北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

早春、エゾノリュウキンカとエゾヒメギフチョウのいる美しい光景

2021-02-28 15:44:00 | エゾヒメギフチョウ
早春、エゾノリュウキンカとエゾヒメギフチョウのいる美しい光景


20XX-4-29 (日) 晴れ 23度C


朝10時。かみさんと二人で最近エゾヒメギフチョウの個体数が増えている近郊の林道へむかう。



よく晴れて気温は高いが、やや風がある。 



風がやむと、あちこちからエゾヒメギフが音もなく舞いだして林道を低く飛ぶ。




時々、林道沿いの湿地に群生するエゾノリュウキンカに吸蜜するのをせっせと撮影した。











































エゾノリュウキンカとエゾヒメギフの組み合わせはとても Photogenic だと思います。







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初夏、北海道の身近な自然、北見市郊外。

2021-02-25 03:41:35 | 北見市の出来事
初夏、北海道の身近な自然、北見市郊外。



20XX-7-17 (土) 晴れ のち曇り




午後、北見市郊外のダム湖に繁殖するウチダザリガニを見にでかけた。





我が家から車で20分くらい。ダム湖付近には週末のせいかキャンプ客がかなりいた。





このあたりには北海道らしい身近な自然がよく残っている。




今が盛りのヒメユリ。
















ウバユリ。とても大きな植物です。






コキマダラセセリ。






エゾスジグロチョウ。






ヤナギラン。






カワラナデシコ。






ウサギギク。






湖の岸辺をみると湖に放流されて繁殖した大きな鯉がかなり岸辺によってきていた。





私はやりませんが、この鯉をセミルアーで釣るのが人気なようです。




ごろごろ岩のあたり、めざすザリガニがいそうである。



しかしザリガニ釣りのエサのするめを家に忘れてきたのに気づく。




雨もぱらついてきたので残念ながらウチダザリガニは断念、引き上げることにした。



沢筋の小さな川にヤマメの稚魚多数。



なにかカジカみたいのもいる。



近年、激減してきたフクドジョウの幼魚をすくった。










林道でおいしそうなクワの実の写真などを撮りながら帰宅した。















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ムクゲの花とおいしいグズベリ。

2021-02-19 16:04:11 | 北見市の出来事
ムクゲの花とおいしいグズベリ。


20XX-8-11 (火) 曇り のち ゲリラ豪雨



この時期、我が家の庭のムクゲがよく咲いてきれい。

































白花もあります。








あじさいも咲いていますが我が家の庭ではあまり発育がよくありません。




マリーゴールドは夏の花。




このきれいなバラは毎年咲きますが何故か 年ごとに弱ってゆくようです。







庭の数カ所に茂みを作って大繁殖しているグーズベリー(このあたりではグズベリと呼ぶ)がおいしい実を一杯つけている。





枝には鋭いトゲがびっしりとあり実を採取するときは要注意。






道路沿いの株はお散歩中のおじいさんや小学生たちがかってに採って食べても良いことにしています。





このほか、カラスたちもグズベリの実が大好きで毎日数羽がやってきては、ガーガーけんかをしながら食べています。










庭のトマトも収穫時期で毎日のように沢山のトマトを食べます。






孫たちがやってきましたが、みんなトマトもグズベリもあまり好きではないようです。






この日の午後は、猛烈ゲリラ豪雨で 北見 57mm/hr 雷雨。






停電4700所帯。 




この豪雨で我が家の トウキビ 全部  倒伏したのを 夜 まっすぐに立て直した。




北海道内、各地で猛烈豪雨でかなり被害があったもよう、



  当時のコンピューター日記より。




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新参者のメスグロヒョウモンと在来種ミドリヒョウモン

2021-02-11 14:58:48 | メスグロヒョウモン
新参者のメスグロヒョウモンと在来種ミドリヒョウモン



2017-7-23 (日) 曇り 22℃




ヨツバヒヨドリバナに吸蜜するメスグロヒョウモンといった光景は、かってオホーツクでは見たことがなかった。



というよりメスグロヒョウモン自体がきわめて少ないチョウ、稀種中の稀種であった。



近年、地球温暖化の影響だろうかいくつもの所謂南方系のチョウたちが日本列島を北上している。





今から25年ほど前、北見市でメスグロヒョウモン♀を見たときは目をむいて心底驚いた。




オホーツクではとても珍しいチョウだったので、採卵飼育して多数の標本を得た。






真剣にオホーツク固有の亜種かと思って全国各地からメスグロヒョウモンを送ってもらい比較検討など行った。 



当時は 温暖化に伴い本州方面からチョウが北上しつつあるといった発想は、まったくなかったのです。


今では、ヒョウモンチョウ類の最普通種のミドリヒョウモンを越えるほど個体数が増加、メスグロヒョウモンは文字通り、どんどん増えつつあります。



新参者のメスグロヒョウモンと在来種ミドリヒョウモンとの力関係がどうなってゆくのか、今後注意深く見守ってゆこうと思います。



多数のメスグロヒョウモンがみられる林道で、ミドリヒョウモンのペアが交尾していました。 負けるな、ミドリヒョウモン。



















オホーツクでは最普通種であったカラフトヒョウモンがいつのまにか消えて かっては珍しいチョウであったホソバヒョウモンばかりになったのに最近気づき始めたばかりです。


普通種ミドリヒョウモンと 新参者のメスグロヒョウモンとの関係に注目してゆく必要がありそうです。



ちなみに、オホーツクでは稀ではなく見られていたクモガタヒョウモンもいつのまにか消えてしまって久しい。



近年、身近であったチョウが、気がついたらいつのまにかいなくなって突然、役立たず代表の カンキョーショーなどがしゃしゃり出てきて 採集禁止だの 種の指定だの 泥縄の保護活動などが話題になるが 生態系の本質を考え直すよい時期かもしれません。






ついでみたいですが、こんなのも交尾中でした。






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日本におけるヒメキマダラヒカゲとコヒオドシの現状は ?

2021-02-07 17:56:43 | ヒメキマダラヒカゲ
日本におけるヒメキマダラヒカゲとコヒオドシの現状は ?


20XX-7-23 (日) 曇り 22度C



Zophoessa callipteris ヒメキマダラヒカゲ





この蝶は日本では 北海道、本州、四国、九州にみられ、国外では朝鮮半島、中国、ロシア南東部、サハリン南部などに棲息します。





北海道では稀ではなく少し山に入れば、どこにでもいる蝶といった印象をもってきた。





普通種なので、この蝶をネットして標本にする蝶愛好家は少ないだろうとおもう。







幼虫の食草はイネ科のササ類なので、本州では近年の異常気象によるササ枯れや、保護により個体数が激増した鹿によるササ食害のあるところではヒメキマダラヒカゲは激減しているという。





近年の気候変動や環境変化でいままで普通に見られていた蝶がいつのまにかいなくなってしまった例が相次ぎ、ちょっと気になって北見市近郊の山でヒメキマダラヒカゲを捜してみました。





結果、今現在、この蝶はどこにでも見られそれは全くの杞憂であったことがわかり一安心でした。






私はこの蝶の裏面が好きで、特に新鮮個体の裏面は美しいと思います。








Aglais urticae connexa コヒオドシ




クジャクチョウと異なり、この蝶が群生しているのは見たことがない。




多くはないが少なくもない。イラクサ喰いのタテハチョウで、ごく普通種だと思ってきた。




初めてこの蝶を見た人はあまりの美しさに絶句すると思うが、北海道に住んでいるとすぐ慣れてしまい見ても、ああきれいだなと思いこそすれ、感動することはほとんどなくなる。




近年、こんな感じの蝶が、気が付いたら急に消えてしまうといった事象が相次ぎ、原因は常に不明だが、今回、急に気になってコヒオドシに気をつけて北見市界隈の林道を調べてみた。

 



幸いなことに、オホーツクではコヒオドシは以前と同程度に健在で特に減ったり増えたりといった印象はありませんでした。




さて、皆さんの地域ではいかがでしょうか。




ヒメキマダラヒカゲやコヒオドシを見ながらのどかな林道をぶらぶらしていたら。




ヒグマの比較的あたらしいウンコ。





川原で私がそばで見ているのに気づかず、ミミズにご執心なキタキツネ君。





   おしまい。






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