北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

美しいヤナギランとベニヒカゲサイズのチビジャノメチョウ。

2024-01-28 09:29:54 | ジャノメチョウ

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美しいヤナギランとベニヒカゲサイズのチビジャノメチョウ。

 

 

2023-7-17 ( 月 ) 24℃ 曇り 夕方ゲリラ豪雨

 

 

 

咲いたばかりの美しいヤナギランの花は大好きです。最近、山火事が減ったせいかヤナギランの大群落をみることがなくなりました。

 

 

 

 

それどころか、ヤナギランそのものがやたらと少なくなった。山火事その他の理由で広い空間ができると一気に繁殖するので山火事跡の花などと言われることもあるそうです。

 

 

 

 

昔、シベリア鉄道で何泊も車中泊しながら家族でバイカル湖までいった時、鉄道沿いにヤナギランの大群落がどこまでも続いていた光景は今も目に焼き付いています。モンゴルでも広大な荒れ地にはヤナギランの大群落は稀ではありません。

 

オホーツクでも、ほどほどの大群落はあったが、植生が変わり、今では大方消えてしまいました。気がついたら、我が家から1時間圏内でヤナギランが見られるのは、この一角、とある広大な畑の縁の3m四方ほどのきわどい場所のみになってしまいました。

 

 

 

 

 

この広大な畑が離農により荒れ地になったとき、一帯がヤナギランの大群落になるかも知れないなどと思いながら、せっせと撮影しました。

 

 

 

 

 

 

そこへ、低く速く飛ぶ一匹の黒いチョウ出現。見たことがない変な飛び方。

 

 

 

ベニヒカゲにしては黒すぎるし、発生は普通まだ1か月も後だ、ジャノメチョウも同じ。だいたい、ジャノメチョウにしては小さすぎる。

 

北見市界隈ではジャノメチョウもキタベニヒカゲも普通、お盆のチョウなのです。すなわち8月15日頃、沢山飛んでいます。

 

 

急いで車にもどり、大口径ネットで追い回して採集してみたら、ウッソーというほどチビちゃんなジャノメチョウでした。

 

 

 

今日はたまたまさほど暑くはないが、2023年は、異常な高温、乾燥が続き、チョウの発生量が激減しているだけでなく、とうとうこんな時期外れ(早期発生)のチビジャノメチョウまで出てしまったのでしょうか。

 

 

 

 

 

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コヒョウモン( Brenthis  ino mashuensis  Kono  1931)メスがハンゴンソウの花に吸蜜。

2024-01-21 23:25:57 | 蝶・昆虫・自然・同好会など

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コヒョウモン( Brenthis  ino mashuensis  Kono  1931)メスがハンゴンソウの花に吸蜜。

 

 

2023-7-17 ( 月 ) 24℃ 曇り 夕方ゲリラ豪雨

 

 

林道沿いにハンゴンソウの黄色い花が満開。

 

 


毎年この花には沢山のチョウが吸蜜にきているのだが、この日、ハンゴンソウ群落にみられたのはただ一匹のコヒョウモンメスのみ。猛暑の夏といった異常気象のせいでしょうか。

 

 

 

接近して接写をこころみたが敏感ですぐ逃げてしまう。接写モードにズームをかけて撮影してみたら、少し距離をおいたところからまあまあの写真がとれました。

 

 

 

 

ところで、なぜこの植物をハンゴンソウと呼ぶのだろう?.

 

 

 

 

ハンゴンソウの和名につきネットで調べると、反魂(はんごん)とは死者をよみがえらせるの意。強い香りで死者をよみがえらせるとのいわれがあるとか、葉の形が死者の魂を呼び戻すため手招きする手にみえるからとか。

 

 

 


私はハンゴンソウの匂いを嗅いだこともないし、葉の形を意識したこともありませんが、みなさんは如何でしょうか。

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真冬のミヤマカラスアゲハ は美しい。

2024-01-17 17:22:51 | ミヤマカラスアゲハ

 

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真冬のミヤマカラスアゲハ は美しい。

 

冬になり、チョウはシーズンオフ。外は矢来の吹雪は止んで一面冬景色。

 

 

窓を見ると、レースのカーテンに何かがいます。

 

 

庭のコクサギで飼育したミヤマカラスアゲハ の越冬蛹を居間のコルク板にたくさんつけてあるのですが、春が来たのと勘違いして羽化し始めました。

 

 

 

久しぶりのミヤマカラスアゲハ 、春型オスが冬の居間に飛ぶのもなかなかいいものです。

 

 

鉢植えのクチナシの葉に止まったところ。真冬の北海道、南国の植物、イワカワシジミの食樹クチナシの葉にミヤマカラスアゲハ 春型オスといった光景は自然界ではあり得ない光景ですが、我が家では毎年の情景です。

 

 

これから、ぼちぼちとミヤマカラスアゲハ の羽化が続きます。

 

 

 

 

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早春のジョウザンシジミ撮影と気持ちの悪いモンブラン。

2024-01-14 11:05:55 | ジョウザンシジミ

 

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早春のジョウザンシジミ撮影と気持ちの悪いモンブラン。

 

2023-5-13  (土) 晴れ 微風 21℃

 

 

朝 10;00  年中行事みたいだが、北見市の我が家の近くのジョウザンシジミ発生地へでかけました。

 

 

晴れ 微風 21℃ といった最高のコンデションだが まだ緑が少なく ジョウザンシジミは10♂♂ 観察したが少ない。

 

 

まだ出はじめだろうか、メスはいなかった。

 

 

とても小型の蝶なので、たちまち周囲の枯れ草などにとけ込んで、見つけても目で追うのが大変、すぐ見失う。

 

 

メス探索飛翔中のオスはなかなか花にはとまらない。チラチラ、低く早く飛び、ときどきオス同士がからみあうがすぐ離れる。

 

 

 

キジムシロの黄色い花でたまに数秒吸蜜する程度で活発に飛び撮影は困難をきわめ、ややストレスがたまった。 

 

 

 

期待していたチャマダラセセリはまったく見かけなかった。緑が少なく植物もエゾキリンソウとキジムシロ以外は葉をひらいていない。

 

 

周囲の環境をみると、今年はまだ時期が早かったのかもしれない。

 

 

 

コンビニで買ったチキンサンドとモンブランで昼食。

 

 

ぎょっ。お店で買うときは気づかなかったが、このモンブラン、なんだか気持ちわるいなあ。調理人のセンスが悪く、ミミズが一杯みたいに見えてしまった。 味は、まあまあでしたが。

 

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セイヨウオオマルハナバチの盗蜜と満開の秋の花たち。

2024-01-06 16:07:28 | せいようおおまるはなばち

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セイヨウオオマルハナバチの盗蜜と満開の秋の花たち。

 

20XX-9-23 (日) 曇り 22度C

 

この日、我が家の家庭菜園から トマト サヤインゲンを大量に収穫。サヤインゲンは、かなりの豊作で我が家だけでは食べきれない感じ。一方、猛暑・長雨といった夏の天候異常のせいか ナス、キュウリは全くダメな年でした。

 

 

 

珍味、食用ほおずきの出来はまあまあ。

 

 

 

この時期、我が家のお花畑では種々の秋の花々が満開です。

 

 

 

私が大好きな稀少シャジン代表のホウオウシャジンも沢山の花をつけてくれました。

 

道東の湿地でみつけた野生のリンドウも例年、花をつけます。

 

 

 

毎年、秋に我が家の庭で満開となる シュウメイギク と カクトラ の群落は圧巻で私のお気に入りです。これはシュウメイギクです。

 

 

庭中に夏から秋にかけて個体数が増えた沢山のセイヨウオオマルハナバチがぶんぶんワンワンと飛び回っています。

 

 

 

花の種類は多いのですがこの時期、このハチがくるのは、カクトラ あるのみ。

 

 

 

 

しかし、カクトラは花の形態上、セイヨウオオマルハナバチの短い舌(チョウなどのストローに相当か ) では花の奧にある蜜を舐め採るのは困難です。

 

 

 

そのため、花にとっては禁じ手といってもよい盗蜜をやっているように見えます。

 

 

すなわち、正規の方法で蜜を採るのは難しいので花の付け根に穴を開けたり、ぶっすりと舌を刺して吸蜜しているのです。

 

 

この吸蜜法では花粉の媒介は行われず、受粉や種子形成にはまったく寄与しないのでカクトラにとってははなはだ迷惑な行動と言ってよいかも知れません。その証拠に足の花粉袋は空っぽです。

 

 

この盗蜜行動は、あたかも悪役外来種とされるセイヨウオオマルハナバチに特有の行動かのように語られているようですが、ほかの在来マルハナバチ類は行わないのでしょうか?。

 

 

ところで、我が家のサヤインゲンはおそらくセイヨウオオマルハナバチの盗蜜を受けているとはおもいますが豊作であったことから、一見セイヨウオオマルハナバチしか飛んでいないかに見える我が家の家庭菜園には、ミツバチや小型の各種ハナバチなども飛来しているのだとおもいます。

 

夕食は旬のカラフトマス厚切りの塩焼き。

 

 

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