毎年フェリー・オブ・ザ・イヤーに輝いている太平洋フェリー。
その乗船を楽しみにしていた。
夜、ミニコンサートも開かれたピアノステージ。
残念ながら音響設備が悪いのか、近くでは聞いてられなくて少し離れた席に移動。
ラウンジミコノスでは映画上映。
ラウンジミコノスへと続くプロムナード。
お気に入りの場所で、本を読みながら長い時間をつぶした。
仙台までの航路はよく揺れた。
夜が明け、仙台港に近づくと金華山が見えた。
仙台港に入港。
ここで下りる個人客も多い。
停泊時間は3時間弱。
一時下船も出来るが、それには前もって届けなくてはいけない。
車は下ろせないので、徒歩かバスかタクシー利用だが、仙台駅周辺までは結構距離がありそう。
近くにイオンがあり、下船した人のほとんどは、ここで時間をつぶすのではないだろうか?
結局下船はしなかった。
仙台港を出港し、しばらくしたら下りのフェリーきそとすれ違う。
鳴り交わす汽笛がいい。
どうして汽笛はこんなに心揺さぶる音色なんだろう?
蒸気機関車しかり。
あの音を聞くと旅へ誘われているような気がする。
乗船して3日目の朝、やっとご来光を拝めそう。
まるでモネの絵画のような朝焼け空。
上がって来た!
かつて稚内で海の向こうから昇る朝日を見たが、これは凄く美しかった。
今回もどこかで、そういう朝日が望めるだろうと期待していたが残念ながらチャンスがない、天候に恵まれない旅だった。
礼文島の花に焦点を当てた行程だったが、6月の岬は霧がよく発生する。
6月よりは混むだろうが、7月になってからの方が天候は安定するかもしれないし、礼文島の花ももっと多種類咲くだろう。
名港西大橋の下をくぐり名古屋フェリーターミナルへ。
仙台港まではよく揺れたが、仙台からは天気も良く、揺れもない快適な船旅だった。
眠くなればベッドに横たわり、持参したドリップコーヒーを好きな時に飲み、海を眺めながら読書・・・。
めったに味わえない贅沢な40時間だった。
友人が言った「下りたくなかった」、私もそう言うでしょう。
3か月引っ張った北海道の旅もこれで終わります。
27日から又2週間程北海道へ出かけます。
今度はフェリーは使いません。
あっ、青函フェリーは使いますが・・・。
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