串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

鹿教湯温泉街

2012年09月23日 | 旅-関東・中部

2012.08.27 宿の朝食までの時間に鹿教湯温泉街を歩いてみる。

1ヶ月近く前の事を今頃・・・。

今は営業されてない様子。

名乗りコテ絵が宿の歴史をものがったているよう。

並びにはもう1軒、営業していない宿があった。

こちらは営業中。いい感じだなぁ・・・。

湯坂にコリウスがずらり並ぶ。

様々な色や形のコリウスが植えられ壮観。

飲泉所?

その近くに歌が書かれたプレートが。

「鳴くな騒ぐな閑古鳥・・・」うまいなぁ・・・。

明日の栄華・・・と、あるが、過去には栄華を極めた時もあったのだろう。

色とりどりのコリウスに誘われて「五台橋」へ。

屋根の付いた橋で、現世と神の世界を結ぶ橋らしい。 

 

薬師堂への階段を上がり・・・。

目に飛び込んできたのは、茅葺屋根の緑。

 

 

文殊堂への石段を上がると・・・。

もみじの青葉に囲まれる文殊堂。

紅葉の頃はさぞや美しいだろう。

文殊堂は県宝に指定されている。

天井に描かれた見事な龍。 

 

風流だなぁ、桜の絵馬。

さぁ、三水館へ戻って朝食を頂こう。

鹿教湯温泉、ただ一夜の宿を求めるだけではもったいない。

こんなステキな所があったんだ。

梅ヶ島温泉から鹿教湯温泉と巡った旅もこれで終わりです。


再び鹿教湯へ

2012年09月17日 | 旅-関東・中部

2012.8.26 今日は、梅ヶ島温泉から鹿教湯温泉へ移動。

宿の朝食前に梅ヶ島温泉街(と、いうほどのものではないが)を歩いてみた。 

安倍川を渡り対岸の「おゆのふるさと公園」へ。

ここは市営温泉浴場の跡地に出来た源泉地の公園とか。

湯滝が流れる横に梅ヶ島温泉の源泉壷が。

以前は、この中で湯に浸かれたらしいが、今は施錠され内部も見れない。

旅館「梅薫楼」の横に金山で使われていた苔むした擂り石がある。

武田信玄の「日影沢金山」で使われていた。

すり鉢の役目をしていたのだろうが、これで鉱石を擂り潰すにはさぞや労力が要っただろう。

佐渡金山で日本各地にあった金山の地図を見た時、武田家所領地内に多くの金山が点在ていて、
ちょっと驚いた事があったが、この日影沢金山もそのうちの一つだったのだろう。

日影沢金山跡は今でも散策コースになっている。

この先の林道は通行止めになっていた。

これが通れれば山梨県へは近いのだが、仕方なく県道29号線を下り新東名の新静岡インターへ。

新東名の新富士インター近くからは大きな富士山が見えたが、やはり雲に覆われている。

この日は日曜日とあって国道139号線は渋滞でのろのろ。

これなら手前の国道52号線で甲府へ出るべきだったかな?

白糸の滝も素通り、朝霧高原も素通りし・・・。

本栖湖(精進湖?)も素通りして甲府から中央道に乗り諏訪インターへ。

ちょっと移動が長過ぎたようで計画ミスだなぁ。

鹿教湯温泉「三水館」は秋の草花に包まれていた。

女郎花、こんなに背が高くなるんだ。

 

 

レンゲショウマにたくさんの蕾が・・・。

キレンゲショウマかな?と、思っていたのはシュウメイギクだった。

こちらも蕾がいっぱい付いている。

レンゲショウマ、シュウメイギク、咲いている時に来たかった。

この日の朝食は個室で頂いた。 


梅ヶ島温泉への旅-2

2012年09月15日 | 旅-関東・中部

 大和田の吊橋に到着。

地元の人は「向かいの吊橋」と、言っておられた。 

向かいにはお茶畑が広がる。

橋を渡りきった所の木の下に猿のような動物が見えたが、走りたくても走れない吊橋、
猿かどうか確認できなかった。

広い川幅だが、水の流れは細い。

台風や大雨が降れば、川幅いっぱいの流れになるらしい。 

横に荷物運搬用の野猿が・・・。

梅ヶ島温泉から15分程歩くと三段の滝が見え、この辺りが安倍川の起点となるらしい。

 

三段の滝の一番下の滝壷。

 こちらは堰堤。

 

堰堤や三段の滝から流れ出した水は梅ヶ島温泉街の前を通り、駿河湾へ注ぐ。


やっと咲いた

2012年09月14日 | 

この暑い大阪では育たないだろうと諦めていたレンゲショウマ。

2本苗を買ったが、そのうちの1本は枯れてしまい、残り1本も葉がみすぼらしくなって
きているが、小さな蕾をつけていた。

果たして開花するのだろうか?蕾のままで落ちてしまうのでは・・・?と、心配したが
今日、雨上がりに見ると開いていた。

 

 

 

 こちらは、ギボシ。

ギボシも種類が多く、この名前は分からないが、ギボシにしては大きな花だこと。

我が家の日陰の多い庭に適しているギボシ、大好きで見かけるとつい買ってしまう。

中仙道和田宿ステーションで買った「イワシャジン」。

買った時はよく咲いていたが、残暑厳しい中うまく根付いてくれるか心配。

↓ 3枚、三脚使って撮った写真ですが、変わりばえしません。

 

 


梅ヶ島温泉への旅-1

2012年09月12日 | 旅-関東・中部

 2012.08.25(土) まだ明けやらぬうちに自宅を出て、西名阪~国道25号~東名阪
~伊勢湾岸道~東名~新東名と乗り継ぎ静岡を目指す。

我が家から東名方面は、名古屋港を横目で見ながら走る伊勢湾岸道や
走りやすい新東名のお陰で、アクセスが楽しくなった。

 

新東名新浜名湖SAで軽く朝食。

新静岡インターで下り、県道27号、29号で安倍川沿いを走る。 

安倍川沿いにも吊橋が多く架かっているが、一番先に現れるのが、この相淵橋。

赤く塗られているので目につきやすい。

かなり揺れそう。

車の駐車場所がなく、写真だけ撮ってきた。

横にこんなに広い駐車場があるのだが、ここは静鉄バスの駐車場で、入り口には
部外者立入禁止の看板が・・・。

バスの転回にじゃまになるような狭い駐車場ではない。

せめて一画でも観光客に開放してくれたら・・・と、思ったが、吊橋自体が
地元民の生活道路で、観光資源にしたくはないのだろうと、諦める。
 

渡の吊橋

こちらの吊橋は近くに車を停めるスペースがあったので、渡ってみる。

 対岸まで行くと、そこには茶畑が広がっていた。

29号線からわき道に入り有東木(うとうき)を目指す。 

山葵栽培発祥の地らしいが、茶栽培も盛んなようで茶畑が広がる美しい農村だ。

「山葵とお茶の桃源郷」と、パンフレットにある。

確かに桃源郷かもしれないなぁ。

 

近くの東雲寺には山葵田がある。

有東木の農産物加工販売所「うつろぎ」で昼食。

蕎麦を注文し、小川に面したテーブルで頂く事に。

このお茶の色!

渋い、苦い・・・と、敬遠する人もいるだろうが、私は大歓迎。

さすが、茶どころ、ふんだんに茶葉が使われている。

こちらは盛りそば。

私が注文した天そばに

冷たい汁そばを隠すのは大きな山葵の葉の天ぷら。

ウラを返せばこの通り。

これで600円だったかなぁ・・・。

安くておいしい蕎麦でした。 


早朝の弘前城

2012年09月10日 | 旅-東北

2012.08.08 今日は大阪へ帰る日。

テレビでは昨夜、河川敷で燃やされた弘前のねぶたの映像が流れていた。

東北大震災の被害者への鎮魂で始まり、今年で2回目。

今年、青森のねぶたは6日間で282万人の人出。
これは昨年に比べ16万人増。

弘前のねぶたは162万人で増減無し・・・と、テレビが伝えていた。

泊まったのは東横イン弘前駅前。

今回は3泊共東横インでお世話になった。

帰りの飛行機は青森発10:50と随分早いフライトだが、早割りで安かったのはこの便まで。
以後の便は、通常運賃とほとんど変わりなし。

早朝、弘前城へ散歩。

駅前から案外遠くて、歩きだしたものの暑いし、まだ遠そうなのでタクシーを拾う。

杉の大橋を渡り見頃というハス池に向かう。

 

関西でハスを見る事が出来なかった今年、この東北で2箇所ハスの花を見る事ができた。

早朝なので料金は要らない。

静かな城内に笑い声が聞こえ、しばらくしたら岩木山を眺めながらラジオ体操が始まった。

岩木山、この日も頂上まで見せてはくれない。

凄い枝垂桜だ。

城内にこれほど枝垂桜が多いとは・・・。

数年前、桜の終わりかけの頃に来た事があるのだが、その時、枝垂桜を見たという記憶はない。

城内まで入らなかったのだろうか?

これら枝垂桜の大木は、宮城県人会の寄付により植えられた内の何本かで、
今では枝垂桜の名所となっているとか。

桜に包まれる頃に是非、又来てみたい。

宿へ戻り朝食を食べてチェックアウト。

青森空港発10:50のフライトで大阪へ戻る。

夜のねぶた見物が主目的で、昼間の観光はオマケのつもりだったが、尾上町、芦野公園
と、思っていた以上にステキな所だったので、主従逆転してしまった旅だった。

ねぶたへの旅はこれで終わります。  


立ちねぶた

2012年09月07日 | 旅-東北

青森のねぶたの先頭は、ミスねぶたを乗せたオープンカーだけど、
こちら五所川原の立ちねぶたはパトカーに先導されて始まります。

 

「あすなろ太鼓」は、直径3.24m重さ1.7t という大きな太鼓。

太鼓の上にも人が乗って叩きますが、写真・・・ない。

こちら、五所川原も有料観覧席が増えたような・・・。

 

右手の建物「立ちねぶたの館」からもねぶたが引き出されようとしています。

青森のねぶたは横に広く、五所川原はタテに長く、どちらも壮観です。

 

駅前で見た「五農(青森県立五所川原農林高校)」のねぶた「大昇鯉(だいしょうり)」。

今年、五所川原市長賞をとったとか。

始まってから40分ぐらいで、コースを一周して同じねぶたが通るようになりました。

でも、まだ見てないねぶたもあるんだけど・・・???

ちょっと厭きてきたかな?

帰りの列車が気になり、1時間も見ないうちに駅へ向かいます。 

五所川原の駅では改札が始まっていて、乗客がホームへ走っています。

私も走りました。

 ホームへ着くと丁度列車が入って来て、列の最後尾の私、座れないと諦めて
乗り込むと、連結部分が運転席で ↑ の席に座り弘前へ。

なんと、この列車は19:56発の通常ダイヤの列車でした。

こんな早い列車に乗ってしまうとは、ねぶた見物が主目的だったのに、
すっかり観光モードです。


でる・そーれ

2012年09月06日 | 旅-東北

 五所川原で食事・・・と、考える時、すぐに思いつくのは、「だだん」で津軽三味線を聴きながら
一杯やるか、駅前にある「でる・そーれ」で、安くておいしい健康食を食べるか。

今回は、「でる・そーれ」で食べようと決めていた。

地域振興の一環の店で、地元の食材にこだわった、どちらかといえばヘルシーメニュー揃い。

食券を買って席について待ち、番号が呼ばれたら取りに行くセルフ方式。

ちょっと迷ったが、今回は「津鉄汁炊き込みご飯セット」に。

これで600円ですから凄いお徳です。

青森シャモロック(ブロイラーの2倍の生育期間の地鶏)、長いもすいとん、きのこが入ったお汁。

こちらは、青森シャモロックの出しが効いた炊き込みご飯。

カツオと昆布だしで育った大阪人にはちょっと物足りない・・・かなぁ。

去年食べた「しゃもトマトシチュー」も食べたかったが、とても両方は無理。

「しやもトマトシチュー」はレトルトで売っていたので、重いがお土産に一つ買う。

ふ~ん、今度、車で来るような事があれば汲みに行こう。 

食べ終わって外に出ると、ねぶたがスタンバイ。

景気づけに一杯、盛り上がっています。

駅前から続く道路にもねぶたが待機。

JR駅横の格納庫からねぶたが引き出される。

このねぶたの制作費は200~250万円かかったらしい。

ねぶたは毎年作りかえられるとの事、費用集め大変だろうなぁ。

 

さて、どこで見ようか?

駅前の通りを「立ちねぶたの館」の方へ歩く。

沿道には青森と同じように露天が並び、おにぎり、から揚げ、ビールに枝豆・・・。


芦野公園にて-2012.08.07

2012年09月04日 | 旅-東北

 

桜2200本、松1300本を有する芦野公園は桜の名所。

林の中を歩いて湖畔へ。

湖と思っていたが、五所川原に多いため池で、「藤沢ため池」。

「ため池100選」に選定されているらしい。

「夢の浮橋」という名の橋が対岸まで続いている。

橋はため池の中央に向かって傾斜があり、一番低い所は、ほとんど水面すれすれ。

水草がゆらゆら・・・。

ため池だが、私の近所のため池の水とは雲泥の差で、実にきれい。

 

ジュンサイではない・・・だろう?

黒い実がなる・・・と、地元の人が言う。

何だろう・・・?

夜には照明が点くのだろうか?

夜、ここを歩くのはちょっと怖いなぁ。

吊橋を渡って松林の中へ。

林の中、太宰治がたたずむ。

小さい頃、この辺りでよく遊んだらしい。

 

 国道339号線に面した入り口へ出て、芦野公園駅へ歩く。

駅舎はすでに営業終了。

大阪ではとうに終わっていた紫陽花が満開。

駅のホームから直接「駅舎」へ入れる。

芦野公園駅のホームには花が咲き乱れる。 

大きなギボシがいっぱい。

1株でいいから欲しいぃ。

ジーゼル機関車に引かれてやって来たのは・・・。

 

帰りも往路乗ったストーブ列車だった。

シートは新しいが、木枠の窓を開けるにはコツが要るし、車内はかなり傷んでいる。

「津軽フリーパス」で乗れる範囲は金木まで。

車内で差額運賃を支払うが、このハサミに驚いた。

まだ、あるんだ。

金木から芦野公園までの一駅間@170。

小さくても鉄ちゃんだぁい。

 終点の五所川原駅。

もう、ホームには誰もいない。

好きなんだなぁ・・・。

さて、私は夕食をすぐそばの「でる・そーれ」で頂く事にしよう。 


芦野公園へ

2012年09月02日 | 旅-東北

8月7日の行程はツアー並みの忙しさ。

忘れないようメモ

青森発6:09 -- 弘前着6:50 同発7:00 -- 津軽尾上着7:19 再び尾上町

津軽尾上発10:30 -- 弘前着10:49 同発11:28 -- 青森着12:26 昼ねぶた見学予定

青森発13:54(リゾートしらかみ4号) -- 五所川原着15:15 同発15:15 -- 芦野公園着
15:41 芦野公園散策 芦野公園発17:18 -- 五所川原着17:34 立ちねぶた見学

五所川原発19:56 -- 弘前着20:45  予定終了 東横イン弘前にチェックイン

青森駅に入って来た札幌からの寝台急行「はまなす」。

車体横のエンブレムもしゃれている。

この のびのびカーペット車両に乗ってみたい。

私が乗る奥羽線上り列車は↑。

この列車で弘前へ行き、弘南鉄道に乗り換え再び津軽尾上町へ。

かつて、多くの乗客はこのホームを矢印方向に走ったんだろう。

記念に消さずに残してあるのか?

↑は、青森駅構内「つがる路」で食べた「ほたて丼」@900。

結構おいしく、去年食べた駅前のOよりはずっと良い。

尾上町から弘前、そして青森に戻るかどうしようか迷ったが、結局青森に戻って来た。

青森に戻った訳は、少しでも昼ねぶたが見れるのではないかと思ったからだったが、
これは時間と体力をロスしただけの徒労に終わった。

青森での滞在時間は1時間半しかない。

駅に近い辺りでねぶたを待っていたが、以前とは出発点が違っていて、私が待つ
場所にねぶたが来るには1時間以上かかりそう。

しまったなぁ、これなら弘前見物でもしてりゃ良かった・・・と、苦い思いで青森駅へ。

青森からはリゾートしらかみ4号(青池)で五所川原まで。

列車の本数が少ない奥羽本線や五能線、別途510円は必要だが便利だ。

全車指定席なので席は、ボックス席の窓側だった。

グループでこのボックスを利用するには楽しいだろうが、他人同士向かい合わせに
座るには、なんとなくうっとおしい。

向かいの席らしき母娘も、そう思ったのかこの席に座らず、展望車に座っていたようだ。
ばっかだなぁ、私はすぐに降りるのに。

五所川原からは津軽鉄道に。

駅舎は同じだがホームは違う。

階段を駆け上がり、下りて津軽鉄道に。

去年と同じアテンダントのお姉さんが乗客に話しかけている。

あれっ、風鈴がない!

ストーブ列車でした。

ねぶた期間中だけ、この11列車と16列車はストーブ列車らしい。

冬、「津軽フリーパス」でストーブ列車に乗るには別途乗車券も必要になるので、これはラッキー。

ストーブ用の石炭。

今日は金木で降りない。

次の芦野公園まで行く。

芦野公園に到着。

列車は走り去って行くが、扉がない。

地ふぶき舞う冬でも扉はないのだろうか?

芦野公園の旧駅舎は「駅舎」という喫茶室になっている。

上りの列車まで1時間半ほどある。

芦野公園を1周すると約1時間ほどと駅舎で教えてもらい歩く事に。


青森のねぶた

2012年09月01日 | 旅-東北

8月6日、津軽尾上駅から弘前へ向かう。 

 

弘前駅構内で開催されている津軽三味線のライブ。

失礼だが去年よりは上手だった。

弘前でJRに乗り換え青森到着。

ご当地ゆるキャラが出迎えてくれる。

ひとまずホテルにチェックイン。

今年も東横インでお世話になる。

ここまでに5泊していたので、この青森の宿泊料金は無料だった。

青森に来たらいつも寄る店がある。

駅前から伸びる新町通りに面した工芸品を扱う「雪の道」さん。

オーナーのこだわりが伺える工芸品が並んでいて、毎年、家族のために
スプーンを何本か買って帰る。

夕食にと、かよりんさんから教えていただいてた居酒屋「六兵衛」に出向くが、店内は満席。

まぁ、女独りで酒を呑んでもさみしくなるので、又、来る事もあるだろうと諦める。

そして、今夜の夕食は、ねぶたが通る沿道のアチコチで店開きしている露天で買った
おにぎり(1個食べてから写す)と、きゅうりのワサビ漬けという貧弱なものになった。

昨日は昼・夜共に中華だったので、今日は粗食でいいか。

アスパムの横にあるねぶた保管場所からねぶたが運び出されている。

スタンバイしているが、ねぶたの出陣まではまだ時間がある。

毎年見ている「ホテル青森」近くへ行くが、その辺りに去年はなかった有料観覧席が
設けられている。

少し離れた場所で、おにぎりの夕食を済ます頃、花火が上がり、いよいよ出陣。

青森山田学園、今年は甲子園には行けなかったが、オリンピックでの活躍をのぼりでアピール。

跳人の中に黒衣装のカラスが混じっていたが、警官がぐるり取り囲み排除される。

ものものしいカラス対策だが、こんな格好で・・・?と、呆れる女性カラスには目こぼしか?

 

 

今年の最優秀製作者賞をとったねぶた。

21:00にはねぶたの行進は終了。

アスパム近くまで戻るねぶたに着いて行き、最後まで楽しんだ。

来年も行くか?

今年で5回目or6回目?
う~ん、ちょっと飽きたかな。 


尾上町-5(生垣)

2012年09月01日 | 旅-東北

 さわらの生垣の中は ↓ のようになっていた。

 

猿賀公園と盛美園の間にある見本園に色々な木を使った生垣が組まれていた。

 

藪椿・・・茶毒蛾が怖いなぁ・・・。

へぇ~、錦木でも生垣を造るんだ。

岩木山、今回の旅ではこれが一番見えた方で、山の全容を見る事は出来なかった。

岩木山と対峙するかのように民家の生垣もお山。

尾上町のパンフには「芸術的な生垣」とある。 

正面は猿賀神社の鳥居。

尾上駅に戻って来ると、1時間に2本しかない電車が出たところだった。

30分近く待たなければいけない。

駅前に「大和温泉」があるので、そこで汗を流すことに。

この浴槽だけ(サウナがあったかな?)のシンプルな銭湯。

さすが銭湯、洗い場は広い。

かすかに色づいた湯はあっさり系のまさに駅前温泉。

成分総計366mg/Kgの単純泉 温度:44度 PH=8.6 湧出量:176L/M

8:00~21:00 1日、15日休み ¥350

尾上町でもねぶたが見れた。

「つがるフリーパス」をフルに使って2日連続でやって来た尾上町は実に美しい町だった。

桜の頃、又、来たいなぁ・・・と、思いながら弘南鉄道の弘前行き電車を待つ。 


尾上町-4(盛美園)

2012年09月01日 | 旅-東北

京都の無隣庵、清風荘と並び明治の三名園といわれる「盛美園」。

大石武学流を代表する庭園で、明治35年から9年の歳月を経て完成した。

これだけ歳月をかけたのは、大地主であった清藤家が、この作庭で農閑期の小作人達が
収入を得られるように・・・と、いう考えもあったとか。

施主は清藤家24代当主盛美、だから「盛美園」なんだ。

入り口を入ると、左手にこの盛美館、その奥に御宝殿、右手に林が広がり、真正面に枯山水の庭園。 

絢爛豪華な御宝殿は常時公開されてなく、30分に一度、3分のみ説明付きで公開される。

ガラス戸の向こうに燦然と輝く仏間があった。

10畳ほどの堂内は金箔に覆われ、両側の壁は一面大きな蒔絵。

館内、写真撮影禁止なのも、常時公開されてないのもうなずける。

太閤の金の茶室よりも立派なしつらえでしょう。

なんて木なんだろう?カエデの一種だと思うのだが・・・。

白砂を盛った枯池の中、小島の上にはイチイの木。

 

庭の小高い所から眺めると、なんだかちょっと違和感を感じてしまう。

青銅葺の屋根だが緑青色というよりターコイズブルー。

 張り出し部分は厠で、その壁には松葉の意匠の窓。

青銅の壷は手水らしいが、どのように使ったんだろう?

つやつやと磨かれた廊下は漆塗り。

板の継ぎ目の切り込みは何の為だろうか?

腰壁がスタッコ塗りで仕上げられた厠。

陶器のスリッパ、久しぶりにお目にかかった。

2階への階段の腰壁もスタッコ塗り。

スタッコ塗りとは、大理石の感じを出すために、漆喰の中に大理石の粉を混ぜて
固く仕上げ、磨き上げた工法らしい。

2階は公開されていないので、この階段を上がる事は出来ない。

座敷から眺める石組みと刈り込みだけで造られた「草の平庭」。

 

 床柱は黒檀・・・?

客間の書院窓の意匠は「くもの巣」。

障子の明り取り窓からは手水の壷が見える。

2階四隅の柱も漆喰仕上げだろうか? 

盛美園

すぐ近くの民家の屋根。

勇ましい棟飾りだこと。

尾上町を初めて訪れた私、民家の手入れが行き届いた庭、美しく続く生垣、農家蔵・・・
驚きの連続でとどめはこの盛美園。

失礼ながら東北の片田舎にこれだけのモノが見れるとは、日本は広く美しい。