2014.4.07 岡山後楽園の桜は満開。
後楽園へ來るのは2度目で、以前来たのは50年近く前の話。
シニア料金、初めて利用、喜んでいいのか寂しいのか。

岡山城はパスして備中松山城へ向かいます。

高梁(たかなし)市内に入り、松山城を目指していると、お城の石垣のようなものがあちらこちらに点在。

きっとこの辺りに武家屋敷があったのだろう。

標高480mの臥牛山の5合目にある城見橋駐車場に到着した。
嫌な予感が当たり、ふいご峠駐車場空き待ちの車が列をなしている。


6台程だったが、8合目のふいご駐車場から1台下りて来たら1台が
上がれる・・・はぁ、いつまで待つのか分からない。

ガラガラの城見橋駐車場に車を停め、待てない大阪人は歩く事に。
土・日・祝にはこの城見橋駐車場からシャトルバスが出ていて
ふいご峠駐車場まで行けるが、平日はシャトルバスは運行
されないので、運が悪ければ私のように歩かなければいけない。

舗装された勾配のきつい道路を上がって行く。
途中、下から空のタクシーが走って来た。
多分、ふいご峠の駐車場へ客を迎えに行くのだろう。
しまった!これを停めてふいご峠まで乗せてもらえば良かったのに・・・。

途中、はるか下方に高梁市内や高梁川が望まれる。

ふいご峠の駐車場に到着。
所要15分~20分。
私がここへ着くまでに上がって来た車はたった1台。
車列の後ろに並んでいたら、まだまだ着いていない。
歩く方がずっと早かった。
この駐車場には14台のスペースしかない。
下(5合目)で強制的に停めさせる処置は大変良いと思った。
1台が下れば1台を通すという訳で、停められなくて路駐したり、
アクセス道路が渋滞する事もない。
後で行った醍醐桜見物の車の渋滞は、こいいう処置をしないので、
スイスイ通してしまい、えらい目に遭ったもんなぁ。

さぁ、ここからは全ての人は歩かないといけない。

下りと思ったのは最初だけで、上りが続く。

また、延々と上りです。

石垣が見えて来たので着いたかと思ったが、ここで道のりの半分、下太鼓丸櫓跡。
この近くに大石内蔵助が断絶した水谷家から城の受け取りに来て
腰かけたという「大石内蔵助腰掛石」があった。

やっと大手門跡に到着。
20分以上かかったかな。

石垣がそびえ圧倒される。
天然の岩盤の上に石垣を築くという、天然と人工のコラボという
山城の特徴がよく現れている・・・と、いう事。

国の重要文化財に指定されている優美な曲線を描く土塀。
現存+復元が混じっているらしい。


誰しも見とれて足を停めてしまう。

振り返って見ると・・・。

二の丸に到着。
ここまでは無料。
石段を上がった左側で料金を支払う。

料金300円を支払い本丸へ。
現存する12の天守の一つで国の重要文化財に指定されている。
二層二階の天守だが三階に見える様にデザインされているという。
ここまで通勤した武士達は大変だっただろうと思ったが、天守は
象徴的な存在で城主は麓に住み政治も麓で行われていた。


天守の内部には珍しい囲炉裏が切られてる。
籠城戦に備えたしつらえらしい。

四隅に頑丈な円弧の梁、火打梁というのだろうか?
Rが付いた梁も珍しいのでは?
「装束の間」という籠城時城主一家の居室があり、ここは
戦に敗れ落城の時、城主一家の死に場所だという。

ミツバツツジが満開の元来た道を下りて行く。
城跡に桜はないがモミジの木は多数あり新芽をのぞかせていた。
ここは紅葉の頃の方がいいかもしれないと思った。

やはり並んでいる。

街並みも見たかったが相方はまるで興味無し。
車で流してくれただけでも感謝・・・かな?

たっぷり運動したのでお腹ぺこぺこ。
観光物産館の中にある蕎麦屋「方谷庵」へ。

十割のざると舞茸の天ぷらを注文。
天ぷらはこの舞茸しかないが、さくさく上手に揚がっていておいしい。
蕎麦もコシのあるおいしいもので大満足。
備中高梁いい街でした。