串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

角屋旅館の風呂

2013年12月13日 | 宿-甲信越

さて・・・っと、温泉です。

ラジウム泉・・・吸って効く療養泉。

効能豊かなのかもしれないけど、香りも味も色もない地味な湯です。

この完璧な宿、角屋さんの何が「又行きたい!」という気持ちを萎えさせるかといえば、私にはこの湯かなぁ・・・。

しかし、湯には責任はないし、吸い込む事によって活性酸素を消去する働きをしたり、
自律神経の乱れを改善するなど、目には見えない効能があるラジウム泉、有り難く入浴する事に。

4つの貸切風呂への入口。

予約も要らず、浴室前の電気が消えていれば空きで一晩中使用可能。

 通路左側に内湯x2、右側に露天風呂x2。

 

 

「庵の湯」は、脱衣所も浴槽も広い。

ふかふか、清潔なマットが嬉しい。

かつて宿泊した秋田の人気宿での話。

多くの日帰り客で雑巾のようになったバスマット、宿泊者だけの時間になっても
交換されてなくて実に気持ち悪かったのを思い出した。

この宿は立ち寄り入浴は不可。

シャンプー類は、パックスの石鹸系。

せっけんシャンプーでもパックス製品は合格だが、他の銘柄のはちょっと敬遠したい。

化粧品は部屋に置かれていたのと同じポーラ製。

 

村杉石の湯。

浴槽は、村杉石という花崗岩で造られている。

こちらは「竹ばやし」の湯の脱衣所。

手摺から乗り出すと下に池があり、鯉が泳いでいた。

不思議とアブや蚊に悩まされる事はなかった。

共同浴場の「村杉露天風呂」では飛び交っていたのだが・・・。

洗い場には長いベンチがあり、ちょっとおもしろい造り。

 

こじんまりした内湯の「里の湯」。

右手の壁には蒸気が出ている「霧湯」が設置された吸う温泉浴室でもある。

湯はぬるめの38度、浴室内は霧湯・・・ラジウム温泉の理想的な風呂らしい。

ラジウム泉のラドンを吸うと、人体の生理的代謝を促進し、老廃物の排出効果に加え、鎮静作用もあわせ持つという。

宿も療養目的で連泊するように勧めている。

料金面では悩ましいところだが、あのおいしい料理を思い出すと数日は泊まってみたい気がする。

又、泊まりに行こう!

    • 源泉名:薬師乃湯 3号井
    • 温度:25.2度 PH=8.6  湧出量:510L/M
    • 成分総計:239mg/Kg 
    • 泉質:単純弱放射能泉(ラジウム泉) 37.6マッヘ/Kg