北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

アカマダラ2化を撮影。同定間違いしやすいサカハチチョウとの区別法。

2024-05-27 14:54:11 | アカマダラ

 

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アカマダラ2化を撮影。同定間違いしやすいサカハチチョウとの区別法

 

20XX-7-23 (日)  曇り 22度C

 

 

この日は夏の蝶が多い日でした。アカマダラ2化、サカハチチョウ2化もみられました。

 

 

 

サカハチチョウは本州でも見られますが、アカマダラは日本では北海道の特産種です。

 

 

そのため、本州の方々が野外で目にすることはないため、あまり馴染みが無いチョウではないでしょうか。

 

 

 

 

地面にストローを伸ばしている個体をみるとサカハチチョウの方が何故か敏感で、カメラを近づけるとことごとく飛び立ってしまい、やっと一枚のみ撮影できました。

 

 

一方、アカマダラの方はさほど敏感ではなくよい撮影モデルになってくれました。

 

 

前回の早春、アカマダラとサカハチチョウ の吸蜜態度の違いとは真逆の関係です。

 

 

 

 

 

オオチャバネセセリの♂となかよく地面にストローを伸ばしています。

 

ヨツバヒヨドリバナにも好んで吸蜜していました。

 

アカマダラとサカハチチョウはとてもよく似ているため、2化個体ではブログなどでは間違っているものが散見され、最も同定ミスが目に付くチョウです。

 

 

 

前翅表の白帯が平行になるのがアカマダラ、斜めになるのはサカハチチョウとして同定しています。

 

 

2化では後翅表に赤色紋が見えず真っ黒なのがアカマダラ。

 

 

暑い夏の年には3化がでますが3化では稀に後翅表に赤紋が出るアカマダラもいるようです。

 

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サカハチチョウ春型とアカマダラ春型との吸蜜態度の違い。

2024-05-22 12:06:23 | アカマダラ

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サカハチチョウ春型とアカマダラ春型との吸蜜態度の違い。

 

202X-6-5 (土) 晴れ 快晴 やや風強し

 

 

 

天気がよいので  9:20  我が家からほど近い北見市近郊の林道へチョウを見にでかけた。

 

 

 

 

いつもこの沢に至る道路は複雑で現地では試行錯誤しながらなんとか目的地へ到達。

 

 

 

 

造材作業中で入り口付近広い材木置き場になっていたが今日は土曜のせいか作業トラックはいなかった。

 

 

 

ボロのキアゲハ 痛んだミヤマカラスアゲハ♂がお出迎え。

 

 

 

しばらくゆくと左手斜面にシュウリザクラがあるが花は終わっており今日の目的のエゾシロチョウ蛹は無かった。 

 

 

 

アブラナ科植物の黄色い花が満開でアカマダラとサカハチチョウの春型が盛んに吸蜜中なのを発見し撮影。

 

 

サカハチチョウ Araschnia burejana と北海道特産種アカマダラ Araschnia levana はよく似ているせいか、しばしばブログなどでの同定間違いが見られるチョウです。

 

 

 

個々の個体のみを見ると、あれ、どっちだったかなと言うことになりがちですが、両者並べて見ると違いは一目瞭然です。

 

 

 

 

これはサカハチチョウ春型です。

 

 

 

 

 

 

 

これはアカマダラ春型です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、外見的な違いのほかに、両者の吸蜜態度には明らかな違いがありました。

 

 

 

 

 

すなわちアカマダラのほうが敏感で吸蜜時間も5-6秒と短く、風で花が大きくゆれるので撮影が大変でした。

 

 

 

 

 

一方。サカハチチョウの方は飛翔も穏やかで、吸蜜時間も20秒はあり、せせこましいアカマダラたちと比べると撮影しやすくて明らかな違いが見られました。

 

 

気がついたら撮影しにくいアカマダラの方にたいそう力が入ってしまい、帰宅して見るとアカマダラの写真ばっかり。

 

 

 

 

これは思いがけない意外な発見で、たまたまの現象なのか本質的に両者の生態的な違いなのか気に止めて観察してゆこうかと思った次第です。

 

 

アカマダラ春型

 

 

サカハチチョウ 春型

 

ミヤマセセリも見られたがおおかた汚損個体。

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北海道北見市、ついに住宅地にヒグマ出現

2024-05-19 13:32:19 | 採集記・旅行・写真

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北海道北見市、ついに住宅地にヒグマ出現

 

2024-5-17(金) 晴れ 一時雨 のち曇り 23℃

北海道では札幌を筆頭に旭川など主要な市町村多数の住宅地にヒグマが出没し話題になってきたがひとり北見市だけは、これまで住宅街へのヒグマ出現事件はありませんでした。

 

 


しかし、北海道新聞によれば 2024-5-15 午後8時45分頃。北見市北央町の住宅街に体長1.5mほどのヒグマが現れ、目撃した70代男性が警察に通報したという。ながらく北見市に住んできたが住宅街にヒグマが出たのは初めてではなかろうか。ヒグマが住宅街に出現したというニュースなど皆さん聞き飽きたことでしょうが、北見市民としてはぶったまげてしまう大事件です。

 

 

 

クマさん対策で  戸締り徹底を というのが噴飯モノですが。

 

 

 

 

 

北見市近郊の山林は、いつの間にか気がついたらクマさんだらけになってしまったような印象ですが住宅地にまで現れるとなると、これは別次元の話になります。

 

 


我が家からも車で15分くらいなので、庭仕事を休んで素人ながら現場検証にいってみた。現場付近はまさにたくさんの住宅が建ち並ぶ住宅地。

 

 

川を挟んで対岸は南丘森林公園のある低山地。付近にヒグマを誘因するようなものがないか車で住宅街をウロウロしてみたが(きっと不審車としてかなり怪しまれたのではなかろうか。)、庭の境界に板塀をつくりクレオソート系の防腐材を塗っているようなところが数カ所あったが、板の臭いを嗅がせてもらうと無臭。もうクレオソート揮発成分は抜けてしまったのだと思う。

 

 

 

ヒグマは目撃者の住宅から2mまで近づき、やがて市道の蘭英橋をわたり南丘森林公園のある低山地へ消えたという。今日の常呂川は水量は少なくヒグマはどこでも徒渉は可能とおもわれるが橋を渡っていったという。橋のたもとには大きな食肉加工工場があった。

 

 

 

 

森林公園へ向かう道沿いには木製の電柱が2本あり恐らく防腐剤を塗っていると思われたが各所で塗装は剥げ、嗅いでみてもクレオソート系の臭いは無かった。ちなみに私の嗅覚は副鼻腔炎のためかひどく衰えています。

 

 

 

高速道路下を通っている市道は森の中の心地よい遊歩道的な感じでウォーキング中の4人がいたので聞いてみたが、5月15日夜にすぐそばの住宅街にヒグマが出たことをそれとなく知っていたのは一人のみ。しかも全然気にしていない。一方、一人は驚いてウォーキングを中止し、あわてて帰っていった。

 

 


長年、このルートを歩いているという二人組に聞くと、かなり昔に近くで小熊がはねられて死亡したことがあるという。また10年ほど前、南丘森林公園のトイレ横でヒグマの糞をみたという。同じ頃、栗林にクリを拾いに行ったおり、ヒグマが寝ころんだ跡をみたという。さらに昔、道路を横切るヒグマらしきものを二人で目撃したことなどを教えてくれた。

 

 


橋をわたって山沿いの家で庭作業中のご夫婦に聞くと、むかし小熊が近くで轢かれた以外はこのあたりでヒグマの話は聞かないという。今回、自分の家のすぐそばでのヒグマ出現事件もまったく知らなかった。

 

 

おそらく市職員も事務的にヒグマ出没の見飽きた図案の看板を数カ所立てておしまいといった感じで、新聞をとっていない家が多くなっており今回も現地の人ですらヒグマ出現のニュースをほとんど知らないのに驚いてしまった。

 

 

 

 

この付近の自然をみると植林が多い2〜3次林が主体で自然度はきわめて低くヒグマが定着できるようなものではなさそう。森林公園周辺を車でぐるりとまわってみたがあちこちに廃屋や太陽光パネルが目立つのみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついで北見市の市役所に電話でヘアトラップ設置の有無を聞いてみた。最初は森林環境科から緑地なんとか課、ついで農政課、さらに再び森林環境課へ電話はぐるぐるまわされて、結果、皆さんがヘアトラップの意味がわかっていないのに気づく。畑の作物被害がでたときにヒグマ捕獲用ハコワナを設置することについての質問と勘違いされていたもよう。

 

 

 


ヒグマの体毛採取のためのヘアトラップについて説明すると北見市市役所としては一切関与はなく、やるとすれば道庁が一括してやっているのではないかとのことでした。

 

 


要するに、北見市近郊の山林などに、人知れずヘアトラップが仕掛けられたとしても、北見市民はそれを知る手立てはないということで、ある意味これは恐ろしく危険なことと思います。

 

 


これまで北見市では住宅街にまでヒグマが侵入してきたことはなく、今回のヒグマ住宅地出現につき、その理由について色々考えてみましたがわかりません。

 

 

 

ヘアトラップ設置や住宅街のクレオソート臭の有無などはないか調べてみましたが、その視点での証拠となるものは見あたりませんでした。ヒグマが渡っていったという橋のふもとの大きな食肉工場の存在がすこし関連はあるかもしれませんがヒグマがその工場に執着し行動したということもなさそうです。

 

 

 

結局、許容範囲を超えて増えすぎたヒグマ(体長1.5mの成獣)が、春の移動時期に あぶれてたまたま人里に紛れ込んできたというのが妥当な判断でしょうか。

 


しかし、こんな芸のない聞き飽きた解説に終始することなく、何かほかに本質的な原因はないだろうかといった視点は常に必要だとおもいます。

 

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リンゴトラップのヒグマ版、危険です。北海道で人知れず行われるヘアトラップ 法による恐ろしいヒグマ調査。人間とヒグマの接近遭遇が激増し人身事故の恐れ。

2024-05-04 20:42:56 | 蝶・昆虫・自然・同好会など

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リンゴトラップのヒグマ版、危険です。北海道で人知れず行われるヘアトラップ 法による恐ろしいヒグマ調査。人間とヒグマの接近遭遇が激増し人身事故の恐れ。

 

 


ヘアトラップ法 は近年、世界的にヒグマなどの実数調査、生態研究などに広く行われているようで、いわゆるヒグマ研究者たちや環境省などは それをそっくりまねた形で日本に導入したようです。しかし、ヘアトラップ法が行われる舞台は北欧、ロシア、アラスカ、カナダなど人口希薄なきわめて広大な地域であり、人間の行動圏とヒグマの生息圏がオーバーラップしている、やたらとせまい北海道とはまったくことなることが考えられます。

 

この際、ヒグマを引き寄せるために、例えばシャネルの6番 などと呼ばれる揮発性の誘引物質カクテルをトラップ設置場所に大量に(1.5Lほど) ドボドボと撒きます。わが国ではヒグマが大いに好むクレオソートなどを使用しているという噂ですが実際のところは不明です。これら香水? はもしかするとヒグマの健康上、良からぬものかも知れません。たとえば石炭クレオソートは人間に対しては発がん性のある物質を含み、健康を害する恐れがあるとされています。

 

クレオソートには2種があり、医薬品として家庭常備薬として有名な正露丸の主成分である木(もく)クレオソートと枕木、電柱などの防腐剤として使用されてきた石炭クレオソートがある。ヒグマの嗅覚は両者を区別できるだろうか。正露丸は胃腸の調子が悪いとき何はともあれ正露丸といった軽いのりで日本人に人気の家庭常備薬のようなものです。このクレオソートに強いヒグマ誘引作用があるとすれば、ヒグマによる人身事故とクレオソート( この場合は木クレオソート:正露丸 )の使用、ないし携行の関係はとても興味がありますね。

 

 


ヒグマが大好きなこの香水? は数Km 先まで臭いが届くそうでとても広い範囲に住むヒグマたちをヘアトラップへ誘引・誘導します。私が問題視するのは、このヒグマ誘引揮発性カクテルの威力です。

 

例えて言えば、従来、滅多に採集する機会がなかった美麗蝶オオイチモンジを強力に誘因し、従来の採集法では考えられないほどの大量採集を可能にしたリンゴトラップ(腐敗させたリンゴ液を主成分とする)液のヒグマ版と言って良いでしょう。

 

ヒグマ誘引揮発性カクテルの威力でやってきたヒグマは一心不乱に匂いをかぎ、酔いしれている状況がビデオで紹介されています。ヘアトラップ に張り巡らせた有刺鉄線にヒグマの体毛が引っかかり、ヒグマを傷つけることなくDNA サンプルを得ることができるというわけです。この際、ヒグマ君の安全にはとても配慮が行き届いていますが、たまたま近くに居合わせる状況になるかも知れない人間に関しては、どのような事態が起きるかについては研究者たちは全く興味がないようです。

 

年中北海道の山奥に入る私はたまたま近くにヘアトラップに撒かれたカクテルに誘引されたヒグマ君がいて、そいつとばったり会ってしまう人間になりそうな強い予感を感じます。

 


ヘアトラップ でのサンプル収集を競い合う研究者たちは、どの方法が最も効率的かといった論文発表にしのぎを削っているようです。

 


功を競っている様子はとても熱心で好ましく見えますが、この方法による思わぬ人身事故を考慮しているものはありません。

 


ヘアトラップ に誘引されたヒグマが人間と遭遇する機会が増えたり、さらには人身事故を起こしたなどといった海外での報告や記載はネットレベルで見た限りでは見つかりませんでした。また、そのような事故を想定したり、その対策について述べているものもないようです。

 

これは私の想像ですが、恐らく海外でのヘアトラップ 研究の舞台は、国土が狭い我が日本(北海道) とは違って、桁違いに広い人口希薄地帯なのではないでしょうか。

 


道南や宗谷地方などでの実際のヘアトラップ 設置状況を見ると、恐らく渓流沿いの林道や登山道などに沿った形でしかもかなり密集した形で設置されています。そこにヒグマが誘引されると人間とヒグマの思いがけない接近遭遇事件が起こらないのが不思議といった気がします。

 


そういった視点で北海道におけるヘアトラップ設置 と近年多発するヒグマとの思いがけない接近遭遇や予想外の場所でのヒグマ人身事故との関連を再検討して見ると興味深い結果がでるかも知れません。

 

 

ヒグマは視力は弱い反面、嗅覚はとても発達した生き物といわれます。そのためヒグマ誘引揮発性カクテルの威力は数Kmにもおよぶことを考えると、登山道や渓流などから少なくとも数Kmの距離をおいてヘアトラップを設置しなければ入山者の安全は保てないとおもいますが、そんな面倒なことは実際には行われないでしょうし、ヘアトラップ設置を実際に請け負う業者さんたちの作業能力を超えているでしょう。

 

 


環境省、というより たまたまこの案件を担当する羽目になった数人の職員のかた は 誘引のために お肉や食べ物など を使っているわけでは無いので 餌づけをしているわけでは無い そこに定着するヒグマはいない などとうそぶいて 言葉のお遊び をしているようですが物事の本質がまったくわかっていないようですね。これはお肉など食べ物による餌づけより はるかに危険 であり、狭いわが国におけるヒグマ調査研究には適していない方法である可能性が高いと感じるのは私だけでしょうか??。

 

 


3月2日、自然公園法の改正案が閣議決定されました。改正案では国立公園や国定公園で、ヒグマやキツネ、野鳥などの野生動物へのエサやりを禁止し、管理者などの指示に従わない場合は30万円以下の罰金を科す となっています。エサやりよりも遙かに悪質なヘアトラップ法 をまさか国立公園・国定公園内では行ってはいないと推定しますが、当然、それ以外の地域で行ってもよいはずはありません。

 

 

 

ヘアトラップ の密集設置で、ふだんならそこにいないはずのヒグマが誘引され、登山客、山菜採り、渓流釣り師、昆虫採集家、植物愛好家、野鳥愛好家、森林管理、林業関係、シカ撃ちハンター、その他種々の理由で、入山する人々が、思いもかけなかったヒグマとの接近遭遇をきたす危険性が爆発的に高まることは容易に想像できます。

 

 


今までのところヘアトラップが原因になった人身事故や接近遭遇の報告はなかった( というより、今のところ、そのような発想は皆さんや研究者の頭にはないと思う。) から大丈夫などといったゴクラクトンボ的な発想とは別次元の問題です。

 

 


私自身はオショロコマ調査やチョウの採集などでヒグマの生息域奥深く入ることが多いのですが、この恐ろしいヘアトラップ のことを知ってからは、行動範囲を縮小せざるをえないかも知れません。

 

 


私が知らなかったくらいですから、いくら環境省などがヘアトラップにつき周知徹底をはかっているなどと優等生役人的なことを言ったところで、一般の方々はこの怖ろしいヘアトラップ の実態を知る機会はきわめて稀ではないかと推測します。

 

 

 


また、一方的にヘアトラップを設置するから今年は入山はご遠慮下さいとも言えないでしょう。

 


新しいオショロコマ生息渓流を見つけて狂喜するのはいいが、近くに人知れず設置してあったヘアトラップ に寄ってきたヒグマ君が 悪いヒグマ だったら私の命運は尽きることになります。何しろ シャネルの6番 は数Km先のヒグマを誘引できるのですから。

 

 


北海道で現在おこなわれているヘアトラップ法につきお知りになりたいかたはとても詳細にまとめられた労作がありますのでぜひご参照下さい。

 

 


なお、私は北海道のヒグマにはよく遭遇しますし、とても興味をもっており、近年のヒグマ目撃例増加や人身事故は、単純にヒグマの個体数が許容範囲を超えて増えただけとのスタンスをとってきました。いわゆるヒグマ専門家の方々の色々のご意見はすべて付随的なもので本質とはかけはなれたものであると考えてきました。最近、やっとみなさんもそれがわかってきたようで 駆除による個体数調整へ趨勢がシフトしてきたことはみなさんご存じのことと思います。ただ、このヘアトラップ法が肝心のところを伏せる形で実際的には密やかに行われてきたことを最近知り、個人的には怒りを覚えています。ヘアトラップに寄ってきたヒグマのせいで無念の最後をとげるのだけはご勘弁を.....といった心境です。

 


興味をもった事象や物質にはとことん執着するヒグマの生態が、ヘアトラップ法により強く影響をうけるであろうことは一般の素人でも容易に想像できます。ヘアトラップ法がヒグマの生態系に影響をあたえる( たとえばクレオソートや類似揮発性物質をもとめて人間の生活圏に近寄りはじめるなど ) 危険が排除できないうちは、研究者たちにとっては悪魔的魅力があるヘアトラップ法とはいえ、すぐにでも中止すべきと考えます。

 

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