落石岬でカラフトルリシジミの探索
20XX-7-17 (金) 晴れ 強風
この日、昼食後1時間ほど落石岬へ行ってみた時のこと。
落石岬の駐車場から木道を25分ほど歩いて落石灯台へ着いた。
途中、戦時中の日本軍の無線送信所跡の建物があった。
落石岬はサカイツツジの国内唯一の自生地として有名であるがモンゴルのように大きな群落をつくるのではなく、高層湿原のなかにパラパラといかにもささやかに自生しているらしい。
今はサカイツツジの花の時期は終わっているようだ。
落石岬灯台。
落石岬の断崖。
落石岬に近い高層湿原では、カラフトルリシジミは見当たらなかった。
チシマフウロの花。
高層湿原に咲いていたアヤメ。
ウツボグサ。
この花 何だろう。
落石岬に最もふさわしくない外来種マルガリータが道沿いにかなり侵入していた。今のうちに処理しておかないと5-6年後には美しいマルガリータの大群落ができてしまうと思います。
途中の赤エゾマツの林の中はツルコケモモやガンコウラン、コケモモはないようで 湿地と言っても水芭蕉が多く、カラフトルリシジミの好む高層湿原ではないようだ。
林をでると 笹が多く強風が吹き付ける環境で晴れていても身震いするほど寒かった。
私が急ぎ足で見てまわった感触では落石岬周辺はカラフトルリシジミの好む棲息環境はなさそうであった。
落石界隈、この時期は野いちご採りが盛んなようであちこちで草をのぞき込んでいる人々が見られた。 それともなにかキノコでもあるのかな。
これまで根室半島で特別天然記念物のカラフトルリシジミを採集して逮捕された医師や会社員、その他の方々を知っていますが、みなさん、この野イチゴ摘みの地元住民の通報でパトカーが来てあえなく捕まっています。
私の知人の方は、天然記念物カラフトルリシジミ5匹を殺す.....とまるで殺人事件の犯人逮捕みたいな扱いで新聞報道されていました。
くれぐれも、この付近ではネットを出さないようご注意ください。
私もなんだか怪しいやつだと、地域住民の方々にきっと目をつけられていたことは間違いないと思います。おそらくネットなど出せばすぐにケータイで通報されたのではないかと思います。
落石漁港の風景。
地図をながめて、ネーチャーセンター裏山に、もしかするとカラフトルリシジミがいるかも知れないと長年思っていたが行ってみるとごく普通の森でカラフトルリシジミ環境はまったくなく引き上げた。
ネーチャーセンターに最近赴任した日本野鳥の会会員山崎君は鳥だけではなく蝶も好きらしく春国岱のカラフトルリシジミが上翅裏面斑紋列が普通二列あるものが外側の一列が完全欠損している特殊なタイプと話すと今年はぜひ撮影してみたいと燃えておりました。
この項、続く。
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