北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

初夏の少し前、オホーツクの花々とホソバヒョウモン、カラフトヒョウモン。

2021-06-22 20:48:54 | カラフトヒョウモン

初夏の少し前、オホーツクの花々とホソバヒョウモン、カラフトヒョウモン。

 

20XX-6-19 (土) 薄曇り

 

 

 

午前11時、薄曇りで暖かいのでチョウを観察に出かけた。

 

 

 

春が終わり、まだ夏までは時間があるこの時期は色々な花が咲きオホーツクの野山を彩る。

 

 

 

もとは農家の庭に栽培されていたルピナスは離農がつづき、やがて野生化して美しい花園を作っている。

 

 

 

アカシアも、もともとはオホーツクにはなかったものだが、移植されて大繁殖し、この時期沢山の花をつけミツバチはアカシアの蜜をせっせと集めて良質の蜂蜜をつくる。

 

 

 

オドリコソウ。

 

 

 

マタタビの葉が白くなっている。秋には赤く色づく。

 

 

 

 

 

この日は近郊の森でカラフトタカネキマダラセセリ2♂♂1♀激写。フタスジチョウは出始め。盛期のシロオビヒメヒカゲも撮影。

 

 

 

 

 

林道上に熊の糞が点々と5mほど落ちていた。若い個体であろう。人間より少し大きいくらいの熊とおもわれる。真っ黒い色の糞で割ってみると柔らかく、フキの線維のみの糞だ。

 

 

 

 

 

ラズベリーの花に吸蜜するホソバヒョウモン。

 

林道をえんえんと走り、途中でラズベリーの群落があり、花にきているホソバヒョウモン4匹の写真を撮った。

 

 

 

 

おそらく野生のアヤメ。

 

 

 

 

ヤマアジサイ。

 

 

 

かわったスミレ。名前は知りません。

 

 

 

 

 

近年、謎の激減状態が続くカラフトヒョウモン。

 

個体数が増えつつあるホソバヒョウモンと比較すると近年、減少傾向著しいカラフトヒョウモンも少し撮影できた。

かってはカラフトヒョウモンばかり多くてホソバヒョウモンは稀種みたいな時期もあったのだが、この勢力逆転の理由は不明だ。

 

 

 

 

 

この時期、ヤマキマダラヒカゲも盛んに羽化する。獣糞などに群がるものも多い。

 

 

 

 

帰宅すると 我が家の庭も花盛りです。

 

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エゾスジグロチョウの大吸水集団

2021-06-13 19:33:19 | エゾスジグロチョウ

エゾスジグロチョウの大吸水集団。

 

 

20XX-7-25 (土)曇り のち霧雨 18度C

 

 

 

午前9:30起床。  午前中は庭や畑の雑草とり。

 

 

 

昼は 冷や麦。 午後、何となく釣に行きたいりモードになった。

 

 

 

そこで午後1時。近郊のヤマベとニジマスの多いへ渓流へ向かって出発。

 

 

 

 

この渓流沿いの林道は昨年、大雨で道路崩壊部分ができて入れなくなっていたが、きっと修復されているだろう。

 

 

 

 

予想どおり、林道の状況は良くなっており渓流釣りポイントまでまっすぐ進んだ。 

 

 

 

 

林道に 二カ所 エゾスジグロチョウ♂の100匹ほどの吸水集団がいて撮影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういった吸水集団の常で♀は見られず♂ばかりなのは他のチョウ類と同じである。

 

 

 

 

 

 

 

今のところ北海道ではエゾスジグロチョウは超普通種なのだが、羽化したての個体ばかりでそれなりに美しいと思う。

 

 

 

 

 

なぜか、この数年、エゾスジグロチョウの大吸水集団がしばしば見られるようになっている。

 

 

 

これらの何倍も多数の個体の吸水集団もしばしば見られ、ちょっとした異変を感じている。

 

 

 

一カ所はわからず通りすぎてチョウが舞い上がって気づいた。

 

 

 

 

 

かなりの個体が、私以外の車に轢かれてぺっちゃんこになっていた。

 

 

 

 

ここはオホーツクなので、いわゆるヤマトスジグロチョウはいないことになっており、これら吸水に集まっているのは全てエゾスジグロチョウなのでしょうか。

 

 

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やたらと毛深いエゾヒメギフチョウ、エゾエンゴサクの青い花に吸蜜。

2021-06-05 19:15:20 | エゾヒメギフチョウ

やたらと毛深いエゾヒメギフチョウ、エゾエンゴサクの青い花に吸蜜。

 

20XX-4-29 (日) 晴れ 23度C

 

良く晴れて、朝から吹いていた風が止むと林道のあちこちからエゾヒメギフチョウが湧くように舞いだしてくる。

 

最初のうちは、林道を低く飛ぶばかりで、ほとんど止まることが無いため撮影は困難。仕方なく手のひら写真など試みていたが、やがてエゾエンゴサクの花にきているのを発見。

 

この林道ではこの時期、エゾエンゴサクの花はむしろ少なくて、おおかたの蝶はフキノトウやエゾリュウキンカの花に吸蜜するのだが、エゾエンゴサクに吸蜜するのはむしろ珍しい。

 

 

しかし色鮮やかな花が少なくて、道央や日本海側のようにカタクリが無いオホーツクではエゾヒメギフがエゾエンゴサクにきているのはけっこう絵になるのです。

 

 

いつも、写真をみるとエゾヒメギフがこんなにも毛深いことが実感されます。この蝶がまさに北国の蝶であることがわかります。

 

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