北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

マルガリータと北の美麗蝶コヒオドシ

2015-09-29 21:11:06 | コヒオドシ
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2015-7-3  マルガリータと北の美麗蝶コヒオドシ



朝てっかり。その後は 晴れたり曇ったり 曇ると寒い。晴れると暑い。

この日、最後に入った林道では蝶がほとんど目につかなかった。

しかし、山間部をぬけて林道の出口にくると、外来種マルガリータが今を盛りと満開状態で道路沿いの草地を占拠、広大なお花畑を作っていた。

そこに、沢山のコヒオドシとギンボシヒョウモンが吸蜜に来ていた。

咲き誇るまっ白な花と羽化したてと思われる美麗コヒオドシたち。稀にみるシャッターチャンスである。

勇んで撮影にとりかかったが、異常ともおもえる敏感さでカメラが蝶に近づくとシャッターを切るまもなく飛び去ってしまい、まったく撮影にならない。

これ以上できないぐらい慎重に接近しても、さあ撮影という瞬間に飛び去る。

くやしい思いを繰り返しているうちに、ちょっと鈍感な個体がいて、この美しい気のいいコヒオドシはいくら撮影しても吸蜜に無我夢中。

ありがたいモデルさんになってくれたのであった。

写真で生きているコヒオドシを見ると北国の蝶らしく、とても毛深いことがわかる。


















これまではひたすらネットを振り続けてきた私だが、生きている蝶は展翅標本とはまったくの別物、美しい。すばらしい。




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キベリタテハの季節だが...…..

2015-09-27 21:06:16 | キベリタテハ
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2007-8-18 (土) 曇り のち晴れ 25度C

キベリタテハの季節

この日、渚滑川水系支流オシラネップ川にオショロコマがいないか調査に入ったが、放流ニジマスが目立つもののオショロコマは発見できなかった。今日は林道に羽化したてのキベリタテハがとても多く、少なくとも40匹は見た。記念に2匹を採集、手のひら写真を撮った。エルタテハも手のひら写真を撮った。




北見市近郊の渓流K川沿いの林道でも羽化したての美しいキベリタテハ2♂♂を発見。写真撮影した。ネットを取り出して1♂採集。今年はキベリタテハが多いようだ。



川原の砂地に ドッキリ また 大きな真新しい熊の足跡があった。 早々に退散。



ところで 2015年は北海道では キベリタテハはひどい不作のようで、各地でトラップ採集をおこなっている人たちからの情報ではほとんど採れていないようだ。

例によって 原因は不明。 来年以降はどうなるか。
 



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朝日純一、極東ロシア・ウスリー、ウスバキチョウ採集紀行

2015-09-21 07:41:27 | うすばきちょう
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朝日純一さんから極東ロシア・ウスリーの最新情報をいただきました。サハリンの蝶相の完全解明は朝日さんのライフワークですが、サハリンにウスバキチョウがいると確信しておられるようでまさに壮大なロマンを感じます。今回は、手始めにウスリーではどんな環境にウスバキチョウが生息するのかを知るのが目的の採集行であったもようです。


朝日純一、極東ロシア・ウスリー、ウスバキチョウ採集紀行





私のこの夏の初めての極東ロシア・ウスリー行の様子をお知らせしたいと思います。
行程は、7月19日出発28日帰国の全10日(中8日間)でした。

2015年7月ウスリー・ツアー日程
19 (Sun) Tokyo (Narita) to Vladivostok; and Vladivostok to Dal'negorsk (470km)
20 (Mon) Dal'negorsk [Taiga vill.]
21 (Tue) Dal'negorsk [Taiga vill.] (Dal'negorsk Hotel)
22 (Wed) Dal'negorsk [Taiga vill.] (Dal'negorsk Hotel)
23 (Thu) Dal'negorsk to Topolyovaya (Mountain Lodge)
24 (Fri) Topolyovaya (Mountain Lodge)
25 (Sat) Topolyovaya; then Topo to Anisimovka (Ussuri Lodge)
26 (Sun) Anisimovka (Ussuri Lodge)
27 (Mon) Anisimovka (Ussuri Lodge)
28 (Tue) Anisimovka to Vladivostok Airport for return home to Tokyo/Narita.


19日晩にVladivostok空港に着くや、ロシア人のガイドの迎えを受け、そのまま470Km東方のエンカイウスバキParnassius eversmanni mauiの産地近くの町Dal’negorsk(ダリネゴルスク)まで一気に移動し(20日午前3時ホテル到着)、翌朝から街の15Km西方の標高634mのウスバキのポイントに3日間通う予定から始め、そこからVladivostokの方向に少しづつ戻ってくる行程を組みました.

現地滞在中はほぼぶっ通しで好天に恵まれ、移動日を含めて中8日間一日も採集できなかった日がなく、また手配をお願いした2人のロシア人のガイドが何から何までケアが行き届いて快適そのもので、4人の参加者に怪我も病気もなく、満足度100%の素晴らしいツアーになりました.

今回のメイン・ターゲットのエンカイウスバキは4年振りの大当たり年とかで、私もダリネゴルスク滞在3日間で50頭超という望外の好果に浴することができました(同時にオオアカボシウスバも30頭超)。昨年Citrina通信と双書で発表した「ウスバキ秘話」で検討したチョウセンウスバキssp.sasaiの記載文の中で、Otto Bang-Haasが比較材料としたssp.mauiへのアクセスをこんなにも満喫することができ、正に感無量でした(^0^)/


私はサハリンでのウスバキ発見を諦めていないので、いったいどんなところに(サハリンに棲息するとすればその個体群に一番近い姿であろう)ssp.mauiのhostであるカラフトオオケマンCorydalis giganteaが生育していて、また彼らはどんなふうに飛翔するのかを実体験することが今回の一番の目的でしたが、存分に味わい、その印象を全身に焼き付けることが叶いました。





























ガイドの話では、今年はウスバキの豊作年に当ったものの、他の蝶は異様に少ない(例えばモンゴリナラ林でゼフがほとんどいないし、例年林道各所で吸水集団を形成していると言われるミヤマカラスアゲハ、ナミアゲハもほとんどいなかった。さらにベニ、クモマベニのエレビア類が皆無)とのコメントでしたが、私にとっての初めてのウスリーの大自然の多様性が提供する蝶の種類と数の多さに圧倒されてきました。仮の話、サハリンを訪問する前にウスリーに出向いていたならば、今のサハリン・フリークの私は多分この世に存在しなかったでしょう.



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敬老の日のオショロコマ、キノコ、そして神秘色のカナブン。

2015-09-20 18:40:44 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村20XX-9-20(月) 曇り
 
敬老の日のオショロコマ、キノコ、そして神秘色のカナブン。

敬老の日でお休み。私の母に孫がトルコ桔梗をプレゼントしてくれた。朝早く、庭の野菜畑でまたトマトを大鍋一杯採った。3日おきにトマトを大鍋一杯収穫できる。今シーズンは相当量のトマトを食べた。

今朝は手早くククレカレーの朝食のあと朝9時に北見を出発。

とある釧路川水系支流源流域にオショロコマを観察に出かけた。

首尾良く源流域に集結したオショロコマを観察することができた。







今日はまさにキノコディで良質のボリボリとムキタケがかなり採れた。

良質のおいしそうなムキタケ。







また、珍しい白いムキタケが沢山立ち枯れに出ていたがキノコ虫が目立つため採らなかった。




明日はおいしいキノコ鍋。 







キラキラぶどう色カナブンメタリックカラーのセンチコガネを発見、撮影した。本当にきれいだ。




この神秘的なきれいさの理由は一体何故だろう?。



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青いアジサイの花に吸蜜するコキマダラセセリ

2015-09-19 09:56:10 | コキマダラセセリ
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青いアジサイの花に吸蜜するコキマダラセセリ

2015-8-1(土)小雨~曇り~晴れ~曇り


アジサイの美しい青い色は土中のアルミニウムが吸収され花の色素と結合することにより発色するという。



アルミニウムが吸収されないとピンクの花色になるという。アルミニウムは酸性の土壌によく溶けアルカリ土壌には溶けない。

それで酸性の土壌には青い花のアジサイが咲くという。中性から弱アルカリではピンク色になり酸性から中性では青、赤どっちつかず時に赤紫みたいな花になるという。

我が家のアジサイは酸性土壌と思われ実に見事な青い花を咲かせ、私たちのお気に入りNo-1の花です。







年によって一輪しか咲かなかったり満開に咲いたり花の咲き具合は実に不安定ですが2015年はまあまあよく咲きました。 


アジサイの写真を撮っていたら、コキマダラセセリが飛来し長い口吻をぴゅーっとのばして吸蜜をはじめました。




アジサイに吸蜜するコキマダラセセリの写真は見たことが無く、どなたか観察例がありましたらお教えください。

吸蜜時間は10秒ほどで、飛び去りましたのであまり良い蜜源ではないのかも知れません。




この時期、我が家の庭では白いシャジンも満開。 そういえば何故かシャジンに吸蜜する蝶はみたことがありません。





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