北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

早春のジョウザンシジミ撮影と気持ちの悪いモンブラン。

2024-01-14 11:05:55 | ジョウザンシジミ

 

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早春のジョウザンシジミ撮影と気持ちの悪いモンブラン。

 

2023-5-13  (土) 晴れ 微風 21℃

 

 

朝 10;00  年中行事みたいだが、北見市の我が家の近くのジョウザンシジミ発生地へでかけました。

 

 

晴れ 微風 21℃ といった最高のコンデションだが まだ緑が少なく ジョウザンシジミは10♂♂ 観察したが少ない。

 

 

まだ出はじめだろうか、メスはいなかった。

 

 

とても小型の蝶なので、たちまち周囲の枯れ草などにとけ込んで、見つけても目で追うのが大変、すぐ見失う。

 

 

メス探索飛翔中のオスはなかなか花にはとまらない。チラチラ、低く早く飛び、ときどきオス同士がからみあうがすぐ離れる。

 

 

 

キジムシロの黄色い花でたまに数秒吸蜜する程度で活発に飛び撮影は困難をきわめ、ややストレスがたまった。 

 

 

 

期待していたチャマダラセセリはまったく見かけなかった。緑が少なく植物もエゾキリンソウとキジムシロ以外は葉をひらいていない。

 

 

周囲の環境をみると、今年はまだ時期が早かったのかもしれない。

 

 

 

コンビニで買ったチキンサンドとモンブランで昼食。

 

 

ぎょっ。お店で買うときは気づかなかったが、このモンブラン、なんだか気持ちわるいなあ。調理人のセンスが悪く、ミミズが一杯みたいに見えてしまった。 味は、まあまあでしたが。

 

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ジョウザンシジミ9卵から9個の蛹ができた。

2020-08-07 13:02:13 | ジョウザンシジミ
ジョウザンシジミ9卵から9個の蛹ができた。





2020-7-24(金)  曇り〜小雨〜曇り 17℃


慎重に飼育を続けて、やっと9匹の幼虫たちは終令幼虫となりました。














2020-8-1(土) 晴れ 29℃




朝方は寒いくらいだが陽が照ると一気に暑くなった。




ジョウザンシジミ 2匹蛹化 7匹前蛹。 回収した。



















暑いので 釣りなど行く気にならず 画像処理などやって ウダウダ過ごす。





昼は  冷や麦。 シシトウ。 庭のリーフレタスその他野菜葉っぱのサラダ。








家庭菜園のおいしいシシトウは、しばしばどこかの家で栽培している南蛮の花粉をつけた昆虫がやってきて受粉すると、死ぬほど辛いシシトウができる。 辛いシシトウが混ざっているかどうかは食べてみないとわからずヒヤヒヤ。








2020-8-4(火) 晴れ  28℃




暑い。午後、おやつがわりにカルピスと庭のグズベリーの実と、キュウリをもいでそのまま味噌をつけて食べる。







もぎたてキュウリに味噌をつけて食べるのをよくやりますがおいしい。スーパーで買ってきたキュウリと、もぎたて新鮮キュウリのおいしさの差は大きい。 食べてみるとわかります。









ジョウザンシジミ9個の卵から9個の蛹ができました。 まるでネズミの糞そっくりですね。






長年ジョウザンシジミの飼育をやっていますが、たった9個しかない卵を飼育したのは初めて。










2020-8-7(金) 晴れたり曇ったり 29℃  ものすごい強風






台風4号くずれの温帯低気圧が通過中とのことで、北海道は大雨・大荒れの予報だが、予報ははずれて北見は雨がふる気配はない。




しかし、ものすごい強風が吹いて、時々ものすごく風が強まる。生ぬるいいやな風だ。




背の高いキキョウ、ユリなどなぎたおされている。




風がやや弱まった瞬間にモンシロチョウとツバメシジミが矢のような速さで流されてゆく。




こんな日に山へゆくとおもいがけない倒木で林道がとうせんぼとなって帰れなくなることがあるので、しかたなくブログアップなどしながら家で過ごす決心をしたところです。





9個のジョウザンシジミ蛹たちは、近々何匹かが3化として羽化し、何匹かは越冬蛹になるだろう。





もし半分ほどでも羽化すれば交配させて大量に産卵させ累代にもちこむことができるかもしれないが、さてどうなることでしょうか ?。




全部羽化してくれないかなあ。






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2020-7-4、北見市で春型紋様の夏型(2化)ジョウザンシジミ1♀を採集

2020-08-01 15:46:20 | ジョウザンシジミ
2020-7-4、北見市で春型紋様の夏型(2化)ジョウザンシジミ1♀を採集

   


2020-7-4 (土) 晴れ 25度C 強風



落石の恐れがあるからと数年前から大きなゲートを閉められて、入ることが出来なくなった我が家からほど近い自然度の高い林道がある。





落石の恐れとは、そこに岩ガケなどがあることを示唆している。





何年も前から、その付近にエゾキリンソウが群落をつくるとても小規模な岩ガケがあることが気になっていたが、ジョウザンシジミが棲んでいるのかどうか調べに入るタイミングがつかめないでいた。





そうこうしているうちに、台風などの大雨の後、地盤がゆるんで危険との判断か、ゲートが閉められ、そのままになってしまっていた。





この日、解禁のヤマベ釣りのために特殊なルートを通ってこの林道に侵入する機会があった。





うっそうとした森の中の林道は陽が入らず薄暗いところが多かったが、たまたま午前11時ころ、このエゾキリンソウの岩ガケ付近は木々の梢はごうごうと風の音がすごいが、ここまで風がこないので無風。陽があたって明るくなっていた。








エゾキリンソウの黄色い花が満開で美しく、シロオビヒメヒカゲが吸蜜にきていたが、当然ながら本来 5月上旬が発生期であるジョウザンシジミの姿はない。





しかし、とってもきわめて稀にだが、野外で翅表が真っ黒けの大型ジョウザンシジミ夏型(2化)が見られることがある。





飼育では2化以降はほとんど全部が真っ黒け個体になるけれど。野外でジョウザンシジミ2化が採集されることはそう多くない。


飼育による黒化型ジョウザンシジミ。






ちなみに私自身はこの半世紀ほどのチョウ採り人生で、野外での大型真っ黒ジョウザンシジミ夏型を採集した経験は唯一回しかない。





そんなことを考えながらガケ下にも広がっているエゾキリンソウ群落の花を見ていたら、あれま、ウソみたい。本当にジョウザンシジミが1匹、地面すれすれをチラチラ飛んでいた。





あわててデジカメとネットをとりに車へ走り、再びチョウのいたところへもどると、ジョウザンシジミは消えていた。





まさか、この時期にジョウザンシジミが本当に飛んでいるなんて......... 。これは2化、自然界における夏型だ。





飼育では2化、3化、4化 5化は稀ではなく翅表が真っ黒のやや大型個体が羽化する。しかし野外で2化を見たのは何年ぶりだろう。





狭い岩ガケ下の場所なのに、いくらさがしても再発見できない。間違いなくジョウザンシジミで、これまでの豊富な経験上、このチョウを見間違えるはずなどなかった。




しかし、そういえば夏型特有の真っ黒い翅表ではなかったぞ。




それもまた、おかしい。




いくら捜しても再発見出来ないので、なにか幻覚を見たのかもしれない。年のせいかな。




そう思って諦めてヤマベ釣り場へ向かおうとしたが、ふと足下をみたら、おお、いました。





真っ黒翅表ではない、きれいな春型紋様のジョウザンシジミ1♀が私の足下でエゾキリンソウの花に吸蜜中でした。





数枚撮影したら飛び立ったのでネットした。





初めてジョウザンシジミを確認した産地なので、とりあえず採卵しようと思い、生かしたまま、そっと三角紙に入れて三角ケースごとアイスボックスにしまったのでした。





この1匹以外にはチョウはみかけず、引き続き旬のヤマベ釣り場へ向かいました。





釣りが終わって帰宅後、あらためてこのジョウザンシジミを見ると、すでに新鮮個体ではなく、おまけに腹部は♀らしからぬペッチャンコで細い。





斑紋は、夏型の真っ黒翅表ではなく春型そのものだがこんな大きな春型♀は見たことがない。前翅長は14mmもあった。





♀かとおもうのだが、腹部の状態をみると、もしかすると♂なのかもしれないと妙に自信がなくなってしまった。




もし♀なら、ぺちゃんこ腹でも多少は産むかもしれないと生かしたまま持ち帰ったのだが、シャーレにエゾキリンソウの葉と吸蜜用の花をいれて居間のすみに置いたのでした。





4-5日して、半ば忘れていたこのシャーレを覗くと、なんと最後の力を振り絞ったみたいな5卵が産まれていてびっくり。





新鮮なエゾキリンソウを入れて様子をみることになった。





2020-7-16   孵化した幼虫がエゾキリンソウの葉に潜り込んでいる。よくみると幼虫は9匹いた。それではうまくゆくと累代できるかもしれない。 少し気を入れて飼育してみることになった。












  この項、続く。




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♀探索飛翔中のジョウザンシジミ、枯れ草にとけ込む

2019-05-05 19:33:22 | ジョウザンシジミ
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♀探索飛翔中のジョウザンシジミ、枯れ草にとけ込む


2018-5-4 (金)  あさてっかり


前回、早春のオリオン、枯れ草にとけ込むジョウザンシジミ春型の撮影の苦労をブログにアップしました。



しかし掲載したのはそれなりに撮影できた写真ばかりでした。



自分でブログを見てみてある意味、実態を述べていないような気持ちになりました。



前翅頂10mm前後の小さなジョウザンシジミ♂たちが枯れ草に完全にとけ込みながらチラチラ飛ぶのを目で追うのにはかなりの集中力が必要でした。



目がおかしくなってしまう。 これは羽化後しばらく続く♂の♀探索飛翔のためです。



この時期は♂がメス探索飛翔をやるばかりで、ひたすらチラチラ超低空飛翔。



奇跡的に枯葉などにとまる瞬間があり、それが数秒ほどの唯一のシャッターチャンスです。



ひたすら、めくら滅法連写しながら寄って行く撮影あるのみです。



さて、枯れ草にとけこんだジョウザンシジミを写真上で発見できるでしょうか。

といった写真をアップしました。


ジョウザンシジミしっかりと写っていますが おわかりになるでしょうか。

















キジムシロに吸蜜する写真はめずらしい。










超接近でこの程度の写真となりますが、こんな最良の機会はウルトラまれです。











発生後期には比較的よくとまるようになりますが、その頃はもう羽化したての美しいジョウザンシジミではありません。




♀探索飛翔の時期があるていど治まると、吸蜜したり休んだり産卵したり、よいモデルになってくれる個体がでてきますが.........。





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2018年早春のオリオン、ジョウザンシジミ春型の撮影

2019-04-12 15:02:18 | ジョウザンシジミ
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2018年早春のオリオン、ジョウザンシジミ春型の撮影


2018-5-4 (金)  あさてっかり


朝から、晴れたり曇ったりがやたらとめまぐるしい。


曇ると釣りにゆこうかという気になり、晴れ間がでると、やっぱり蝶の撮影にいこうかとコロコロと決心が変わり、気持ちが揺れ動く。



朝10:30 意を決して北見市郊外の崖に ジョウザンシジミ春型 Scolitantides orion の撮影にゆく。


強く陽が射しはじめると あちこちから超小型のジョウザンシジミ春型が舞い出す。



せわしく低く素早く飛び 枯れ草一色の背景に見事に溶けこんで目をこらして追いかけないとすぐ見失う。










時々枯れ草などに止まるが、止まる時間はほんの数秒、長くて10秒。

















さあ構図を決めて、ピントを合わせて、などとやっていては全く撮影はできない。


飛んでいる個体の多くは♂で 盛んに♀探索飛翔をやっているようだ。 


止まる♂にすぐに別の♂がからみつき、卍巴になってしまうので、さらに撮影しにくいことこの上ない。













毎度のことだがヤマカンでピント・構図をあらかじめ決めておき蝶が視野の中で止まったと思った瞬間に連写する撮影法で撮影をおこなった。 












そうこうしているうちに、たちまち陽がかげりジョウザンシジミたちは見えなくなった。


結局、チラチラとジョウザンシジミ春型が舞ったのは、ほんの30分ほどの出来事であった。


そんなわけで コンピューターに取り込んでチェックするとほとんどは没写真ばかりでした。 


それでもなんとかピントのあった写真をアップしてみました。



北見では丁度サクラが咲き始めて、この日は8分咲きくらいでしょうか。











コツバメもいました。





 




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