし、監視員もいません。
しかし、この石の汚れを落とすにも石の配列を動かさないように洗浄したという内容を隣接の「大湯ストーンサークル館」で見たばかりの私には、この家族の行為は不快でした。
温泉旅をしていて、よく目にするお風呂のマナー違反。
湯口に陣取り、湯口から出てくる湯を打たせ湯代わりに使う人。
こういう人は、なかなかその場を離れません。
濡れた体で脱衣所へ出るのは、もう、当たり前の行為のようです。
脱衣籠のバスタオル目指して一目散。
必要のないシャワーやカランの湯を出しっぱなしにしてる人。
これは、案外、おばさんに多い行為です。
きっと自宅の風呂では、もったいなくてこんな事は出来ないからでしょうか。
使ったオケや椅子はほったらかし・・・。
お風呂だけでなく、電車の中での化粧、飲食・・・。
特に飲食は若い女性に多いような気がします。
将来お母さんになる人達だから、この連鎖はずっと続くのでしょうか?
日本人の礼儀正しさは、もう、はるか昔の話になってしまったような気がします。
公私のけじめをつけ、マナーを見直すキャンペーンでもやらなくては・・・。
ははは、私も歳とったなぁ・・・。