何やら下で慌しい動き。
3階から、お茶しながら眺めていました。
この2台は、かろうじてセーフ。
逃げられましたねぇ。
早く来ないと連れて行かれちゃうよ~。
しかし、運転手は来ません。
あ~ぁ・・・。
しばらくして、やってきました女性が・・・。
あれっ、ここに停めたハズなのに・・・。
しばらく、うろうろした後、道路に張られた紙を見て呆然。
気をつけましょう、少しの間と油断しないで。
何やら下で慌しい動き。
3階から、お茶しながら眺めていました。
この2台は、かろうじてセーフ。
逃げられましたねぇ。
早く来ないと連れて行かれちゃうよ~。
しかし、運転手は来ません。
あ~ぁ・・・。
しばらくして、やってきました女性が・・・。
あれっ、ここに停めたハズなのに・・・。
しばらく、うろうろした後、道路に張られた紙を見て呆然。
気をつけましょう、少しの間と油断しないで。
老松の和菓子第2弾です。
先日、食べておいしかったので、今日も買ってきました。
冷やして食べます。
月と桜の上は寒天。
断面です。
緑色のはアンコかな・・・?と思ったのですが餡ではないようです。
大徳寺納豆を使用・・・と、書いてあるのですが
この緑色部分に大徳寺納豆が使われているの?
白濁している部分は、つぶつぶ。
あぁ、情けない・・・。
食べても、何がどう作られてるのか分からない私。
こんな私では、これは高級過ぎる。
食べる値打ちがありません。
でも、おいしい。
京都北野天満宮の門前、京都最古の花街「上七軒」にある
老松の季節限定「夏柑糖」。
食べたくて、心斎橋そごうの中にある、大阪では唯一
買える店で買ってきました。
冷蔵庫で冷やしたのを取り出し・・・。
夏蜜柑のフタを取ってみると、中はぷるんぷるん。
崩れないようそろっと二つに割りました。
さらに半分を4等分。
もっと食べたいけど、今はこれだけ。
ゼリーではなく、寒天でできています。
口に含むと、寒天はふぁ~っと溶け、
後に残るのは、ほろ苦い夏蜜柑の味。
夏蜜柑は和歌山の専属農家から取り寄せ作られているらしい。
夏蜜柑を栽培する農家も少なくなったでしょう。
数量限定、もう、発売はしてないのでは・・・?
来年も是非食べよう。
老松さんは↓。
ネットをうろうろしていて偶然見つけた津軽三味線のディナーショー。
しかも、開催は隣町。これは行かなきゃ・・・。
誘った相手には断られ、独りでバスに乗り会場へ。
こういうディナーショーへ行くのは、初めての経験で、嬉しさ
のあまりどうやら早く着き過ぎたようです。
テーブルには、軽食の用意がされています。
お客は、まだちらほら。
飲み物が配られ、それを飲みながら談笑している人達。
一人ぽっちの私は、少々、時間を持て余す。
室内は禁煙だし、薄暗くて本も読めない。
弁当箱を開けて覗いてみました。
一段目は天麩羅などの和食。
二段目は、洋風のオードブルという感じ。
うぅ~、おいしそう。
早く食べたいのに、まだ、誰も食べてはいない。
そうしていると、ご飯とおつゆが配られ、他の客も食べ始めました。
結構、おいしかったです。
しかし、テーブルは4人席。
私は一人。あとの3人はお連れ。
独り、だまって食べるのは寂しい。
同じ席の3人も、私が一人混じる事で、遠慮も生じ、じゃまだなぁと思うでしょう。
こういうのは、独りで参加するもんじゃない・・・でしょうね。
やっと、始まりました。
奏者は6人。歌い手が4人の女性。
合計10人の豪華メンバー。
三味線は、今、主流の「たたき」三味線でした。
私は、高橋竹山系の奏でる三味線が好きです。
そう、広くはない会場でマイクは要らないかもしれないと思うほどの音。
ショーは1時間ほど。
その間、演奏者は入れ替わりで、びっしり演奏と唄を聞かせて
くれたけど、何か欲求不満が残る。
雪の津軽のイメージが湧いてこない。
一番、良かったのは、アンコールで弾かれた長谷川一夫さんの三味線。
素晴らしかった。
今日の演奏の中で、初めて聴いた・・・って感じがした。
で、12月に開催される↑のチケットを買った。
2枚しっかりと・・・。
堺は三味線発祥の地とか。
楽しみだなぁ。
忘れないようにしよう。
温泉津へ行けば買いたいお土産があった。
以前、もりもと旅館の女将さんから送って頂いた蒲鉾。
それが、どこの店のだったか覚えてなくて・・・。
で、蒲鉾はあきらめ、温泉津の商店街にある魚屋へ飛び込み
おかずを調達。
カンパチは50cmもある大物。
アジも大きい。
昨夕あがったもので鮮度抜群。
買ったものの、自分でうまく裁けるか自信はなかった。
しかし、結果は上々。
新鮮だから身が固く、思ったよりは簡単に裁けた。
1日目は刺身、2日目は煮付けにしていただく。
アジは干物にして、まだ冷凍庫に・・・。
値段は、大阪で買うのと多分変わらないだろう。
鮮度は大きく違っていたけど。
短い旅も終わりに近づきました。
1泊旅行なんて、日帰り気分だなぁ・・・。
帰り道の中国道、加西SAで発見。
私が知らないだけかもしれないけど、他では、あまり見かけない。
喫煙ルーム、ペットの水飲み場、ウオシュレットのトイレ・・・。
SAもどんどん進化してください~。
トイレの前でくつろぐネコ発見。
SAでは、よく野良ネコを見かけるが、ここまで、人に慣れたネコは珍しい。
トイレに行こうとする客が、入れ替わりになでていく。
「あっ、そこは嫌よ!」って言いたいだろうに、ぐっと我慢してるけなげな看板ネコでした。
初めて、祇園祭の山鉾巡行を見に行きました。
巡行は午前中に済まさなければいけない・・・ようで、スタートは9:00。
遣り回し(方向転換)が行われる四条河原町着8:30。
すでに、前列の良い場所は観客で埋まっています。
なるべく見やすい場所を探してスタンバイ。
どうやら、一番の見物場所は、交差点内(背後は東山)のようです。
待つ事、1時間余り9:35、やっと先頭の長刀鉾が現れました。
1時間も立って、じっと待つなんて、なんてヒマ人なのだろう私は・・・。
生稚児が乗るのは、この長刀鉾だけで、後の鉾には人形が・・・。
名誉あるお稚児さんでしょうが、おつとめは大変だろうなぁ。
いよいよ、遣り回し。
重さ12トン、全高17~25m、車輪の直径2mの鉾を
約15分、3回の操作で、90度回転させます。
うまく回転すると、おぉ~っと観客から拍手があがります。
これを見る為に、早くから来て、1時間も立って待ったのですが、正直疲れました。
人垣は何重にもなり、後ろから押されます。
遣り回しにこだわらなければ、結構、沿道でよく見れます。
来年も見に来る事があれば、もう、この交差点で待つ事はしないでしょう。
初めて知ったのですが、山鉾の山は、こういう小型のものを差すのですね。
背の高い、囃子方も乗るのが鉾。
山の回転は、担ぎ手が持ち上げるので簡単に回れます。
山に乗っているのは人形だけ。
今日は曇り空。陽がささないので、見ている方は涼しく見物できました。
でも、どちらかというと、私とはテンポが合いません。
コンチキチンというお囃子も・・・。
大阪人、やっぱり天神祭りのあのテンポの速いお囃子がいいなぁ。
天神祭りもそろそろだ。
町並み地区の一番北端にある城上(きがみ)神社。
たくさんある見どころの中でも、私が一番気に入った所です。
拝殿の屋根は、初めて見るちょっと変わった様式。
重層式入母屋瓦造りという様式で、江戸の亀戸天満宮を手本と
したもので、祭神は大国主命、銀山と大森町の氏神でもある。
そぼ降る雨の中、神社には誰もいない、私独り。
拝殿の中を覗き驚いた。
天井には、鳴き竜の絵が描かれ、その回りの格天井には、
紋をデザイン化した絵が色鮮やかに描かれている。
ひっそりとした薄暗い拝殿の中、竜の息つかいが聞こえ
見て、見て・・・と手招きしているように感じた。
この拝殿は、1812年に再建され、鳴き竜の絵は、1818年に描かれたという。
大田市指定文化財にはなっているらしいが、もう少し、
大切に保存されてもいいんじゃないか・・・なんて思ってしまう。
丸く描かれた床に座り、手を打つと
天井がりゅんという感じで反響します。
やや鈍い音で、耳を澄まして聞かないと
聞こえないかも・・・。
日光東照宮の鳴き竜に比べると
地味な存在だなぁ。
拝殿の前には苔むした庭が広がっている。
樹齢300年といわれる相生の松。
赤松、黒松が同体となった珍しい松で大田市指定の天然記念物になっている。
左のかぶせ物がある方の赤松は枯れてしまい
今、高くそびえているのは黒松。
社内の一角に鎮座する亀石。
おもしろいいわれがあるので、是非、ご自分の目で確かめて下さい。
亀石の近くにある大木に魅入ってしまった。
何の木だろうか?
それに苔がびっしりと、衣装をまとうように張り付いていた。
手前にはもみじ。
雨に濡れる苔も美しいが、紅葉の頃もきっと美しいだろう。
紅葉を見に来よう。
石見銀山お気に入りスポットの紹介はこれで終了です。
坑道の見学だけの場所と思っていた私は、目からウロコの旅でした。
美しい自然、そこで繰り広げられた銀山開発の歴史。
今も生活がある町並み。
願わくば、町並みは、土産物屋であふれないよう規制して欲しい。
土産物を買いに行くんじゃないから・・・ね。
町並みの散策を終え、龍源寺間歩へと
向かいました。車で・・・。
パーク&ライド方式で車の乗り入れは
禁止されているのを知らなかったのです。
言い訳がましい・・・が。
道のりは約2キロ程で、途中からは
林間コースという感じ。
路線バスを利用したり、歩いたり。
気持ちよく歩いている人には、申し訳ない。
しかし、龍源寺間歩の手前には駐車場が
あり、300円必要。
上の写真は龍源寺間歩の入り口です。
石見銀山では坑道の事を間歩と呼びますが、それが
大小合わせて500箇所以上あるらしい。
しかし、公開されているのは、この龍源寺間歩だけです。
間歩の中は、左右上下にタテ坑、横坑が掘られています。
当時の工夫達は30歳まで生きたら、長寿を祝ったというほど
職場環境は劣悪だったようです。
懐中電灯などなかった頃、カンテラの代用をしたのはサザエの貝殻。
龍源寺間歩の中に展示している銀山絵巻の中にも、小さな灯りが
灯るサザエを持って働く工夫の絵がたくさんあります。
そのスス、そして掘削する時の粉塵、精錬の時の鉛を吸い、年中、
下帯だけの姿で働き、落盤事故もあったでしょう。
常に命と隣り合わせ、長生きは出来ないでしょう。
大森地区には、この人達の為に、各宗派のお寺が数多くあるらしい。
龍源寺間歩は、全長600mのうち、公開されているのは300m足らず。
内部は一方通行で、新たに見学者用に掘られた平成の坑道を抜けて表に出ます。
結構明るいので写真撮影も可能だったのですが、ガイドさんを
連れた団体と一緒になり、ガイドさんの説明を聞きたいがため
先を急ぎ、写真は後で撮ろうと思っていたら、一方通行で後戻り不可。
左の写真のような、立ち入り禁止の間歩
の入り口を、あちこちで見かけました。
せめて、もう2箇所ほど、一般公開を
する間歩があれば・・・と、思いましたが
これは、この先に期待する事に。
龍源寺間歩から先は、温泉津港へと
続く銀山街道で、車は通れない
中国自然歩道になっています。
この14キロ程の道、生産した銀を馬や
荷車に載せ、港まで運んだのでしょう。
鎌倉末期、海上から光る山が発見され、戦国時代には大内、尼子氏間の争奪戦。
毛利氏が手に入れ、その後、秀吉のものとなり朝鮮出兵の際の財源にもなった。
秀吉亡き後は徳川幕府の直轄となり、明治まで掘削が行われてきた石見銀山。
世界遺産の4段階評価の、下から2番目の答申が出され
登録が危うくなったのを覆し登録が決まった背景には
環境というキーワードがあったようです。
精錬の燃料である木を切り出した後は計画的に植林し、
掘り出した岩石でボタ山を作らず、石は、道の敷石や
石垣などに再利用した・・・など、環境を壊さない産業施設
だったというのが大きく評価されたようです。
多くの人が汗にまみれて働き生活した銀山地区と、
よく保存されている、賑わったであろう町並み地区。
世界遺産に登録されるのは当然じゃないかと思いました。
長くなりましたが、明日は石見銀山の最終回、感動した神社を紹介します。
群言堂(ぐんげんどう)の入り口を入ると、
たたきの土間が迎えてくれます。
手を加えていない、使い込まれた美しさに
ほれぼれ。
タバコ盆が置かれていますが、ここは入り口、
多くの人が行き交います。
いくら私でも、ここでの喫煙は遠慮します。
群言堂の前身は「松葉屋」という宿。
多くの旅人が、ここでわらじを脱いだのだろうか?
スリッパに履き替えて店内へ。
ちょっとステキなスリッパは、店で売られている商品でした。
店内は、衣料だけでなく、寝具、インテリア、生活雑貨が並び、喫茶室もあります。
小さな入り口から部屋を覗くと、そこは寝室。
部屋に入り、見渡すと、この一室は寝具類の販売コーナー。
こちらはトイレ。男女共用、男性も個室で・・・。
おしゃれな手洗い越に中庭が見えます。
私が最も気に入った場所の中庭。
向こうに見える洋館は、衣料品売り場。
テーブルの真ん中からも緑が・・・。
そして、見覚えのある椅子。
廃材もうまく活用されているみたいで、白いラインが
残る床の前身は体育館・・・?
ここには、灰皿がありました。
ここでは、遠慮は要らないでしょう。
おっと、そうはいかない!
見張られていました。
群言堂ネコちゃんが縁側で、にらみをきかしています。
可愛い子です。
「今日は、えらく人が多くて騒がしいなぁ、ゆっくり昼寝もできない。」
と、立派な尻尾をふりふり中庭へ消えて行きました。
結局、私は何も買いませんでした。
その気になれば、とめどなく買ってしまいそうな気がして・・・。
ステキなお店でした。
群言堂ブランドファンの方、是非、この本店へ行かれる
事をお勧めします。
日曜日は観光客がいっぱいでした。
デジカメも途中でエンストおこしてしまったので、
見学は早々に切り上げ、翌日、再度訪れました。
雨の月曜日、観光客は、ほとんど見かけません。
ここは、町並みの中にある旅館「ひろた屋」。
詳細は分かりませんが、案外、安く泊まれるようです。
石見銀山観光には一番近い宿でしょう。
この先、人気が出て、予約がとりにくい宿になるかも・・・。
郵便局も町並みに溶け込んでいます。
記念の切手シートを買いましたが、
800円分の切手で1,200円もしました。
銀行の代理店(出張所?)です。
天領と書かれているのは、照明器具でしょうか・・・?
灯りが灯る夜は、どんな感じなのだろう・・・?
残念ながら、私の仕事でもある、照明柱は建っていません。
でも、それでいいのです。
そんな人工的な灯り、いくら、良いデザインでも、この町並みを
そこねてしまうのでは・・・。
ここは、国指定の文化財になっている旧大森区裁判所跡で、
今は大田市町並み交流センター。
玄関にかかる屋根に見惚れてしまいました。
お医者さんですが、表にかかっている看板には○○醫院と書かれています。
懐かしい・・・。久しぶりに見る文字です。
あたり一面に、いいにおいが漂っています。
発信元は中村製パン所。
学校給食の調理場も兼ねているような製パン所の
間口で焼きたてのパンが売られています。
散策中、小腹が空いた時に丁度よいでしょう。
好きな石橋がかかっていました。
銀山橋です。
下を流れるのは、銀山川。
町並みのあちらこちらに、同じデザインの消火栓が設置されています。
木造建築の一番の敵は火事。
対策もしっかりとられているようです。
掲載した写真は、ごく一部です。
他にも武家屋敷やお寺、民家を改造した土産物屋など
見るべき所はいっぱいあります。
群言堂(ぐんげんどう)ってご存知ですか?
私の回りにも、ここの洋服ファンがいます。
元々は古民家再生が本業らしいのですが、
ここ石見銀山の町並みに本店を構え、日本中に
店舗展開するブティック(?)があります。
明日は、そちらを紹介します。
何の予備知識も持たないままやって来た石見銀山。
足尾銅山のように、坑道だけの見学だと思っていた。
それが違ったのです。
大きく2つのゾーンに分かれています。
一つは、町並み地区で、武家屋敷、商家、社寺など
様々な身分の建物が混在している石見銀山の外郭町。
もう一つは銀山地区で、ここが石見銀山の中心。
間歩(まぶ)と呼ばれる坑道が500箇所程あり、
一番奥に唯一見学出来る龍源寺間歩がある地域です。
まずは町並み地区から・・・。
幅2mほどの道路を挟み、町並みが800mほど続いています。
パーク&ライドが実施され、自家用車は乗り入れ禁止となっているのですが、
知らないで乗り入れる観光客も多い。
私自身知らなかったし、それを知らせる看板すら見かけなかった。
単に、気づかなかっただけかもしれないが・・・。
一度、あきらめかけた登録がくつがえり、急遽、嬉しい知らせ。
整備もこれからでしょう。
町並みの中で、私の目がテンになってしまった
タバコ屋の店先。
今は廃業のようですが、このレトロなショーケース
が、なんともいえない、いい味を出しています。
木彫りの郵便受けを、あちこちの民家で
見かけました。
そして、民家の軒先や垣根に、こうした優しい心使い。町並みの中には、郵便局や銀行の出張所、
土産物屋、宿など観光客相手の家はもちろん
ありますが、非営業の民家の方が多いのです。
50年程前から、町並み保存を考えてこられたと
いう家々は、懐かしい木造建築がほとんどで
プレハブ住宅のような家はみあたりません。
家の壁には「祝世界遺産登録」の貼紙がされ、
登録された喜びと誇らしさを感じました。
あしかけ12年かけて、登録の準備をしてこられた
んですから、当然ですよね。
しかし、世界遺産に登録され、この日のように
観光客がぞろぞろ、自分の家の前を歩き、
写真を撮り物珍しそうに覗かれるのです。
随分、迷惑な話かもしれませんが、
玄関先で出あった住民の方は、私の会釈に
優しい顔で返してくださいます。
いつまでも、この笑顔で迎えて下さるよう、見に行く方も
賢い観光客でありたい、あってほしいと思いました。
明日に続きます。
今夜の宿は、温泉津温泉。
その近くにどうしても寄ってみたい所があった。
この温泉は個人宅。
最初の訪問は5年程前。
主は高齢なので、もしかしたら・・・という気持ちで
訪れたが、幸いに、主も湯も健在だった。
湯に入れていただく。
真ん中の黒い窪みに湯が湧いてくる。
湯口からあふれた湯が、下の湯船に流れ落ちる湯道は
ごらんの通り、凄い造形物に・・・。
湯船の中は、笹濁り色。
しかし、この湯船には入れない。
ここは、神聖な湯溜め。
入るのは、こちらのポリバス。
奥のガラス窓の向こうが、湯が湧く神聖な場所。
コックをひねると、湯溜めから温泉がどばどばと・・・。
湯温は低いので、底から加熱され、すぐに適温になる。
私と入れ替わりに、近所の人が入浴に訪れていた。
主はまもなく90歳になられる。
以前よりは老いられたが、まだまだお元気で安心した。
石見銀山も、想像していたよりステキな所だった。
紅葉の頃、もう一度訪れたい。
次回も、この湯に浸かれますよう・・・。
世界遺産の石見銀山へ行こう!と、思いたち急遽、石見路へ。
まずは、付近にある温泉から。
知る人ぞ知る、千原温泉。
大女将は、今年の6月に亡くなられました。
断られるかも・・・?と、恐る恐る訪問。
なんとか入れて頂き、その後、おはぎをご馳走になった・・・・。
懐かしい、思い出が蘇りました。
湯も温泉場も、お嬢さんに引き継がれ健在でした。
いい、湯です。
天然のジャグジーで、大きな泡がぼこっと上がるかと思えば
小さな泡が、ころころ体を伝います。
気持ちが良いのは、人間だけではないようです。
ムカデorヤスデ・・・?
虫さんも湯浴み。
中の湯の朴伝の湯に入りたかった。
しかし、予約が入っていたので諦め、ひらゆの森で
上高地を歩いた疲れをとるのと、今回の〆の湯とする事に。
残念ながら、湯はどの浴槽もぬるい。
一番奥にある、この湯船が熱くて、湯も濃い。
東海北陸道に乗るため、高山へ向かい、早い目の夕食。
選んだのは萬代角店。
以前も来た事があり、なかなかおいしいものを
食べさせてもらった覚えがあり、場所を聞きながら到着。
私は山菜篭盛定食を注文。
篭の中には、色々な野菜料理。
その他にも、あまごの南蛮漬け、胡麻豆腐、青菜のおしたしが付き
ヘルシーだけれどボリュームたっぷり。
相方は、ここで、一番高いかもしれない飛騨牛炭焼き定食。
財布と相談しないお気楽者。
おいしかった・・・と、言いたいところだが、味噌味が多く私には塩辛い。
味噌は味噌でも、白味噌を使う関西人ですから・・・。
夕暮れ迫り、高山も観光客はまばら。
この町並みを素通りしてしまう。
もったいない話だが帰らなければいけない。
走行距離:約3200キロ 11泊12日の定年退職記念旅行は無事終了しました。