北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

霧雨の後、草の葉に静止するカラフトセセリを超接近撮影。

2023-06-28 14:22:14 | カラフトセセリ

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霧雨の後、草の葉に静止するカラフトセセリを超接近撮影。

 

 

 

 

普通、よく晴れて気温も高い時は、カラフトセセリの活性はとても高くて活発に飛び回り、吸蜜時間も短く滅多に撮影のチャンスはありません。

 

 

 

源流域のオショロコマ調査から引き上げる途中、林道沿いのマルガリータの花園をのぞいてみると植物は少し前の霧雨のために濡れており、マルガリータの花にはカラフトセセリの姿はありません。

 

 

 

 

 

目をこらすとあちこちの草の葉に静止しているカラフトセセリを見つけることができました。

 

 

 

 

気温が下がっているせいか、ほとんどん個体はじっとして動かず、超接近してのシャープな写真撮影が可能でした。

 

 

 

 

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オホーツクのウラジャノメ Lopinga achine jezoensis の撮影。

2023-06-22 15:31:16 | ウラジャノメ

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オホーツクのウラジャノメ Lopinga achine jezoensis の撮影。

 

20XX-7-7 (日)  晴れ 26℃

 

 

 

久しぶりに晴れそうな空模様だ。 

 

 

 

 

朝9;50 はんざきよしこのラジオトークなど聞きながら、丁度発生しはじめたウラジャノメの撮影に出かけた。 

 

 

 

10:20 山間に入ってきてカーラジオの電波状態が悪化。雑音だらけのカーラジオのスイッチを切る。

 

 

 

10:50 現地に着くと 真っ赤な札幌ナンバー の乗用車と 品川ナンバー  の乗用車が停まっていた。

 

 

 

あれま、ここは超秘密のポイントのはずなのにウラジャノメ狙いの蝶屋さんかなと一瞬あせったが、これらは近くの渓流に釣りに来たフライマン(釣り人)たちの車であったので一安心。

 

 

ここは、北海道でも近年激減いちじるしいウラジャノメが確実に見られる超秘密のポイントなのです。

 

 

 

 

突然茂みのなかを大型の獣が移動する大きな音に激しく緊張したがエゾシカであった。

 

 

 

 

ウラジャノメはやっと♂がではじめたところで、この日は結局10♂♂を観察した。♀はまだ出ていなかった。

 

 

 

 

 

木漏れ日の中を不規則な飛び型でヒラヒラと飛び、遠近感がつかめず見失いやすいのはいつもと同じ。

 

粘りつよく追いかけて、一瞬のチャンスに激写する。

 

 

 

午前中は、ときどきシダやフキの葉に止まることがあり撮影のチャンス。

 

 

 

昼を過ぎるとウラジャノメの活性が高まり、やや高度をあげてクルミの木の梢あたりをひらひら飛ぶものが増え、もはや撮影はしにくくなる。

 

 

 

林床にびっしりみられるウラジャノメの食草リシリスゲの群落には、はやフキや笹が侵入しつつあり、カラマツ植林地に偶然現れたこのウラジャノメ発生地もごく近い将来には消えてしまうと思う。

 

 

 

 

品川ナンバーは最近、東京から北見に赴任した御夫婦で 魚が多いのと自然が残っているのに感激のご様子。毎週 釣りに来ており、私が20年来やってきた オショロコマの森ブログ5 のファンとのことでしばらく談笑した。この日は魚は多いがニジマスが少ないと不満そうであった。さて、それでは私も少し釣ってみようかと思ったら なんとウェーダーを忘れてきたのに気づく。そういえば今回は不覚にも蝶撮影時の長靴も忘れておりピカピカの革靴を履いての撮影になったのだった。

 

しかたなく 12:50 帰路につく。

 

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セイヨウオオマルハナバチの一年。

2023-06-10 21:58:41 | 蝶・昆虫・自然・同好会など

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セイヨウオオマルハナバチの一年。

 

オホーツクで春一番に咲き始めるエゾムラサキツツジ。まだほかの植物は開花の準備段階で、ひとりエゾムラサキツツジのみが鮮やかに咲いています。

 

 

 

この時期、昆虫類はまだほとんどみかけませんが、大きなハチが、唯一匹、まだ殺風景な庭をブンブン羽音をたてて飛び回りはじめ、孫長男君がこわがっています。長男君は怖がっていますが普通人を刺すことはありません。

 

 

 

 

温室でのトマト受粉などを目的に海外から日本に導入されたものの、当初から心配されていたとおりに、完全隔離のはずの温室から抜け出して日本各地で自然繁殖を始めてしまい攻撃的外来種として在来の自然に多大な影響を与えているセイヨウオオマルハナバチです。

 

 

本種の同定はとても容易で尾端が白いことで本種と確認できます。

 

 

 

いまや現実問題としてハウス栽培では、なくてはならない存在である一方、在来のマルハナバチが駆逐されて消えてしまったり、盗蜜行動により稀少な植物が損傷され結実・繁殖に影響がでるなど弊害も大きい。

 

 

我が家の庭でも家庭菜園の受粉は、このセイヨウオオマルハナバチにほとんど依存しているといっても過言ではないと思います。ほかのハチ類はほとんど見当たらないのです。

 

早春4月、目につくセイヨウオオマルハナバチは、普通一匹のみです。

 

5月になると数匹が飛び回っています。

 

 

6月になると10匹くらいに増えます。

 

 

秋には20匹くらいが飛び回っています。

 

そして冬がきてセイヨウオオマルハナバチは消えます。

 

 

そして長い冬が終わり4月の終わり頃、エゾムラサキツツジが咲き始めると、また最初の1匹が飛び始めます。

 

 

このころ、庭の赤ボケにはエゾシロチョウの幼虫の越冬巣が目につきますがまだ幼虫は出てきません。

 

 

 

 

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