串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

勝浦温泉の帰り道-2

2014年05月31日 | 旅-関西

新宮から国道168号線に入り帰途へ。 

熊野川沿いの快適な道を走り。

熊野本宮大社へ。

湯の峰温泉へは何度も通ったのに、未だ参拝した事がなかった熊野本宮大社。

158段の石段参道には熊野権現の奉納幟がずらり。

毎年架け替えられるようだが、1本の奉納金はいくらだろう?

八咫烏の幟がたなびく。

駐車場には県外の車をよく見かけたが、柏ナンバーの車を見て、ワールドカップも近い事なのでその祈願に来たんだろうか?と、思った。

考え過ぎ。

明治22年の水害で社殿が流出し、現在の地に移転するまでの旧社地「大斎原(おおゆのはら)」は、きれいな水が引かれる田に囲まれている。

 ここに旧社殿が建っていたが、今は広々とした園地、じゃなく聖域で、足を踏み入れるのがはばかられるようなおごそかな雰囲気だった。

 

どこかで昼食を・・・。

道の駅十津川2階にある蕎麦処「行仙」でもいいんだけど、何度も食べているし・・・と、やり過ごした所に見かけた「そば処」の幟。

屋号は出ていない。

穴場かもしれないと、ここで食べることに。

まったくの民家。

玄関にメニューが立てられ、そこに書かれているのは温冷そばセット(1300円)のみ。

テーブルはたくさんあり、窓際にも席があって一度に20人ぐらいは座れそう。

お茶はセルフで。

うわぁ、盛りだくさん。

左手前はばら寿司、千切り大根の煮物、川魚の甘煮、とろろ芋がたっぷり。

ばら寿司、煮物、少々甘い味付け。

ばら寿司はお替り可能だが、蕎麦もたっぷりあるので、全体は充分過ぎる量だ。

 

このとろろねばりがあり過ぎて、蕎麦と一緒に食べるとろろ蕎麦という訳にはいかないが、蕎麦つゆの中に落として先にこれを食べた。

う~ん、これはおいしかった。

蕎麦は普通。確かめてはいないが手打ちではないだろう。

しかし、いろんなものが食べられて楽しい昼食だった。

以前もよく汲んでいた水場に名前の札が建ち、汲みやすくなっていた。

水は岩の間からしみ出してきているようだ。

車は反対車線に1~2台停められるスペースがある。

GW中は一方通行で復路はこの橋を渡れなかったというぐらい混雑した「谷瀬の吊り橋」もガランとしていた。

以前はこのスペースに駐車したのだが、老朽化のせいか閉鎖されていて、車は有料駐車場に停めなくてはいけない。

久しぶりに走った国道168号線、トンネルが増えて走りやすくなってはいるが、まだまだ1.5車線区間もあり運転に気を使わなくてはいけない。


6月1日、本日も南紀へ向かいます。

呉や江田島へ行くつもりだったのですがこの暑さに嫌気がさし、軽く南紀へでも・・・。

と、いう訳で今日の泊まりは「リパージュ日置川」。

税込み@8000円とリーズナブルな宿泊料金、どんなのかなぁ・・・?

復路は再び新宮へ出て熊野三山に詣でて来ます。

 


勝浦温泉の帰り道-1

2014年05月29日 | 旅-関西

今回急に勝浦へ向かったのは、西さんのヒジキを買いに行こうと思ったから。

実に久しぶりの勝浦行きで道中、車窓からの光景も新鮮に感じた。

9年前、那智駅にある那智交流センターで買ったヒジキがとてもおいしくて、この生産者である西さん宅へ直接買いに行ったものだった。

残念ながら西さんはもうヒジキは採っておられなくて、ご近所の方が採られたものを分けていただいた。

 

当時は那智交流センターの1階に直売所があったのだが、今は同じ敷地内に別棟で農産物や海産物などが直売されている。

地元民にも人気があり、当日は10:00の開店前から行列ができていて、ちょっと驚いた。

豊富な農産物に加えて、マグロの刺身などの海産物、かんきつ類の絞り汁を酢代わりに使ったばら寿司などが並んでいた。

那智の滝へ向かうが、2011年9月に襲った台風12号のすさまじい傷跡が未だに生々しく、アチコチで復旧作業が行われていた。

那智川沿いの被害は甚大だったようで、あの怪しげな秘湯「那智天然温泉」は跡形もなく、かろうじてここにあったと分かる土地が残っているだけだった。

35年ぶりに那智の滝を見に。 

杉の大木がそそり立ち、コケもびっしり。 

 

紅い欄干は滝が近くで見られる「御滝拝所」で、拝観料金300円が必要。

上がってみた。

滝の水しぶきがかかり、有難いマイナスイオンもたっぷりと。

しかし、料金を支払わなくても「滝見台」から見るので充分だ。

一人では座っていられないだろうが、二人なら。

こうすれば料金を支払った値打ちはあるだろう。 

もう一つ買って帰りたいものがあった。 

新宮の香梅堂。

創業が明治元年。

通販では買えるがこの店舗以外では買えない「鈴焼き」。

野菜カステラとかベビーカステラという名前で売られているあれ。

卵黄たっぷりという感じでさすがにおいしい。

 


パン

2014年05月27日 | 食べ物

2度並んだものの全然進まない行列に嫌気がさし、買わずに帰った湯河原のパン屋BREAD&CIRCUS

昨日、うまく買えた人から送ってもらったパンが届いた。

どっしりと重い緻密な生地の食パン。

ブロックのままだったので全部スライスして、両端は焼かずにそのまま食べてみた。

うまぁい~。

いくらでも食べられる。

金谷ホテルの食パンが一番おいしいと思っていたが、それを超えるかも。

行列ができるハズだ。

送ってくれた人に感謝。

また、お願いしますぅ。

 


万清楼の風呂

2014年05月24日 | 宿-関西

万清楼とホテル浦島のお風呂です。

万清楼の風呂「千代の湯」は1階に内湯と露天風呂があり、チェックインから24:00まで入浴可能。

朝は5:00~入れる。

風呂は男女で入れ替わる事はない。

脱衣所にタオル・バスタオルが用意され、アメニティも揃っているので、手ぶらで風呂へ行けるのは有難い。

 

独自源泉の内湯と露天風呂。

源泉名が「勝美湯」。

この宿の前身は、宿か銭湯だったのだろうか?

浴室ではあまり感じなかったが、湯上りの体から上品な硫黄臭がする。

口に含むとえぐみはないが塩っ辛い。

湯上り後、少々体がべとつく。

露天風呂に使われている石は何だろう?

カランは6ケ所でシャワーは強力。

アメニティは花王のレアーナ。

茶の洗顔石鹸もある。

湯船の回りにはぐるっと排水溝があり、湯船からあふれた湯はこの排水溝へ。

湯船の中からも熱い湯が出ている。

湧出量は34L/Mと決して多くはない。もしかしたら循環かな?

違いました、源泉掛け流しです。

    • 源泉名:勝美湯
    • PH=7.0  温度:42.3度  湧出量:34L/M
    • Na=603.3  Ca=314.4  Cl=1402  SO4=142.3
    • 成分総計:2578mg/Kg
    • 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

ささっと夕食を済まし19:20のボートで浦島へ。

浴衣で行ったのでお約束の緑のポーチは持っていない。

まず目指すは忘帰洞。

忘帰洞の風呂内部は写真撮影禁止だけど誰も居ない脱衣所ならいいだろう。

やはり夕食直後の風呂は空いている。

こんなに誰も居ない時間ってそうないだろう。

夜の時間帯、あの写真で見る洞窟風呂の方は男性用になっている。

波打ち際の湯船、夜はなんだか不気味でゆっくり浸かってられない。

    • 源泉名:ホテル浦島集中タンク(岩窟湯、赤島湯、赤島2号泉、翁湯、祭渡山泉の混合)
    • PH=7.3  温度:53.8度  湧出量:449L/M
    • Na=1622  MG=151.8  Ca=616.7  Cl=3611  SO4=486.4
    • 成分総計=6644mg/Kg
    • 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

こちらは忘帰洞へ行くまでにある「ハマユウの湯」で、ここは貸し切り状態。

 白濁した湯がこんこんと・・・。

一般的な宿ではこの内湯だけでも充分なのに、浦島ではほんの一部の風呂に過ぎない。

    • 源泉名:磯ノ湯2号泉
    • PH=7.7  温度:47.3度  湧出量:122L/M
    • Na=908.6  Mg=92.4  Ca=325.2  Cl=2166  SO4=146.3
    • 成分総計:3776mg/Kg
    • 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
 
    • 源泉名:磯ノ湯1号泉
    • PH=7.3  温度:44.6度  湧出量:115L/M
    • Na=1125  Mg=72.5  Ca=111.5  Cl=2080  SO4=196
    • 成分総計:3700mg/Kg
    • 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

はぁ、もう一方の洞窟温泉「玄武洞」は遠い。

玄武洞の濃い湯は好きなんだけど、こちらは人がいっぱい。

おまけに、館内別行動の相方との待ち合わせ約束時間まが迫っている。

玄武洞の湯を楽しむ間もなく「磯の湯」へ。

「磯の湯」ってこんなんだったっけ?忘れている。

こちらも誰も居ない。

「玄武洞」はあんなに賑わっていたのに・・・。

手前にぬるい湯の湯船、奥に熱い目の浴槽。

交互入浴が楽しめる程の温度差はない。

熱いめの湯船は浦島では珍しい透明の湯。

しゃきっとする湯で、この熱いめの風呂は気に入った。

個人的にはこの「磯の湯」が一番好き。

次に来るような事があれば、この湯をゆっくり楽しみたい。

    • 源泉名:磯ノ湯5号泉
    • PH=7.5  温度41度 湧出量:111L/M
    • Na=685.7  Ca=379.9  Cl=1809  SO4=168.9
    • 成分総計:3166mg/Kg
    • 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
湯温41度なので、これがぬるい方の源泉なんだろうか?
 
もう一つ成分分析表が掲げられ、それは「磯ノ湯1号泉」だった。
 
浦島の風呂は全て源泉掛け流しという。
 
全部で800室近い部屋がある温泉宿、凄い量の湯が必要だろうに、全て掛け流しとは立派なものです。
 
それに、どの浴室にも使用源泉の成分分析表が掲げられている。
 
当然といえばそれまでだが、どれほどの人がこれを見ているだろうか?
 
リーズナブルな料金で、あるいは格安ツアーで、これだけ素敵な湯に浸かれる宿はそうないだろう。

 
話を戻して・・・
万清楼、味良し、部屋良し、ホテル浦島の湯も含めて温泉は楽しく充実。

そして一人15000円弱の料金。
本当に満足させてくれた宿でした。
 
南紀では白浜が田辺まで高速が通じているので近いのだが、白浜では気に入った宿はみつかっていない。
 
下道(国道42号線)を2時間程走らなければいけない勝浦までは遠いが、ちょっと足を延ばして又この宿に泊まりに来たい。
 

 


万清楼の食事

2014年05月22日 | 宿-関西

万清楼の食事は朝・夕共に食事処で。

夕食は18:00~、朝食は7:00~。

朝食、姥湯の7:15~で早いと思っていたが、ここは7:00~でもう一つ早い。

歳とれば起きるのが早くなるので、朝食が早くから始まるのは有難い。 

食前酒の梅酒で始まった。 

ガラス容器に入っているのは「ハモの南蛮漬け」、ハモ大好き!

イワシのお寿司、イカと金山寺味噌の和え物、タケノコと湯葉の白和え、右手前はマグロの治部煮・・・。

前菜からして手の込んだ珍しい調理方法の数々。

刺身はマグロ、イカ、子持ちこんにゃく。横の器は熊野牛のカルパッチョ、梅ソース掛け。

和歌山らしく梅干しがよく使われていたが、梅干し好きじゃないので・・・。

尾崎酒造の純米酒「那智の滝」1080円也。

嬉しい事に椅子席でした。

隣のテーブルが近いので話し声はよく聞こえる。

 

鍋は鯛鍋。おだしがいい味で、鯛よりだしを吸った豆腐がおいしかった。 

アワビの陶板焼き。

出来上がりにバターを乗せ、レモン絞っていただきます。

久しぶりに食べるアワビ、小さいながらもスライスしたものではないので食べ応えあり。 

枝豆を使った道明寺蒸し。

いずれの料理も薄味で私にはぴったりの味だったが、関東の人には物足りないかもしれない。

タケノコ饅頭の揚げだし。上に乗っているのは白魚シソ巻き。

マグロのソテー、ホワイトソース掛け。

目先の変わった洋皿だったが、そうとうお腹がふくれていたので少々持て余し気味。

もっと早いうちに供されたならおいしく頂けたかも。

〆は梅雑炊。

ここは白いご飯が欲しかった。

デザートは抹茶ババロア。


 

夕食と同じテーブルで朝食を頂く。

7:00~でお願いしておいた。

こんな早く食べる客は少ないだろうと思っていたのに、同年配の多くの客が席に着いていた。

温泉卵はだし付き、サラダに梅ドレッシング。

夕食時もそうだったが、漬物のキュウリの糠漬けがおいしかった。

糠漬けの漬物が出る宿はほんとに少ない。

最近、東日本の宿に泊まる事が多かったが、それらの宿では糠漬けなど絶対と言っていいほど出ない。

糠漬けの方が一味加わったおいしさがあるが、糠漬けは西日本だけの漬物なんだろうか?

ご飯は一人分づつ釜で炊かれていた。

甘くて味のあるお米だった。

きびなごの干物と珍しいサメの味醂干しを焼いて頂く。

料理旅館というだけの事あり万清楼の食事。 

 


勝浦温泉「万清楼」

2014年05月21日 | 宿-関西

料理旅館 万清楼、宿泊すれば浦島の風呂も入れるし宿には独自源泉のもある。

一番安い6畳間で予約していたが、通された部屋は踏み込み2畳+12畳+広縁の部屋で

空いていたのでグレードアップしてくださったんだろう。

6畳では狭いけど、まぁいいか・・・と、思っていたからこれは嬉しかった。

床の間の横にいろいろなものが置かれているが、時計はちょっと珍しい。

夜、枕元には懐中電灯が置かれていた。

地震が起こった際の避難誘導が気になっていたが、枕元の懐中電灯は日頃の訓練の証しだろう・・・と、勝手に推測。

座り心地の良い椅子。

窓の外は海。

ひっきりなしにやって来る各宿の連絡船に乗る乗客を窓から眺めているのは飽きない。

窓を開け網戸越しに入る海風が涼しい。

夜、掛けフトンが冬仕様で暑かったのでクーラーを入れたが、このクーラーも強力でよく冷えた。

踏み込みの右側にはウォシュレットのトイレ。

カーテンで仕切られた所には風呂と洗面所。

 

風呂、確かめはしなかったが、独自源泉の湧出量が34L/Mと案外少ない上どの部屋もバス付なのできっと真湯だろう。

空の冷蔵庫には冷水が用意されている。

すぐ沸く強力な電気ケトル(洗面所にこの電気ケトルとドライヤーは同時に使用しないでと貼紙があった)。

インスタントのコーヒーが人数分用意されている。

お着き菓子も3種類。

館内スリッパはないので足袋が用意されている。

浴衣は各サイズ、やや小さめ。

通常Mサイズでよい私だがLサイズでもよかったかな。

緑色のポーチが浦島無料入浴のお約束。

万清楼の風呂場にはタオル・バスタオルが置かれているが、浦島はそうではないので
この緑色のポーチにタオルを入れ、バスタオル持参で浦島へ向かう。

私たちは夕食後に浦島へ浴衣姿で行った。

玄関を入った左手に広いロビー。

 

セルフのコーヒー・紅茶が置かれているが料金は200円とちょっと高め。

朝食時にもコーヒーのサービスはなく、持参しているドリップコーヒーを飲む。

 


勝浦温泉へ

2014年05月20日 | 旅-関西

久しぶりに勝浦温泉へ。

 勝浦まで足を延ばすのは何年ぶりだろうか?

まずは腹ごしらえ。

田辺にある「銀ちろ」本店で「さざなみ弁当」1800円也をいただく。

二段重ねの下段のお重には、しらすたっぷりのしらすご飯。

上のお重に煮物や刺身のおかずが盛られてる。

刺身も活きていておいしい。イカは松笠にしてあり手が込んでいる。

これこれ!これが食べたかったんです。

単なるお吸い物ですが、わかめのように見えるのは「ひろめ」

わかめより身は分厚くて弾力がありとてもおいしい。

どこかで買える所はないか?聞いてみた。

残念ながらひろめの旬は2~3月で、その頃なら魚屋で買えるが今はもう売っていないらしい。

冷凍しておき必要な量だけもどして湯通しして食べるとの事。

2~3月といえば梅の頃、梅見を兼ねて買いに行かなくちゃ・・・と、思った。

相変わらずくねくね、アップダウンの多い国道42号線。

南海、東南海地震が来れば、津波で42号線はズタズタになってしまうのではないか?そんな事を考えながらも快適な海沿いをドライブ。

橋杭岩辺りちょうど干潮のようでした。

 

橋杭岩のそばにあった「弘法の湯」は今でもあるのだろうか?

ちゃんとありました。しかも建物がきれいになっている。

勝浦に到着。

桟橋から浦島、中の島、越の湯などの宿に向かう連絡船や「紀の松島めぐり」の遊覧船がひっきりなしに乗客を運ぶ。

 

今宵の宿は桟橋の前、浦島チェーンの「万清楼」

浮き球をアクセントにした塀の奥に7台ほど停められる駐車場がある。

万清楼、玄関は和風の構えだが横に6階建てのビルを備えた全30室程の中規模旅館。

宿の紹介は後で・・・。

魚市場近くに2軒の足湯がある。

上は手湯も備えた「海の湯」で、貼られている成分分析表を見て

なんと成分総計8055mg/Kg のナトリウム・カルシウム-塩化物泉。温度が38.6度と低目だが成分総計の多さに驚いた。

こちらは「鮪の湯」。分析表は掲示されているが見にくい場所だったので確認していないが、ふわ~っと硫黄が香る湯だった。

足湯にしておくのがもったいないぐらいの湯量。

月曜日の朝、どちらの足湯もお掃除中でした。

真ん中の建物をはさみ、右手は「鮪の湯」の貯湯槽、左手は「海の湯」の貯湯槽。

「海の湯」の方はわからないが、「鮪の湯」は、以前ここに旅館があり、そこで使われていた源泉らしい。

泊まった「万清楼」も独自源泉、恐るべし勝浦温泉。


桝形屋の食事

2014年05月18日 | 宿-東北

 桝形屋の食事は朝・夕共に1階の食事処で頂く。

夕食は17:30~、朝食は7:15~と、山の中の宿らしく時間が早い。

この後、熱いものはその都度運ばれた。

鯉の甘煮は好きなので嬉しかったが、どうもちょっと違う。

味付けはいいのだが、小骨が柔らかくないし、その上多くて食べるのに一苦労。

東山温泉「向瀧」のものはウロコまで食べられる柔らかさだったので、そのつもりでいたがちょっと違う。

小骨やウロコまで柔らかくなるには相当煮こまなくちゃいけないのだろう。

残念ながら食べやすい身だけ食べて、汚く残してしまった。

 

味良く炊いてあったが、前日の山田屋の煮ものが出来過ぎていたので、どうしても比べてしまう。

 

山形名物の芋煮。

 

 

デザートの胡麻プリン。


 

こちらは朝食。

 

朝食後ロビーで頂いたコーヒーは私好みでおいしかった。

チェックイン時、麓から運んで来た食材もケーブルで宿へ運び込まれているのを見ていた。

全ての食材をああいう形で運んで来られ提供されるのは下界にある宿にはない苦労があるだろう。

それにしてはそんな宿と変わりない食事が提供されたのには嬉しく感謝。

18、19日 紀伊勝浦へ泊まりに行ってきます。

 


姥湯温泉「桝形屋」

2014年05月16日 | 宿-東北

峠駅に車を留め、迎えのマイクロバスに乗って姥湯温泉へ。 

 14:00発のバスに乗る宿泊客が多くて2台のマイクロバスで宿へ向かう。

後の16:00で到着した客はわずかだった。

離合困難な1車線程度の市道を慣れた運転でスイスイ走って行かれるが、運転席の横に座っていた私はヒヤヒヤ。

一般車通行止めなので対向車はほとんどないが、通行止め解除になり自家用車が上り下りするようになれば・・・危険な道です。

途中水芭蕉の咲く所や、斜面にショウジョウバカマがちらほら顔をのぞかせ、冬季休業だった姥湯温泉にも春がやって来た。

前日の4/26に営業を始めたところで、この日は営業開始から2日目。

凄い所に建っているなぁ。 

立ち寄り客は玄関脇のカラーコーンの所から露天風呂へと。 

マイクロバスでやって来た宿泊客は、到着順にフロントでチェックイン。

写真を撮りながらゆっくり歩いて来たので、チェックインの順番は最後の方になってしまいこのお休み処で待たされる。

翌朝、ここでコーヒーがふるまわれた。 

ロビー。自動販売機の飲み物の料金はやや高め。

あてがわれた部屋は2階の一番奥で、階段を数段上がるが、風呂には一番近い部屋だった。

 左が部屋で、暖簾をくぐり右へ行けば内湯、左は露天風呂の出入り口。

内湯は24時間入浴可能なので、この風呂に近い部屋は有難かった。

すっきりした部屋で窓は二重窓だが、横を流れる渓流の水音が凄い。

トイレはウォシュレットで洗面台も大きい。

自家発電だがポットは電気ポット。

 

 2本の部屋の鍵と金庫の鍵。


弘前城の夜桜

2014年05月15日 | 

2014.04.28 弘前城の夜桜です。

岩木山に陽が沈みます。

まずは腹ごしらえと「三忠」で中華そばを。

簡易食堂は広くて驚き。

私たちは案外早い時間で空いていましたが、この後ぞくぞくと客が・・・。

わかめ中華

五目中華

う~ん、麺がやわくて私の好みじゃないかも。

嶽きみの天ぷらはおいしいけど500円は高い。

 

 

 

 

 

 

 

 


山田旅館の風呂

2014年05月15日 | 宿-甲信越

風呂のすぐ裏に源泉が湧く大湯元の山田旅館。

源泉温度を下げる目的で、湯は高さ2m程の湯滝になって湯船に注がれる。

写真ではよく見ていたが、実際に浴室に入るとその湯滝から流れ落ちる湯量の豪快さに圧倒される。

しかし、もうもうたる湯気でレンズが曇り写真が撮れない。

湯船の周囲のゴムマットがなんだか気持ち悪くて好きじゃない。

抽出物が付着し、座ると痛いからだろうか・・・?

水だけが出るカランが2ケ所あるだけのシンプルな湯を楽しむ浴室。

寝湯もあり、こちらの風呂は24時間入浴可能。

 コップがあり飲泉しようとしたが、湯が凄い勢いなのでコップに汲むのも一苦労。


 

卓球台、マッサージ機、ローラーベッドなどの健康器具が置かれている「健康館」にもう一つの源泉「新湯」の風呂がある。

こちらは男湯で、女湯とは左右対称な造りなので時間によって男女の入れ替わりはなく、入浴時間は6:00~22:00まで。

こちらは女湯で、内湯の横から露天風呂へ出て行く。

笹濁り色したナトリウム-炭酸水素塩泉が惜しげもなく湯船に注がれる。

元湯よりは少し温度の低い新湯源泉がドバドバ。

カラン5ケ所、そのうちシャワー付きが3ケ所。

右端の樽は温泉熱で熱交換した沢水で、ぬるい湯があふれている。

結構、この湯使いました。

たっぷりあるようだけど、洗髪などに使うと湯は樽の底に近くなった。

惜しげもなく使うシャンプーや体を洗う湯、結構な量を使ってるんだと認識。

アメニティはこれだけ。 

内湯からも湯が流れ込む露天風呂。

「展望野天風呂」と銘打たれているが、まさしくその通りの絶景が広がる。 

立ち上がっても向こうから見られる心配もない。

露天風呂、そう好きではないのだが、このあまり大きくない、
しかし自然と一体になれるような露天風呂は多いに気に入り、

久しぶりの、そして好きな泉質のNa-HCO3泉を存分に楽しんだ。

この風呂は、次に訪れた時は使われてなく新しい風呂に変わっていた。

私としては、こちらの風呂の方が好きだった。

    • 源泉名:小谷温泉新湯  ナトリウム-炭酸水素塩泉
    • 温度:48度  湧出量:55.3L/M  PH=6.7
    • Na=816  Ca=36.9  Cl=64.6  HCO3=2252  CO2=564.1
    • 成分総計:3828mg/Kg  

チェックアウト時、お歳を召した大女将が対応され「秘湯のご招待に是非どうぞ・・・。」と勧められる。

本館宿泊なので宿泊料金はオール込みで10800円ほど。

あれがない、これも・・・と、愚痴ってしまったけど、湯の素晴らしさ、地味だけど手抜きのない料理、スタッフの礼儀正しさ・・・、
長い間培われた老舗宿のノウハウの素晴らしさを堪能できた宿だった。

新館に泊まられた方の話では、ウォシュレットのトイレ付き、バスタオル、電気ポット、冷蔵庫・・・全て揃っているらしく
次はちょっとはりこんで新館に泊まろうと思った。 


山田旅館の食事

2014年05月12日 | 宿-甲信越

 食事は朝・夕共に食事処でいただく。

夕食は17:30頃、朝食、う~ん何時だったっけ?(結構早い時間でしたが)館内放送で食事の用意が整ったとアナウンスされる。

館内放送とは、初めての経験。

待ってましたとばかり、いそいそ別館にある食事処へ急ぐ。

椅子席ではないので少々辛かった。

料理はすべて並んでいて料理の説明も品書きもない。

華やかさはないが、定番料理は全て並んでいる。

手前のお漬物、野沢菜の古漬けのようだがおいしかった。

天ぷらは冷めていた。

左上の煮物はタケノコ、コンニャク、竹輪、大根・・・どれも薄味ながらしっかり味がしみこみ実においしかった。

お刺身要らないからこの煮物、二人前ほど食べたかった。

右上のよもぎ饅頭はデザート。

餡をくるんだお餅が柔らかくこれもおいしく、要らないという相方の分を部屋に持って帰り夜食に頂いた。

 


 

こちらは朝食。

お米がおいしい。後で泊まった魚沼の宿で食べた純正魚沼コシヒカリよりも味がありおいしく思った。

私が作ってもこんな感じに仕上がる卵焼き。

山田旅館の食事は、この卵焼きに代表されるような手作り感いっぱいの素朴な料理だったが、
どれもしっかり味付けされ、気取らない老舗宿の心意気を感じる好ましい料理だった。 


小谷温泉 山田旅館

2014年05月12日 | 宿-甲信越

日本秘湯を守る会のお宿でもある山田旅館。

国道148号線から県道114号線へ入り、20分ほど道なりに走って山田旅館に到着。

建物の写真はよく見ていたのでさほど驚きはしないが、江戸期、大正、平成にそれぞれ建てられた宿の全体像はかなり広くてこれに驚いた。

泊まった部屋は玄関の真上、バルコニーが見える所にある。

玄関を入ると見事に咲いたランがお出迎え。

フロントの横の部屋はロビー。

ロビーの内部。

江戸期に建てられた3階建て本館の2階で、部屋にはコタツ(好きじゃない)が置かれていた。

8畳間だったと思う。

テレビは14インチだろうか?映りも悪く、見れるチャンネルはBS、ケーブルテレビで9チャンネル程。

浴衣はクリーニング屋仕上げではなく、宿で洗濯されているものだった。

浴用タオルはあるがバスタオルは用意されていない。

テッシュペーパーもない。

バスタオル、テッシュペーパーは車に積んでいるのを持って来た。

あれもない、これも・・・と、戸惑ったが、一番困ったのは歩く度にギシギシと床が鳴る事だった。

階下は吹き抜けのせいでいっそう響くようで、そろっと歩かなければいけなかった。

部屋に鍵はかからない。

部屋の前の廊下からは大正期に建てられた新館が見える。

もちろん部屋にトイレはない。

冷蔵庫も電気ポットもないが、翌朝、ポットは熱い湯に交換されていた。

この朝の湯の交換をしてくれる宿は案外少ない。

姫鏡台の下に金庫。

部屋は施錠できないので、貴重品は金庫へ入れる。

私たちの部屋の奥に3~4部屋あった。

廊下をはじめ階段もピカピカに磨きこまれていた。

部屋の近くにある共同のトイレにはウォシュレットもあり、広くてきれい。

そして、トイレの奥には自炊客用の台所があり、喫煙所(館内全面禁煙)の貼紙がある所には洗濯・乾燥機が1機。

奥にある冷蔵庫を使わせていただいた。

山田旅館の看板の下に元湯の浴室があり、階段の上り下りはあるが部屋からは近い。

立派な蔵が建っている。

山田旅館には、私たちが泊まった江戸期建築の本館をはじめ全部で6棟は登録有形文化財に指定されているが、この蔵も登録有形文化財。

 梁や扉の上部にはコテ絵が見られる。

凄い看板がかかっている。

明治の頃、ドイツで開催された温泉博覧会に日本を代表する4大温泉の一つとして出泉されたらしい。

看板の下は元湯の浴室。

蔵の横に湧き水があり、この先のビジホ宿泊での飲料水用に水を汲んだ。

翌朝、路線バスがやってきた。

一度、雪の多い時に泊まろうと電話したが、冬タイヤだけでは上がれない、四駆でないと無理と言われた。

このスノージェットの他にも無理だろうなぁ・・・と、思われる箇所が2箇所ほどあった。

 

 


小谷温泉へ

2014年05月10日 | 旅-関東・中部

2014.04.26  弘前城の桜見物旅の始まりは小谷温泉でまず1泊。

数年前までなら青森まで1日で行ったものだが、最近は途中で泊まって行くようになってしまった。

長野県でまだ桜が見れる所は・・・?と、探すと信濃大町辺りが満開だった。

小谷温泉の沿線で丁度よい。

まず腹ごしらえと蕎麦屋へ。 

店の回りに山野草がいっぱい植えられ、目を楽しませてくれる。 

カタクリ 

 これは何だろう?

蕎麦は普通かな。

大町公園の桜は満開だった。 

高台にある大町公園から桜越しに街並みが見え、その背後にには北アルプスがそびえる。

向こうに見えるのは爺ケ岳。

 こちらは鹿島槍ヶ岳。

 白馬はもっと右方向でここからは見えなかった。

観光道路の桜も満開。 

旅の始まり、さいさき良い桜の出迎えにすっかり上機嫌。 

大糸線沿いに北上し、親海(およみ)湿原へやって来たが、湿原はまだお目覚めではなく枯草が一面に広がっていた。

すぐそばにある日本の名水百選にもなっている「姫川源流自然探勝園」へ。

地中からこんこんと湧き出した水が一筋の流れになって姫川へと・・・。 

 

 

 

バイカモも小さな花をつける。

白馬村の花でもあるカタクリ、キクザキイチゲの大群落、そして・・・。

福寿草も一面に花咲かす。

親海湿原は6月頃の方がいいだろうが、姫川源流自然探勝園の方は、カタクリ、キクザキイチゲ、福寿草が咲き乱れる今が一番いいのかな?

国道148号線沿いに広い無料の駐車場があり、親海湿原も姫川源流自然探勝園も入場料金無用。

協力金の募金箱が何か所かに置かれているので、こちらへ気持ちを・・・。

 う~ん、これはどこだったかなぁ・・・?

大糸線沿線はほんとに景色の良い所が多い。

小谷温泉へ行く経路としての利用だけではもったいない。

季節を変え、又訪れてみたい。

小谷温泉「山田旅館」に到着。

冬、四駆でないと行けないような山中に、よくこんな立派な宿屋が、それも江戸時代からあったものだと驚いてしまう。

そして、今宵の部屋は江戸時代に造られた建物だった。 


芦野公園

2014年05月08日 | 

岩木山から芦野公園へ。

去年は低温で開花が遅れた上、この先咲くであろうと思われる蕾も付いていなかった。

今年はどうだろう?

うわぁ、賑やか、晴れやか、お蔭で駐車場はどこも満車。

芦野公園駅へ急ぐ。

ううむ、この機関車が引っ張っているのはストーブ列車かな?

芦野公園へ行く人帰る人が踏切を渡る。

ホームには撮り鉄が列車を見送る。

撮り鉄もホームに立ち入るには入場券を買わなくちゃいけない。

去年、買おうとしたら「花が咲いてないから要らない」って言われた。

入鋏の硬券、記念に残しておこう。

下り列車がやってきた。

芦野公園への入口、遮断機はないんだ。

これこれ!春はこうでなくちゃ。

 

芦野公園に入ります。

こちらの桜もバッチリ満開。

風雪に耐えるからだろうか?横には枝が広がらずひょろひょろ上へ伸びている。

各種、賑やかに遅い春を満喫中。

 桜に負けない衣装だわ。

 

 

 去年の桜があまりにもひどい状況だったので、もしかしたら今年もダメかな・・・?、と、心配しながらやって来たが、
去年の分も取り戻すかのような見事な咲きぶりで多いに楽しませてもらった。

去年の状況はこちらで。