北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

オホーツクのウラジャノメ Lopinga achine jezoensis の撮影。

2023-06-22 15:31:16 | ウラジャノメ

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オホーツクのウラジャノメ Lopinga achine jezoensis の撮影。

 

20XX-7-7 (日)  晴れ 26℃

 

 

 

久しぶりに晴れそうな空模様だ。 

 

 

 

 

朝9;50 はんざきよしこのラジオトークなど聞きながら、丁度発生しはじめたウラジャノメの撮影に出かけた。 

 

 

 

10:20 山間に入ってきてカーラジオの電波状態が悪化。雑音だらけのカーラジオのスイッチを切る。

 

 

 

10:50 現地に着くと 真っ赤な札幌ナンバー の乗用車と 品川ナンバー  の乗用車が停まっていた。

 

 

 

あれま、ここは超秘密のポイントのはずなのにウラジャノメ狙いの蝶屋さんかなと一瞬あせったが、これらは近くの渓流に釣りに来たフライマン(釣り人)たちの車であったので一安心。

 

 

ここは、北海道でも近年激減いちじるしいウラジャノメが確実に見られる超秘密のポイントなのです。

 

 

 

 

突然茂みのなかを大型の獣が移動する大きな音に激しく緊張したがエゾシカであった。

 

 

 

 

ウラジャノメはやっと♂がではじめたところで、この日は結局10♂♂を観察した。♀はまだ出ていなかった。

 

 

 

 

 

木漏れ日の中を不規則な飛び型でヒラヒラと飛び、遠近感がつかめず見失いやすいのはいつもと同じ。

 

粘りつよく追いかけて、一瞬のチャンスに激写する。

 

 

 

午前中は、ときどきシダやフキの葉に止まることがあり撮影のチャンス。

 

 

 

昼を過ぎるとウラジャノメの活性が高まり、やや高度をあげてクルミの木の梢あたりをひらひら飛ぶものが増え、もはや撮影はしにくくなる。

 

 

 

林床にびっしりみられるウラジャノメの食草リシリスゲの群落には、はやフキや笹が侵入しつつあり、カラマツ植林地に偶然現れたこのウラジャノメ発生地もごく近い将来には消えてしまうと思う。

 

 

 

 

品川ナンバーは最近、東京から北見に赴任した御夫婦で 魚が多いのと自然が残っているのに感激のご様子。毎週 釣りに来ており、私が20年来やってきた オショロコマの森ブログ5 のファンとのことでしばらく談笑した。この日は魚は多いがニジマスが少ないと不満そうであった。さて、それでは私も少し釣ってみようかと思ったら なんとウェーダーを忘れてきたのに気づく。そういえば今回は不覚にも蝶撮影時の長靴も忘れておりピカピカの革靴を履いての撮影になったのだった。

 

しかたなく 12:50 帰路につく。

 

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Lopinga achine yessoensis ♀ 2020、夏。

2021-03-21 11:42:20 | ウラジャノメ
Lopinga achine yessoensis ♀ 2020、夏。



2020-7-17 (金)  晴れ 30度C 暑い


食草のリシリスゲが広範にみられ、理想的な発生環境ですが、将来的に木々が大きく育ちうっそうとしてくるとウラジャノメは別の発生地を捜し、ここからは消えてゆくように思います。





普通、ウラジャノメ発生地へゆくと何故か♂ばかりがよく目につきますが 一般的に♀はとても少ない。この日はやや時期が遅く汚損気味の 5♂♂を確認しましたが♀は2匹のみでした。



























ウラジャノメ北海道亜種 Lopinga achine yessoensis ♀。 本州産と異なり後翅裏面白帯が幅広いのが特徴です。













本種の産卵は特異で、♀は卵を空中に産み落とす放卵をします。しばしば三角紙内に多数の卵を産むこともあります。





飼育は幼虫越冬のためなかなか手強く私は苦手です。


      終わり。





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ウラジャノメ北海道亜種2020 ♂

2021-03-19 14:40:44 | ウラジャノメ
Lopinga achine yessoensis ♂ 2020、夏。


2020-7-17 (金)  晴れ 30度C 暑い


毎年のようにこの時期、ウラジャノメに会いに、ここへやってくる。


林間の発生地にはウラジャノメの食草リシリスゲがびっしりとある。






最近は観察や撮影ばかりで、あまり採集行為をしないのでここのウラジャノメは減ることもなく、増えることもなく毎年同じように発生し、今日も木漏れ日のあいだをひらひらと飛んでいた。



なかなか止まらないがシダや草の葉などに休止したところを、せっせと撮影した。


ウラジャノメ北海道亜種 Lopinga achine yessoensis ♂の画像を示します。


















本当は北海道亜種の特徴、後翅裏面の幅広い白帯を撮影したかったのですが。



    この項、続く。




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北海道産ウラジャノメの飼育、 3令幼虫。

2020-03-22 11:18:51 | ウラジャノメ
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北海道産ウラジャノメの飼育、 3令幼虫。


その後、数えるのがおろそかにになったが恐らく100卵以上を産んで母蝶は死んだ。


殆どの卵は順調に孵化して1令幼虫になるのだが、バリバリエサを食べて大きくなるようなことはまったくなかった。




本当にほんの少しだけ、思い出したようにリシリスゲの葉をかじっているようだが成長速度がいやになるほど遅い。





リシリスゲの食痕が目立ち 糞がめだつようになるとタッパーを掃除して近くの山で採ってきた新鮮なリシリスゲと交換することをえんえんと続けた。


やがて何となく脱皮して2令になり、さらにウダウダと極めてゆっくり発育し、もう一回脱皮して3令になる幼虫が目につき始めた。



2017-9-4 (月)  晴れ


ウラジャノメの産卵から、もう二ヶ月近くが経過していた。







夕方5時、近くの山でリシリスゲを採集して帰宅。



 

リシリスゲはこの時期葉が先端から黄色くなってきて、もう良質のものが少なくなってきた。





リシリスゲにウラジャノメ3令幼虫によく似たサイズ色調の蛾の幼虫もみつかるようになってきた。



この日、リシリスゲのよさそうなところを選んでエサ換えをしたが、ウラジャノメ3令幼虫を27匹確認した。






最初は100匹を越える幼虫がいたはずだが、何となく消えてしまっていつのまにか 27匹のみになっていたのだ。




私はウラジャノメの飼育は初めてだが、食草をほんの少ししか食べず、あまりにゆっくり成長するのには閉口だ。





もう飼育がイヤになってきて、このあとしばらくして庭に植栽してあるリシリスゲの群落にこれらの幼虫を撒いた。


順調にゆけば、このまま3令で越冬し、翌年雪が解けると越冬後の幼虫は新芽をかじり初めてまた7月上旬、ウラジャノメとして羽化する算段だが、さてどうなるのだろうか。




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北海道産ウラジャノメの採卵 その参

2020-03-20 12:31:55 | ウラジャノメ
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北海道産ウラジャノメの採卵 その参

2♀♀が6日で73卵を産んだ。

2017-7-12(水) 曇り


朝からおびただしい数のジョウザンシジミ2化が羽化している。


タッパで採卵中のウラジャノメ2♀♀は、羽根がボロボロになったが元気。
 

放卵してタッパウエアの底に沢山転がっているのを回収したら73卵あった。 









ウラジャノメ母蝶の吸蜜用のエゾキリンソウの花を取り替えた。 


もうエゾキリンソウは花が終わりつつある株が多くなってきた。


この項、続く。




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