北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

2016年北海道昆虫同好会誌 エゾエンシス 42号

2016-11-29 21:48:30 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村


2016年北海道昆虫同好会誌 エゾエンシス 42号




2016-9-1 発行 の 本会会誌 jezoensis は今回で通算42号となりました。

日本中で多くの同好会が次々と消えてゆくなか、よく続いているものです。

そればかりか若い会員や女性会員も目立ち、会の活動状況にも勢いと楽しさがあると思います。

俗に高齢者(わかい者たちの優越感みたいなのが垣間見えてこの言葉嫌い)とされる会員も老いてますますパワフルです。

北海道ではまだ自由に昆虫採集をできる場所が比較的多く残っているためでしょうか。 

会誌の内容は目次をみておわかりのように多岐にわたっており昆虫好きな方ならわくわくするような内容が多いと思います。







コンピューターを駆使してこの本を無償で編集・作成されている本会会員坂田潤一氏(本職は釣り雑誌などの編集)の技術もますます冴えて素晴らしい本に仕上がっています。













バックナンバーご希望の方がいらっしゃいましたら南陽堂まで


この機会に昆虫にご興味のある方々の入会を是非お勧めします。






にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

大雪山でコウリンタンポポに吸蜜するクモマベニヒカゲ♀

2016-11-27 22:07:20 | クモマベニヒカゲ
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村



大雪山でコウリンタンポポに吸蜜するクモマベニヒカゲ♀


前回、大雪山で 攻撃的外来種コウリンタンポポに吸蜜するクモマベニヒカゲ♂の写真をアップしました。


このほかコウリンタンポポに吸蜜するクモマベニヒカゲ♀の写真が見つかりましたので今回アップしておこうと思います。












2010年7月に大雪山山麓で同じくM氏により撮影されたものです。

本来、北海道の最も原始的な自然環境に棲む高山蝶代表クモマベニヒカゲが、攻撃的外来種筆頭コウリンタンポポに吸蜜する姿はいかにも情けない光景だと思うのは私だけでしょうか。





にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

禁断の恋 エゾスジグロチョウ♀に交尾をせまるエゾヒメシロチョウ♂を撮影

2016-11-25 10:37:42 | エゾヒメシロチョウ
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

禁断の恋。エゾスジグロチョウ♀に交尾をせまるエゾヒメシロチョウ♂を撮影

2015-8-1 (土) 小雨〜曇り〜晴れから曇り

午後1;30 急に晴れてきたので、我が家に近い北見市近郊の山に蝶を見に行った。 

ワレモコウが道路沿いにあり かなりのゴマシジミが発生していた。

ゴマシジミ28♂♂4♀♀採集。 

エゾヒメシロもいて 4♂♂1♀採集。







モンシロチョウ1♂1♀。コミスジ1♂。

サカハチチョウ多数が黄色い花の外来種セイタカアワダチソウの花に吸蜜中。

クサフジの群落近くにエゾヒメシロチョウ夏型が発生していた。











なかにエゾヒメシロチョウらしからぬ活発な飛翔をする1♂を発見。

この♂は盛んに求愛行動中であった。

なんと相手は小型のエゾスジグロチョウ夏型♀。




エゾヒメシロチョウ♂が盛んにエゾスジグロ♀に交尾をせまる求愛行動を行っていた。




エゾスジグロ♀は腹部をピンとあげて断固交尾拒否。



しかし拒否されても何度も何度も接近して交尾をせまり見ていていじらしくなってくる。



この行動は10分ほど続いた。


最終的にはエゾヒメシロチョウが相手を間違えていることに気づいたのか、禁断の恋を諦めたのか飛び去った。

さてこの交尾行動がもしうまく成立していたら、いったいどんなF1 ができるのだろうか。 

小高密春さん、大野義昭さん、やってみませんか。




にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの一瞥同定法

2016-11-23 16:24:53 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村


サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの一瞥同定法

初夏。 

サクラソウの花が満開になるころ。



北見市近郊の森ではヤマキマダラヒカゲ Neope niphonicaとサトキマダラヒカゲ Neope goschkevitschii が一斉に羽化して相当数の個体が発生しています。

山奥の農家の廃屋の物置の壁などにびっしりとまっています。

キツネやヒグマのウンコにはダンゴ状に止まって吸汁している。

この時期、林道を歩けばあっちからもこっちからも飛び出してくる。

私はキマダラヒカゲがサトとヤマの二種類に分けられたときからこの蝶が嫌いになっていました。

幼生期はともかく成虫になると二種の区別がやたらと面倒くさい。

飛んでいるときにはもちろん、採集してもしげしげと眺めてやっと区別がついたりつかなかったり。

個別の鑑別点はけっこう例外があったりするので、二種の同定は総合的に行うべきなどと書いている図鑑もありイヤになる。

恐らく地域変移もあると思うし、もしかすると雑交個体がいても不思議ではない。

真面目に調べだしたらきっときりがないほど面白いことが出てきそうだが、普通種代表みたいな蝶なのでどうにも食指がわかない。

というわけで、完全に見て見ぬふりをしてきたのがヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲでした。

しかし、今年ブログ用に撮影を行いブログにアップしようとすると、それでは済まされない。

まずは同定しなければならん。

実際に同定を試みると北見界隈の個体群では例外なく同定は極めて容易であった。

瞬時に鑑別したいときは後翅裏面の付け根の3個の紋。直線的に並ぶのはサト。

角度を持って並ぶのはヤマ。 


裏面前翅頂にお魚マークはサト。

丸い眼状紋はヤマ。

これら2カ所を一瞥して同定する。

成書を見れば、そのほかにもごちゃごちゃと実に多くの区別点があるが、北見ではこれら二カ所の一瞥同定が現実的です。

一瞥同定法では左2匹はサト、右一匹はヤマということになります。



北見市界隈ではこれで同定可能ですが地域ごとに同定ポイントのウェイトに温度差があるようだ。

さて、ほかの地域の皆さん方におかれましてはどうでしょうか ?。




にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

オオイチモンジの蛹採集

2016-11-19 10:54:03 | オオイチモンジ
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村


オオイチモンジの蛹採集

オホーツクや大雪湖周辺の産地では、毎年6月中旬から7月上旬にかけてオオイチモンジの蛹の採集も行われます。


7月上旬になると♂が羽化し始めますが採集にいっても晴れるとは限りません。

天気が悪ければ成虫の採集はだめ。

それで天気の悪いときには蛹採集がよく行われます。

遅い時期にみつかる蛹は当然♀のことが多い。

食樹のヤマナラシやドロノキはとても多いので皆さん一体どうやって蛹にたどりつくのでしょうか。

実際には皆さん、それぞれ独自の蛹採集ポイントや採集技術を持っているようで、それはどちらかというと企業秘密。



申し訳ありませんがノウハウがこの類のブログで紹介されることはきっとないでしょう。




写真は 北見市の蝶愛好家Mさん撮影。




にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村