串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

三国町にて-2

2008年01月28日 | 旅-関東・中部

旧森田銀行の斜め向かいにある骨董屋さんです。
銅板葺きの立派な屋根、2階の窓と看板文字・・・。
見とれてしまいました。

べんがら格子がねずみ壁とよくマッチし、うだつがあがる民家に
かかっているのは?

お正月飾りなのでしょうか?
でも、松の内は、とうに過ぎてる?



この並びの家々にも同じようなものが・・・。
どうやら、俳句が書かれているようなのです。
何か聞いてみたかったのですが、
人の姿は見えず、結局分からずじまいでした。

こちらは、宮太旅館。
今も営業されている様子ではなかった。

こちらの家にも、さっきとは違う飾り物が・・・。
別の町内ではありません。
同じ町内、少し離れているだけなんですが、
このあたりは、先ほどの飾り物とは違いました。

千代紙や布で作られたものが飾りつけられています。
何というのだろう?
毎年、新しく作るのだろうか?

疑問は残ったまま、三国町を後にしました。



三国駅で借りた自転車です。

私が回った範囲内なら
自転車は不要だったかもしれません。

もっと時間があれば、少し離れた所まで行きたかった。

三国町、半日では全部見る事が出来ません。

入場無料の施設、町並み整備中、
町並みの水彩画は町の依頼とか・・・。
う~む、連れは、○万円で遊んだらしい。
もしかしたら、連れが使ったお金で町は潤っているのだろうか?

ははは、邪推はおいて、楽しませていただきました。


旧森田銀行本店

2008年01月27日 | 旅-関東・中部


旧森田銀行本店です。

北前船による廻船業で財を成した豪商の一人、森田家。

明治27年に廻船業から銀行に転業。
福井銀行と合併し、近年まで福井銀行三国支店として営業。

平成6年三国町所有となり、現在、国の登録有形文化財に指定されている。

栄えた三国町を象徴するかのような立派な建物は、三国町の、お宝だなぁ・・・。

 

 

 

見学無料。館内では、福井大海氏の三国町を描いた水彩画展が開催されていた。

カウンターは、けやきの一枚板。
 
床は、推定復元されたものらしいが、四角い大理石(?)の交差部分に白い石がはめ込まれきれいなものだった。

 

 2階は、ぐるっと回廊のような廊下が、はりめぐらされ吹き抜けになっている。

 

 

 

 

 

漆喰の天井には、豪華な彫り物。



50坪近くある、1階のフロアーに1本だけある柱は、エンタシスの大理石に似せたもの。

柱上部の漆喰飾りも美しい。

入ってすぐ、床の石敷きに感激し、天井を見上げて驚き・・・。
しばらくは、上と下ばかり眺めていた。

係員に促され、繊細な水彩画を拝見。
訪れた日が、福井画伯の個展最終日だったとはラッキー。

建物に水彩画、はぁ、いいもの見せていただきました。

この満たされた気持ち・・・うまく表現できない。

別行動で見ていない連れと会った途端口から出たのは「凄い!凄かった・・・。」だけ。
何が凄かった?
私のつたない説明では分からないだろう。


笏谷石

2008年01月26日 | 旅-関東・中部

岸名家の玄関や、店のたたき、台所に敷かれた青石に目が奪われました。

風呂場の床にもよく使われている十和田の青石などとよく似ています。

これは、しゃくだに石という福井の足羽山で採れる石だそうです。

どんな字を書くのですか?
聞く私に、ガイドの方が笏谷石と大書きしたのを見せてくださいました。

きっと、聞く人が多いのでしょう。

今は、ほとんど使われないが、この三国湊では何にでも、
この笏谷石を使っていたそうです。

 

 

 

民家の基礎にも使われています。
笏谷石を彫って、床下換気口にしてあります。
なんと美しいのでしょう。

柔らかくて、加工がしやすい石らしいですが、基礎に使って大丈夫なんだろうか?

お寺の鐘楼の土台にも・・・。

そして、墓石にも・・・。

他に石垣にも使われていました。

石・・・けっこう好きです。

ここに使われている石は何・・・?って訊ねてもほとんど???で答えが返ってきません。
まぁ、御影石が多いのですが・・・。

こんなに明快に、文字まで教えてもらうような事は、初めてでした。

この石を見れた、知っただけでも、三国湊へ来た甲斐がありました。

でも、他にもお宝があります。


三国町にて-1

2008年01月25日 | 旅-関東・中部

上の写真では何か分からないでしょうが、↓の写真で分かりますね。

染付け陶器の便器です。
説明しなくっても分かるか・・・。

この便器は、家族使用のトイレで使われていたものですが、
↓の青磁の便器は、客用トイレのものです。

もちろん、現在は使用できません。
飾りものです。

 

そして、こちらは、客用の手洗い。
なんと、水琴窟(すいきんくつ)なんです。

ざぁ~と流すと、かすかに「き~ん、き~ん」と
音色が聞こえました。

ここは、三国湊で材木商を営んでいた「旧岸名家」。
ボランティアガイドの方が、詳しく説明して下さいました。
見学料、不要なんですよ。

もう一つ、興味深かったのが、この床に張られた石。
この石の話は、明日、アップします。


三国町

2008年01月24日 | 旅-関東・中部

九州は一時停止で、話は山中温泉行きを展開中です。

連れとは芦原温泉で別れ、私は「えちぜん鉄道」
で三国町へ向かいます。

1時間に2本、そして1両だけの電車。
車両は新しくきれい。
驚いたのは、ワンマンカーと書かれているのに
車掌さんが乗っていました。
それも、若くて、細くて美しい女性!

三国は3駅目、7分間の乗車で260円は高いけど
経営悪化で廃線もやむなしだった京福電鉄から、
第三セクターに経営が移り、沿線住民の足と
なっているので仕方ない話だろう。



えちぜん鉄道の乗車客は無料で自転車が借りられる。
駅の改札口で、サインするだけでOK。

唐津は200円。安心院も無料で貸してもらえる。
湯布院・・・高かったなぁ。

三国町は、北前船による廻船業で栄えた街で、
豪商により建てられた建物が、町の人々によって
大切に保存されている。

自転車で「三国湊きたまえ通り」に入り、町並み拝見。

2階には、広い窓。そしてウダツの上がっている家が多い。
そして、三国の町家の大きな特徴が「かぐら建て」という様式。

側面から見たらよく分かりますが、妻入り正面の前に
平入りの建物半分をくっつけたような形です。

限られた時間内で、三国町まるごと楽しむのは無理でした。
でも、どこでも無料で見学出来るのです。
レンタサイクルも無料。
観光客には嬉しいのですが、いいんだろうか・・・?と
心配になります。
凄いトイレを見つけました。
もちろん、使用不可ですが、これは、明日アップします。

 


長浜

2008年01月23日 | 旅-関西

 

梅には少し早かったようで、ちょっと寂しい雰囲気です。
これらが満開になると素晴らしいでしょう。
これらの梅は、多くは長浜市所有のものなんですって。
一部、出品者の氏名が書かれた梅もありましたが、
私は全部、出展されたものだと思っていました。

咲き終われば花摘みをし、違う木と入れ替えされ
1年を通して長浜市で管理されているようです。

見事な苔に見とれてしまう。

展示場所は「慶雲館」という明治20年に建てられた建物で、
庭園内にある、琵琶湖から船で運ばれた岩や灯篭が、
実に大きくて素晴らしい。

慶雲館の前には、明治15年に建てられた国内最古の駅舎である
旧長浜駅舎があり、奥にはD51も展示されている。
鉄ちゃんではないけれど、D51の雄姿は見たかった。
しかし、連れが急がせる。

こちらは、現役の長浜駅。
旧駅舎に似せて作られているようだ。

北国街道に面した黒壁スクエァに行ってみるが、
ゆっくり見物している時間はない。

安藤家をオモテから眺める。
ベンガラ格子や虫籠窓など興味津々、内部を見たいものだ。



安藤家の向かいにある「浄琳寺」。
はぁ、ここも黒壁だぁ~。

 

もっとゆっくり見たかった。
旅は独りに限る・・・かも。
2月、梅がもっと開いた頃に、今度は独りで行こう。

 


長浜の盆梅

2008年01月21日 | 旅-関西

九州はちょっとお休みして・・・。

山中温泉まで休養に行ってきました。
なっちゃんが行った長浜に寄って行こうとしたら
なんと、丁度、「盆梅展」が開催中。



梅の盆栽で「盆梅」なんですね。



推定樹齢400年の古木に咲く梅です。
まだ蕾ですが、これが開いたら、どんなたたずまいだろう?
妖艶な熟女?

まだ、時期が早いようで、しだれ梅の多くは固い蕾でしたが
これだけは、きれいに咲いていました。

京の舞妓さんを連想しました。

清楚だけど花盛り。

 


伊万里にて-2

2008年01月19日 | 旅-九州・沖縄

大川内山の町並みです。

上り坂が続き、まるで借景
のごとく、奥にそびえる
のは変わった形の
とんご岩屏風岩。

この山々から、磁器の原料
となる岩石がとれるのだろうか?
と、思っていたが
これは、違いました。

窯の煙突や右手前の
煉瓦塀がいい雰囲気で、
私はるんるん。




 

 

 

 

ステキな煉瓦塀は、窯道具や窯の壁の煉瓦が塀として
再利用されています。

 



釉薬がへばりついたものや、花瓶のできそこないなど、
見ていても楽しい壁でした。

メインストリートの鍋島蕃窯坂を上って行きます。
ウインドウの中の磁器を眺め、戻って来る時に
入ってみるお店を決めながら・・・。



こちらも窯元ですが、表からは作品が見えません。



苔むした石垣に、こんな看板がかかっていました。
鍋島青磁原石・・・?
どんな磁器なんだろう・・・?
引かれるように、入りにくいお店へ足が向きました。



ここで、奥様が詳しく説明してくださいました。

現在、青磁の釉薬は化学調合されたものが使われ、
各作家が自分の好みの色に、釉薬に添加して
焼かれるのが一般的らしいです。
だから、青磁といっても様々な色合いがある。

しかし、このお店のは、古くから地元で採れる
鍋島青磁原石から釉薬を作り焼き上げているので
色合いは、ほぼ一定の写真のようなもの。

こういう釉薬を使う人は、ほとんどいないとか・・・。

記念に何か欲しかったが、高価なのと、とびつくほどの
作品もなく、店主に時間をとらせただけになってしまった。

そろそろ、約束の時間。
磁器の橋(陶工橋)近くの駐車場に戻ろう。

結局、ここで買ったものは、磁器のマウスパッド1枚だけ。
娘へのお土産です。

そろそろ、昼食の時間。

予定していたのは、自ら育てた伊万里牛を
食べさせるというステーキハウス。 

でも、旅行中にステーキ・・・?
どうでもいいかなという気持ちになって
ナビも合わさず、伊万里にさよなら
するつもりだった。

しかし、そんな時に、目に入ったの看板。
探すつもりはないのに、見つかったとは
「食べて行け」という事かも・・・。
そんな気持ちで、Uターンしステーキを
食べる事に。

温泉ほどではないけど、日本全国
地元の名を冠したブランド牛がある。

この後行く平戸にも平戸牛

 

 

 

 日曜日の昼時とあって、店は満員。
安いランチを注文。
オードブルに出たローストビーフは固かった。

メインのステーキだが、おいしいかどうか分からない。

時間がかかった。
オードブルからデザート、コーヒーまで1時間余りかかってしまった。

皿が空っぽになっているのに、次の料理が運ばれてこない。
催促しても、急いで出てきたという様子はない。

あぁ、大阪人、待てないんよ~。
しかも、予定いっぱいの旅行中。

旅行中の昼食にしては、贅沢してしまったが
これも、計画通りにこなせた事が嬉しかった。

 

 


伊万里にて-1

2008年01月18日 | 旅-九州・沖縄

伊万里の大川内山へやってきました。
私は、初めての訪問です。
会社の旅行で来た事があるダンナは、ここでも別行動。
おかげで、ゆっくりマイペースで歩けました。

 

大川内山は、磁器を最初に完成させた鍋島蕃の御用窯が
あった所で、情報が漏れないよう入り口には
関所まで設けられていたという。

現在は、30軒を越える窯元が集まる磁器の里で、
小道を挟み、ウインドウに飾られた磁器を眺めながら散策できる。

入り口に架かる橋は、ごらんのような磁器で飾られている。

ダンナが私のためにと撮ってきた写真を見ていたが、
自分の目で見てその立派さには驚いてしまった。

橋の欄干部分には、割れた磁器の破片が埋め込まれていた。
昔、実家にあった湯のみの絵柄もあり、今は亡き両親との
家族団らんの様子を思い出してちょっとセンチに・・・。

ウラに回ると、こちらも染付けのタイル貼り。

もう一方のウラ側もこの通り素晴らしいです。
大きな壷が乗っている架台も、磁器の破片で仕上がっている。

ウラからオモテから眺めていると、思わぬ時間が経ってしまった。
ここは、まだ入り口。
先には、私を誘うかのような店が軒をつらねている。
先を急がなきゃ・・・。


唐津にて-3

2008年01月17日 | 宿-九州・沖縄

陽も傾いてきました。
堀端を通り駅へ向かいます。

唐津は、いいものがいっぱいある街です。
一楽、二唐津と言われる唐津焼き。
少し足を伸ばせば、太閤秀吉が夢の跡、名護屋城。
呼子の七つ釜、海上からも陸地からも素晴らしい景色・・・。
「くんち」の頃、来てみたいなぁ・・・。


「アルビノ」で自転車を返し唐津駅でコーヒータイム。
駅近くの喫茶店は、駅の中にしかありません。

貴重な喫茶店で、コーヒー&タバコしながら、満ち足りた気持ちで、単独行動を振りかえる。

そろそろ約束の時間。
駅前のバス乗り場で待つが寒い。
電話してみると、遅れると言う。 

なんだ!それならもっとゆっくり出来たのに!


 

今宵の宿は、唐津の老舗旅館洋々閣
ここは、温泉ではない。
しかし、ずっと泊まりたいと思っていた。

玄関を入ると、御影石の土間が広がる。
ロマンスグレーの男前なご主人の出迎え。

食事に供される器は、中里隆さん親子のものだという。
唐津焼に粉引きが多いのにはちょっと驚いた。
粉引きは、太亀(長男)さんのもののようだ。

館内にはギャラリーがあり、即売されている。
このギャラリーの床やランプシェードも中里隆さんの作品らしい。
しかし、中里隆さんの器は、高級品で手が出ない。

太亀さんの黒釉の皿があり、これはいいなぁ・・・。
一瞬、買おうかと思ったが、旅先でこれをやると旅費が際限なく膨らんでしまう。

まぁ、いいか。
買って帰っても置き場所に困ってしまうんだ。

洋々閣の食事はおいしい。
しかし、間が空き過ぎる。
次の料理が来るまで時間を持て余してしまった。



朝食は、食堂で頂く。
夕食も部屋ではなく、この庭が眺められる食堂でいいのになぁ・・・。
特別な具が入ってる訳ではないが、
しっかりダシがとられた、たっぷりの味噌汁が嬉しかった。

ざる豆腐を最初に売り出したという、川島豆腐店のざる豆腐が、黒釉の器に入れられ供された。

「器はおべべ」。
分かりすぎるほど明快なひと品。

女将、ご主人に見送られて洋々閣を後にし、唐津ともさよなら・・・。

唐津、洋々閣、又行きたいです。


発見!モズの早贄

2008年01月15日 | 日常

ちょっと話題を変えて・・・・。

庭には、紅白の梅の木がそれぞれ1本づつありますが
カイガラムシの被害がひどくて、あまりきれいには咲きません。

そろそろ、蕾がふくらみかけています。

枝にぶらさがっているの分かりますか?

おぉ、残酷物語!

かなり時間が経っているのでしょうか、ひからびぎみ。

モズの早贄(はやにえ)です。
モズが、餌の少なくなる季節に備えて
捕った獲物を枝に刺して保存しているのです。

この家に住んで35年。
こんなの初めて見ました。

発見者は、目ざとい娘。
こんな珍しいものもいいけど、婿殿でも見つけたら。

 


唐津にて-2

2008年01月14日 | 旅-九州・沖縄

服を着て露天風呂へ移動。
眺めは望めないが、手入れされた庭が気持ちよい。
空気中に飛散しているのか塩素は匂わない。
かすかに色が付いているように見え、内湯の湯よりは、存在感があった。

今宵泊まる宿は、非温泉。
このあたり、掘っても温泉が出ない・・・らしい。
その話を裏付けるような温泉だった。

唐津城の堀端だった道を海岸へと進む。
天気はよく暖かい。
サイクリングにはもってこいの日和に心が躍る。

桜並木が続く。
桜の頃にはさぞ美しいだろう。

目的地に着いた。広大な敷地にはりめぐらせた石垣も見事だ。
決して威圧的ではない優しい感じがいい。



炭鉱主として成功した高取伊好氏の邸宅として、
明治末から昭和初期に建てられた旧高取邸

10年程前まで子孫の方が住んでおられたが、唐津市に寄贈され、
今は、国の重要文化財にも指定されている。

建物右側は、暖炉もそなえた応接間。

大隈重信公や朝香宮など、上客が訪れた際使用された玄関にかかる唐破風屋根。



梁に施された透かし彫りや灯具は、当時のままという。

写真が撮れるのはここまで。
館内は撮影禁止なんです。

中庭を挟み、居室棟と大広間棟と呼ばれる客室棟があり、大広間棟には能舞台までしつらえてある。

壁は、漆喰に墨を混ぜたねずみ壁。
欄間には、孔雀や小動物の型抜きがしてあり差し込む陽光で、ねずみ壁に孔雀の影絵が浮かび上がるという計算された意匠に驚く。

床の間の天袋の引き手金具には七宝焼きが施され、ガラスは、ゆらゆら屈折する吹板ガラス。

灯りの照明器具は当時のままのモダンなもの。

そして圧巻は「杉戸絵」と呼ばれる、襖や間仕切り。
杉の一枚板やはぎ合わせの板に、ニカワを塗り、その上に描かれた29種類72枚の杉戸絵。
一般公開に際しても、これらは補修していないらしい。
鮮やかな色彩と様々な絵が、館内のあちらこちらで眺められた。

はぁ~、贅沢なものを見せていただきました。
写真撮影禁止も納得しました。

何時間いただろうか?
何人か見物客がまとまると職員さんが付いてくれて、ずっと説明してくださったので、よ~く分かりました。

唐津の宝です。
高取伊好氏は、教育、文化面にも多大な貢献をされたという。
きっと、あの世で、私がこんなに満たされた想いでいる事を、喜んでおられるのではないかと勝手に想像をめぐらす。

今まで、大切に守ってこられた子孫の方々にも感謝したい。



すっかり時間をとってしまい、約束の時刻まで1時間もない。
唐津くんちの曳山展示場へ行きたかったがゆっくり見ている時間はないだろう。

武家屋敷町だったのだろうか、重厚な石垣や、竹の生け垣が続く界隈を走り駅前へ急ぐ。


唐津にて

2008年01月13日 | 旅-九州・沖縄

いきなりこんな写真で申し訳ないです。

これは、私じゃない・・・はず。

これ、そうだったっけ?

いいデザインだわ~。

これも覚えがあります。
ちょっと、銀杏が貧弱。
以上、業務連絡でした。

唐津市内にやってきました。
駅前で17:00待ち合わせという事で連れとは別行動。

駅前の観光案内所「アルビノ」で、レンタサイクル。
200円/1日です。安いですねぇ。
ありがたい、ありがたい。

まずは、明治45年に建てられたという旧唐津銀行本店へ。

外壁はレンガ。

屋上に2つの小さな
ドームを持ち、緑青
がポイントになっている。

今は銀行としては使われて
なくて、唐津観光協会が
オフィスとして使っているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

道路を挟んで向かいにあるのは、唐津の銘菓「松露饅頭」の大原本店。
忘れないように買って帰らなきゃ・・・。

唐津にも天然温泉の旅館がある。
そこでの入浴も私の予定に入っていて楽しみにしていた。

立派な門構えの旅館だ。
きれいに手入れされた庭へチャリで入って行く。

女将と思しき女性が丁寧に対応してくださり、まずは内湯へ。
思ったとおりの貸切。
内湯からは、川と唐津城が眺められロケーションは良い。

しかし、プール並みの塩素臭。
たまりません。

浴感もフツーの水と変わらない。

そそくさ出て来て、着衣しながら分析表を眺めると
湧出量1L/M。

1の後に何か数字が抜けているのではないかと
確かめたかった。

露天風呂もあるというので、一度服を着てから
そちらに向かう。



 

 

 

 

 




 


からつバーガー

2008年01月12日 | 旅-九州・沖縄

九州での、そして今年の初湯は、ほうじょう温泉「ふじの湯」。
初めて利用する北九州都市高速の終点でもある金剛インターで
降り、直方から方城町へ向かう。

仮設浴場の頃から湯が良いと評判高く、一度行ってみたいと思っていた。

センター系にしては源泉槽もあり、まずまずの湯だが
人が多く、寝湯など湯がなまっているし、脱衣場の隅には
ほこりがたまっている。

わざわざ寄り道して来るほどの温泉ではなかったと
後悔しながら元来た道を戻り博多に向かう。

福岡都市高速から眺める博多の街はおしゃれな建物が多いようだ。

唐津にやってきた。
昼食は、からつバーガーにしようと決めていた。
虹ノ松原を走りながら、どこだろう・・・?と、探すが、すぐに分かった。

道の両側にそびえる松は、枯れ枝も目立ち、
このまま枯れてしまわないかと心配になる。

一番安いハンバーガーが250円。
卵、ハム、チーズがのったスペシャルが400円。
コーヒーが200円。

バスの外で注文し、車のナンバーを告げて待つ。



狭い車内で調理する人が三人。

客は次から次へとやって来て、注文しては車で待ち、
食べ終わると出て行く。
広い駐車スペースに20台ほどの車が並んだ。

待つ事15分ほどで、若い女性が車を目指して
ハンバーガーとコーヒーをトレイに乗せ運んで来た。



これが、スペシャルバーガー。
ふ~、食べ応えがありました。

普段、そんなにハンバーガーを食べないので、味の比較は
出来ないが、口に入れた時のべちゃっとした感触は無い。
パンもさくさく、卵やハムもちゃんと味を主張している。
おかげでハンバーグの味が、ちょっとかすんでいるような・・・。

多分、おいしいのだろう。
土曜日とはいえ、これだけの人が来るのだから。

門司港では食べられなかった名物。
唐津では目的達成!

決して完璧主義者ではないけれど、予定通りに事が
運ぶのは、とっても嬉しい・・・です。

さて、この後、唐津では夫婦別行動。
お互いに、浮き浮きしているでしょう。

 

 

 

 

 



 


門司港レトロ-2

2008年01月11日 | 旅-九州・沖縄

JR門司港駅の向かいにある
旧門司三井倶楽部

スイスアルプスにあるホテル
のようなたたずまい。

大正10年の建築という。
平成2年、元の場所から
ここへ移設された。

アインシュタイン博士が宿泊した
部屋が、そのまま残され
林扶美子の資料室があったり
レストランとして使われている。

門司港駅と並び、こちらも
国の重要文化財になっている。

 

 

 

 

三井倶楽部の裏手に回ると、本館とは違う日本家屋が
併設されていて、朝食の用意か、いい臭いがしていた。
ここは、厨房のような使われ方をしているのかな?と思った。

右の茶色い建物が門司港ホテル。
三井倶楽部は、道路の左側にある。
突き当たり、右側の建物は、ホームリンガー商会。



一通り見て、さて朝食を・・・。
門司港名物「焼きカレー」を食べようと決めていたが
あいにく、店は、まだ開いていない。
8:30~開いているという情報だったのだが・・・。

仕方なく、モーニングをやっている喫茶店に入る。
これが、結構アタリで、バターたっぷりのトースト。
添えられたバナナを見て、ここがバナナの叩き売りの
発祥地である事を思い出した。

まだまだ見たいが、そうも時間をとってられない。
出光美術館では、器の特別展も開催されていて
見たかったが、まだ、開いていない。
ここ、門司は出光石油創業の地らしい。

駐車場料金700円を支払い、門司港を後にするが
途中、写真のような民家があった。

玄関に正月飾りがあがっているので、今も住んでおられるのだろう。
妻側のレンガが美しい。
これは、横が更地になって、初めて陽の目を見たかもしれない。

九州での第一湯めざして、北九州都市高速に初めて乗る。