北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

敏感なクジャクチョウ、おっとりした C-タテハ。

2025-01-21 18:21:50 | シータテハ

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敏感なクジャクチョウ、おっとりした C-タテハ。

 

2024-9-1 (日) 晴れ 28℃

 

今年羽化したとおもわれるクジャクチョウが朝から一匹庭を元気に飛び回っておりやたら苦労して何とか撮影。

 

 

 

晴れて気温も高く、元気いっぱいのチョウを撮影するのはいつも労多くして良い成果を得ることが難しい。それはよくわかっているのだが、このクジャクチョウの写真がいまいちだったので、急にむきになってしまい、近くの山にクジャクチョウの撮影に出かけた。

 

 

 

おそらく今クジャクチョウはかなりの個体が発生していると判断し家から車で約8分のやますそのポイントへ出かけた。 

 

このあたりは放置され荒れ果てた広大な畑地にセイタカアワダチソウが大繁殖して黄色い花穂が満開。あたり一帯が黄色くみえる。

 

予想どおり、最近羽化したとおもわれるクジャクチョウがごっそりいた。

 

 

 

あちこちに真っ黒いチョウ( クジャクチョウの裏面は真っ黒です ) が吸蜜しておりざっと100匹ほどは見える。

セイタカアワダチソウの群落に分け入って 吸蜜中のクジャクチョウの撮影を試みるが、やはり危惧していたとおり気温が高いせいか、やたらと活発、吸蜜時間も短くすぐ飛び立ち、かすかな気配にも敏感に飛び立つのでどうにも撮影不可能。

 

しかし、何匹も追い回しているうちに何とか撮影可能な個体はいるもので、おとなしい良いモデルさんのチョウを見つけてはなんとか多少の写真を撮影できました。

 

かって銀塩写真が主流の頃は36枚撮りフィルムを装填し、この渾身の一枚といったシャッターチャンスで勝負したのだが、現在のデジカメ機材ならではの撮りまくり撮影。当然ながら撮影した写真の80%は没写真でした。

 

 

 

 

クジャクチョウの多い畑地を離れ、帰りぎわ、よせばよかったのだが、近年めずらしいガマの穂がある林道 ( オオヒカゲが多い ) に入ると放置された林道は草木が茂ってとうとう車では進めなくなり、バックでえんえんともどる羽目に陥った。

 

 

最近、新型のフォレスターに乗り換えたのだが、昔のフォレスターと違って、この車は視界の関係でバックが滅法しにくくてまいった。窓から首を出してえんえんとバック、またバック。頸が痛くなった。 

 

 

 

ここではシータテハ秋型が沢山羽化していた。裏面の C文様が鮮やかな個体が多かった。

 

 

 

クジャクチョウと異なり、なぜか吸蜜時間が長く、接近しても逃げずとてもよいモデルさんになってくれました。

 

 

 

 

 

 

新しいフォレスターはバック運転しにくい。

 

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トマトへの訪問者たち

2020-11-17 01:14:27 | シータテハ
トマトへの訪問者たち


秋が深まり家庭菜園のトマトも割れたり腐ったりして放置されるものが増えてきました。



その半ば腐ったトマトに訪問者があります。




最も執拗に訪問してきたのはオオスズメバチ。同じ個体なのかどうかはわかりませんが四六時中きていました。トマトおいしいのかなあ。





次に訪問回数が多かったのは シータテハ秋型。 かなり警戒心が強くデジカメを持って近づくとすぐ逃げてどこかへと飛び去るが1時間もするとまた来ています。




何度も同じようなことを繰り返すうちに、私に殺気がないことを感知したようです。




かなり近くまで接近を許し、撮影させてくれるようになりました。




以前なら、猛烈ネットマンであった私は玄関からネットを持ち出してひとすくい、三角紙に放り込んで採集してしまったものです。



このシータテハはその後、10日間にわたって天気がよい日は必ずやってきましたが、やがて越冬場所がみつかったのかこなくなりました。







このほか、よくカンタンが腐ったトマトにきていましたが敏感で、とうとうまともな写真を撮らせてくれませんでした。




最後にきたのはかわいい孫長女君。自慢のスマホを取り出してじいじのまねをしてシータテハを激写。動画まで撮った。




最近の I- phone 搭載のカメラはすごい。 




昆虫写真は全くの素人さんのくせに、私のオリンパス Tough よりは遙かに美しい鮮明写真で驚いてしまいました。




悔しいのですが、このブログには私のデジカメで撮った写真をアップしました。






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シータテハ秋型の羽根うらおもて

2020-03-08 20:17:26 | シータテハ
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シータテハ秋型の羽根うらおもて




201X-8-25 (金) 晴れ 強風 27度C


朝11:00 近郊の渓流にオショロコマ調査にでかけた。



しかし、最近の台風大増水で林道はいたるところで崩壊、消失したりしていくつもの渓流で目的の場所に到達不能になっていた。



各所で林道崩壊場所手前で死ぬほど苦労してフォレスターをターンさせて引き返す。



この日、湿った林道のあちこちには多数の羽化したてのシータテハ秋型が吸水していた。




表面は鮮やかな明るい茶色。








しかし、吸蜜するとき以外は羽根を大きく開くことは稀である。




このチョウは草の茂みなどでは羽根をたたむと見事な保護色でまわりの風景にとけ込む。




鮮やかな白い紋様は アルファベットの C の形をしており和名の由来になっている。




しかし逆さまに見たりすると必ずしも C に見えないこともある。




もう少し秋のチョウとして飛んでから、成虫の姿で越冬体制にはいる(成虫越冬)。








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獣糞とシータテハの保護色

2019-08-25 17:35:11 | シータテハ
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獣糞とシータテハの保護色



201X-5-19 (金)  晴れ 30度C 暑い



好天のせいで朝はやく起床した。 



まずいカップヌードルを食べ、朝8:30 ちょっと気になっていた近郊の林道へ出発。
 


30分で目的の林道入り口に到着。 



鹿ゲート手前にエゾタヌキの死体が転がっていた。



何かの理由でこのゲート前で非業の死を迎え、冬のあいだ雪に埋もれていたのだろうか。



シータテハがたくさん止まっていたが近づくとパーッと逃げてしまった。



1♂のみ残っていたのを撮影。





今回はこの林道を最後まで詰めてみた。



思っていたよりは遙かに奥深い林道であったが結局、蝶によさそうな良ポイントはなかった。



途中で少し経過したような若いヒグマの糞がありルリタテハ、ヒオドシチョウ、エルタテハ、シータテハが多数吸汁中であった。



そーっと近づいたのだが気温が高いせいか蝶たちは敏感で、ことごとくパーッと舞いたち全部逃げてしまった。



しかし、初めはまったく気づかなかったが、よくよく見るとシータテハが残っていた。



おお。すごい保護色だ、とつぶやいてしまったほどわからなかったのだ。




偶然かもしれないが、羽根の裏面の文様色調がこの獣糞とそっくりで完全な保護色になっていた。





さらにえんえんと林道を登ったが最後は荒れ果てた林道は私のフォレスターでは進めなくなってしまった。



狭い林道はターンできず300mほどバックでえんえんともどる羽目に落ちいってまいった。



なんとなく生き物の視線を感じて、ふと見るとキタキツネが斜面の上からこちらを見ていた。







最近、国道沿いなどでよく見かける観光キツネ(人間が与えるお菓子などで体を壊しやせているものばかり)と違って野性的で健康そのものの美しいキツネであった。









こちらに興味があるのか、逃げないので少し撮影させてもらったが30秒ほどで、むこうへいってしまった。










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鹿ゲートとチョウ

2019-08-02 18:16:20 | シータテハ
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鹿ゲートとチョウ


20XX-7-19 (月) 晴れ

海の日で休日


北海道では林道入り口付近に、大抵鹿ゲートがあります。



畑などが森林に接している場合、畑にエゾシカが侵入して農作物を食害しないよう広大な畑の全周を強固な鹿よけネットで取り囲みます。


その畑作地と森林の境目に鹿ゲートがあるのです。



施錠はなくて簡単にヒトは開閉できますが鹿には開けられません。



鹿ゲートの前後は、なぜかチョウが集まります。



鹿ゲート前後の広場には小動物の糞も多くそれに集まるチョウもいます。



この日はあちこちにメスグロヒョウモンの♂が多い日でしたが、ここにも来ていました。



シータテハ夏型♂もやってきました。











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