“ 世の中は 三日見ぬ間の 桜かな ” という。
NHKのニュースでさえ、何度も何度も放送する「桜の開花予報」
あれほど大騒ぎをして、実際に咲いたと思ったら、花を愛でる時間はそれこそ束の間。
一雨来たり、月にむらくも花には嵐と言われる風が吹けばひとたまりもない。
だからこそ、その瞬間の美しさに酔い、散り際の潔さに心惹かれる桜花ではある。
我が住む町の桜も、それはそれは見事である・・・と、これまで毎年言ってきた。
それでもやはり美しいものは美しいし、かの有名な錦帯橋との『ナイスマッチング』は、やはり毎年でも全国ネットで発信したくなる。ということで、錦帯橋畔の桜をとくとご覧あれ。
いまさら言うまでもなく多くの人がふるさと岩国を愛し、他郷の人も多く訪れてくれるようになった。
そんな錦帯橋を世界遺産登録にするべく、新たな組織が発足した。
世界遺産登録と、そこに住む人々との整合性をいかに保つのか、どのように折り合いをつけるのか、これからの課題となりそうである。
いずれにしても、観光で訪れる人、それを受け入れる地元住人との幸せを基本に置かなければならない。
「酒なくて何の己が桜かな・・・」をもじって、「幸なくて何の己が世界遺産かな・・・」などとならないことを願いたい。
小理屈はともかく、桜見頃の錦帯橋を、あえてここに並べさせて頂いた次第です。
(4月2日(水)撮影。 カメラを提げて独り歩き。)