北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

2020, 大雪湖周辺〜層雲峡 オオイチモンジ激減。

2020-12-26 12:38:28 | クロオオイチモンジ
2020, 大雪湖周辺〜層雲峡 オオイチモンジ激減。



毎年、おびただしい数のオオイチモンジが発生して全国から蝶愛好家が通い詰めていた大雪湖周辺~層雲峡でオオイチモンジが激減した。



先年、オオイチモンジ♀のみが 異常大発生したのは、この前触れであったのでしょうか。



2020年は黒オオイチはおろか、普通のオオイチモンジすらほとんどみられないという悲惨な状況になりました。



オオイチモンジが消えた原因については食樹のドロノキが大きくなりすぎた、その他 諸説紛々ですがよくわかりません。 



そんななか、黒オオイチ採り名人で知られるF 氏からのメールがはいりました。


2020-7-18

今日大雪湖一回目のチャレンジ。オオイチはほとんど居ないんだよね。でも、2匹の内一つがクロだったので引きが強いかな?












最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の バナー をワンクリックしていただければ幸いです。





にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

異常気象の夏、クロオオイチ多産、♀ G4

2019-02-10 10:34:13 | クロオオイチモンジ
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村



にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へにほんブログ村



異常気象の夏、クロオオイチ多産、♀ G4


20XX-7-24 (火)  晴れ


異常気象だ。昨日は相当な集中豪雨で一日で北見100mmの降水. 


そのため常呂川の水が一気に濁り水道用の取水が止まってしまい今日は朝から断水だ。 


朝7時30分に広報車がまわってきたので断水を知り、断水直前に風呂などに水をためたので生活用水はしばらくは大丈夫だと思う。


それにしても、このところ大雨に弱い水道に成り下がってしまった北見市水道局はいったいどうなっているのかな。


北見市でも F 氏の住む川東地区などはなんとか普通に水が出ているらしい。


クロオオイチ採りのエース F 氏は、この日いくつものクロオオイチの他に、ついに待望のクロオオイチ♀G4 を採集した。






クロオオイチ狙いの蝶採集家は 今日は全国各地から 30-40人も入っていたらしい。 


今年はオオイチが多く発生しており、クロオオイチも累計70匹ほど採れているらしい。


クロオオイチ戦果。

G3♂






G2 ♂





これはイチモンジチョウ♂です。



G3♂




これは正常型の♂




G4♂




エゾキリンソウで吸蜜するホソバヒョウモン。



エゾキリンソウで吸蜜するコヒオドシ。



G3 ♀  表はとても格好よい。




G5 ♂  表は真っ黒け。





     毎年、この時期の大雪湖周辺は クロオオイチモンジ協奏曲。








にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村



にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へにほんブログ村

2015年度、大雪湖周辺クロオオイチ情報

2015-07-16 22:20:16 | クロオオイチモンジ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村


2015-7-16(木) 晴れ 20℃

クロオオイチ採りにかけては日本一の名をほしいままにしている 北見市の F氏が今日、今年初めてのクロオオイチ採りに大雪湖周辺に向かった。結果 9♂♂ 採集。まだ羽化液をだしている新鮮♂もいた由。 

内1♂はGrade 4 に近い3。実はこれは今期、奇跡的な大戦果といえる。

今年の大雪湖は、昨年までとは打って変わって、ほとんどオオイチモンジがみられない。激減を通り越してもういなくなったといったほうが良いほど個体数が少ない。

一日中、あちこちの林道を走り回ってトラップをかけまくって、戦果ゼロ、クロオオイチはおろか、せいぜい1♂しか採れないといった人が普通といった異常事態となっている。

原因については、蝶がいないので皆さん、ひまにまかせて議論が盛んだ。

昨年、余りにも沢山のトラップをかけて殆どの♂を徹底的に採集してしまったので未交尾♀が多かったのではないか。

オオイチモンジが好んで産卵する道路沿いの低いドロノキが軒並み切られたせいだ。

いや寄生虫(寄生ハエ)のせいに違いない。蛹採集した9個の野外産蛹のうち7個からハエがでた。

前蛹時期にものすごい強風が吹き荒れたせいか。

オオイチモンジ以外の蝶も異常に少ないので蝶そのものが少ない年か、 丸瀬布方面各地や、オロピリカなどもオオイチモンジが極めて少ない。 etc,etc.......... 。

要するに理由は不明だが、従来の有名採集地ではオオイチモンジが異常に少ない年であることだけは確かなようだ。

一方、私はオショロコマ調査などで6月下旬から7月中旬にかけてずいぶん多くの林道に入ったが、とりわけオオイチモンジが少ないといった印象はない。

むしろ、今年から 北海道昆虫同好会ブログ にかかわっているせいでブログネタにと思ってオオイチモンジの写真を山のように沢山撮った。 


北見市近郊の林道にて。オオイチモンジ♂ 2015-7-12 撮影後 リリース。



自前の秘密ポイントでは F氏 は今年一日で 24♀♀を採集しているので、あながちオオイチモンジが少ない年だとばかりは言えないかもしれない。 


ただ、毎年全国からおびただしい数の採集者が訪れ、その各々が手技が確率されたトラップ採集法を駆使して最後の一匹まで根こそぎオオイチモンジを採集する風潮が一般的になっている有名採集地ではついに再生産能力に限界をきたしたのかも知れない。



にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村