話があっちこっちへ飛びますが、シーズン物なので先に・・・。
12月に引き続き七釜温泉「あかね荘」に泊まってきました。
部屋にトイレはないが、洗面所はある。
大女将が刺繍された壁掛けがかかる。
床の間には、これも大女将が刺された刺繍の掛け軸。
見事な針さばき。
この日の泊まり客は2組。
部屋は2階に4部屋あるが、1日に2~3組の客しかとられないようだ。
1階に2箇所ある風呂、今日は貸切対応。
↑は、前回女性用だった、大きい目の風呂。
こちらは、やや小ぶり。
共に熱い源泉が湯船の底から供給され、静かに流れ去る。
この熱さ、朝風呂にはもってこいで、寝ぼけた体が気持ちよく目覚める。
若松葉という脱皮したてのカニのゆでたのが一人半身つく。
脱皮したてのカニは、足も柔らかいのでぽきっと折れば、身はするすると
出てきて、非常に食べやすい。
やはり新鮮なカニは身ばなれが違う。
前回の12月には、この若松葉ではなくメスのセコカニだった。
セコカニの内子が苦手なので、セコカニよりはこちらの若松葉の方がいい。
セコカニの漁期は、11/6~1/10まで。
若松葉は、その後1/11~3/20まで。
どうりで、前回12月に、若松葉は出なかったんだ。
カニ2匹分でカニすき。
若松葉で満腹気味で、メインであるカニすきは少ししか食べられない。
例によって、残ったカニは冷凍してもらい、野菜と共に保冷バックで持ち帰り。
若女将が七輪で焼いてくれるカニ味噌の甲羅焼き。
初物という「ほたるいか」の酢味噌和え。
ほたるいかもこのあたりでよく獲れるらしい。
若女将お手製のデザート。
ちょっと上にかかった練乳が甘過ぎたかな?
朝食もおかずが多種類並び、おかずだけでお腹いっぱい。
セコカニ半身が入った味噌汁。
セコカニの足に切り込みが入れられているので、この身もせせる。
カブとカニのあんかけ。
だしがおいしく、添えられた生姜がいいアクセントになりおいしかった。
大女将の料理はほんとにおいしい。
サラダにもカニが添えられ、ほんとにカニ三昧でした。
食後のコーヒーもおいしく、お替りが欲しいぐらいだった。
これで、一人¥21,150。
旅館で活けカニだけなら、この値段では食べられないだろう。
トイレは共同で、設備は整っているとは言えないが、部屋も風呂も清掃が
行き届き気持ちが良い。
おまけに温泉は掛け流し。
オスかにの漁期は3月20日まで。
なかなか予約がとりにくいが、是非、一度泊まってみては・・・。
宿のサイトの予約状況よりじゃらんの方が確かです。