北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

生きているエゾスジグロチョウは美しい

2016-01-31 23:13:11 | エゾスジグロチョウ
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生きているエゾスジグロチョウは美しい




20XX-7-26 (金) 曇り 暑い 暑い

陸別の利別川の川岸の湿った地面には、おびただしい数のエゾスジグロチョウが吸水に集まっていた。






暑いせいか、蝶はけっこう敏感で近づくと白い花吹雪みたいに舞い散ってしまい2♂♂のみ、何故か逃げずに吸水を続けている。

デジカメで接写撮影しても逃げなかった。

羽化したての夏型♂は翅脈や羽根全体の雰囲気がとても、美しくやさしい、なぜかやわらかい印象でミイラ状態の展翅標本とはまったく似ても似つかない。

灰色がかったすべやかな宝石みたいな複眼や触角や体毛までもがとても美しく見えるのは驚きであった。

蝶屋さんは私も含めて、とにかく展翅がきまった立派なはりつけミイラ標本を作らなければ気が済まない.

また超普通種のエゾスジグロチョウなど普段は目にも入らず、稀少種ほどありがたがるといったところがある。

一般人の視点からみると、やたらと特殊な性格な人種であることは認めざるを得ない。

ふと我にかえって、素直に生きたままの蝶をみるのもとてもいいものです。



蝶をみると本能的につかまえたくなる ネットマンのサガからほんの少しづつですが脱却しつつあるのを感じます。






道民カレッジ連携講座
土曜市民セミナー「大学博物館 研究最前線」


第8回
「北海道大学総合博物館所蔵―昆虫標本について―」

【日  時】2016年2月13日(土)13:30~15:00頃 (13:00頃入場可能)

【会  場】人文・社会科学総合教育研究棟1階 W103 ※総合博物館の向かいの建物です。

【講  師】大原昌宏(昆虫分類学)

【概  要】
博物館の裏側には膨大な標本が収蔵されています。
約三百万点の学術収蔵標本のうち、昆虫標本は二百万点。明治時代から綿々と収集され整理・管理され続けてきたコレクションです。
北大総合博物館所蔵の昆虫標本が、日本の昆虫学の発展にどのように関与してきたか、昆虫研究者と標本と、その研究内容をご紹介します。

【備  考】入場無料・予約不要
 座席数:212(満席の場合は立ち見となりますのでご了承ください)



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鱗粉転写用の蝶採集とおいしいタモギタケ採り

2016-01-28 01:20:28 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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鱗粉転写用の蝶採集とおいしいタモギタケ採り

2014-8-9 (土)  曇り のち晴れ

孫娘二人の夏休みの自由研究の鱗粉転写用蝶採集に生田原方面へ出かけた。

まず セブンイレブンでお弁当など購入。よせばよかったがおいしい唐揚げ3セット購入。これがおいしく 翌日 ドンと体重増えていた。

まず U川の左沢へ、その後右沢入って道路脇や廃道跡で採集したが ヨツバヒヨドリにオオウラギンスジヒョウモン、ミドリヒョウモン、ギンボシヒョウモン♀、ウラギンヒョウモン、メスグロヒョウモン♀が多かった。

カラスシジミは汚損♂が多数、サカハチチョウ汚損多数、キバネセセリ多数、コチャバネセセリ、コキマダラセセリ少し。




エゾズジグロ多数、クロヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ少し、オオヒカゲは個体数多いが汚損個体が多くここでは7月下旬がよさそうだ。

先週大吸水集団を作っていたミヤマカスアゲハ、コムラサキは少なく今日はやや汚損。

子供たちがミヤマカラスアゲハ夏型吸水集団の7-8匹を追いかけ回したが結局採れず。




最後に別な林道でやっと1♂1♀採集。




袋がけすれば100 卵は産みそうな♀。


妻がウラゴマダラシジミ1♀A1. ミドリシジミ1♂A2, ゼフ1♀取り逃がし。

ムモンアカシジミも採れた。


農道横でキアゲハ3♀採集。



モンキチョウ3♂♂、シータテハ1♂、エルタテハ1♂、コムラサキ汚損1♂、コヒオドシ1♂、イチモンジチョウ汚損1♂、ミスジチョウ汚損1♂ 採集。

鮮度を気にしなければ蝶は無尽蔵にいる。



古い木材集積用土場でタモギタケの丁度よいのを発見。


おいしそうなところを選んで採集した。



外道にこんな昆虫もつかまえたが、すぐリリース。







時々、いくら数えなおしても一頭足りないなどど騒ぎになります。おいしい黒毛和牛はクマさんも大好き。




鱗粉転写用の蝶をたくさん採集して北見へもどり 100円ショップダイソーで 画用紙ノート ロウソク 赤マジック、整理用ファイル などを買って帰宅し 鱗粉転写開始。

子供たちにはなかなか難しいがこするのは大分うまくなった。 

午後 9時過ぎまでやって 今日はこれまで。



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北見市郊外、ゴマシジミの新発生地発見。

2016-01-25 21:08:31 | ゴマシジミ
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2015-8-1 (土) 小雨~曇り~晴れから曇り

北見市郊外、ゴマシジミの新発生地発見。

この日、我が家に近い北見市郊外で思いがけずゴマシジミの新産地を発見した。

緩やかな山の斜面にワレモコウが多い。


ワレモコウはダートの道路沿いにもあり、かなりのゴマシジミが発生していた。

この日は、ゴマシジミはまったく止まらず、ひたすら飛び回る個体ばかりで写真撮影は無理であった。

ついネットマンにもどってしまい少しだけ、ゴマシジミ28♂♂4♀♀ 採集させてもらった。




ワレモコウの斜面には、まだまだ多数のゴマシジミが飛んでいた。

エゾヒメシロチョウもいて 4♂♂1♀採集。1♂が ちょっと見にはヒメシロチョウみたいだがよく見るとやっぱりエゾヒメシロチョウ。

ここにはクサフジは多いがツルフジバカマは見かけない。

ゴマシジミ発生地には通常、ヒョウモンチョウがいることが多い。

はたしてヒョウモンチョウ♂がやってきた。


北見市界隈にはゴマシジミの産地が多く、蝶好きたちは各自、秘密の採集場所を持っている。

一般的にゴマシジミ発生地には消長があり木々が茂るなどの植生の変化にともない10-20年の経過で消えてゆくことが多い。

そして伐採地跡にできた草原などに新産地が形成されてゆく。

ここは当面のあいだ私専用のゴマシジミ観察場所にしようと思う。

夜8:30 K 氏に ゴマシジミの展翅依頼、家にきてもらってゴマシジミなど渡す。

10年前から私の展翅板はすべて彼のところにある。

K 氏は 明日は 屈斜路湖方面にゴマシジミ採りにゆくという。



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2016年1月、オホーツク大豪雪のあと屋根の雪下ろし。

2016-01-24 10:04:06 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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2016年1月、オホーツク大豪雪のあと屋根の雪下ろし。

2016-1-22 (金) 晴れ のち曇り 暖かい

3日にわたった暴風雪は止んで穏やかな朝。

9時起床。朝から妻が車庫の雪おろしをしようと言ってきた。


今から12年前の未曾有の北見豪雪のとき、ずいぶんあちこちで車庫や物置が雪の重さで潰れている。

我が家の車庫、物置もその後、雪の重みでつぶれてしまったのだった。 

それで今の家では屋根に250人乗っても大丈夫という頑強な電動扉附き車庫にしたのだ。

私はこの程度の雪では大丈夫と主張したが、妻はきかない。

とうとう車庫の雪下ろしをしないなら食事を与えないという強行手段でせまってきた。

しかたなくハシゴで車庫の屋根に登り雪下ろしを開始。

ところが屋根の雪は表面粉雪、その下は固雪、一番下は水分をふくんでずっしり重く固い最悪の雪といった三段構え。

思っていたより10倍くらい大変な作業で終わったらへろへろに疲れてしまった。

油断して屋根から落ちたら恐らく重症間違いなしで、きっとマスコミのネタにされるだろう。

実際、今回の吹雪で屋根から落ちたり落雪の犠牲になった高齢者は多い。

屋根から落っことしたかなりの量の固雪は1時間かけて雪丸で吹っ飛ばして作業終了。

終わったらタンポポといういきつけのラーメン店へゆく予定だったが、疲れ果ててその気にならずカップラーメンで済ませた。

突然、居間の窓の近くにズッシーンと落雪。 無落雪住宅ではあるが、屋根からはみだした雪が落下するのだ。

心配になって玄関付近の屋根の雪も、はみだしそうになっているところは全部降ろした。

それで体力枯渇。完全にダウン。

孫たちに落雪が当たったら大変との思いがあった。

今日も孫たちがきて、新規購入したランニングマシーンを利用した遊びを次々に開発しておおさわぎ。



コロは食事量を少し増やしたら、やたら元気になった。


 

公式発表では北見は60cmほどの積雪というが、我が家の付近はとてもそんなものでは済まない。









今回の暴風雪で積雪量は地域によって様々とおもうが我が家の付近は吹き溜まりなどの影響もあるものの 局所的には1m50cm ほどは積もったのではあるまいか。

とすると12年前の2004年北見大豪雪 165cm と同じ程度のオホーツク大暴風雪であったかと思われる。



なんとか除雪終了。 雪を積み上げるところはもう無い。このあと北見市内の膨大な雪の排雪作業が待っています。


車庫の屋根の雪、全部おろしました。


         2016年1月オホーツク大暴風雪の話はとりあえずこれで終わり。






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2016年1月、オホーツク未曾有の大豪雪 その参

2016-01-23 10:42:03 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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2016-1-21 (木)  雪 のち 曇り

観測史上最高、オホーツク大雪、北見大暴風雪。  2016年1月、オホーツク未曾有の大豪雪 その参

朝7:20 二日間続いた吹雪はおさまり、雪は小止み。夜間に走った除雪車の固雪積み上げと、さらに積もった30cm の新雪を雪丸で飛ばした。

2m越えの大雪の予報は北見市街では、ややはずれた格好になったが、はずれてつくずくよかったと思う。

しかし白滝や留辺蘂は悲惨な豪雪となった。

町内あちこちで みなさん懸命に除雪している。




お向かいさんも家族総出で雪かき。除雪車の固雪積み上げをなんとか除去しないと車を出せないのだ。  

だまって見ておれずに孫の長男君一人が義憤にかられて手伝いにでてきた。





彼の姉3名は 嬉しい臨時休校2日続いて、雪かき手伝いなぞせずに、ここぞとばかり家で ゲームざんまいだった。


今日、吹雪は沈静化しつつあり、各小中高校、幼稚園は午前10時登校となったもよう。

しかし、各職場では時間差出勤はなくこんな時でも普通に出てこいということらしい。

吹雪が止んだのでフォレスターで勇んで出勤となったが大雪のため脇道は一方通行やっとで、すれ違い不可能状態。


苦心惨憺して、なんとか国道に出ると除雪はまあまあだが げーっ。

うんえんと遙か見えない遠くまで、うんざりする大渋滞状態。これは想定外であった。



偶然にも消防車が1台、サイレンを鳴らしながら我が家近くの消防署から飛び出したので なんとなくその後をついて走ったところ、居並ぶ渋滞車両をごぼう抜きする格好になった。

一気に距離をかせいだ。しかし消防車が曲がっていったので また渋滞の列に入り いつもは 10分で職場につくところ 50分かかってしまった。


こんな悪天候でも救急車はいつもどおり結構くる。これは訓子府から吹雪のなか到着した救急車。




しかし、猛吹雪のあとだけに、やはり仕事は少なく手持ちぶさた。

暇なので、この数日、新聞紙面におどった大雪関連の見出しをひろってみました。


オホーツク海側記録的大雪。観測史上最高、白滝積雪128cm 、交通寸断。 北見市留辺蘂積雪112cm、胸まで雪、開かぬ玄関。 都市間バス、JR、フェリー、飛行機軒並み運行停止。 各地で道路通行止め。 小中高校307校臨時休校。オホーツク大荒れ、湿った大雪のしかかる。吹きだまり高く、一気にきた。ボランティアで独居高齢者の家の前を重機で除雪してまわった。生活道路はまだ除雪追いつかず。

きりがないので、このへんで止めます。

ちなみにオホーツク海側記録的大雪。観測史上最高というのは 記者が知らないだけで本当はもっとすごい北見豪雪が12年前にありました。

12:00 雪は小止みになり空が明るくなってきた。 

午後3時。やがて雪は止んだ。

これほどの暴風雪であったにもかかわらず、以前の道東猛吹雪のような多数の死亡例がなかったことは何よりであった。早めの道路封鎖や啓蒙が効を奏した形になった。

それでも屋根の雪下ろし事故は今冬これまで60例ほどあり、転落死や落雪の下になって死亡した例が3例とのこと。

        

5-6年使ってやっと自分の手足みたいに使えるようになった除雪機ホンダ雪丸。キャタピラーはずれ。エンジン始動不良。気化器水が入って取り替え。エンジンレバーのワイヤー破損、その他過酷な使用に耐えかねての故障を多々乗り越えて使用中。雪との戦いで我が家には必需品です。住宅地ではこれ以上大きいと小回りが効かず使いにくいと思う。


           この項、続く。





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道民カレッジ連携講座
土曜市民セミナー「大学博物館 研究最前線」

第8回
「北海道大学総合博物館所蔵―昆虫標本について―」

【日  時】2016年2月13日(土)13:30~15:00頃 (13:00頃入場可能)

【会  場】人文・社会科学総合教育研究棟1階 W103 ※総合博物館の向かいの建物です。

【講  師】大原昌宏(昆虫分類学)

【概  要】
博物館の裏側には膨大な標本が収蔵されています。
約三百万点の学術収蔵標本のうち、昆虫標本は二百万点。明治時代から綿々と収集され整理・管理され続けてきたコレクションです。
北大総合博物館所蔵の昆虫標本が、日本の昆虫学の発展にどのように関与してきたか、昆虫研究者と標本と、その研究内容をご紹介します。

【備  考】入場無料・予約不要
 座席数:212(満席の場合は立ち見となりますのでご了承ください)
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