仙仁温泉 岩の湯の一番の魅力は風呂だと思う。
男女別の大浴場、それに続く露天風呂、大浴場の中から出て行く洞窟風呂。
それに貸切風呂が4ケ所あり、いずれも空いていれば自由に使える。
どの風呂もタオルやバスタオルが置かれ、全くの手ぶらで風呂へ。

いつも泊まる部屋がある、岩の湯の中でも一番お安い仙寿亭の上階に貸切風呂が3ケ所。
上から無想の湯、野守の湯、風姿の湯。
上の写真は夢想の湯。
いずれも内湯と露天風呂付きで、トイレやシャワールーム完備。

古くからある家族風呂は、仙郷亭(中間クラスの料金)の客室前に。
私はこの風呂が一番好きだが、相方はなんとなく息苦しく感じて好きではないらしい。

以前は丸い浴槽だけだったが、出窓部分にぬる湯の寝湯が作られた。

両方の湯はかなりの温度差があり、温冷交互入浴とまではいかないが、交互に入って楽しめる。

この風呂の前の客室は、お歳を召した方や体の不自由な方を優先的に泊められるようで、この風呂はそういう方々が人目を気にせず入れるように作られているのかもしれない。
しかし、いつでも案外空いていて、私は滞在中、ここで楽しむ事が多い。


大浴場へと通じる所にある湯上り処。

冷水と熱いそば茶が用意されているが、今回初めて梅こぶ茶も置かれていた。
囲炉裏にかかる鉄瓶から柄杓で湯呑に湯を注ぐ。
なんとも趣があり、2~3度頂いた。

そろそろ暮れてきました。
あちらこちらに置かれている照明が灯ります。

こちらは3ケ所の貸切湯の一つ野守の湯。

貧乏性なのか、大きなバスタオルを一度だけ使って使用済みBoxへ投入するのは、Ecoの観点からも出来ない。
浴用タオル2枚で充分。



3ケ所の貸切湯近くにある湯上り処。
ここにも冷水とそば茶が置かれている。

敷地内のあちらこちらに灯りが灯ります。
雪の季節は特にこの灯りが映えます。

今夜も冷えるでしょうが、岩の湯の風呂は一晩中入浴可能。
湯温が低く全て加温しなくちゃいけないのに、これは立派、嬉しいです。

洞窟風呂さえも一晩中入浴可能。
湯あみ着をつけなくちゃいけないので、ちょっと面倒で、最近では滞在中一度しか入らない。


今回競争が激しく、なかなか入れなかった風姿の湯。
3つの貸切湯の中では、一番人気がなかった(多分)と思っていたのですが、寝湯が出来たせいか、今じゃ一番人気・・・か?

この寝湯の枕の高さがいい。


美容院でシャンプーの後、首の後ろに熱いタオルを置いた、あの気持ちの良い状態とそっくり。
熱い湯が首の後ろを温めてくれます。
そして、胸は湯から出るように、実に計算された寝湯だと思う。
いつ行っても入浴中だったのもうなづける。

特徴に乏しい仙仁の湯ですが、加温しての源泉掛け流し。
部屋や充実したパブリックスペースで時を過ごし、体が冷えたなぁ・・・と、思ったら、どこかの風呂へ。
滞在中は温泉三昧。