串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

輪島へ

2012年02月29日 | 旅-関東・中部

早朝4:00に自宅を出て約5時間半で輪島着。

やはり結構遠い。

金沢東インターで北陸道を降り、能登有料道路へ入る。

しばらくは、「千里浜なぎさドライブウェイ」など海沿いの道だが、
途中から山道になり雪も断然多くなった。

 

 

 おそらく今年最後の雪見だろう。

 9:30輪島着。朝市は始まっている。

以前来たのは何年前だったろうか?
すっかり様子が変わっているように感じた。

ツアー客が多勢。
このツアー客がいなければ、もっと寂しい朝市だろう。

干物を扱う店が多く、まだまだ終了時間ではないが、各種干物を盛り合わせて
1000円・・・と、どの店でも客を呼び込んでいる。

この1000円、お買い得かもしれない。

 朝市通りの一角に木造3階建ての建物があった。

通りには結構古く興味深い建物があるが、朝市のレッドシートで隠れていた。

お目当ての能登もずくを売っている店はなく、通りにあるスーパーで買い求める。

朝市で「生かじめ」という今が旬の海草を買ったが、食べ方を書いた紙をもらう。

そこには、食べ方以外に販売者の住所・氏名・電話番号まで書かれていた。

ここまで責任を持った売り方をしている朝市は珍しいんじゃないだろうか?

輪島から足を延ばし、千枚田と曽々木海岸、時国家を見に行く事に。

千枚田は、道の駅「千枚田ポケットパーク」から眺める。

今の時期、たんぼには何もない。

しかし、海がすぐそばなのには驚いた。

 

曽々木海岸に日本海の荒波が押し寄せるが、波の花が見れるほどではない。 

 裏へ回ると「垂水の滝」。

 小さな窓のような穴に差し込む夕陽は絶好の写真スポットらしい「窓岩」。

春日神社近くの「曽々木名水」 に立ち寄り、水を汲むつもりだったが、先客2人。

諦めて時国家へ向かう。

 

 

 


能登もずく買いに

2012年02月28日 | 旅-関東・中部

随分ご無沙汰しました。

2月の初め虫垂炎で10日間程入院し、退院後も何かと忙しく、
ブログのネタ探しに出かける事もままならない日々が続きました。

やっと一段落。
それでは・・・と、能登もずくを買いに輪島へ行って来ました。

 

大きな鯛と格闘中。

この日の泊まりは山代温泉「白銀屋」。

今は「星野リゾート」が経営していますが、かねてより一度は泊まりたいと
思っていた老舗宿でした。

詳しくは後日。

 

 


帰りも越前おろしそば

2012年02月14日 | 旅-関東・中部

 三国の瀧谷寺を後にして、越前海岸経由で武生へ戻る。

越前海岸の水仙は見頃が過ぎていたようで、車中からでも
枯れているなぁ・・・と、分かった。

しかし、水仙が咲く野は延々と続き、片一方は日本海の絶景。

いい道だ。

 武生へ出たのは、越前おろし蕎麦を食べて帰ろうと思ったからで、
今日は、「たかせや」さんで頂く事に。

14:00も過ぎていたので、店内はガラガラ。

前回の混雑がウソのようだった。

 私も大盛を注文。

 そばは二八。

昨日食べた御清水庵は十割だったが、私には違いが分からない。

御清水庵に負けないおいしさだと思う。

 ごぼうのから揚げも注文。

天ぷらはないので、これで我慢しようか。

近畿道で自宅に近づくと、大阪と奈良をへだてる山並みが夕陽に輝いていた。

季がさねの湯にはちょっとがっかりしたが、食事もおいしくて又泊まってもよいかな。

越前おろしそばにはすっかりはまってしまった。

三国の瀧谷寺は、私にとって北陸のシンボル的な存在になった。

かつて、日本海側が日本の表街道だったという。
まだまだ、ステキなお宝が私を待っているように思った。

ネタもつきたので、しばらく休みます。

 

 


三国の瀧谷寺(たきだんじ)-3

2012年02月12日 | 旅-関東・中部

本堂の入り口で美しい婦人が我々の到着を待っておられた。 

拝観料を支払った時点で、遠く離れた本堂に知らせがいくしくみなんだろう。

庭園の美しさに魅せられ、お待たせしてしまった。

その老婦人に寺の簡単な説明を聞き、堂内拝観。

本堂や観音堂の内部は写真撮影禁止。

建物内から庭園を写すのはかまわないとの事。

真言宗智山派の名刹である寺の創建は南北朝の1375年。

以来朝倉、柴田、松平氏など越前歴代領主の祈願所として栄えてきた。

改修で手は加えられているが、一度も火災に遭った事がないらしい。

 庫裏の裏手に名勝庭園がある。

 昭和4年日本名勝庭園の一つとして、文部省より福井県下初の指定を受けた。

 私が訪れた翌日あたりから北陸も大雪になった。

この雪吊も多いに活躍しただろう。

 庭園の築造年代は定かではないが、徳川中期の作らしい。

 つつじの木が多くみられた。

つつじの咲く頃は美しいだろう。

 宝物館がありそちらには国宝も展示されているというが、
私はそれらを見るより石庭や諸堂のたたずまいを、もう一度目に納めたかった。

訪れる人は少ない。

拝観料金は、わずか300円。
宝物館にも別料金は必要ない。

これだけの建物や庭園を維持していくには、とても拝観料金などでは
おぼつかないだろう。

県や市から補助はされているのだろうか?

いつまでも、この美しい寺がこのまま残っていくよう願う私の余計な心配。

コケ寺の拝観料金は3000円だった。

人が押し寄せる京都なら3000円で、この片田舎の名刹が300円。

モノの値段は、それ相当・・・と、親から教えられたが
この拝観料金に関しては、それは通用しない。

梅の頃、つつじの頃、もう一度ここへやって来たい。
近くに住んでいるなら、毎日のようにでも通いたい。
そんな大きな宝物を得た気分で瀧谷寺を後にした。


三国の瀧谷寺(たきだんじ)-2

2012年02月11日 | 旅-関東・中部

 花はなく雪もないが、コケの緑が美しい。

 本堂から回廊をめぐると仏旗が揺れる観音堂。

 

 

 石庭より今くぐって来た鐘楼門を見る。

 

 ふかふか緑の絨毯。

 

 

 

 九つの石を心の字に配した石庭。

コケと石が一体化している。

 

 こちらも笏谷石。

 ほれぼれするようなコケに覆われた石庭や諸堂のたたずまい。

いつまでも見ていたい。


三国の瀧谷寺(たきだんじ)-1

2012年02月10日 | 旅-関東・中部

長い間、ご無沙汰しました。

福井への旅で最も印象に残った「瀧谷(たきだん)寺」を
3回に分けてアップします。

 片山津からの帰り道、三国の瀧谷寺へ。

 福井の名石「笏谷石(しゃくだにいし)」の参道が続くというので、是非、見てみたかった。

 その昔、朝倉、柴田をはじめ福井藩、丸岡藩の歴代藩主も訪れ、この石畳を歩んだ歴史の参道。

 笏谷石は丸岡城の屋根瓦にも使われている軟質の石で、雨に濡れると青味を帯びたきれいな色になる。

 雨に濡れたコケが美しく、まだ入り口に過ぎないのに、
この先どのようなモノが待っているのだろうか?と、思うとわくわくしてくる。

 かつて参道の両側は江戸時代に植えられた杉で鬱蒼としていたが、
樹齢のせいか衰えが激しく、最近は椿の参道として有名らしい。

 

 

 

 しかし、その見たかった笏谷石の参道にはず~っと味気ない敷物が・・・。

雪の季節だけ敷いてあるのかと思えば、年中、この状態らしい。

滑りやすい石らしいです。

 

 柴田勝家が寄進、その後元禄に改修された鐘楼門。

 鐘楼門をくぐると正面に本堂。

 

 本堂前には左右2本の紅梅。
花の時期は遅く3月中旬に満開になるらしい。

そして、その頃、右側に植わっている枝垂れ桜が花開く。

 


季がさねの朝食

2012年02月01日 | 宿-北陸

朝食は7:30が一番早い。

 で、7:30に昨夜と同じテーブルに座り、並べられた料理を見て
いいじゃない。

 野菜サラダは地物で作られたベビーリーフ。

白いクリスタルという海草はコリコリで食感が楽しい。

 

 

 こちらはテーブルに一つ「季節の小鉢」。
珍味のようで、これで日本酒を呑みたい気分になる。

 エビと何だろう?クリームソース和え。

 サザエの佃煮風。

 焼き魚は三種類の中から選べる。

小さいノドグロは食べにくそうなので、フグの一夜干しをチョイス。

 熱々の出し巻き玉子もいいお味。

 そして一番気に入ったのは ↑。

 一番下は「能登ぎんば草」、真ん中はとろろ、一番上は何だったっけ?

 それぞれ、ゼリー状に固めてあって、これが実においしかった。

 真ん中に加賀蓮根豆腐が入った源泉豆腐。

 味噌汁はお替り自由。
岩海苔もついていたが、おかずは充分あり、海苔は残す。

はぁ、朝食の方が満足度が高いです。

ただし、コーヒーはついてきません。

  湯にはちょっと不満が残るけど、大型旅館でありながら
これだけおいしいものを食べさせてくれて@15000円。

又、行ってもいいなぁ・・・と、思いました。