北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

コクサギ飼育のミヤマカラスアゲハ12月に羽化

2018-07-27 11:34:26 | ミヤマカラスアゲハ
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コクサギ飼育のミヤマカラスアゲハ12月に羽化。

2017-12-6(火)  雪 のち曇


昨夜から積雪24cm. 道路はがちがちに凍って、ひどいでこぼこソロバン道路。

夕方には道路はあちこち凍ってアイスバーン、ツルツルで車は時速30Kmでのろのろと走っている。


夜10時。 何となくパタパタとかすかな羽音。


もしやと思ってみるとミヤマカラスアゲハ1♂が羽化していたのでした。



コクサギで飼育して蛹化したミヤマカラスアゲハ蛹を2階の私の部屋の壁にいくつもつけておいたものが、こんな時期、12月に羽化したものです。






この数年、自然界では本来の食草ではないコクサギでミヤマカラスアゲハを飼育できるかどうか実験を続けてきましたが蛹化し羽化にいたることまではわかってきました。



しかし、この個体のようにいかにもひ弱そうで、♂発香鱗の発達悪く、鱗粉も全体に形成不良で羽根がくすんだような、いかにもまともではない外観の羽化個体がでます。



裏面白帯性状はこの時期羽化なのに夏型をおもわせるが異様な黒色鱗粉がのっています。



羽化も完全ではなく全体的にヘニャッとしています。



コクサギ飼育による弊害がでているのかもしれません。



一方、コクサギ飼育でも、もっと立派なごく普通の個体として羽化してくるものもいます。






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道路沿い自動草刈り車の導入とカラフトセセリの減少

2018-07-20 22:31:50 | カラフトセセリ
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2018-7-20 (金) 晴れ のち曇り 31.7℃ 

         


2018年度もカラフトセセリを確認した。



この蝶は北米から輸入された牧草についてきて1999年、滝上町などで大発生し、漸次北海道各地に分布を広げつつある国外からの移入種である。



この日、ふと気になってカラフトセセリをさがして国道沿いをゆっくり走った。



昨年までは、かなり精力的にカラフトセセリをさがしていたが、今年はもう飽きたのと休日がいつも天候不良であったのと、多忙が続いたこともあって、実はカラフトセセリ探しは今年初めてでした。



午前11時頃、北見市の隣町の置戸町勝山の国道沿いの牧草地の縁に10m4方ほどのチモシーの群落があり、10数匹のカラフトセセリが飛翔しているのを確認した。


  


近年、放置された牧草地は、ほとんどがオーチャードでありカラフトセセリは、この狭いチモシーの群落周囲のみに見られた。



とても長いストローを存分に伸ばしてアカツメクサやシロツメクサの花で吸蜜していた。



















ストローの短いカバイロシジミやヒメシジミはアカツメクサの花で吸蜜することが不可能であることは以前に述べた。


ただ、長いストローが仇になり深々と蜜腺に挿入したストローが何故か抜けなくなって、とうとうあえない最後をとげるカラフトセセリがいるのは興味深いことです。




ところで、この時期、草地をさがせばどこにでもカラフトセセリがいるといった印象を持っていたが、それは誤りでチモシー群落のないところにはいない蝶である。


在来種のクサヨシでも幼虫が発見されるというが主たる食草ではないと思われる。



従来、道路脇など路傍に繁殖する傾向が強いチモシーは近年各地で導入されている道路沿い自動草刈り車のため、どこでもきれいさっぱり刈り取られてしまうため激減している。 



道路沿いからやや奥に大繁殖している牧草は、ほとんどがオーチャードでチモシー群落は明らかに減っている。



オーチャードはチモシーに対して圧倒的に優勢でチモシー群落はたちまちオーチャードにのみこまれていくように見える。



それと同時に、この数年、私のテリトリーでは、カラフトセセリもやや減っている印象がある。



数年前まではカラフトセセリが大発生していた農道沿い産地が自動道路沿い草刈り車でチモシーがきれいさっぱり刈られるようになり、同時にカラフトセセリもいなくなったところがある。


  チモシー。



ただ、カラフトセセリは こんなことで消えてゆくような、やわな外来種とはおもわれないが、オオモンシロチョウのように一定の時間経過のあとに落ち着くところに落ち着いてゆくものと思う。





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2018年度ジョウザンシジミ、交尾産卵へ

2018-07-18 00:30:28 | ジョウザンシジミ
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2018年度ジョウザンシジミ、交尾産卵へ


2018-7-14 (土)  晴れ  27℃


今朝は4♀♀のジョウザンシジミが羽化していた。



そろそろキリンソウの鉢植えにネットをかけて放すことにした。
 





先日作っておいたエゾキリンソウの鉢植えにネットをかけて、冷蔵庫から取り出したジョウザンシジミと本日羽化分の合計34匹を放した。おそらく半分が♂。
 




窓際において日光をあてると、たちまちワンペア交尾した。 





さて今回は面倒なので大きな鉢植えを作って多数個体を一度に放すことにしたが、このやりかた吉と出るか凶とでるか。




夕食後のテーブルにおくと、エゾキリンソウの黄色い花で盛んに吸蜜し、そこでも産卵しています。




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2018年度ジョウザンシジミ2化の羽化始まる。

2018-07-16 00:51:06 | ジョウザンシジミ
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2018年度ジョウザンシジミ2化の羽化始まる。

2018-7-6(金)


2018-6-28にジョウザンシジミ2化終令幼虫87匹回収し、2018-7-4 に蛹80個を回収したが その2日後にたちまち羽化が始まった。



早いものは蛹期8日から9日で羽化していることになる。



この日は8匹が羽化した。






羽化個体は漸次小型シャーレに入れて冷蔵庫の野菜室に入れておく。



羽化がほぼ落ち着いたころ、それまで羽化した全個体をエゾキリンソウの鉢植えにネットをかけて放し交尾・産卵させる予定。





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2018年度ジョウザンシジミ2化80蛹を回収

2018-07-15 01:18:35 | ジョウザンシジミ
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2018年度ジョウザンシジミ2化80蛹を回収

2018-7-4 (水)

先日、ジョウザンシジミ2化の終令幼虫87匹を回収したが、これらは漸次蛹化してこの日数えると80個の蛹を回収した。




残り7匹分は行方不明。





これらの半分ほどは2化として羽化し、残りは越冬蛹になる。 











今回羽化した個体は全部、交尾・産卵用にまわす予定。






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