美しいヤナギランとベニヒカゲサイズのチビジャノメチョウ。
2023-7-17 ( 月 ) 24℃ 曇り 夕方ゲリラ豪雨
咲いたばかりの美しいヤナギランの花は大好きです。最近、山火事が減ったせいかヤナギランの大群落をみることがなくなりました。
それどころか、ヤナギランそのものがやたらと少なくなった。山火事その他の理由で広い空間ができると一気に繁殖するので山火事跡の花などと言われることもあるそうです。
昔、シベリア鉄道で何泊も車中泊しながら家族でバイカル湖までいった時、鉄道沿いにヤナギランの大群落がどこまでも続いていた光景は今も目に焼き付いています。モンゴルでも広大な荒れ地にはヤナギランの大群落は稀ではありません。
オホーツクでも、ほどほどの大群落はあったが、植生が変わり、今では大方消えてしまいました。気がついたら、我が家から1時間圏内でヤナギランが見られるのは、この一角、とある広大な畑の縁の3m四方ほどのきわどい場所のみになってしまいました。
この広大な畑が離農により荒れ地になったとき、一帯がヤナギランの大群落になるかも知れないなどと思いながら、せっせと撮影しました。
そこへ、低く速く飛ぶ一匹の黒いチョウ出現。見たことがない変な飛び方。
ベニヒカゲにしては黒すぎるし、発生は普通まだ1か月も後だ、ジャノメチョウも同じ。だいたい、ジャノメチョウにしては小さすぎる。
北見市界隈ではジャノメチョウもキタベニヒカゲも普通、お盆のチョウなのです。すなわち8月15日頃、沢山飛んでいます。
急いで車にもどり、大口径ネットで追い回して採集してみたら、ウッソーというほどチビちゃんなジャノメチョウでした。
今日はたまたまさほど暑くはないが、2023年は、異常な高温、乾燥が続き、チョウの発生量が激減しているだけでなく、とうとうこんな時期外れ(早期発生)のチビジャノメチョウまで出てしまったのでしょうか。
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