玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

老 害 党

2021-04-09 13:32:36 | 雑感

丈夫そうな友人が意外に脆く壊れていくのを見た。自分も危ない時があった。それは苦痛をいくつも抱える場合だ。

仕事で、家庭で、病気で、何重にもストレスを抱えると、人は簡単にうつ状態になってしまう。

政府も同じだ。民主党政権はあまりに未熟だった。加えて、全く運が無かった。

自民党が野党になると本当に強いし怖い。官僚は霞が関の埋蔵金を守るために内から足を引っ張る。財界はネオ・リベラリズムに舵を切りたいと外から揺する。理由はわからないが、マスコミも脚を掬う。四重苦だった。

そこに東日本大震災と福島原発事故が襲った。自民党でもぶっ壊れていただろう。

結果、民主党は粉々になって跡形もなく崩壊した。

今のネオ自民党はどうだろう。マスコミを手なづけ、財界の支持は堅いし、官僚は忖度ばかり、どこにも穴はない。だから長期政権だった。

ここに新型コロナが襲った。感染研や医系技官が政府内部から白アリのように破壊していく。観光業界が外から揺する。そして、前方には東京オリンピック不況の巨大な翳が見えてきた。

何よりも、普通の真面目な国民の窮乏と疲弊が次の大災害となるだろう。

他方、新しい産業発展の行き詰まり、実体経済の形骸化と、これらが重くのしかかるだろう。

そして意外な欠陥は、スガの後に誰もいないということ。居るのは老害人ばかり、人材が全く枯渇した。

ローマ帝国のように内側から腐って崩れていくのだろうか。

 

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与野党連立

2021-04-08 16:12:11 | あれこれ

少し前のネットの『一月万冊』で、安富歩が「東日本大震災」の時に、国家の一大事なのだから、与野党連立を組めなかったのかな?と言っていた。

実は民主党側は組もうとしたのだ。ところが自民党側が断った。

当時の谷垣総裁は党内実力者に伺いを立てた。小泉も、河野も、「すぐに民主が潰れるから」と反対したそうだが、森は「いいんじゃない」と言ったとか、けっこう人柄が良いセクハラ爺さんなのかもしれない。

自民党に断られて帰って来た菅を見て、故渡部恒三が「土下座してでも、…」と嘆息したそうだ。

そう、菅(カン)という人は土下座をできないヒトだったね。菅(スガ)はできそうだが、…。

あの時に連立を組めていれば、この国も違った政治状況が生まれていたかもしれない。たぶん安倍政権は生まれていない。

今コロナ禍がさらに深刻化したら、与野党連立を組むべきだろうか、…?

【参照文献:読売新聞政治部『亡国の宰相』】

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憲法13条が大事

2021-04-07 15:28:28 | 憲法

学者は目の付け所が違う。自民党憲法草案の第13条は「全て国民は、人として尊重される。…」ところが、現憲法は「すべて国民は個人として尊重される。…」となっている。

違いは「人」と「個人」だけだ。だが、これが一番の大事な所だと学者はいう。

ここで言う「人」の意味は犬猫とは種類の違う生物という程度の軽い存在であるそうだ。一見「人」は耳障りが良い。

よく考えると、我々は犯罪行為と犯罪性の狭間の時に「人として許されるか」と使う。落ちると「人でなし」になる。最低線の人間性という事かな。

これは、自民党の改憲派は侮り難し、けっこう食えない奴らだ。だから小林節は袂を分けたのかな。彼は高みで教えたつもりが、みごと裏切られたんだね。

「人」という概念は広い。「個人」の方が限定的な意味であろう。現憲法は「それぞれに個性を持つ個人として尊重される」ということだ。

自民党の改憲派は、個性を持つ個人を否定し、国に従う国民を求め、その民をヒトと呼んでいるのかもしれない。気をつけないと騙されてしまう。

自民党の改憲派という法務族は、世襲のお人好しばかりではなさそう。

【参考:小林節・樋口陽一『憲法改正の真実』集英社新書より】

まだ、八重桜は盛りだ。

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こじんまりと仲良く

2021-04-06 10:14:21 | あれこれ

たまに、ネットでKume*Netを聞くことがある。とにかく久米宏は話がうまい。つい引き込まれて聞いてしまう。

少し前の分の放送を聞いたのだが、「確かに!」と思ったことがあった。

それは、最近オレオレ詐欺などの容疑者が捕まると、警察から勾留先に行くのだろうか、その瞬間に、カメラマンが待ち構えて顔を大写しで写している。特に最近多くなっていないか!という話だった。

痴漢とかわいせつ罪の容疑者も顔が大写しなっている。どうなのだろうか?容疑者には人権がないのか!この国は推定無罪を基本としている筈だが。

マスコミはオリンピックもコロナも政府寄りのことしか言えない、その反動なのだろうか。

近ごろはセクハラ、パワハラと締め付けが多く、雇用や賃金も恵まれない。みんなイライラしている。何かが膿んでいて、どこかにムリが来ている。

GDPが三位でも、成長しなくても良いじゃないか

こじんまりとみんながなんとか仲良く暮らせるようにチマチマやれば良いさ。

それでも、生きてることは結構楽しいことがある。

アリさん、もう働いている。

 

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サクラ散る

2021-04-05 11:02:50 | 散歩

そう言えば、この言葉は、大学入試の結果報告の電報でしたね。昭和にはそんなコトがありました。

今年の桜は格別。しかも、コレガ見納めかも、・・・。

何となく弱弱しいのだ。散るのも早かった。

最後のこの風景は向こうの山々には大庭神社があります。

私は郷土史を調べた訳ではないのですが、この広い空間を見ると、「いざ、鎌倉へ」と痩せ馬に鞭を打って駆けつける鎌倉武士の一族郎党の姿を想像してしまうのです。

たぶん本当でしょう。このそばには大庭氏の城跡もありますから。

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