串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

仙仁温泉の食事

2009年12月30日 | 宿-甲信越

夕食は、「櫓(やぐら)」の1室で。

「櫓」、昼は宿泊客でなくても利用出来る喫茶室。
立ち寄り入浴も不可な「岩の湯」に、お茶だけ飲みに来る人はいるのだろうか?

あぁ、食事前にもう出来上がっていますか。

前菜の一皿。
奥の赤いのは、「鯉の南蛮漬け」で、何か分からなかったが
共に漬けられた野菜もおいしく、もう少し食べたいぐらいだった。

柿なます、酢ごぼう・・・野菜中心。
最近は、野菜も作っておられるらしい。

胡桃豆腐、添えられた舞茸、青菜のお浸しもおいしかった。

「山里のお造り」は、サーモンの昆布〆と「信濃雪マス」。

川魚、苦手なんだけど、信濃雪マスは極薄切りにしてあるので食べやすいし、
魚の昆布〆は好きなので、これは、結構いけました。

この後、「ふろふき大根」や「姫マスの塩焼き」、「岩魚の土瓶蒸し」
が登場し、そろそろ、お腹がいっぱいに・・・。

通常、メイン料理は2種類から選んでいたが、今回、3種類の中から選べるようになっていた。
聞くと、リピーターだからと、趣向を変えていただいたらしい。

で、私は↑の写真「和牛フィレ肉のロースト」をチョイス。
ダンナは、いつもの「石焼ステーキ」。

もう、これ以上食べられない私は、この後の料理を断り、デザートだけ頂いた。

以前は、無理しても完食していたが、もう無理。

満腹のお腹を抱えて部屋に戻ってくると夜食が届いていた。

いつもと内容が違い、メインは「お焼き」。
それにフルーツ、お漬物、干し柿にスライスしたレモンを挟んだものが添えられていた。

「お焼き」あまり好きではないので、いつもの「おにぎり」の方がいいかな。
でも、これもリピーターだからという気遣いからだろうが・・・。

夕食でお腹いっぱいだったハズだが、温泉に何度も入っていると、
お腹もすいてきて、これらをおいしくいただいた。

朝食は、食事処「深仙庵」の川沿いのテーブルで。
まだ、目が覚めていないようですねぇ。

以前は、和・洋、どちらか前夜に選んだものだが、今はそれはない。
和洋折衷の朝食だ。

木の小鉢に盛られたおかずが並ぶ。

そして、温泉で炊いた名物の「蕎麦かゆ」。
「かゆ」というよりは「雑炊」。
丁度良いだしに塩味がついていて大変おいしい。

五穀米も白米のご飯もある。

「信濃雪マス」やソーセージに焼いた野菜が添えられる。
日本旅館の朝食の定番「卵焼き」や「鮭」はない。

そして、野菜サラダ。

もう、お腹いっぱいなのだが、パンもありますというお誘いにのって、パンも頂く。

さつま芋が入り、ゴマたっぷりのパンとブルーベリー(だったかな?)の入ったパンで
どちらもおいしいが、パンに味が付いているのでバターはない。

個人的には、バターをたっぷりのせて食べたかった。

デザートとコーヒーを頂いて、豪華な朝食は終了。

11月23日に泊まった時は、発熱で夕食も楽しめず、
朝食にいたっては、食事処にも出向かなかった。

その反動か、今回は、食事もじっくり味わい、今まで不満が残る料理だったが、
地元産にこだわった山里料理に「これでいいのだ。」と感じた。

ただ、やたらと焼いた野菜が添え物に使われ、これで結構お腹がいっぱいになる。
でも、宿の料理で、これだけ野菜が食べられる所が他にあっただろうか?


 


仙仁温泉「岩の湯」

2009年12月23日 | 宿-甲信越

又、仙仁温泉「岩の湯」の話で恐縮ですが・・・。

11月23日に「岩の湯」に泊まり、秘湯を守る会のスタンプ10個ゲット。
で、10個のスタンプの内、3個スタンプがある「岩の湯」でご招待してもらう事に。

でも、この予約が結構、難しいのです。
他の旅館なら、希望宿泊日を書いて「朝日旅行会」へ送り、そこで予約してもらうのですが、
「岩の湯」の場合は、直接、先に予約をしておき、予約済みという事でスタンプ帳を
朝日旅行会へ送ります。

なんせ、普通でも予約のとりにくい「岩の湯」ですから、ご招待なんて
空いている日に無理やり予約を入れてもらう感じです。

それでもって、予約できたのが12月15日。
1ヶ月もたたないうちに「岩の湯」へ2泊する事になってしまいました。

 

通された部屋は、「妙高」という一番お安い部屋でした。
8畳間に4.5畳ほどの洋間がついています。

ウォシュレットのトイレはもちろん、冷蔵庫も2つ完備。
ミニキッチンもあり、ドリップコーヒー、紅茶も置かれています。

洋間も和室も床暖房。

凄いソファーが置かれています。
いつもそうなのですが、滞在中和室に座る事は、ほとんどありません。
床暖房の効いた、この洋間で過ごしました。

ベランダも、どの部屋にもついています。

前日降った雪で軽く雪化粧した庭が眺められます。

さすが、ベランダに出ると寒いです。
さぁ、貸切風呂へ行く事にしましょう。

泊まった「妙高」という部屋は仙郷亭の2階にあり、階段を上ると3つの貸切風呂。
又、階段を下りるとすぐ左手に洞窟風呂、と、いう風呂には一番近い部屋でした。

3つの貸切風呂の一番高い所にある「夢想の湯」へ行ってみました。
ここは、貸切風呂の中でも一番人気のようで、空いている事が少ないのですが、
ラッキ~、空いていました。

ジャグジーになる切石の内湯に加温された源泉がおしげもなく注がれます。
身を沈めると、ざぁ~っと湯があふれます。
あぁ、天国、てんごく・・・。

露天風呂もついています。
右手の大きな湯船から左手の小さい湯船に湯が流れ込み、
小さい湯船は、かなりぬるいめの湯。

内湯で温まり、2つの露天風呂を出たり入ったり・・・。

浴室の中には、トイレ、シャワー室完備。

11月23日に行った時、長い時間、この「夢想の湯」が使用中で空きません。
1時間以上占領されていたようです。

野暮な「○○時間以内で・・・。」と、いうような貼紙はありません。
客の常識あるマナーに任せておられるのでしょう。

さぁ、私達も出る事にしましょう。


 


地獄谷野猿公苑

2009年12月19日 | 旅-関東・中部

上林温泉にある地獄谷野猿公苑専用の駐車場に車を停め、ここから歩きます。

上の地図の現在地に車を停めました。
渋の温泉街を通り越した、地図上では右上に「地獄谷駐車場」というのがあります。

ここは、冬季閉鎖だと思っていましたが、実際、車が停まっており、雪が少ない当日はここまで行けたようです。

ここに車を停めれば、歩く時間も半分ぐらいになるのでは・・・。

車は、冬タイヤに交換していましたが、自分の足元が普通の靴でした。

所々、シャーベット状になった林道を滑りながら歩きます。

車で来たんだから、雪道用の靴を乗せてくれば良かった。
自称、「段取りたまこ」の名が泣きます。

きっちり30分歩いたところで、地獄谷温泉の一軒宿「後楽館」が見えてきました。

後楽館への橋を渡らず、もう少し林道を行きます。

居ました!
雪の中をかきわけ、何かを食べています。

毛並みがきれいなのには驚きました。

浸かっていますねぇ。

こちらは、子猿を取り合いして勝った猿が、その子猿をしっかり抱いています。
どうやら、母親ではないみたいですが・・・。

こんなに近くでカメラを構えても、猿達は驚きません。
慣れているのでしょうね。

ただ、一人の日本人が、猿を接写しているのに、フラッシュを使って撮影しています。

そのフラッシュに一瞬驚く猿もいました。

動物の目を傷めないよう、フラッシュ撮影はしない・・・原則だと思っていたので
この男性には腹がたちましたが、何も言えなかった。

勢いよく上がる川のそばの間歇泉。

私は、30年ぶりに訪れました。
以前は、こんなに整備されていなかったし、もちろん入園料金も要らなかった。

今回、驚いたのは、外人の観光客の多さです。

林道を行き交う挨拶も「グッドモーニング」。

日本を紹介する旅行雑誌には、必ずといっていいぐらい掲載されているようです。
世界に誇る日本の温泉文化。
人間はもちろん、野生の猿も「いい湯だなぁ・・・」。

 


地獄谷の猿

2009年12月17日 | 旅-関東・中部

日本秘湯を守る会のご招待で仙仁温泉「岩の湯」で泊まらせていただきました。

まず、かねてより行きたかった地獄谷野猿公苑へ。

 

林間歩道を歩く事30分。

居ました、入ってました。

「あぁ、極楽、ごくらく・・・。」


仙仁温泉「岩の湯」

2009年12月09日 | 宿-甲信越

松代で昼食を済まし、今宵の宿、仙仁温泉「岩の湯」へ。

居心地の良さに満足し、帰りたくない、もう、1泊したいなぁ・・・と、思わせる「岩の湯」。
チェックアウトする時に次回の予約をして帰る人も多いとか。
う~ん、私達もそうかもしれません。
1月に続き、今年2度目の宿泊です。

部屋は、一番お高い「仙楽の間」。

ここでなくてもいいのですが、高い部屋しか空いていませんでした。

10畳の和室が主室ですが、ここに座る事はなかった。
夜、ここにフトンが敷かれます。

少し落ち着かない調度品ですが、ソファや椅子が並ぶ部屋で、
ほとんど、この部屋に居ました。

片隅にこういうコーナーもありましたが、ここにも座らなかったなぁ。

机の上には、2冊の書籍。
いずれも、「岩の湯」が紹介されている雑誌です。

今まで、マスコミにも書籍にも、あまり登場してないように思うのですが、
方針転換なのでしょうか?

部屋には風呂もあり、注がれる湯は源泉です。

浴室は、乾燥、温めがタイマーで出来るようになっています。
湯船はジャグジーに。

体調の悪かった私は、何度か自分の適温にして、この部屋風呂に入りました。

ミニキッチンです。
ドリップコーヒー、紅茶なども置かれています。

冷蔵庫は、空のモノと飲み物が詰まったモノ、計2つ有り、空の方には
柿茶とセロリのワサビ漬けが入っています。

ベランダも付いていますが、眺めは全然良くありません。

3人で泊まるには広くて贅沢な部屋でした。
もっと、小さな部屋でもいいなぁ。


長野へ

2009年12月01日 | 旅-関東・中部

信越本線を長野に向けて走ります。

刈入れの済んだ、どことなく寂しい田園風景の向こうに妙高山。
しばらく、車窓から楽しめました。

長野で待ち合わせ時間まで1時間ほどあるので、善光寺へ。

とうに、紅葉は終わっているだろうと思っていたのに、案外残っているんです。

40年ぶりに昇れるようになった山門へ上がってみる事に。

傾斜60度の階段が20段ほど。

階段の上り口と上がりきった所に警備員が待機し、勝手には昇れません。

一人が無事に昇り終えたのを確認して、次の人を昇らせます。

降りる時も同じですが、降りる時の方が怖かった。

内部は、撮影禁止ですが、内陣の壁全面に落書きが・・・。
その落書きも墨で書かれたものが多く、江戸時代の年代が読める落書きも。
墨書は、なんとなく風流を感じます。

最近書かれたような、なぐり書きもありますが、これでも40年経っている落書きらしいです。

この山門、40年間立ち入り禁止だったが、去年から公開されています。
(期間限定で、11月30日で終了しています。)

そして、今は、国の重要文化財。
だから、落書きは出来ません。

さすが、善光寺。
多くの参拝客で賑わっていました。

長野駅からバス代100円で行けるんですね。

長野市内の紅葉は、見頃だったかも・・・。

さて、連れと落ち合い、松代の「竹風堂」で、いつも「山菜・栗おこわ定食」を頂きます。