北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

コクサギで北海道産ミヤマカラスアゲハを飼育

2018-08-10 11:02:15 | ミヤマカラスアゲハ
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コクサギで北海道産ミヤマカラスアゲハを飼育

この数年、コクサギで北見市産ミヤマカラスアゲハの飼育を繰り返しているが、しっかりと室内飼育で世話をすれば羽化まで順調にゆく個体が多い。一方中途で死亡したり、羽化できない蛹になったり、異常な羽化個体になったりするものが 約 1/3 ほどみられる。キハダで飼育した場合より成績は悪い。またコクサギ飼育羽化個体の生殖能力などについては今後の検討を要します。


コクサギに野外で採集したミヤマカラスアゲハ♀をネット掛け。





10日ほどたってネットをはずしてみたところ1令幼虫がいた。




不用意にネットをはずしたため、多数の1令幼虫がふっとんでどこかへいってしまった。




2018-7-4 (水) 雨 雨  雨 11度C


大雨で 各地で 被害。 高速 鉄道 止まっている。



雨が降りしきる。おまけに寒い。孫長女君はひどい風邪をひいてしまい、咳 痰 ひどく 今日もお休み 3日目。



この日、コクサギで室内飼育中のミヤマカラスアゲハ 多数終令にはいった。










コクサギは自然界ではミヤマカラスの食草ではなく、飼育しても結果はおもわしくないとされる。




本来の食樹ではないコクサギの葉を与えての飼育のせいか、急激に弱って瀕死の一個体。しかし他の幼虫は順調に発育している。








前蛹。








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極寒のミヤマカラスアゲハ 

2018-08-08 01:09:22 | ミヤマカラスアゲハ
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極寒のミヤマカラスアゲハ


2018-2-16(金) 快晴  -19度C


朝8時起床。 庭木には樹氷がついている。


昨夜おそくコクサギ飼育のミヤマカラスアゲハ1♂羽化。








今朝はとりわけ寒い朝だ。


前回真冬の庭にミヤマカラスアゲハを飛ばしたらどうなるか実験をしたのだが、念のため、もう一度やってみようと考えた。


前回は、ほぼ即死状態であったが、あんなにも劇的にお亡くなりになってしまうものなのか ?。


もしかすると今度は雪の庭をさっそうと飛ぶかもしれない。


昨夜羽化したまま +26度C の私の部屋の中に飛ばしておいたミヤマカラスアゲハ♂をつかまえて、ー19度C の庭に、ほいっと放ってみた。





結果。 前回と同じようにまったく飛ぶことなく、そのままストンと雪の上に落ちた。




その後は動くこともなく完全に死亡が確認された。










死後硬直はなかった。









PS.

さて、極寒の庭でミヤマカラスアゲハをほおった場合どうなるのかは、とてもよくわかった。



ところで、こんな実験結果、一体なんの役に立つの ? と 野次馬的かみさんの声。



えーと。


別に、なにかの役にたてることを念頭にこんな実験するわけではありませんが。



たとえばかなり大型の蝶を飼育羽化させた場合、さて急ぎ展翅しようとしても種々の理由でけっこう苦労することは皆さんご経験のことと思います。



この超低温暴露で処理するとスマートにことが運ぶかもしれない。






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-21度Cのミヤマカラスアゲハ

2018-08-01 00:02:49 | ミヤマカラスアゲハ
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  -21度Cのミヤマカラスアゲハ

2018-7-31(火) 晴れ  38℃


北見市では公式には35.7℃の猛暑ということでしたが私の職場の5階では36℃あり、北見駅前の温度計は なんと38℃を表示した模様です。


今、深夜ですが、このブログをアップしている私の部屋はクーラーがなく 室温31.5℃をしめしています。





狂ったような気温です。



あつい、暑い、熱い。



猛暑の暑気払いにマイナス21℃の雪の庭にミヤマカラスアゲハを飛ばす実験の状況を見ていただきたいと思います。





-21度Cのミヤマカラスアゲハ


2018-1-13(土) 快晴 -21度C。


この日、なんとなくヒマな朝だったせいかいまだ誰もやったことがないだろうと思われる実験をやった。



快晴の朝、ぐんと冷え込んで気温は-21度Cの朝。 



あたりは凍り付き、車の窓も凍り付いている。





木々の枝も凍っている。



ワイパーに手ぬぐいを絞ったのをかけておいたら、たちまちカチンカチンに凍ってしまった。








この厳寒の雪の庭での実験とは、ミヤマカラスアゲハを-21度Cの環境においたら一体どうなるかというものであった。




前日夜、羽化して部屋に止まらせておいたミヤマカラスアゲハ1♂を-21度Cの庭に、ほいっと飛ばせてみた。



ついさっきまで+22℃ほどの部屋で元気に飛び回っていた蝶である。



真冬の雪の庭をミヤマカラスアゲハがさっそうと舞う光景を期待した。



結果。蝶はまったく羽ばたくこともせず、空中で一瞬にして動かなくなりひらひらと雪の上に落ちた。








しばらく雪の上に落っこちて動かないのをそのままにしておいたら、ほんとうにさっきの手ぬぐいみたいにカチンカチンに凍ってしまった。










その後、暖かい部屋でしばらく様子をみましたが解凍されても既に死んでしまったようで再び動くことはありませんでした。



ちなみに、このミヤマカラスアゲハはコクサギ飼育のもので、比較的しっかりした個体として羽化して元気一杯の個体でした。 



家に入ると朝食後のクッキーちゃんが 歯磨きの最中でした。








  あんた、さっきから何かアホなことやっているんじゃない?。 とかみさんの声。




   続く。





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