串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

九州水の旅-14(円形分水)

2012年05月31日 | 旅-九州・沖縄

大分県に入り、竹田市にある白水ダムを目指す。

道案内の立て札が要所要所に建てられていて、白水ダムへは迷う事なく行けるだろう。

白水ダムはもちろん見たいのだが、その近くにある円形分水も見たかった。

ある所にさしかかると、←白水ダム  →円形分水という立て札があり、
円形分水を先に見に行く事にした。

ナビを緯度・経度で合わせ、円形分水を目指す。

参考にしたサイト

途中、セメントで覆われた天井のないトンネルのような道を通り、ナビに導かれて行く。

円形分水の立て札は、あの1ケ所にあっただけで、ほんとにこの道で合っているのか心配。

このトンネルの手前に広い駐車場があり、ここだっ!

ナビは、もっと先を示していたが・・・。

① たんぼの一画にあり、小さな祠が祀られていて大切にされているのが分かる。

② 水路が2本あり、右側の水路は円形分水から流れ出、ある地域へ送られる。 

おっと、こんな看板が・・・。

ここからでは遠い。

もっと近くで見たい。

ごめんなさい、禁を破りました。

③ 真ん中から凄い量の水が噴出し、20に開いた窓から3方向へ流れ出て行く。

④ 20の窓は5、8、7と、各地域の田の面積によって分けられている。 

淡々と書かれた歴史の中には、水を巡り自然と人、
人と人の争いが繰り広げられていたのだろう。

「水は農家の魂なり」・・・。

山吹水源にあった「水恩碑」も水への感謝からだろう。

蛇口をひねれば水がほとばしり出る普段の生活が当たり前だと思ってはいけない。

 ⑤

 ⑥ 真ん中の噴出し口を見ていると吸い込まれそうでちょっと怖い。

この水はいったいどこから来てるのだろうか?

2000m離れた水源から暗渠を通って、写真左側の柵の所から
円形分水の中心へ水が入っていく。

⑦ 左側は円形分水から別れ出た水。

右側の水路は円形分水を通らず、トンネルから出て来た水。 

⑧ 

⑨ いいものを見せてもらった。

先人が生み出した知恵の結晶。

美しい造形物。  


九州水の旅-13(山吹水源)

2012年05月30日 | 旅-九州・沖縄

産山村で予定していたもう1ケ所「山吹水源」へ。

扇田から車で5分程、公園のように整備され、駐車場も完備した
産山村のもう一つの湧水の水源地「山吹水源」。

「水恩碑」と彫られた石碑が建つ横の道を5分程歩く。

標高の高い扇田のたんぼも、この水でうるおっているのだろうか?

他にもこの地域には数十ケ所の小さな水源があるらしい。 

① もみじやケヤキの大木の中を歩いて。

付近一帯は村有林の杉林が広がり、伐採も盛んに行われているようだ。

② 水源から流れ出した水が小川を作る。

③ マムシ草が生えている。

本物はいないだろうか? びくびくしながら下ばかり見て歩く。

 ⑤ 湧水量は毎分30トンで熊本の名水100選の一つ。

産山村は分水嶺で、熊本県にありながら流れ出る水は全て大分県へと流れて行く。

 ⑥ 水汲み場が設けられている。ペットボトルに何本か頂く。

見物を終えて帰って来る1組のご夫婦に会ったが、他には誰とも会わない。

もみじの木がたくさんあり、紅葉時も美しいだろう。

森の妖精に出会えそうな気がした山吹水源、秋にも再訪したい。


九州水の旅-12(扇田)

2012年05月30日 | 旅-九州・沖縄

やまなみさんをチェックアウトし、産山村で見たかった2ケ所へ。 

産山村、道路標識が各所にしっかりとあり、迷う事なく行ける。

まずは扇田へ。

① 7本の杉が迎えてくれる。

平成2年に「全国旨い米作り100選」に選ばれた扇田は、
「全国棚田100選」にも選定されている。

② 標高850mほどで、付近にはきれいな水が湧き出る「山吹水源」があり、
きれいな空気と水がおいしい米を作りだすという。

③ 田植えの終わったばかりのたんぼも、これからのたんぼもあった。

 

④ 少し上からだと扇の形が分かりやすい。

 

⑤ この山の上からならもっとよく形が分かるだろうが、ここまで登って撮る時間はない。

⑥ 絵を描いていた人が1組。

他には誰もいない静かな高原の中のたんぼ。


九州水の旅-11(やまなみの食事)

2012年05月29日 | 宿-九州・沖縄

 夕食は食事処「囲炉裏」で、18:00~20:00の間に。

大きな囲炉裏で、向かい合って座るとさしつさされつ・・・と、いう訳にはいかないので、
1本づつ冷酒を頼み手酌で飲む。

このお酒が淡白過ぎておいしくない。

九州は焼酎だろう、日本酒の品揃えはよくなくて、冷酒となれば他に選択肢はなかった。

それと、私にとってこの宿で一番の難点は、この囲炉裏だった。

足がおろせない、正座しなくちゃいけないので、これは辛かった。

最初に文句ばかり書いたが、料理は実においしいものだった。

大きな皿に盛られた素朴な味の数々。

手前のフライものは「おからコロッケ」。

これが特においしくて、もっと食べたかった。

食前酒はいちご酒

野菜中心の料理が並び、宿でこれだけ野菜が食べれたのは嬉しいかった。

熊本の定番さくら肉の刺身だが、私は苦手なので相方に譲る。

囲炉裏で肉を焼き、イワナの塩焼きも・・・。

 

これ、何だったかなぁ?おいしい蒸し物だった。

お品書きのようなものはないし、料理の説明もない。

聞けば簡単に教えてもらえるので、それで良いのだが。

ズラリ、お漬物類が並び、勝手に好きなだけ・・・。

 

おいしいお米のご飯にだご汁。

満腹でもう食べられない、部屋に持って帰り夜食とした。 

おはぎ、おいしい。

 朝食は広間で8:00~9:00の間に。

こちらも正座しなくちゃいけない。

おいしい牛乳も並ぶ。

宿の朝食には湯豆腐が定番だが、こちらはおいしい出汁につみれ入り。 

このお漬物だけでお茶碗3杯は食べれる。

鮭、生卵、海苔、要らないなぁ。

ちょっとアップで

この札を数えてみたら45枚。

45種類のお漬物類があるんだ。 

天井は竹

 

 食後、ロビーにコーヒーが用意されていた。

「奥阿蘇の宿 やまなみ」さん、本当に良い宿でした。

又、来たい、連泊してもいい、お気に入りの宿になりました。 


九州水の旅-10(家族風呂)

2012年05月29日 | 宿-九州・沖縄

やまなみさんの家族風呂。

まず、一番気に入った「田舎の湯」。

大浴場の奥にあり、うっかり見逃してしまいそう。

こちらは7:00~22:00しか入れないが、結局、この風呂に何度も入った。

湯船へは3段ほど石段を上がる。

6人ぐらいは充分入れる広さの大きな湯船。

注がれる湯はちょっと熱い目で上品な硫黄臭がかすかに。

ここの湯が一番新鮮なように感じた。

 

つばきは桶風呂。

浸かると湯が豪快に流れ出るが、石造りの浴槽に比べると、
湯が冷めやすいのだろうか、湯はちょっとなまり気味のように感じた。

「空」の札を裏返し「使用中」にして、中から施錠。

空いていれば誰でも何度でも使用できる家族風呂。

フロントで予約したり、別料金をとられるような事はない。

 

渋い石造りの浴槽。

どの家族風呂にもカラン・シャワーがあり、体を洗ったり洗髪できる。

 

 

 

湯船の底には大きい石が敷き詰められ、歩行浴とまではいかないが、足の裏を刺激する。

泊まった日は平日にもかかわらず結構部屋がうまっていた。

しかし、これだけ風呂があれば大浴場で顔を合わす事が少ない。

お風呂は、趣向の違う浴室、湯の良さで大満足。

湧出量は53L/Mとそう多くはない。

中規模程度の宿で、掛け流しで利用するには60L/M必要らしいから、
おそらくぎりぎりの量ではないだろうか。


九州水の旅-9(やまなみさんのお風呂)

2012年05月28日 | 宿-九州・沖縄

やまなみさんの風呂へ。

風呂は大浴場が2つ、貸切湯が4つ、全部で6つの風呂がある。

そのうち24時間入れるのは館内にある貸切湯3つのみで、
大浴場とその横にある貸切湯は7:00~22:00まで。

風呂場へ

風呂場までは部屋から遠い。

対面にあるのだが、食事処の前を通り、館内をぐるっと回って行かなければいけない。

その途中にあの「ちゃぼ」の家があり、通る度に覗いていた。

縄のれんをくぐると、24時間入れる貸切湯が3つ。

貸切湯を通り越して外に出る。

ここから先の風呂は7:00~22:00まで。

外に出て建物を振り返ると・・・。

この宿にパブリックセペースで見てはいけないところはない。

おかしな言い方だが、どこを見てもきちんと整理整頓され見事なものだ。

囲炉裏がきられたお休み処。

風呂場の方からお休み処を見ると、囲炉裏の煙がたなびいている。

お休み処の中は・・・。

大浴場は19:00と朝で男女入れ替わり。

チェックイン時と翌朝、女性はこの露天の湯だった。

露天の湯の脱衣所。

この感じが黒川温泉「新明館」の女性用露天風呂によく似ている。

ここで気がついたが、お休み処といいこの露天風呂といい、「新明館」にそっくり。

九州の民芸調のお宿は、新明館スタイルだろうか?

 

 

脱衣所の方を見ると・・・。

泉質:アルカリ単純泉 温度:45.1度 湧出量:43L/M PH=9.1 成分総計:570mg/Kg

湯がいい!

成分総計も少ないアル単だが、PHが9.1とアルカリ度が高いので浴感はぬるぬる。

そして上品な硫黄臭が香る。

もちろん掛け流し。

こちらは「かぼちゃ風呂」という名の大浴場。

19:00で女性用になったのだが、うっかり入るのを忘れてしまい、
この風呂には浸かっていない。

しかし、写真だけはきっちりと・・・。 

石の階段を3段程上がり湯船へ。

切り石風呂と言うのだろうか?

九州に多い浴槽で、これは私好みなんだが、入りそびれたのが惜しい。 


九州水の旅-8(やまなみ)

2012年05月28日 | 宿-九州・沖縄

今宵の宿は「奥阿蘇の宿 やまなみ」さん。

女将手づくりのお漬物が名物になっているというから楽しみ。

玄関前の源泉。

村の共同源泉かと思っていたが、この宿の独自源泉との事。

フロント

 ロビー

館内は九州に多い黒を基調色にした民芸風。

フロントを右に折れると両側に8部屋が並ぶ新館。

部屋の入り口には昔風の屋根が取り付けられている。

案内されたのは一番奥、二方に窓があるヒゴタイという部屋。

夏でも案外涼しくあまり必要はないらしいが、クーラーも完備。 

広縁に置かれた椅子とテーブル、翌日泊まった宿にも同じもがあった。

九州仕様・・・か? 

ウォシュレットのトイレ付き、空の冷蔵庫もある。 

きれいに清掃された清清しい部屋で、使い勝手も良く、快適に過ごせた。

残念ながら電気ポットではなかった。

女将さんに了解を得て、車に積んでいる電気ポットを使う。

もう一つのポットには、冷たい池山源泉が・・・。

お茶はティバックだったが、おいしいお茶だった。 

ちゃぼ です。 

中庭の一角に細い階段付きのゲージがあり、いったい何が飼われているのか? 

 う~、これだったんだ。

 大事に飼われているんだなぁ。

オスだけかと思ったらつがいだった。 


九州水の旅-7(池山水源)

2012年05月27日 | 旅-九州・沖縄

阿蘇を後にして、今宵の宿がある産山村へ向かう。

国道265号線からやまなみハイウェイに出て、美しい草原を眺めながらルンルンのドライブ。

すでにチェックインできる時間だったが、宿から車で5分ほどの池山水源を見に行く。

池山水源は全国名水百選にも選ばれていて、この辺り一帯の飲み水に利用されている。

もちろん今宵の宿「やまなみ」も、全ての蛇口から出るのはこの池山水源の水。

広い駐車場に車を停め、ちょっと鬱蒼とした林の中に入って行く。

湧水池の底の藻が陽の光を受けてゆらめき、小魚が泳ぎ回り、実に幻想的な雰囲気。

デジブック 『池山水源』

駐車場近くに水汲み場が設けられていて、私も少しいただく。

 長い1日だった。

美しい眺めの連続で興奮気味の私だが、疲れは思いっきりたまっているだろう。

日本秘湯を守る会の宿でもある「奥阿蘇の宿 やまなみ」さんへチェックイン。


九州水の旅-6(白川水源)

2012年05月27日 | 旅-九州・沖縄

昼食はお蕎麦。

軽い目の昼食にしておかないと、宿の夕食が食べられない。

前もってリサーチしておいた高森近くの「蕎麦工房 まつ田」さんで。 

国道325号線を高森方面へ。
ドラッグコスモスを左折し、広域農道を走る。

一帯は別荘地だろうか?

自然豊かな所にいくつかの店が点在しているようだが、そこの看板がなければ行けない
見つけるのも大変かもしれないが、まつ田さんはすぐに分かった。

庭もよく手入れされ感じがいい。

蕎麦もきっとおいしいだろう。

 鴨のくんせいサラダ。鴨肉がおいしく、野菜も新鮮。

店はご夫婦でやっておられるのだろう。

奥様のサービスがつかず離れずで絶妙。

お勧めは「鴨せいろ」と「そばがきの揚げ出し」との事だが、鴨・・・あまり好きじゃないので
せいろを注文。

そばがきの揚げ出し 目当てでこの店を選んだ私、もちろん頂きます。

案外小さい。

ダンナと半分っこしたが、もっと食べたかった。

そばがきを揚げて出す蕎麦屋ってそうない。

山形の金山にある「谷口がっこそば」で初めて食べた、揚げ蕎麦の味が忘れられない。

あの時は、これぐらいの大きさのが3つあった・・・かな。

細い繊細な蕎麦で、量も結構ある。

咽喉越しも良く、おいしい蕎麦だと思うが、個人的にはもう少しゴツゴツした蕎麦がいいかな。

つゆはどの味もとがってなくておいしいものだった。 

いい環境で飼われてますね、看板犬の「そばちゃん」。 

少し戻って白川水源を見に行く。

以前も見てるんだが、その時は料金って要らなかったような気がするが、
今回は協力金100円を徴収される。

駐車場も無料だし100円ぐらいならお安いものです。

駐車場から土産物屋が並ぶ小道を少し歩いて水源へ。

50年程前に降った雨が大地のフィルターを通して湧き出してくる。 

阿蘇の恵みか、水の豊富な熊本県。

じょうごと柄杓で水を汲む。 

どこででも水を汲む私だが、この汲み方は敬遠してしまう。

 写りがよくないのではっきりしないが、砂を巻き上げて水が湧いて出る。 

今回の旅では水のきれいな所ばかり巡ったので、 トンボをよく見かけた。

 


九州水の旅-5(火口見れず)

2012年05月26日 | 旅-九州・沖縄

 駐車場へ入る車の渋滞を眺めながら、早い時間に仙酔峡に来て良かった。

そして、「混むだろう土曜日でなく平日で良かったでしょ。」と、ちょっと自慢してみせる。

中岳の火口を見ようと、いったん下り火口西へ向かう。

根子岳を正面に見て快走。

放牧中の牛・馬を車の中から撮る。

停まって!にも無視されるので、仕方なく車内から

 

 

何枚か連続撮影すると、1~2枚はピンボケでない使える写真もある。

馬の姿は、案外少なかった。 

 

 

右手一帯は草千里。 

 残念ながら、この日は中岳へは行けなかった。

道路も封鎖、ロープウェイも運転していない。

噴火活動が活発になっているのだろう。

阿蘇へは何度か来ているが、火口を見れなかったのは今回が初めて。

噴火口が見れないのならここで長居は無用と、高森方面へ下る。

山肌に紅葉しているかのように見える新芽。

幸い好天に恵まれ、ほんとに快適なドライブだった。


九州水の旅-4(仙酔峡のミヤマキリシマ)

2012年05月25日 | 旅-九州・沖縄

 薬が効いたのだろう、ダンナの体調も戻った様子。

伊豆へ行った時は、宿の夕食さえ食べられないほどひどかった。

菊池阿蘇スカイラインを走り、大観峰・阿蘇神社経由で仙酔峡を目指す。

久しぶりに見る阿蘇山。

中岳から噴煙が上がり、カルデラの中の水田は田植えの準備が整ったよう。

世界一のカルデラの中に列車が走り、多くの人の営みがある。

阿蘇山東に到着。

すでに駐車場に車はいっぱい停まっているが、係員の誘導で待たされる事なく駐車。

かつて、この阿蘇山東からロープウェイで火口東へ上がると、火口西までマウントカーと
いう乗り物が走っていたが、いつの間にかそれはなくなっている。

このマウントカーの存在を知っている人は、ほとんどいないだろう。
私も乗った事はない。

その上、阿蘇山東から火口東までのロープウェイさえ、老朽化のため3年ほど前から
運転が休止されている。

火口東からの眺めは歩いて登った人しか見れない。

 5万本ともいわれるミヤマキリシマは見頃だというが、上の方はまだ咲いてはいない。

いや、咲いてはいないように見えたが、そばに寄ってみるとすでに咲き終わって
花が散ったように思えた。

見頃は5月いっぱい続くという。

阿蘇のミヤマキリシマの美しさは江戸時代の書物の中にも出てくるらしい。

デジブックに写真をまとめました。

デジブック 『ミヤマキリシマ』

見終えて山を下りる頃には、駐車場へ入る車が渋滞していた。

宿のテレビでもローカル局からの放送で、朝も夕方もこの仙酔峡からの中継が見られた。

この日は平日にもかかわらず、この混雑ぶり。

翌日の土曜日は、もっと凄い人出だろう。


九州水の旅-3(菊池渓谷)

2012年05月24日 | 旅-九州・沖縄

 真夜中のSAで思いがけず可愛いネコに出会えたし、いつか入りたいと思っていた
「不二の湯」で朝湯を使い、幸先上々・・・と、思っていたのに恐れていたことが・・・。

低血圧気味のダンナ、寝不足になると車酔い状態になってしまう。

数年前伊豆へ行った時も、去年の正月四国へ行った時にもなってしまい、
ゲロゲロ&車を停めて眠らなければいけない。

替わって私が運転すればよいのだが、情けないペーパードライバー。

自分が運転する車で車酔い・・・?
洒落にもならないが、本人はいたく辛い様子。

これに効く薬は酔止め薬。
今回は早い時に服用したので、これが効いていくと思うが、ひどくなった状態で
服用しても、吐いてしまうので全然効果がない。

と、いう訳で私一人で朝食を食べに・・・。



朝焼け、朝もやの中を走り、私は美しい光景に見とれていたが、ダンナはそろそろ
気分が悪くなってきていた。


菊池渓谷に到着したが、ダンナは車で寝ているからと、渓谷へは私一人。


遊歩道に入りしばらく歩くとごぉ~という爆音が聞こえてきた。

まるで、これから見に行こうと思っている白水ダムのようだ。

 

川に沿った遊歩道を歩きたかったが、時刻は7:00過ぎで、他に観光客はいない。

薄暗い林の中を一人で歩くのは、この歳になっても気味が悪い。

ダンナが一緒だったらなぁ・・・。

しばらくすると、後ろから三脚を持った男性が歩いて来た。

少し話して、男性の後を付いて川辺へおりて行く。

この男性の話だと、9:00を過ぎれば観光客が多勢やってくるので、写真を撮るには
早い時間でないと・・・。

そして、去年の紅葉はイマイチだった・・・と。

 

足元近くを轟音をたてて水が流れ下る。

かつて、おぼれて亡くなった人もいたらしい。

水に濡れた岩、滑らないよう慎重に歩く。 

 

 

 

 岩に生えるコケが美しい。



 

秋にはこの青葉が真っ赤に燃えるのだろう。

紅葉の頃は多くの人で、道路も渋滞、駐車場も満車になるんだろうが、
今度はダンナと一緒に、紅葉の菊池渓谷を歩いてみたい。

菊池渓谷のほんの一部を見たに過ぎないが、奥入瀬よりいいかも・・・と、思ってしまう。 

渓谷入り口に戻って来て、道路を横切り下を眺めると「掛幕の滝」が見える。

20mもの高さから流れ落ちる様は、舞台に張られた銀幕のように見えるところから
「掛幕の滝」と名づけられた。

繊細な美しい滝に気持ちが洗われるような気がして、車で寝ているダンナにも
優しい声をかけてやらなければ・・・と、駐車場へ向かう。

散策1時間半、その間にダンナは回復したようで、キリシマツツジを見るべく阿蘇へ向かう。


九州水の旅-2(不二の湯)

2012年05月22日 | 旅-九州・沖縄

朝の5時から営業する「不二の湯」で朝風呂・・・と、いう事で九州道植木インターで高速を下りる。

ETCの深夜割引適用で大阪からの高速料金は¥6850と安くて嬉しい。

コンクリート工場を目指し、4時30分頃「不二の湯」に到着。

30分程待たなければいけないが、しばらくして女性が現れ、開店準備。

45分ぐらいに「もう入れますよ」と、声を掛けて下さる。

 入浴料金100円を投入して浴室へ。

もちろん誰もいない一番風呂。

男風呂の方はすぐに常連さんが入って来た様子。

湯船は2つ。

多分、一晩中掛け流しになっていたのだろう、贅沢な話だ。

右側の浴槽に源泉が注ぎ込まれ、左側の浴槽へあふれ出ていく。 

3時間で浴槽の湯が入れ替わる・・・と、いうほど多量の湯が投入される。

飲泉用のコップが置いてあるので飲んでみるが、なんだか粉っぽいような複雑な味。 

湯に浸かりながら夜明けの空を眺めるのも乙なもの。

夜通し走って来て、こんなステキな湯に浸かれるとは嬉しい限り。

欲を言えば、朝湯としてはもう少し熱い目の方がいいかなぁ・・・。

田園の中のコンクリート工場に湧いた温泉。

最初は従業員の福利厚生目的だったが、評判が良い湯なので新しい施設が作られた。

不二の湯:ナトリウムー炭酸水素・塩化物泉
源泉温度:40.8度 湧出量:200L/M
5:00~7:50 10:00~22:30 ¥100

ちょっと生き返ったような清清しい気分で不二の湯を後にして菊池渓谷へ向かう。 


九州水の旅-1(SAにて)

2012年05月21日 | 旅-九州・沖縄

久しぶりの九州で心浮き浮き。

少しでも明るいうちに距離を稼ごうと17:00自宅出発。

SAのトイレに飾られた花、造花だろうと触ってみて驚いた。

見事な生花だった。

珍しい色合いの紫陽花も造花ではない。

 大輪のカラーも生花。

 トイレに入った途端、百合のいい香りが・・・。

JHが民営化されてからSAのトイレが見違えるほどきれいになっているが、
飾られている花にもそれほどの気配りがされているとは・・・。

NEXCO西日本のSAの花は全て生花のようだった。
そういう決まりなのだろうか? 

そして深夜の某SAで・・・。

手前のキジトラが可愛い。

思わず誘拐したくなる衝動にかられる。

どうやら母猫とその子供たちのようだ。

尻尾ふさふさのが母猫だろうか? 

マクドのポテトをもらってむしゃぶりつく。

かなりお腹が減っていたのだろう、我が家のネコなら絶対食べなかったのに・・・。

車の下で見守るかのような母猫は、アメショーとの雑種のようだ。 

母猫も食べ始めたが、あまり好きではないようで食いつきが悪い。

出入りする車を気にもせず助手席に座っている私をじっと見ているが、ネコの餌に
なるようなものは持っていない。

家を出る時ネコの餌を持って行こうか一瞬迷い、多分居ないだろうと持って来なかった
のが悔やまれるが、「食べ物をやらないで」という貼紙もあったことだし・・・。

しばらくして、親子はバラバラに闇に消えて行った。

交通事故に遭わないよう、みんな元気に育って欲しい。

それでは関門橋を渡り、いざ九州へ。


水の旅

2012年05月21日 | 旅-九州・沖縄

阿蘇・竹田を中心に3泊(車中1泊)3日の旅から戻って来ました。

水争いの解決策として作られた「円形分水」

白水ダム

通称「六連水路橋」

長小野湧水

いずれも竹田市にある水関連の近代化遺産や湧水です。

詳しくは後日