演奏開始、ヨーイ! (前列中央が悠雅君) ちゃんと5本の指を使って
3年という長き幼稚園生活がいよいよ終わりを告げる「最後の音楽会」を迎えた孫三男坊の悠雅君。
昨年の年中さんでは大太鼓を叩かせてもらった。今年はピアニカの演奏を。ちゃんと5本の指を使ってキーボードを押さえていた。
ジジのパソコンキーボード操作とはえらい違いである。器用に演奏をこなし、珍しく神妙な顔でジジのカメラに視線を向けた。
ドラムを叩く男の子に向かって、親指立てて「がんばれよ」と声を掛けていた。ここらあたりにも確かな成長の跡を見せてくれる。
しかしながら、あれだけ上手に演奏できるピアニカでさえ、我が家では一切そんな素振りも見せないし、口にも出さない。
「音楽会では何を歌うの?」と尋ねても「よーわからん、知らん」などとすっとぼける。
それでいて歌うとなったら、誰よりも大きな声をだし、身体を揺すり、リズムに乗って歌ってる。一風変わった6歳児。
こんなところが、世に言う「三男坊の我がままと偏屈なところ」なのだろうか。そんなところにまた大きな魅力を感じるジジである。
みんなと肩を組んで、幼稚園最後の音楽会フィナーレ!
慣れ親しんだ仲間との音楽会も最後だと思ったのか、満面の笑顔で肩を組んで大声で歌っていた。
プログラムは、当然ながら最後に登場するのが悠雅君たち年長さん。その整然とした態度も演技力も、安心して見ていられる。
その前にステージに上がった年中さんの、なんとまあ落ち着かないこと、まとまりのないこと。苦笑もするが目を覆いたくなる部分もある。
年長さんはほとんどが6歳。年中さんはまだ5歳。その差たった1年なのに、6歳と5歳の1年間の違いはこれほどのものかと驚かされる。
そういえば悠雅君たちも、1年前はあっち向いたり、座り込んだりして、演奏も歌も何もしない子が何人かいた。
その時は「親の顔が見たい」などと眉をひそめた記憶がある。だから今の年中さんも来年2月末の音楽会では見違えるほど、凛々しく成長していることだろう。
我が身が歳を取るのを忘れて、子らの成長に思いが行き、何かしら微笑ましくなってくる。
そういえば、年少さんであった悠雅君は、音楽会のステージに上がるには上がったものの、足首が痛くて立てないと言い張って、椅子に座ったままダンマリを通し、澄ました顔で帰ってきて、家ではサッカーしたこともあったな~。
やんちゃで我がまま三男坊も、いよいよランドセル背負って小学生になるんだな~。
三人の孫が全てジジ・ババの手を借りて成長してきた。これで幼稚園とも当面縁が切れるかと思うと、ホッと胸を撫で下ろすような、淋しいような。
4月からは、小・中・高それぞれに応援に行くことになる。これはこれでまた大いに楽しみというもの。
もちろん、幼稚園の候補生姫孫もいる。やっぱりもうしばらく元気で彼や彼女を見守りたい。トレーニングルームに足繁く通わないと・・・。