話があっちこっちに飛びますが、霧島温泉郷「旅行人山荘」の風呂です。
風呂に関しては、結論から言えばちょっと物足りないかなぁ。
ロビーは2階、風呂は1階に男女別の大浴場。
風呂は24:00まで、朝は5:00~。
24:00に浴室は男女入れ替えで、チェックイン時女性は右側「錦江の湯」だった。
大浴場前の休憩所も広いスペースで、ここから足湯の「龍石の湯」や鹿が現れた中庭へ出て行ける。
そうそう、飲泉所もありました。
浴室に入れば手前に丸尾温泉が入った丸い湯船があり、奥には硫黄泉の湯船。
丸尾温泉と硫黄泉、2種類の源泉があるのがここのウリで、硫黄泉の方が人気があるらしい。
丸尾温泉は1819年に発見された単純泉。
残念ながら特徴乏しい湯と感じた。
硫黄泉の方は、大浴場の露天風呂、貸切風呂の「赤松の湯」「鹿の湯」に給湯されている。
「赤松の湯」が人気あるのは、この硫黄泉だというのも一因している・・・と、宿のスタッフの話。
露天風呂の前はよく手入れされた庭が広がる。
湯船は切石ですっきり、清潔そうな風呂。
入浴目線で。
立ち上がれば目の前に絶景が広がるが、4、5月には黄砂で視界が悪くなるらしい。
塩素の臭いは感じなかったが、塩素消毒されているんだ。
丸尾温泉は 湯温:62.4度 PH=6.8 Na=100.9 HCO3=267.3 成分総計:915mg/Kg の単純泉。
こちらは夜明け前の「大隅の湯」。
浴室の手前に丸尾温泉、奥に硫黄泉・・・と、「錦江の湯」と同じ造り。
「大隅の湯」の 露天風呂は大きな岩で造られた浴槽で、こちらも雰囲気は良い。
旅行人山荘には貸切風呂が4ケ所有り、宿泊者は無料で1ケ所入浴できる。
どの風呂でも勝手に・・・と、いう訳ではなく予約制。
ネットから予約してしばらくすると宿から電話が入り、予約の確認とその貸切風呂の希望を聞かれた。
えぇ~、そこまではまだ考えていないので、貸切風呂に関しては後日・・・と、電話を切った。
宿泊日近くになって貸切風呂の予約をしようと電話をすると、希望の風呂、時間はすでにうまっていた。
チェックアウト日の朝食前の時間で一番人気の「赤松の湯」が予約できた。
↑ の写真中央が「赤松の湯」。
入浴に向かう時にはもう鹿の姿はなかった。
赤松の湯の入り口。
札を掛け、中から施錠する。
石畳の道を下りて行く。
脱衣所の建物越に露天風呂が見えた。
脱衣所の一画にシャワーブースも有り。
湯は硫黄泉で、林に囲まれた2つの湯船。
う~ん、正直なところ、これだけ開放的な風呂はちょっと苦手。
好きな人はいいと言うだろうが、木々を眺めながらの入浴はなんだか落ち着かない私。
露天風呂より内湯の貸切風呂「鹿の湯」の方が良かったかな・・・と、少々残念な気持ちで部屋に向かう。
よほど空いてない限り、4ケ所ある貸切風呂だが、1泊の滞在で入れるのは1ケ所だけとちょっと残念。
何度も入れる大浴場は、泉質的にはつまらない。
風呂はイマイチだったが、コストパフォーマンスの良さ、スタッフの質の高さ・・・充分満足できる宿だった。