北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

コスモスに吸蜜する美しいキアゲハを激写。

2024-09-12 14:50:33 | キアゲハ

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コスモスに吸蜜する美しいキアゲハを激写。

 

2024-8-30 (金)    晴れ  30℃

 

 

今日は、かなり暑くなりそうなので山へ行くのは中止。

 

 

 

午前10時頃。 庭のピンクのコスモスの花にキアゲハ1オス飛来。吸蜜している。

 

 

 

かなり近づいても意外なことに私を全く気にせず花から花へ、せっせと吸蜜を続けている。

 

 

 

 

コスモスの花は蜜量が多いのか、吸蜜時間は一回30秒以上もあり、やたらと撮影しやすそうなので、家にオリンパスToughをとりにゆき、それで連写撮影し続けた。

 

 

 

いくらでも撮影できるのだが、あまり枚数を重ねると後で写真の整理が大変なので、適当なところで撮影をやめ、その後はチョウを眺めた。

 

 

 

こんなに警戒心のないキアゲハは、初めて見た。私から全く殺気が出ていないのを微妙に感知しているかのようだ。

 

 

 

ところでチョウが好きになって半世紀以上になりますが、恥ずかしながらコスモスに吸蜜するキアゲハは初めて認識し、今回、けっこう気に入った写真もたくさん撮れたのだが、さてネットで見るとコスモスとキアゲハの写真はゴマンとあって、あれまといった感じ。

 

 

 

 

 

いわゆる私のような一般的なパターンのチョウ愛好家はどうしても珍品稀種に気が行ってしまう傾向があります。北見市あたりではごく普通種のキアゲハ、しかもどこにでもあるコスモスの花に吸蜜していても、これまでは私の目には止まらなかった可能性があります。

 

 

最近は年のせいか体力の衰えとともに珍品稀種を追いかけるのに飽きてしまい、みじかな普通種の方に思いかけない新鮮味や美しさを感じるようになった昨今です。

 

 

 

 

 

 

そのうち、もう1匹のキアゲハが現れると、絡み合いながら2匹ともどこかへ行ってしまいました。

 

 

 

1時間後、キアゲハ1匹が飛来したが、今度はコスモスに吸蜜することはなく庭を飛び回っていました。

 

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エゾニュウの花に産卵するキアゲハ。

2023-08-24 13:13:55 | キアゲハ

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エゾニュウの花に産卵するキアゲハ。

 

 

 

 

20XX-7-31  (土) 晴れ のちゲリラ豪雨

 

 

この日、近郊のベニヒカゲ発生地に向かったのだが発生初期の10オスほどが見られたものの、ひたすら飛び回るメス探索飛翔中の個体ばかりで撮影は断念した。

 

 

 

 

帰路、偶然に広い草原で満開のエゾニュウの花から花へせわしく飛びながら、産卵しているキアゲハ1メスを発見。

 

野外でセリ科植物に派手派手しい模様のキアゲハ幼虫を見つけることは稀でないが、キアゲハの産卵シーンを撮影する機会に恵まれることはそう多くない。

 

 

草原の中、産卵シーンをせっせと撮影したが追いかけながらの撮影はけっこう大変でした。

 

 

 

エゾニュウの花の中にズブーっとお尻をさしこんで、意外と深いところに産んでいるみたい。

 

 

 

エゾニュウの花は小さな花がびっしりと開花するパターンだが、まだ蕾の段階のところにもかなり産卵しており、そのパターンが多いように見えました。

 

 

 

 

キアゲハの産卵はその後も続いていましたが十分に撮影できたので、次にゴマシジミやヒョウモンチョウの撮影のため、この場を去ることにしました。

 

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2021年夏、キアゲハ幼虫、異常大発生

2022-10-30 20:02:30 | キアゲハ

2021年夏、キアゲハ幼虫、異常大発生。

 

 

2021-8-13(金) 晴れ

 

 

蝶友のK氏が、野外でキアゲハの終令幼虫を200匹ほど採集したという。何故か北海道オホーツク一帯でキアゲハの幼虫が異常に沢山みつかるという。

 

 

 

この日、渓流釣りの帰路、少し気をつけてさがしてみたら、いました。シシウドなどのセリ科植物にキアゲハ幼虫が見つかった。

 

林道沿いのセリ科植物にキアゲハ幼虫がいくらでも見つかる。これは明らかに異常だ。

 

 

 

ただ、花も葉も食い尽くして茎の上を這っている幼虫が多く、明らかに食草の規模に対して幼虫の数が多すぎるようだ。

 

餌不足でやせた個体や、餓死寸前のかわいそうな幼虫までいる。

 

 

そういえば、孫長男君が小学校夏休みの宿題をどうしようか悩んでいたので、キアゲハ幼虫の観察はどうかと思い終令幼虫10匹ほど採集してきた。

 

 

数日で餌のセリ科植物が底をつき、孫と一緒に食草を捜しに出かけた。

 

 

この年、野外でキアゲハ幼虫が多数みつかったセリ科植物。

 

北見市郊外の林道へ入って、あちこちキアゲハの食草セリ科植物を捜したが意外なことに全くなかった。

 

 

ヒメギフチョウ発生地で春先おいしいミツバを採ったことを思い出し、そこへゆくと大きく葉が開いたミツバが沢山あり、採集してきた。

 

 

キアゲハ幼虫は ミツバをよく食べた。

 

 

孫長男君はキアゲハ幼虫がオレンジの角を出したりウンコをする様子などを詳細に絵や解説文に書いて観察記録作成、宿題完成となった。  

 

 

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2021年、キアゲハ幼虫大発生とコルシカキアゲハ

2021-10-18 07:25:42 | キアゲハ

2021年、キアゲハ幼虫大発生とコルシカキアゲハ

 

閑話休題。

 

記録的な猛暑の夏であった2021年はなぜか野外でキアゲハの幼虫が大発生し、みなさん結構採集して、学校教材でも使用されたようです。 K さんは、200匹も採ってきて飼育していました。

 

 

 

先日、蝶友達のKさん宅を訪問し、なんとなくキアゲハの標本の入った箱をみせてもらいました。

 

普通種とされるキアゲハの標本も、よくみると変異に富んで美しく、なかなか趣深いものがあります。

 

 

 

かっては御禁制の蝶であったコルシカキアゲハ ( P. hospiton ) を発見しました。コルシカキアゲハは地中海のコルシカ島とサルデーニャ島でのみ見られる特異なキアゲハで、一時種々の理由で激減し、絶滅の恐れがあるとワシントン条約で付属書1扱いとなり国際取引完全禁止の状況でした。

 

 

コルシカキアゲハ♂

 

 

 

 

コルシカキアゲハ♀

 

2013年のタイのバンコックでのワシントン条約( CITES) 第16回締結国会議でコルシカキアゲハは絶滅の恐れが緩和されたとして 付属書1 から 付属書2 へ移行されました。すなわち 付属書1扱いでは国際取引完全禁止でしたが 付属書2扱いとなると 輸出国の許可証があれば国際取引( 売買など ) が可能となりました。

 

 

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北見のキアゲハは9月に越冬蛹になり翌春 GW に羽化

2016-05-21 23:04:15 | キアゲハ
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北見のキアゲハは9月に越冬蛹になり翌春 GW に羽化

北見市ではキアゲハ夏型♀がセリ科植物や畑のニンジンなどに産卵し、孵化した幼虫は猛烈に摂食して9月には終令幼虫になり、次々に越冬蛹になってゆきます。

これは9月上旬に渓流沿いのセリ科植物に多数発生していたキアゲハ幼虫たち。





触ると頭からオレンジ色の肉柱を出して威嚇、独特の強烈な匂いも発散してきます。




早春、羽化したキアゲハ春型はいまだ草木の葉もまばらな山麓の斜面をさっそうと飛び、しばしば山頂や尾根筋にあらわれます。

2015年4月29日。北見市三角点。











この広い山麓の斜面をテリトリーを張るように二頭のキアゲハが低く飛んでいたのをエイヤッと採集、撮影後リリースしました。


まっくらすごい勢いで飛んでいってしまいました。