串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

姫川温泉 ホテル國富翠泉閣

2013年06月30日 | 宿-甲信越

 

湯量豊富で源泉掛け流し、設備が整った、それに食事もおいしいという姫川温泉ホテル國富。

一度泊まってみたかったがやっと念願が叶い、平日限定のリーズナブルプランで投宿。

糸魚川インターからのアクセスだったが、国道148号線はスノーシェットが延々と続く。

きっと冬は雪深い所なんだろう。

ロビーで煎茶とお迎え菓子を頂き部屋へ。

部屋は4疊の広縁が付いた10畳間。

入口を入った左手にバス・ウォシュレットのトイレ・洗面所。

空の冷蔵庫に電気ポットと、必要な備品は揃っているが、このポット古いのか湯を出すのに一苦労。

指が痛くなるほどだった。

朝・夕共に食事は足がおろせる広い食事処でいただく。

シーズンオフの平日とあって客は少なく、静かを通り越し少々寂しい雰囲気。

ツアー客は別室で食事。

騒がしいのも嫌だけど、もう少し賑わいがある方がいい。

前菜は野菜のテリーヌ、ブイヨンゼリー添え。

キャベツで巻いた中にはアスパラやわらび、カニにエビ・・・と、多彩でひとつづつ味わいながらいただいた。

一人鍋は「あいなめの春香鍋」。

刺身のツマでしか食べない浜防風、少し苦いがおいしい。

あいなめも火を通らせてあるので、生臭みは全然なく、出しもいい味でおいしい。

もう少し量があってもいいし、これ目玉料理になるような気がした。

6種の日本酒から3種選ぶ「効き酒」 。

それぞれ銘柄の枡で運ばれる。

カニ爪とサーモンの土佐酢ゼリー掛け。

ジュレはもう少し酸味をおさえた方がおいしいかな。 

さすが日本海にも近い所、刺身も新鮮、量も丁度良い。 

車麩とタコの柔らか煮。

他に茶碗蒸しやもち豚のパイ包みなど・・・。

夕食は適量で、どれもおいしくいただいた。 

翌朝、ロビーで甘エビの味噌汁がふるまわれる。 

 

朝食前だけど、囲炉裏端で熱々味噌汁で胃を目覚めさせる。 

甘エビごろごろ、いいお味。

朝食は案外普通。

焼き魚もなかったような・・・。 

コンロで温野菜。 

なかなかおいしかったが、下に敷かれたもやしは食べにくくていただけない。

お風呂は後日。


湯倉温泉「鶴亀荘」

2013年06月28日 | 宿-東北

昨年の10月、東北紅葉旅の際、泊まった鶴亀荘。

記憶も薄れがちだけど、いい宿だったのでアップしなくちゃ。

左手の青い屋根は混浴の共同浴場。

右手の建物が、湯倉温泉の一軒宿「鶴亀荘」。

料理がおいしいという事でかねてより泊まりたかったが、やっと実現。

玄関を入ると、いい感じの広々としたロビー。

ここは食事処にもなるようで、2階の部屋の人達かな?ここで夕食も食べていました。

左手はフロント。

部屋は川に面した1階の部屋。

テレビの横は冷蔵庫。

トイレはなかった・・・と、思う。

部屋に置かれたガムテープが大活躍。

そう、カメムシを何匹やっつけた事か・・・。

女性用の風呂は小ぶり。 

こちら男性用。 

男性用には川を望める露天風呂がついている。

風呂は時間によって男女交替になったが、いつ交替したのか?覚えていない。

多分、夕食後だったような・・・。

 

1階の私たちの夕食は部屋で。

カリン酒の食前酒で始まり、先附は会津産ピオーネで作られた「ぶどう豆腐」。

見た目も美しい前菜。

左手前は「大根寿司」、グラスの中は、「わさび菜ごま和え」と「もってのほか」。

「栗の渋皮煮」、くんせい玉子、梨チーズ・・・。

和歌山紀ノ川産子持ち鮎の塩焼き。

牛肉、柿、梨のミルフィーユ仕立て。

 

栗ごはんとキノコ汁。

秋の味覚いっぱいの夕食に大満足。

デザートはりんごのチーズケーキ、紅茶のジュレ添え。

こちらは朝食。

1階の窓から眺める只見川。

味良し、湯良し、人良し・・・大満足の鶴亀荘。

季節を変えて又泊まりたいけど、やはり10月20日前後の紅葉の時が一番かな?

国道252号線を小出へ出るが、この道路、スノーシェットやトンネル、カーブが多い
山岳道路に近いが眺めは抜群。

新潟、福島県境辺りに建つ「六十里越峠開道記念碑」。

昭和48年開通のこの道路、「六十里越雪わり街道」の愛称をもつ。

会津と新潟を結ぶ悲願の道だったようだ。

この六十里越の峠道は、冬季通行止めになり全線開通するのは5月15日過ぎ。

あいにくの雨天だったが、晴れていれば素晴らしいだろう田子倉湖の眺め。

JR只見線は2011年7月の豪雨で大きな被害を受け、いまだに会津川口~只見間は
復旧の見込みもついていない。

全線復旧するには4年の歳月と85億円の費用が見込まれているが、只見線の
旅客運輸収入は年間2億円にも満たない。

果たして復旧されるだろうか?

2008年の冬、小出から会津若松までこの只見線に乗り、実に美しい雪景色を楽しんだ

乗っておいて良かった。

いつまでも有ると思うな親と金と・・・。


飛騨牛でランチ

2013年06月27日 | 旅-関東・中部

 

何の関係もありませんが、走っている車から案外うまく撮れた坂巻温泉です。

トンネルを出てすぐの所に建っているので、うまく写真を撮るのが難しいのですよ。

最近よく走る国道158号線

松本から上高地の麓を走り、安房トンネル越えて高山へ。

途中、お気に入りの山野草園をひやかしたり、湧水を汲んだり・・・と、結構好きなルートです。

で、ランチ終了の14:00までに高山へ着いて飛騨牛のランチを。

一時、偽装で問題になった「丸明」ですが、多くの人で賑わっています。

「飛騨牛焼肉ミックス御膳」を注文。

前菜は牛肉の佃煮、何かなぁ?豆腐の加工品で甘くておいしい。

 

塩を少し付けて焼きます。

肉はちょっと固いかなぁ。

デザートのシャーベットとデミタスのコーヒー。

このコーヒーが私好みの濃いめでとてもおいしい。

こちらはJAひだ直営店焼肉ハウス「味蔵」。

JR高山の駅前にあり、駐車場も広い。

角切りステーキランチ¥1659。

デザートまで一気出し。

タレが味噌ダレと醤油タレがあり、どちらも甘いめでおいしい。

肉は柔らかくてジューシー。

肉は丸明よりこちらの方が上かな。

しかし、前菜やデザートは丸明の方がいいなぁ。

どちらも肉の販売所併設ですが、丸明の方が広くて品揃い豊富で買いやすい。

味蔵でランチした後、丸明へ肉を買いに行ったら、平日なのに凄い行列が出来ていて驚く。 

味蔵はそんなに混んでなかったのに・・・。


宇津江四十八滝山野草花園

2013年06月25日 | 

6月24日高山市にある宇津江四十八滝山野草花園でたくさんのササユリに出会いました。

四十八滝へと歩き出したが付近にはモミジの木がいっぱい。

さぞや紅葉は美しいだろうと、ここは紅葉の季節に来る事にして、少し下の方にある山野草花園へ。

クリンソウが見頃を迎えているという。

クリンソウも群生していたが、嬉しい事にササユリがいっぱい咲いている。

山の斜面を利用した園内には歩きやすい遊歩道が続き、ササユリのいい香りが漂っている。

奥に見えるのがクリンソウ。

クリンソウ越し、奥のピンクがササユリ。

15~6年前にササユリ1万本を植え、その種から育てたのもあり、現在何本あるか?
スタッフでも分からないと言われる。

パンフレットには「ササユリ1万本」と、書かれているが実際はもっと多いだろう。

あいにくピーカンで、陽が当たる場所と木陰のコントラストが大き過ぎて、写真を撮るのが難しかった。

ササユリは、枯れた花はほとんどなく、逆に蕾はいっぱいあり、ここしばらくは見頃だと思った。

思いがけない所でササユリにお目にかかれて大満足。

日本でこれだけのササユリが見れる所は他にあるだろうか?


北東北桜旅-角館にて

2013年06月19日 | 旅-東北

5月に行った北東北桜旅、角館でSTOPしてました。

ふるえながら桜を見たあの寒さが恋しい暑さが続く大阪です。

5月8日、角館の桜は武家屋敷通りの枝垂桜も桧木内川堤の染井吉野も満開。

早朝から多くのアマチュアカメラマンで賑わう伝承館前。

花数が少し物足りないような気もするが、これで満開なのだろう。 

武家屋敷通りの道幅は六間(11m)と広い。

昔からこんなに広かったんだろうか?

そんな疑問に地元の方が答えて下さった。

元々林だったこの場所に秋田藩の支藩である芦名義勝によって城下町が造られたのは1620年。

芦名義勝の石高、1万5千石なら3間道路が妥当なところだが、60万石の格式・気概で
町割をしたのでこんな広い道路を作った・・・とか。

いろんな要因が重なり、今も当時のままの姿を残しているらしい。

その要因の一つに奥羽本線が角館を通るのを拒否したため、大きなビルが建たず、
この街並みは開発をまぬがれて残った。

そして戊辰戦争の最後の戦場となり、佐竹藩は朝廷派で奥羽越列藩同盟と戦い、玉川
向こうで3日間の攻防戦の最中、鶴ヶ城落城の知らせが入り列藩同盟軍は撤退、
かろうじて持ちこたえていた角館の町は焼け残った。

重要伝統的建造物群保存地区の第1号指定を、白川郷、妻籠、萩、京都と共に受け、
30数年間の間に7億を越える補助金がおり、武家屋敷の黒塀などはこのお金で整備された。

これがなければ、生垣程度の塀だったかもしれない。

枝垂桜は、1664年京都の公家三条西家の姫様が角館佐竹家に嫁いで来た際
嫁入り道具の中に京都祇園の枝垂桜の苗木が3本入っていたのが始まりとか。

その枝垂桜の子孫を殿様が家臣に分け与え、頂戴した家臣は、殿様から拝領した桜だから
庭の育っている木を伐ってでも、庭先の目立つ所に植えた。

武家屋敷の目立つ所に枝垂桜が多いのは上のような訳。

そして、家臣の庭で育った枝垂桜の子孫は一族郎党に分け与えられ角館近辺に広がる。

DNAを調べると京都祇園の枝垂桜と同じらしい。

車で角館に入って来る時、枝垂桜がアチコチにあるのに驚いたが、こういう訳だったのか。

 桧木内川堤の桜並木の始まりは、昭和9年、皇太子(現天皇)の誕生記念として植えられたもので、
およそ80年の樹齢を重ねる。

見事に花咲かしているが、古木が多く、染井吉野の寿命との戦いで、地元の人も
腐心しておられるだろう。

 

角館の泊まりは「角館プラザホテル」

1階はスーパーで、ホテルはその上。

このスーパー、以前訪れたのは冬だったが、トロ箱に入ったオス・メス・大小さまざまな
ハタハタがずらり並んでいて、さすが本場だと驚いた。

珍しいものでも並んでいるかと魚売り場を覗いてみたが、フツーの魚売り場でちょっとがっかり。

駐車場もスーパーと共用。

最上階の丸い展望室が朝食会場となったレストラン。

かなり古ぼけたような感じがし、きっとフロントにはおじちゃんが座っているだろう・・・と、
思いながらフロントへ行くと、そこにはきりっとした女性スタッフと、イケメン中年ホテルマンが。

部屋は広々としたツインで、必要なものは揃っている。

喫煙室、禁煙室の区別はないようで、タバコ臭い。

持参した消臭剤をふりまくが、しみついた長年の臭いはなかなかとれない。

確か、部屋にも消臭剤が置かれていたような記憶があるが・・・。

残念ながらウォシュレットではない。

これが、このホテルでの唯一の不満。

1泊2食付きだったが、ホテルでの食事は朝食だけ提供され、夕食はホテル向かいにある
食事処で頂いた。

夕食で出た鶏のつくね。

黄身をまぶしていただくもので、なかなかおいしかった。

朝食は最上階の丸いレストランで。

一般的な内容だが、どれもおいしい。

この角館プラザホテルは、道路を渡れば武家屋敷通り、廊下の窓からは桧内川堤が見える、という街並み散策にはもってこいの場所にあり、
施設の老朽化はあるものの料金もリーズナブルで、泊まって、いえ、桜の季節に予約がとれてホントに良かった。

30分ほど地元の方に角館の事を聞いた。

地元の方ではなく、リタイア後、好きだったこの角館に住居を移し、角館で活躍しておられる方だった。

その方が中心になり京町家を参考に民家に連泊する「角館の町宿」というプロジェクトを始めておられる。

角館には景観を壊さないようにという点から宿泊施設が少ない。

宿泊施設が少ないから、訪れる観光客の7割を占めるツアー客も角館での滞在は少しの時間で、
宿泊は、田沢湖高原温泉や男鹿半島の宿へ・・・で角館にはお金は落ちない。

日本人には苦手な滞在型の旅の拠点に角館を・・・。

角館を愛する方から貴重な話を伺えて、桜もさることながら今回の旅でピカ一だった角館。

北東北桜旅はこれにて終了いたします。


鉄子じゃないけど

2013年06月17日 | 旅-関東・中部

朝、宿泊していたツアー客が、ホテル國冨の前で体操中。

フォッサマグナを歩くツアーだとか。

 

知らなかったんですが、南小谷まではJR西日本、南小谷以南はJR東日本の管轄とか。 

ホテル國富の最寄り駅は、宿から徒歩10分の平岩駅。

6:57平岩駅を出発した南小谷行きのキハ120形。

洞門に入り・・・。

洞門を出る。

う~ん、乗客はいるのかな?

目の前を通り過ぎ・・・。

ホテル國富の前を走り去って行く。

こちらは南小谷発7:51の糸魚川行き下り列車。

トンネルから出て来ました。

カーブは徐行して・・・。

平岩発6:57の列車は南小谷着7:23、南小谷止めなので、この列車は折り返し運転だわ。

「又、このおばさんが居てる。」同じ運転手ならきっとそう思われているだろうなぁ。

通り過ぎて行きました。 

遠くに見えた白馬大仏の横顔です。

深緑の中で白く輝いてきれいでした。


大糸線

2013年06月14日 | 旅-関東・中部

急に思い立って(最近、こればっかり)能登半島から姫川温泉へ。

松本清張「ゼロの焦点」の舞台になった巌門へ。

能登有料道路、いつの間にか無料になっていて驚く。

ナビは「この先料金所・・・」とアナウンスするが、道路には「〇〇料金所撤去中」の看板。

平成25年3月31日に無料化され「のと里山海道」となっているのを知らなかった。

足を延ばして白米千枚田へ。

まるでゴルフ場。

隣接した道の駅は改修工事中で、車は反対車線にある駐車場に停める。 

泊まりは、姫川温泉「ホテル國冨 翠泉閣」で平日限定のリーズナブルな「悠々プラン」。

驚いたのは、(単に知らなかっただけだが)ホテルの目の前を大糸線が走っている。

朝、この写真を撮るのに忙しかった私。

詳しくは後日。


佐渡両津みなみ旅館

2013年06月11日 | 宿-甲信越

もう1軒、佐渡で泊まった宿の話を・・・。

こちらも源泉掛け流しの宿だが、ここは温泉よりも食事がすご~ぃ。

佐渡の貴重な掛け流し温泉宿の一軒、両津にある住吉温泉「みなみ旅館」。

ここも以前から気になっていて、いつかは泊まりたい・・・と、思っていたが、やっと実現。

両津湾に面し、1日中寄せては返す波の音を気にすれば気になる。 

ロビー前の食事処の戸に目がいく。

あきらかに年季が入った一級品。

 左上フロント。

ロビーに置かれたテーブルにも目が・・・。

鉄製の扉のようだ。 

上部には打ち出の小槌が彫金され、鍵穴が2or3。

高岡にある社名のプレートが見える。

女将さんに聞けば、富山の古民家のものを譲り受けられたらしい。

 蔵の扉だったのだろうか?

部屋は広縁付の10疊間で、洗面所はあるがトイレはない。

飲み物が詰まった冷蔵庫、ポットは電気ポットではない。

海に面していて、窓の外には両津湾が広がる。

全10部屋のうち海に面しているのは4部屋。

チェックインした夕方、涼しい風が入り、夜は窓を閉めないと寒いぐらいだったが、その風、翌朝はピタリと・・・。

風呂は男女別に内湯と露天で、男女入れ替わりはない。

チェックインから23:00まで、朝は5:00から。

 少々、塩味を感じるだけで浴感は乏しい。

体を沈めれば湯船からあふれ出た湯が、床一面に広がり桶も流される。

やはり冬季閉鎖の露天風呂もあるが、ちょっと湯がなまり気味のように感じて入らなかった。 

夕食は18:00から部屋で、一気出しに近い状態でズラリ並ぶ。

カニ身の上に卵をのせ蒸しあげ、あん掛け。

溶き卵の方が合うかもしれない。

大きなサワラだったので、味噌漬けにしたと、女将さんが説明。

気さくで太っ腹な女将、料理を運んで来てはちょっと話こまれる。

山菜とカニの天ぷら。

鮮度抜群の刺身は、黒マグロ、ヒラメ、鯛に甘エビ。

煮物は鯛の子の煮付け。 

緑の野菜、「佐渡ふき」とかいう名前でスーパーに並んでいたが、食感は大好きな「ミズ」のようでおいしかった。

 カニは一人半身。

絶品だったカキの元焼き。

カキの殻を使い、カキの上にキノコをのせぴりっと辛いソースを掛けて焼いたもの。

カキが好きではない私でもこれはおいしくて、もっと食べたぃ~。

かかっているソースは企業秘密らしいが、このぴりぴりは柚子こしょうかな?

朝食は大広間で7:00~8:30まで。

海苔はいつも食べない私。

残しているのを見た女将が「わさび海苔」だといわれるので、これは珍しいと頂く。

佐渡名物の「いごねり」は、マヨネーズと一味添えで、ちょっと珍しい食べ方。

この内容で一人@10000円ポッキリ。

5月はトレッキング客で連日満室だったらしい。

これでトイレが部屋にあれば、言う事のない満点宿なのに。 

朝食前に海岸へ出て散歩。

浜には佐渡のアチコチで見かけた浜ひるがおの可愛いピンクが彩りを添える。

探せば桜貝の貝殻があるらしい。

太陽はこの海岸越しに出たのに、寝坊して起きた時にはもう上に。


琵琶湖へ

2013年06月09日 | 蕎麦

 どんより曇り空の日曜日、急に思い立ち滋賀県高島市へ。

マキノ町、メタセコイア並木の気持ちよい道を通り、目指すのは・・・。

ズボラッチさんに教えて頂いてた業平そば。

メタセコイア並木から5キロほど走った所、在原地区にある。

在原、業平・・・?

そう!あの在原業平が晩年に隠遁生活を送ったというこの地。

業平の墓もある。

砂利を敷いた床、テーブルは大きな岩・・・ワイルドです。

安い!

4個買いました。

敷地内の鶏舎で飼われているシャモの卵です。

ザル(600円)。

太いのも細いのも混在する素朴な味でつゆは椎茸の香りが。

天ぷら(500円)は、山菜がいっぱい。

プラス小魚(小鮎?)が2匹。

2人で一皿でよかったかなぁ・・・と、思いながらもぺろっとたいらげてしまう。

やったぁ、湧き水があるんだ。

もしかして、どこかで汲めるかも・・・と、車にペットボトルの箱を積んできていた。

さっそく、地図に描かれた場所へ。

手前の空き地に駐車し、30mほど歩いて行くと。

じょうごも置かれて汲みやすいが水は時々噴出し、気をつけないと服まで濡れる。

有り難く3箱いただき在原を後にする。

花しょうぶまつり開催中の道の駅「しんあさひ風車村へ。

入園料500円也。

うん大阪の城北公園は200円なんだけど、ちょっと高いなぁ・・・。

久しぶりに今日のお供はK10+タムロンSP90 F/2.8。

 

こちらはポピー。

何だったっけ?群生していて見事でした。

 

盛りは過ぎたが関西最大級のルピナス畑も広がり、菖蒲だけでなく色とりどりの花が見られた。

年に一度だけ咲く花々、一度だけだから500円の入園料もやむなし。

白髭神社の鳥居越に見えるのは対岸の彦根か?


佐渡の凄い温泉-かもめ荘

2013年06月07日 | 宿-甲信越

直江津港からフェリーで小木へ。

小木着16:20なので、この日は小木泊まり。

かねてより気になっていた宿「かもめ荘」さんへ。

小木港から歩けば15分ぐらいかかるだろうか?車なら2~3分で着く。

なかなかお洒落な外観だ。

天井の高いロビーも明るくて気持ちが良い。

部屋数は12室ほどで、一部トイレ無しの部屋もあるようだ。

ロビー奥の右手に男女別の風呂場。

ここから先は宿泊棟。

簡素な8畳の部屋だが、トイレはウォシュレット。

ほうじ茶のティバック、ポットは電気ポットではない。

クーラー完備。

窓の外、中庭にはすずらんが群生。

花は終わっていたが、青々とした葉がすてき。

風呂セットには、シャンプー、リンス、それに固形石鹸まで入っていて、これは風呂場には
用意されていないんだろうと察しがつく。

後で分かったのだが、温泉は地元の人の銭湯となっていて、夕方など地元民で賑わっていた。
料金も銭湯料金の390円だから、シャンプー類は風呂場にはない。

お迎え菓子の横には携帯のティッシュ。

したがって、ティッシュの箱は見当たらない。

風呂は内湯と露天風呂で、男女入れ替わる事はない。

う~ん、凄い匂いが充満している。

何の匂い・・・?

後で成分分析票を見て分かったのだが、これは石膏臭だった。

久しぶりに嗅ぐ石膏臭、すっかり忘れていた香りだった。

源泉温度が43.8度なので、冬期、この露天風呂は閉鎖される。

今でもややぬるめだったが気持ちが良い。

柱の礎石を見て驚いた。

カルシウム成分の析出物がびっしりこびり付いている。

露天の湯口。

うっかり踏むと痛いが、れそれほど濃い湯が源泉掛け流しで使われている。

源泉名:小木温泉 温度:43.8度 PH=9.4 湧出量:70L/M 
成分総計:5691mg/Kg 泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉

Na=1403  Ca=468.2  Cl=1238  硫酸イオン=2485 

風呂は24時間入浴可能だが、朝8:00~は清掃のため入浴不可。

8:00以降は入れないのは宿泊客にとっては少し早いが、立ち寄りは10:00からなので仕方ないらしい。

立ち寄りは21:00までで料金は390円。

昭和48年掘削の宿独自源泉で地下600mから湧く。

佐渡汽船の勧めもあり、大女将の舅さんが、出ないだろう・・・という周囲の声をよそに掘削したもの。

それまで手広く農業を営んでおられたが、減反政策などで農業だけでは・・・と、昭和52年宿を開業。

宿を開業するにあたって全くの素人だったが、佐渡汽船に色々ノウハウを教わったと、
受付に座る大女将から話しを聞いた。

夕食は食事処で。

18:00、18:30・・・ と希望時間が選べるが、両方共満員(?)で、18:45からの夕食となった。

豪華さはないが、新鮮な魚と手馴れた味付けで、どれもおいしかった。

紅ずわいかにも水っぽくなくておいしい。

右、こうぶり(皮はぎ)の肝の煮付け。

黒々としているので、さぞ辛いだろうと思ったが上手に炊かれた皮はぎの煮付け。

新鮮なので身ばなれ抜群。

ほうぼうの唐揚げ。

一人鍋の焼肉は、少々固いかな。

 

刺身が出たのに、宿からのサービスという事で、刺身がもう一品。

フグとトビウオの刺身で、手前の刻んだワサビをのせて頂くがこれが絶品。

朝食は7:30~、洋食堂で。

朝食も一般的な内容だが味は良くておいしかった。

佐渡には掛け流し温泉の宿は2~3軒だろうか?

そのうちの一軒だが、これほど濃い源泉だとは思ってもいなかった。

食べ物もおいしいし、これで@11000円。

温泉にこだわるなら、佐渡では絶対はずせない宿だと思う。 


佐渡から戻り

2013年06月06日 | 旅-関東・中部

6月1日から4泊5日、佐渡へ出かけて来ました。

私にとって佐渡は3度目。

佐渡は初めての連れのガイド役・・・かな。

佐渡金銀山の積出港だった大間港。

カンゾウはまだ満開には早かった大野亀。

素浜海水浴場から少し南下した木流(きながせ)の海。

お天気に恵まれた旅でした。

ほぼ佐渡を一周したのですが、海岸沿い風景の美しさ、妙宣寺など古刹の簡素ながら
堂々とした立派な社寺、いたる所で見られたたんぼ、そして金銀山の近代化遺産群・・・、
青い空とあいまって実に美しい、見ごたえのある佐渡でした。

詳しくは後日。