北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

2023年度北海道昆虫同好会総会のオークション。

2023-11-22 13:55:09 | 北海道昆虫同好会

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2023年度北海道昆虫同好会総会のオークション。

 

 

 

2023-11-11( 土 ) 札幌は晴れ + 4.3 ℃  寒い。

 

宴も一息ついた頃、恒例のオークションが始まりました。今回は出品がとても多く、時間的に全てをオークションにかけることが難しく、後半は各自の自由販売みたいな格好になりました。

 

音頭取りは恒例の、竹中昭彦、杠 隆史(ゆずりはたかし)両氏が中心に行いましたが、特殊なものは出品者自らが出品したものを解説しオークションに持ち込むパターンとなりました。

 

今回も以下にオークションの写真を紹介しますが、実はオークション現場は、とても動的な環境で、せっせと撮影したものの、ピンボケばかりで まともに写っていた写真は意外に少なく、全体像を的確に紹介するのは難しかったことをご容赦ください。

 

 

モルフォ類は南米の蝶に強い竹中昭彦氏の音頭取りで盛り上がります。

南米はキラキラ系が多い。

 

スルコウスキーモルフォのオスメスセット。

 

ヘレナモルフォのオスメスセットに思い切り手をあげる島谷氏でした。

 

モルフォセット、ゲットして嬉しそうです。

 

 

これだけ集めるのには当初、数十万円はかかったと思いますがデカトリバネたちは昨今、意外と人気がないのです。竹中氏も苦戦。

 

 

私はモンゴルの蝶以外には興味がないのだ。

 

 

 

 

 

 

今回は、なぜかこの綺麗系ゴクラクトリバネの出品が多かった。

このキレイ系な女性は美麗な蝶に目がキラキラしているが自分の手は上げない。

 

 

落札したのをせっせと撮影させてもらっています。最近は物そのものよりも写真の方に価値がある時代かも。

 

 

 

 

 

これはヒメウスバシロチョウですが、ただのヒメウスバではありませんよ。じゃんジャン。

 

 

 

 

 

 

最近は、箱ごと出品のパターンが増えてきました。これだけ集めるのにはいかに苦労したかが

しのばれます。

 

これは、採集鬼と賞賛される一方、蝶たちには極度に恐れられているM氏が発見した北限のリンゴシジミ。ラベルに価値あり。

 

 

 

今、オオゴマシジミが熱い。

 

 

 

 

 

 

 

とうとうクロオオイチが出てくるようになりました。近年、層雲峡大雪ダム界隈のクロオオイチブームは収束したかに見えます。

 

 

 

憧れのオオイチモンジのメス、6匹も。

 

 

 

 

 

アオタテハモドキの蛹 20個。これは私がなぜか執着し、競り勝ってゲット。写真なし。

 

 

 

 

 

ルーミスシジミ、挙手しようとする私の手を止める人がいて、あのね、今年大発生しましたよだと。ルーミス、欲しかったのに。

 

 

 

 

 

これは凄い。ヒサマツミドリシジミおす の野外採集品。

 

 

 

今年は結構採れたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

延々とオークションが続き、最後は音頭取りもバイヤーたちも完全に疲れ果て、かなりだれてきてしまいました。

 

 

 

とうとう投げ売りまで始まり、こっちは結構人気でした。

 

 

 

普段、ひよーほん にはあまり興味がない渡辺康之氏まで昆虫少年にもどって甲虫の箱をのぞいています。

 

 

これらの綺麗どころ標本はかなりかたずいた模様です。

 

 

 

 

アルコールもかなり回ってみなさん結構出来上がったところで2023年度総会懇親会オークションは盛会のうちに終わりました。

 

 

まだ元気のある方々はススキノに繰り出した模様。

 

 

飲み足りないし、話し足りなかった6人が明け方3時までやっている近くの居酒屋、飲み放題で気勢をあげました。最後はアルコールがまわって同じことを何回も話すようになった人が出たところでお開きになりました。

       おしまいです。

 

 

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2023年度北海道昆虫同好会総会・懇親会

2023-11-18 21:09:41 | 北海道昆虫同好会

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2023年度北海道昆虫同好会総会・懇親会

 

 

新型コロナイィルス蔓延のため、毎年中止されてきた北海道昆虫同好会総会および懇親会、オークションがいつもの札幌ホテルニューオータニで4年ぶりに再開となりました。

 

2023-11-11( 土 )午後3時から評議員会。

会計など会の財政その他には特に問題なく、めだったのは会の中心的存在であった古参会員が、三年ほどの短期間でなんと15名もが鬼籍にはいられていたことです。限りない喪失感におそわれてしまうと同時に人ごととは思われない方々も多いのではないでしょうか。 全国的にもその傾向は顕著で主としてチョウの愛好家を中心に多くの昆虫愛好家・研究家が亡くなられています。

 

 

幸い、若い新入会員も多く一安心ですが、このさい会の運営には若い会員にも積極的に参加してもらう方向ずけがなされました。

 

長年、評議員会が一息ついたらでてくるのは毎度このケーキ。

 

 

 

総会・懇親会。

 

 

菱川会長のあいさつ。

 

 

 

 

いつも本格的な会計報告。ご苦労様です。

 

 

 

 

今回の北海道昆虫同好会大賞は ラインを駆使するなど オオゴマシジミの探索に多方面から尽力された高木秀了(たかぎひでのり)氏が選ばれました。

 

 

 

 

同トロピカル大賞は、エゾエンシス、ウスバキ の編集担当で会に大貢献されてきた坂田潤一氏のその他 奇行の数々? が高く評価され選ばれました。

 

高木氏も坂田氏も大きいね。

 

 

 

期待の多数の新入会員のみなさんのご挨拶。今後の会の命運はこれらの方々に大きく依存してゆきます。

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、この数年間に、たまりにたまった思いを吐き出すかのように、飲むのも忘れてよく話すこと、よくしゃべること。たいそう盛り上がっています。

 

 

 

 

私、ヒゲのばしてみました。

 

 

ボクのヒゲはスタジオジブリのおじさんのと似てるとおもいませんか?

 

 

 

 

 

この女性たちは蛾や甲虫が好き。会長はいつもチョウ好き。

私、先日、北海道利尻島に行ってきました。 リシリヒトリ採りに。  蛾女さんでした。

 

 

 

 

 

 

モンゴルのウスバキです。

 

 

 

 

アポイ岳のヒメチャマダラセセリの保護活動では苦戦しています。

 

 

 

恒例のくじ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ下で国内ヒコーキが飛ばないモンゴルへ出かけ、悪路の自動車事故で大けがをしましたが、今は元気です。

 

 

 

キタアカシジミ   サハリンのチョウ   ジョウザンシジミ  について話し出したら止まりません。

 

 

 

 

 

このあと、恒例のオークションに移ります。

 

 

 

    この項、続く。

 

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札幌時計台に入ったら北大の大先輩たちと対面した。

2023-11-16 15:58:30 | 北海道昆虫同好会

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札幌時計台に入ったら北大の大先輩たちと対面した。

 

 

 

札幌に住んでいたのは、もう半世紀も前のことで、当時は時計台はそれほどの観光資源的なものでもなく、私もとくに意識することもなく時計台のあたりを歩いていたのだと思います。

 

 

 

当時、札幌の観光客の間では北大農場の見事ななポプラ並木の方に人気があったように思います。

 

 

 

時計台の鐘が鳴る といった曲や、私たちは時計台の鐘が鳴るサッポロの市民です といったフレーズが流行ったりしていたような時期がありましたが、私自身は大して興味はありませんでした。

 

 

そういったわけで、今日も単なる時間つぶし的な感覚で、お安い入場料200円を払って、初めて時計台の中に入りました。

 

 

 

一階に色々と、一見地味な時計台関連のものが展示されています。

 

 

 

私にとってはさほど面白そうなものもなくそれらを横目で見ながら二階へ上がるとそこは広い演舞場、時計の機械装置なども展示してあり、意外と沢山入館している観光客の皆さん、せっせとスマホ撮影に余念がありません。館内撮影は自由。

 

 

 

 

 

 

私も少し撮影して、やっぱりつまらなかったなあと思いながら階段を降り出口へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

出ようと思ったら、見落としていたコーナーがあり、そこには札幌農学校(  現北海道大学 )出身の有名人たちの写真と業績がずらりと展示してあったのです。

 

 

 

 

 

おお、わが母校北海道大学の大先輩たちだ。

 

 

 

 

 

食い入るようにそのコーナーを見はじめたのでした。やがて、野心に満ちていた学生時代を思い出し、熱くこみ上げてくるものがありました。

 

 

 

 

 

我が大大先輩、松村松年博士は、昆虫学者としておびただしい数の種・亜種を記載しています。例えば、北海道に産するオオイチモンジは白斑の発達が良いとして 亜種 Limenitis populi jezoensis Matsumura, 1919.  を記載、後翅裏面白帯が幅広い北海道産  ウラジャノメを  Lopinga achine jezoensis Matsumura,1919  として記載する など枚挙にいとまがなくその数 数千~数万とも言われます。 ちなみに 小型かつ眼状紋が小さいウラジャノメ利尻島亜種  Lopinga achine oniwakiensis Y.Yazaki et Hiramoto,1981.は私が記載しています。

 

 

 

 

宮部金吾博士は北海道然別湖に棲む大型湖沼型オショロコマを研究され、Salvelinus malma miyabei Oshima, 1938 として大島正満博士により亜種記載がなされており、今日、広くミヤベイワナの和名で呼ばれている事はあまりにも有名です。

 

 

 

これら多数の先人偉人・大先輩たちの写真を前にして、思わず 30分ほど立ちつくし、何度も解説を読んだりして感慨にふけってしまったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

急に時計台に興味が湧き始め、もう一回最初から見ると、展示品は案外興味深いものばかり。

 

少年よ。大志をいだけ。のクラーク博士。

 

 

 

太平洋戦争の前は日本とアメリカは意外と仲が良くて特に民間では仲良し交流が盛んだったようです。

 

 

 

 

 

 

時計台は何度も修繕、改築、塗装がおこなわれてきて、最近やっと現在の形や色彩になったようです。

 

 

 

とある晩餐会のメニュー。

 

 

当時、エゾシカはよく食べられていたようです。

 

 

しかし、白鳥を食べていたのはびっくり。白鳥は美味しいのでしょうか。

 

 

 

 

Etc  , etc………….。

 

 

 

北海道昆虫同好会の会合評議員会が 15:00 からで そろそろ時間が迫っており、もう一度最初から時計台内の見学ルートを回ってから外に出ました。

 

 

 

生きた化石などと言われるメタセコイヤの大木がありました。私も昔メタセコイヤの化石探しに夢中になったことを思い出しました。

 

 

 

少し歩いて 本日の北海道昆虫同好会総会の会場のホテルニューオータニに到着、チェックインしました。

 

 

 

 

         この項、続く。

 

 

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都市間バスで吹雪の石北峠を超えて札幌時計台へ  その壱

2023-11-15 16:45:59 | 北海道昆虫同好会

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都市間バスで吹雪の石北峠を超えて札幌時計台へ 

            その壱

 

 

2023-11-11(土)  4℃   曇り~雪~吹雪~霧~晴れ とにかく寒い。

 

 

 

朝8時起床。かみさんによれば、早朝、北見市のわが家の庭にはうっすらと積雪があったそうだが ( 今期の初雪)たちまち解けてしまったそうだ。今日は、コロナ明けで北海道昆虫同好会総会が3年ぶりに開かれるので都市間バスのドリーミントオホーツクで札幌市内まで4時間のバス旅です。

 

 

 

 

札幌は飛行機で行くことが多いのですが、車で北見から女満別空港へ行き搭乗手続きやら荷物検査やら、搭乗順番やら、やたらと面倒くさい上、飛行機で40分ほど飛んで千歳へ降りた後は、しばらく地下通路を歩いてJR快速エアポートに乗り込んで、やっと札幌まで行くと、なんだかんだで結局 4時間ほどになってしまいます。 実際には、都市間バスの快適シートで4時間、のんびり寝て行くのと大差ないのです。おまけに飛行機と比べると運賃はウソみたいに安い。

 

 

 

それでも飛行機で行く理由は私が空撮大好きのせいです。私は大の空撮愛好家なのです。ただ今日は久しぶりに車窓からの撮影をしたくなったのです。

 

 

 

 

わが家から徒歩7分のところに都市間バスの西7号停留所があり、そこから乗車できるという地の利を得た環境です。寒い。半端でない寒さ。9時30分、きっかり時刻表どおりにやってきたドリーミントオホーツク号に乗車。 満席。私の席は窓際6番。三列シートでゆったりしているが窓枠の関係で視界やや悪く、1番または9番にすれば良かった。

 

 

 

留辺蘂まで20分。温根湯まで40分。さらに厚和のあたりから、畑に雪が積もっているのが見え始めた。少し走っただけで雪景色の世界。やがて、あたりは完全に冬景色。イトムカを超え石北峠への登りにかかると風が強くなり、とうとう峠は吹雪になってしまった。

 

 

 

 

峠を超え層雲峡を超えて走るあたりは、何となく寝込んでしまったので不明。

 

 

 

上川から高速に乗る手前、川沿に大きな釣り堀池が見えた。おそらく古くからのニジマス専門の大雪釣り堀ではない施設のようで帰宅後調べると ルアー・フライでデカニジマスを釣らせる パワーフィルド釣り堀あかし というけっこう有名な釣り堀らしい。寝ぼけて撮影なし。

 

 

 

 

うっすらと雪が残っている高速に入ると、まだ夏タイヤと思われる車たちを小気味よくゴボウ抜きしながら都市間バスが颯爽と走るといった感じ。

 

 

 

途中で一回だけの10分休憩です。みなさん温かい飲み物を買っていました。

 

 

 

 

 

空模様は目まぐるしく変わり雪になったり止んだり霧が濃くなったり青空が見えたりしていたが、札幌が近づくと青空が広がった。

 

 

 

きっかり4時間で札幌市内 時計台前バス停で下車。晴れているもののあまりの寒さにびっくり。冬用ダウンを着てきて大正解でした。

 

 

 

 

 

時計台前というが、時計台なぞどこにも見えない。しかし 遠くにビルの谷間に懐かしい時計台が見えた。私は北海道大学出身で札幌生活は長く、その後もしばらく札幌に住んでいたのですが、この時計台の中には一度も入ったことがなく写真を撮ったことすらなかった。

 

 

 

そうだ。この際、北海道昆虫同好会の評議員会までまだ少し時間があるので時計台見物をしてみようと決心した。しかし、北海道観光の三大がっかり と揶揄されることもある時計台見物は、私自身もさほどの期待感を抱いてはいなかったのです。

 

 

                                                                                                      この項、続く。

 

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北海道昆虫同行会会誌 jezoensis 49 (2023)  発行。

2023-03-26 16:54:34 | 北海道昆虫同好会

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北海道昆虫同行会会誌 jezoensis 49 (2023)  発行。

 

コロナ下で以前とは状況が大きく異なり関係各位の方々は原稿収集や編集・発行に大変なご努力があったようですが、かってない力作や新知見満載の 北海道昆虫同行会会誌 jezoensis 49  Ⅰ-Ⅱ号が発行の運びとなりました。 

 

今回は原稿量が多く2冊の分冊形式で発行しています。

 

発行日は 2023-2-28 ですが皆さんの手元には多少遅れて届いたかもしれません。

 

全国的にご高齢の昆虫愛好家の方々の訃報が多くみられた2022年ですが、本会でも10名もの方々が亡くなられています。

 

本当に残念なことです。

 

一方、新入会員も9名あり、2022-10-31の会員数は318名でした。

 

jezoennsis はこれらの会員に配布されますが、貴重な報告、論文、調査報告など、会員諸氏のみならず、さらに多くの方々の目にとまるように、ほんのさわりだけですが例年、このブログで広く公開しています。

 

もし 全文に興味がある方がおられましたら ぜひ  事務局にメールなどいただいて jezoensis を購入していただければ幸いです。

 

北海道昆虫同行会会誌 jezoensis 49  Ⅰ

このウスバシロチョウの股ぐらが真っ白なのがおわかりでしょうか。

 

 

アポロウスバシロチョウとアクチウスウスバシロチョウとの自然雑交個体。

 

アポロウスバシロチョウ雌雄型。

 

 

ベニシロチョウ雌雄型および色彩異常。

ルマンゾビアアゲハ(アカネアゲハ雌雄型)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道昆虫同行会会誌 jezoensis 49  Ⅱ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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