串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

三水館-2(部屋・風呂)

2012年07月30日 | 宿-甲信越

予約していた部屋は一番リーズナブルな和室8畳間の細尾

部屋に入ると冷房がよく効いていた。

ロビーやフロント、廊下など冷房していないので、部屋に案内されるまで結構暑かった。

広縁はない8畳間。

椅子が欲しかったなぁ。

いきなり冷蔵庫のビールを頂きます。 

突き当たりウォシュレットのトイレと洗面所。

右手、バスタオルも広げて掛けられる幅広のタオル掛け。

井崎さんの作品だろうか木製。

ミニキッチンに少し飲み物が入った冷蔵庫、電気ポットと私に必要なものは全部揃っている。

煎茶の他に紅茶のティーバックが置かれている。

お手製のタルトと饅頭。

お皿いいなぁ。

浴衣に着替えてお風呂へ。

別棟の風呂場へはロビー奥の入り口をいったん外へ。

風呂は20:00に男女入れ替わり。

↑ チェックイン時女性用だった内湯と露天。

正面にカシワバアジサイ・・・だろうか?満開だ。 

いいなぁ、この丸い風呂。

竹筒からも湯が出ていればいいのだが・・・。

内湯に浸かりながら露天を・・・。 

もう1枚。

豪快に掛け流されているが、もしかしたら循環併用かもしれない。

湯に特徴はない。

こちらは20:00~チェックアウトまで女性用になった風呂。

 柴石という石を使った湯船。

5種類のすすきが植わっている露天風呂。

こちらは和風。

すすきはどんどん増えるので管理は大変だろうなぁ。

どちらの風呂も、いつも貸切状態だった。

宿泊客、男性の方が多かったんだろう、男湯は何人かと同浴だったらしい。

洗い場は両方共4つのカラン・ジャワーだけだが、全7室の宿ではこれで充分なんだろう。

萩が咲き出している。

すすきに萩・・・勝手に「秋の湯」と命名。

と、なると、もう一方の湯は「夏の湯」だろうか・・・。

シャンプー類は環境にも優しい石鹸系。

他にアメニティはいっさいない。

化粧落としや洗顔石鹸があればいいのになぁ。

タオル・バスタオルも部屋から持参。

湯上がりはロビーにて冷たい水を・・・。  

源泉名:鹿教湯温泉2、3、4,5,6混合泉 温度:46度 PH=7.9 成分総計:556.4mg/Kg の単純泉

無加水・加温・塩素系消毒有り


鹿教湯温泉三水館

2012年07月28日 | 宿-甲信越

全7室、予約の取りにくい人気旅館の三水館

夏休み前の平日、空いている日を探して宿泊。

 ↑ の案内がなければ通り越してしまいそう。

背の高いききょうや夏草が茂るアプローチの石段を上がり玄関へ。

レンゲショウマがたくさん植わってるように思ったが、
これがレンゲショウマかどうか?ちょっと自信がない。

木曽福島や松本の古民家を譲り受け、貴重な材料を再利用された本館。

 

 壷の大きさに比べればちょっと花が貧弱な気もするが・・・。

 

三和土(たたき)の広い土間に思わず目がいき、いいじゃないですか。

ひんやりとした中にもあたたかい雰囲気を感じる土間。

右手のフロントでチェックインを済ませる。

式台の前に整然と並べられた草履を見て、テンションが上がる。

この整然さ、好きだなぁ。

式台の右手は朝夕の食事処。 

赤いはな緒が色を添える。 

フロントあたりからロビーを見る。

大きなテーブル、心地良さそうな椅子がズラリ並ぶ。 

長押であった板を2枚つないだ大きなテーブルに木製の椅子。

椅子は木工作家井崎正治さんの作。

井崎さんは、この宿のデザイナー。

木工品だけでなく、木彫り、絵画・・・井崎ワールドの三水館

 

 

突き当たりのステンドガラスの戸の向こうに蔵の部屋。

明治40年に建てられた蔵は、松本から移築したもの。

一般客室へは階段を上がり2階に。 

看板ネコのニャン蔵君が気持ち良さそうに廊下に寝そべっている。

うん、気持ちいいね、この敷物。

2階の通路床に敷き詰められた敷物は麻製品。

毛足が長くなるとストッキングに悪影響を及ぼすとかで、この毛足の長さになったらしい。

三水館、スリッパはない。

素足にこの感触、たまりません。

 もう、おじいちゃん・・・らしい。

お世辞にも愛想がいいとは言えない。

夕食時、キジトラが食事処に走って来て、私達のテーブルの下でごろにゃん、ごろにゃん。

可愛かった~。

しかし、すぐにスタッフに連れ出されてしまった。

翌朝、風呂場への入口で待機し、しきりに建物内へ入りたがっていた。

どうぞ~。

戸を開けてやるとびゅ~んと走って行った。

ネコ好きにはたまらない宿かも。

吹き抜けを囲むように部屋が並ぶ。 

これも井崎さんの作品。

油絵だった。

吹き抜けから玄関を眺めると、整然と並んだ草履が壮観。

ごちゃごちゃした飾りは何もない。

シンプルだが計算された美しさが光る宿。


ニッコウキスゲ

2012年07月22日 | 旅-関東・中部

寸又峡温泉に泊まった記事もアップしていませんが、旬のものなので・・・。

鹿教湯温泉への道中、天気も良さそうなのでニッコウキスゲが見頃という霧ケ峰に立ち寄り。

ビーナスラインは何度か走っているがいつも通過点でしかなく、霧ケ峰を歩いた事はない。

ビーナスラインの通行料金は無料になっているし、停めた車山駐車場も無料。

お金取らなくていいの?長野県、太っ腹だなぁ・・・。

トンネルで高い通行料金とってるけど。

車山駐車場からリフトで車山頂上へ。

もくもくとわき上がる雲に覆われ、そのうち見えなくなってしまった富士山。

富士山や八ケ岳を眺めながら、コンビニで買ったきたおにぎりで昼食。

車山頂上からは色々なハイキングコースがあるし、又、リフトで下る手もあるが、
ここは80分歩いて駐車場まで下りる事に。

結構な下りで、反対に上って来るのは大変だろうなぁ。

遊歩道沿いに目をこらすと様々な花が咲いている。

ヨツバヒヨドリ

キバナノヤマオダマキ

花の名前ってどうしてカタカナ表記が多いんだろう?

読みにくい!

たくさん咲いていたシシウド

 

シシウドには蜂や虫がいっぱい

イブキトラノオ

 

で、肝心のニッコウキスゲだが・・・少ない。

ぐるりと弱い電気が通っている電気柵が張り巡らしてある。

新芽や蕾を食べてしまう鹿の食害避けらしい。

どこでも困っている鹿の被害、天敵はいない・・・のだろうか? 

う~ん、いただけません。

グリーンのロープから中に入ってはいけないのは一目瞭然なのに。

マナーが悪いカメラマン、背後から歩いて来たガイドさんらしき人に大声で注意される。

いろんな写真で見るニッコウキスゲ、こんなもんじゃない・・・のに。 

この辺りが一番咲いていただろうか?

この日(7/19)で7分咲き、今日は満開らしい。

ニッコウキスゲ、私は初めて見るが、草原が黄色に染まる以前の状態を知っている人なら
この少なさに驚くんじゃないだろうか?

 

この蝶、えらく相方が気に入ったようで、腕や手の平にとまり動かない。

振り払っても、又、やって来てとまる。

優しい人だと・・・蝶でも分かるのだろうか?

加齢臭好みの蝶だったりして・・・。 
 


車山

2012年07月20日 | 旅-関東・中部

石でキャンセルし、めでたく落ちてくれたので再予約した
鹿教湯温泉「三水館」に泊まってきました。

往路、ニッコウキスゲが見頃という霧ケ峰に寄り、
暑さに閉口しながらも車山の頂上から見えた富士山に感激。

八ケ岳と南アルプスの間に頂上まで見えた富士山。

ちょっとアップで。

歩き疲れた体を癒しの湯で・・・。

詳しくは後日(いつになるかなぁ・・・)。

 

 


2012年07月16日 | 非分類

30分ほど私を苦しめた石です。

たった 4x3 ミリの大きさなのに、お腹と腰が痛くて脂汗かいてう~痛いぃぃ。

その痛みがばたっと治まり、もしかして・・・と、トイレへ行くと落ちていました。

腎臓に石がある事はエコー検査で分かっていました。

10年程前にもやりました。

この時は、石が大きかったので入院して破砕手術を受け、3つぐらいに分割されて
やっとこさ出ました。

今回も入院か・・・?
とりあえずボルタレン飲んで、少しでも痛みを抑えて明日病院へ行かなくちゃ・・・。

19日のお泊り予定、キャンセルの電話をダンナにしてもらった数分後にポトリ。

小さくて助かった。

クーラー効かしてゴロゴロしていた罰だったんだろうか?


侘助-黒滝村の蕎麦

2012年07月15日 | 蕎麦

大峰山のごろごろ水を汲みに。

三連休とあって洞川村への道も車の量が多い。

ごろごろ水の駐車場へは10:00頃に到着。

幸い待たずに蛇口の前に停められたが、次第に混んで来て駐車場外の道路にまで車列が伸びる。

来た道を黒滝村まで戻り、予約しておいた侘助で蕎麦を・・・。

普段とは違い、車を停めるにも困るほどの賑わっている道の駅「吉野路黒滝」から5分ほど県道を走る。

黒滝川に面した駐車場に車3~4台が停められ、斜面を上がって行く雰囲気が抜群で期待感が膨らむ。

 

基本的には↑のメニューで、平日は4~6人の昼会席¥3000~で、1週間ほど前に要予約。

十割ざるそばには「ごまとうふ」と「そばぼうろ」が付くので¥850は高くない、むしろ安いと思う。

挽きぐるみの蕎麦は甘味を感じ、咽喉越しもいい。

岩塩が付いてきて、そばつゆよりこの岩塩で食べる方がおいしく感じた。

つゆ、ちょっと醤油が勝ってる感じ。

相方はこの量では足りなくて追加を注文。

最初の蕎麦は長野産、追加分は福井産の蕎麦。

私はそばがきを注文。

そばがき、作るのに時間がかかるのだろうか?客が来たらそばがきは作れないと
注文時に言われたが、運良くそばがきが運ばれる頃に予約無しの4名さんが来店。

この4名さんがもう少し早く来ていたら私はそばがきは食べられなかった。

う~ん、おいしい!

もっちりした歯ごたえ、粘りもあり口の中で転がる。

蕎麦一枚食べた後だけど、すっとお腹に収まった。


黒滝川に架かる吊橋を渡り始めるが、あまりの暑さに車へ戻る。

ちょっと遠いけど、ごろごろ水&侘助のセットは定番にしよう。 

侘助の詳しい情報はこちらで。


国道19号線沿いに

2012年07月14日 | 旅-関東・中部

 

朝食をしっかり食べて・・・と、言いたいところだが、私にしては食欲がない。

昼食の蕎麦も、どうにかお腹に収まった。

夕方になって熱が出てきた。

1週間前の佐渡での充実した日々・・・どうやら遊び過ぎたようで、歳をかんがえなくちゃ。

宿をチェックアウトし、インターを目指す途中、はるかかなた雲の上に妙高が顔を出す。

塩尻インターで高速を降り国道19号線へ。

国道19号線沿いには中仙道の宿場町が点在し、木曽川沿いには福沢桃介が残した
近代化遺産や紅葉の名所もたくさんあり、味気ない中央道を走るより時間はかかるが
この19号線を走りたいものだ。

宿場町を全部見てみたいが、相方は興味がなく素通りしてしまう事が多い。

19号線を通る度に1箇所づつ見ていこうよ・・・と、約束(お願い)し、今回は奈良井宿へ。

木曾の大橋

総桧造りの太鼓橋で、橋脚を持たない橋としては日本有数の橋。

福沢桃介が作った木曽川電源開発施設の一つ桃山発電所を車中から写す。

今回の目的は柿其(かきぞれ)水路橋。

国道19号線から標識に従って柿其渓谷へと向かうと、新青木橋の手前に大きく
横たわる橋が見えてきた。 

水路橋を超え、左手の細い道を上がって行くと広場に出る。

そこに車を停め対岸を見ると、山の中から現れる水路橋に驚く。

上に通路が設けられているが一般人は通れなくて、対岸から見るのは無理みたい。

とうとうと流れているように思ったが、点検中の方は雨が少なくて水量も少ないと・・・。

ここは関西電力の施設で、点検にあたっていた方は、「最近、ご迷惑をおかけして、
水量がもっと多くなればいいのですが・・・。」と、言われる。

大飯原発運転再開で叩かれている関電、なんだか気の毒に思えた。

この水路橋が作られてから90年近く経っているが、いまだに補修しながらも現役。

木曽川の取水口から8キロ程離れた読書(よみかき)発電所までの水路の一部。

地下には昭和35年建設の地下水路があり、この2本の水路で水力発電をしている。

作業員の方が橋の上を歩いている。

あの通路だろう、怖いなぁ・・・。

左下に見えるのが、広場への道。

現存する戦前の水路橋の中では最大規模という。 

紅葉を見に来ても興味を持っていなかったら、橋の下をくぐって柿其渓へ向かうだろう。

ちょっと時間を割いて、先人が作った近代化遺産を鑑賞し、福沢桃介と川上貞奴の
ロマンスに思いをはせるのも歴史好きには楽しい。

この読書(よみかき)発電所へ水が送られている。

桃介橋が見えて来た。

桃介橋は以前に見ているので、今日は素通りして帰途に着く。

ご招待の信州旅はこれで終わりです。

次回は大井川寸又峡温泉への旅。

  


秘湯を守る会のご招待で

2012年07月11日 | 旅-関東・中部

佐渡から1週間後の6/10「日本秘湯を守る会」のスタンプが10個たまり、
ご招待は信州のあの温泉へ。

今回はのんびり旅という事で、観光は最小限に抑えて。

駒ヶ根にある養命酒の工場内で

暑い毎日が続きますが、少しは涼しく感じるでしょうか?

丁度、芍薬が見頃を迎え、工場見学も出来るというので、養命酒の工場へ。

工場の前の「四季咲きの丘」芍薬が満開。

売店で養命酒ではなく味醂を買いました。 
この味醂に薬草を混ぜて養命酒が作られるようです。

14:00~チェックイン可能。

14:00ちょっと過ぎに宿へ着いたのですが、すでに何組か・・・。

宿の玄関前の苔がきれい。

ご招待はいつもこの宿にお願いしています。

満開のやまぼうしが迎えてくれました。

お抹茶を頂きながらチェックイン。 

ハンモック状の椅子に揺られながら、やっぱりここはいいなぁ・・・。

欧風アンティークな灯りの向こうには和風のすだれ。

これがミスマッチではなく、よく合っているのです。

↑何でも良く見えてしまってるなぁ・・・。 

今回のご招待は一人分だけ。

相方のスタンプもここで10個たまり、次のご招待もお願いしてきました。 


佐渡へ-10(帰途)

2012年07月10日 | 旅-関東・中部

佐渡金銀山の坑道を見た後、相川からバスに揺られ1時間、両津港へ。 

いい天気です。

帰りもジェットフォイルで

ジェットフォイル往復の通常料金は11250円(季節により変動)。

この時は特別割引で往復7960円だったのでジェットフォイルに乗ったが、通常料金だと考えてしまう。

フェリーなら所要時間は2時間半と長いが、往復で4640円でジェットフォイルの半分以下。

初めての佐渡ケ島で天気が良くて、そう急がない旅ならフェリー利用がいいかも。

 新潟空港発17:15ので伊丹へ。

夕陽に照らされる佐渡ケ島。

又、佐渡へ来よう。
まだ見ていない所が残っている。

2012/6/3~6/4佐渡への旅はこれで終わります。


佐渡へ9(相川佐渡金銀山)

2012年07月09日 | 旅-関東・中部

2度目の佐渡、そして行程の最後になって、やっと佐渡金銀山を見ます。

それだけ佐渡には見るべき所が多かった・・・と、いう訳かな?

大間港からはタクシーで佐渡金山へ。

見学できる坑道は2つ、宗太夫坑と道遊坑。
料金はそれぞれ800円、両方入るチケットは1200円。

初めての私は両方のチケットを購入する。

入り口は同じで、両坑道は左右に分かれている。

宗太夫坑から見て回り、土産物コーナーを通って又この入り口から道遊坑へと。


観光客の多い宗太夫坑には、各種説明板や人形が作られ結構楽しめる。

その中でも興味深かったのは相川海岸での「浜流し」。

昭和15年に年間1537キロもの金を産出した中には、この浜流しで採られた
金もかなり含まれている。

昨年10月にアップした記事も見て下さい。

こうやって、湧き出す水を汲み上げていたのか。

石見銀山にはなかったと思うが、どこの鉱山跡でもこのような人形が作られているが、
さすが佐渡金銀山、人形の数も多く、作り物と分かっていても、ぎょっとしてしまうほど
リアルなものもあった。

 

 

            ここ注目

無宿人に関してえらい気を遣ってる感じがする。

世界遺産登録には、江戸時代無宿人を送り込んだ、昭和の戦争遂行の戦費を調達した
と、いう負の遺産はじゃまなのだろうか?

 

採掘坑開きの祝い事の様子が興味深い。

 

こんなのもあるんだ。

次に来るような事があれば、是非見てみたい。

こちらは道遊坑。

人形などはないし、見に来る人もほとんどいない。

ツアー客は、ほとんど宗太夫坑だけの見学で終わるのだろう。

他に誰も居ない坑道は不気味。

見学もそこそこ、急ぎ足で歩く。

この先は右側に掛けてある懐中電灯を持って坑道を行くらしい。

嫌だなぁ、誰か居ないか・・・?

一人だと怖いから私は行けない・・・と、戻って来ると前方から人が。

懐中電灯の補充に来たスタッフだった。

一緒に行ってもらう。

そこは、道遊の割れ戸の真下にあたり、この先は進入禁止になっている。

はぁ、良かった。

スタッフが来られなかったら、ここへは行けなかった。

道遊坑の出口

一帯は高任公園になっていて、平成元年の操業停止まで使われていたトロッコや機械類が
保存展示されている。

江戸時代の露頭堀跡の「道遊の割戸」は、深さ74m幅30mの大きさで、
世界的にも珍しく、国の史跡に指定あされている。

観光客が少ない道遊坑の売りは、この道遊の割戸がまじかに見られる事かもしれない。

この割戸の辺りまで歩いて行けるが、そんな時間と体力は無かった。

 

坑道内を見終わると土産物売り場へ出て来るようになっている。

苔が張り付いた石臼は、鉱石をすりつぶすのに使われていた。

 

一休みでコーヒーと笹団子。

コーヒーは金粉入り。

宗太夫坑は「豊富な資料に基づき江戸時代の佐渡金山を忠実に再現したもの」
と、パンフにある。

時間が許せば、そして興味があればじっくり見て回ると800円でお釣りがくるかもしれない。


佐渡へ-8(大間港)

2012年07月06日 | 旅-関東・中部

ファミリーオ佐渡相川をチェックアウトし、路線バスで相川に向かうつもりだったが、
5人程の宿泊客をマイクロバスで相川まで送るという事なので、同乗させてもらう。

いつも送迎してくれる訳ではないだろうが、バスを待つよりは有難かった。

相川の少し手前、大間のバス停で私だけ降りる。

目的は佐渡金銀山の鉱石積出港だった大間港跡。

今は↑の会社の敷地内にあるようだ。

左の建物の「立入禁止」が気になったが、これは左側の建物に関しての事で、
外壁に貼ってある写真や説明書きを見ながら道を奥へと進んで行く。

右はレンガ倉庫。今も使用されているのだろうか?

皆さん、がんばって運動しておられるので、早く世界遺産に登録されるといいなぁ。

今回の旅では③と④を見学。

で、ここは④の大間地区。

以下、壁に貼られた写真や説明書きなど・・・。

その現存している櫓と巻揚げ機は、昨年の10月に見ました。

同じく昨年撮った写真 道遊の割戸が見える。

少し前にアップした北沢浮遊選鉱場。

斜めの屋根がくっきり写っている。

 大間港の詳しい説明は↓で・・・。

お暇な方は読んでください。

 

 

奥に進めば海を背に↑のような光景が広がる。

よく整備され、大事に保存されている。

トラス橋 

 

 

 

 大正3年に造られたクレーンの台座

下部は石積み、上部はコンクリート製。

 

 

 

右手は「たたき工法」で造られた防波堤・・・か? 

ローダー橋脚

 

 

 

火力発電所跡

誰一人いないこの整備された遺跡を静かに眺め、写した。

10月に案内してもらったガイドさんが言われた「金銀山を見るだけでも1日半ぐらいは必要」
ほんとにその通りだと思う。

佐渡には他に3ケ所の金銀山があるが、一般的な観光にはこの相川の金銀山だろう。

佐渡へ来て、相川の2つの坑道を見るだけで帰るのはもったいない。

では、これからその坑道へ向かいます。


佐渡へ-7(ファミリーオ相川の裏庭)

2012年07月03日 | 旅-関東・中部

話は佐渡に戻ります。

ホテルファミリーオ相川は全室オーシャンビュー。

翌朝、裏に広がる海岸を散歩。

尖閣湾に劣らない光景が広がります。

凄い隆起だこと

 

 

 

岸壁の上に岩百合が咲いています。

背が低いんですよ。 

 

 

 

 

こんな岩場にも色々な花が咲いています。

楽しい朝の散歩が楽しめるファミリーオ佐渡相川。

部屋はきれい、温泉イマイチ、食事普通、眺め良し、スタッフ親切、料金リーズナブル・・・。

佐渡へ行くならお勧めかも。

 


道の駅フォーレなかかわね茶茗館

2012年07月02日 | 旅-関東・中部

国道473号線沿いに3軒の道の駅があり、その中間に位置する
フォーレなかかわね茶茗館(ちゃめいかん)。

きれいに手入れされた芝生が広がる

 

茶茗館と名づけられた建物

看板、見逃さない。

川根本町の無垢材をふんだんに使った茶室に座る。 

煎茶のお茶セット300円。

お土産に持って帰れる匂い袋はお茶の香り。

茶筒には一人分5グラム(¥2000/100g)の煎茶が入っている。

勝手に好きなように頂く訳ではなく、女性がつききりで飲み方を伝授される。

だいたいの事は知っていたが、一煎目の湯温を湯こぼしの底で感じたり、
湯のみへの注ぎ方など、初めて知る事もいろいろあり、実に有意義なお茶教室だった。

そしてお茶菓子は、初めに食べないで三煎目ぐらいで食べる。

抹茶の場合は最初に頂くが、煎茶は一煎目、二煎目を味わってから頂く。

一煎目のまったりした甘味や二煎目の味は、先にお菓子を食べてしまうと分からない。

さすが2000円のお茶、甘味、香り、申し分ありません。

よく手入れされた庭が広がる

今年の紫陽花は、この旅でよく見た。

紫陽花&やまぶきの間を行く

ぎぼうしの一種だろうが何て名だろう?

直立型のヒュウガギボウシだろうか?

我が家の庭にも欲しい~。

↑のセット300円で売られていてお土産に買って帰る。

亡き父親がお茶好きで、時々こういう淹れ方で煎茶をふるまってくれた。

いちおう茶器は揃えているが、正式な淹れ方は知らなくて、普通に飲んでいた。

父親を懐かしみ、教えてもらった方法で日本茶を楽しんでみようと思う。 


さか希

2012年07月01日 | 旅-関東・中部

どこか昼食を食べるところはないかなぁ・・・?と、探しながら国道473号線を南下し、
道の駅「川根温泉」を過ぎた辺りで看板を見つけたさか希さん。

川根町辺り、お茶を販売する店はたくさんあるけど食事する店は少なく、
私と同じように看板を見て訪れる旅人が多かったような気がする。

席につくと、ポット、急須、湯のみが置かれた。

急須の中には大量の煎茶。

しかも、見るからに良さそうな茶葉。

たいがいは湯のみに入ったお茶を出すのだが、こんなサービス、私は初めて。

そのお茶がおいしい。

たくさんの茶葉でかなり濃いお茶になり、これは私好みだが、相方は苦い・・・と。

天ぷら定食を注文したのだが、小鉢も数種類。

天ぷら、高価な材料ではないけれど、野菜の種類が多くて私は嬉しい。

ちょっと甘い目の味付けだったが、スパゲッティサラダや切干大根の煮付けもおいしい。

注文してから出てくるまで多少時間がかかったが、おいしい緑茶のおかげでイライラ無し。

この緑茶、店で売っておられるので買って帰りたかったが、お茶は夏を越した方が
おいしくなるので、まだ、販売出来ないと・・・残念。

さすが川根です。

次もさすが!川根茶の話を・・・。