2021年夏、キベリタテハ大発生。
2021-8-6(金) 晴れ 猛暑 34~36℃
この日は文字通り猛暑。
おおかたのチョウたちも、あまりの暑さにひきこもってしまったのか姿がない。
ただ、キベリタテハだけは、おびただしい数が見られた。
異常に暑いせいか、活性が高く、きわめて敏感、かつ敏捷で撮影などおぼつかない。
小型の獣糞や、なにかミネラルでもあるのか、やや湿った地面のあちこちにストローを伸ばしている。
理由は不明だが車の排気ガスの後方2m あたりの地面にも好んで止まった。
しかし、ものの気配にはやたらと敏感で、なんとか撮影しようとじわじわとにじり寄っても、すぐ飛び立つ。
奇跡的に、ほんの一瞬、5-6秒ほど、ササの葉や地面におりたところを撮影できたのみ。
飛翔中のところをネットするしかないが、タッチの差で大型ネットをかいくぐる個体ばかりで打率は1割程度でした。
採集したキベリタテハの一部を手のひら写真に撮影しました。
ほとんど、個体変異のようなものはないのもキベリタテハの特徴でしょうか。
C-タテハは多数のキベリタテハの中では、とりわけきれいなチョウに見えてしまいます。
夕方5時になっても、依然としてキベリタテハの姿が見られる。
この項、 続く。
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猛暑の日々、キベリタテハ鬼採り
2021-8-8(日)晴れ 35℃
この日、オショロコマ探しに入った山奥の林道は、約11Km にわたって キベリタテハが大発生していました。
いたるところキベリタテハだらけ。しかし猛暑のせいか超敏感で撮影など、とても無理。
そこで、オショロコマ調査の合間に久しぶりに大型ネットでキベリタテハ採集を試みました。
オリンピック野球、日本対韓国での投手戦を思い出す感じで、とにかくキベリタテハの変化球飛翔に翻弄され、タッチの差でネットをかいくぐるシーンばかり。
こちらの腕が落ちたといえばそれまでだが、打率1割程度で、かっての猛烈ネットマンかたなしでした。
しかし。
それでも、びっくりするほどのキベリタテハを採集、鬼採りといって良いほど採集してしまいました。
これは北見市の展翅名人K氏に、半分あげるからと展翅依頼するしかない。
帰路につき、夕方5時ころ、いつもチョウの多い留辺蘂町のとあるポイントに駐車。しかしクーラーの利いた車から降りたら一瞬めまいがするほどの猛暑の衝撃。
チョウなどほとんど見かけず。 やっとボロカラスシジミの吸蜜や仲良しクロヒカゲなど、なんとか撮影。いつもは群れているカラフトセセリがまったくいないが印象的です。
夕刻。北見市の自宅にもどると、猛暑のなか、オオモンシロチョウ♀がヨタヨタと家庭菜園のハツカダイコンのあたりを飛んでいる。
そのうち、沢山のオオモンシロ幼虫が現れるでしょう。
猛暑のせいか、大豊作となったトマト、キュウリ、ナス など収穫。
手前の赤いトマトみたいなのは、かみさんのパークゴルフの球です。
夏はソーメンとシャウエッセンが最高です。
クチナシの花が咲き、芳香が漂っています。
翌日からはウソみたいに気温が下がり、雨の日が続きあの2週間の猛暑は一体何だったのだろうということになります。
コロナウィルス感染が猛威を振るっている中で強行されたオリンピックも猛暑と同じように、なんとなく終わった。
この項、続く。
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コムラサキ♂翅表のギラギラ幻光、構造色を撮りたい
2020年8月上旬、例年通り北見市界隈の林道には多数のコムラサキがみられた。
目につくのは全て♂で小型の獣糞、湿った地面、その他に群がっていることが多い。
普通は撮影しようと接近すると敏感にそれを察知して次々と飛び去ってしまうのでなかなか思うようには撮影できない。
コムラサキ♂は陽光でギラリギラリと怪しい幻光を発するのでなんとかそれを絵にしたいのだがそんな事情なので難しい。
しかし中には何かの理由からか鈍感な個体もいて、それが今回の撮影対象になってくれた。
いろんな角度、色々な撮影条件、種々試してみるのだが、どうも似たような写真ばかり。
実際、すごいギラギラ幻光なのだが、撮影すると、どうもうまく撮れていない。
角度によっては構造色の発色がとらえられずに、まるで♀のコムラサキみたいに写ることも多いので始末が悪い。
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