「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「初!!スタジアム体験」

2016年05月07日 | スポーツ・観戦

      
         悠雅君、念願叶って、初めてのマツダスタジアムを満喫

「オレ、早くカープの応援に行きたい、じいちゃん連れてって!!」。
今、広島カープに燃えに燃えている、7歳になったばかりの孫三男坊の悠雅君から、何度となく催促されていた。
実は4月13日にそのチャンスがおとずれ、二人で出かけたのだ。途中から大雨が降りだして、広島駅に着いた時に中止が発表された。
真っすぐ帰るには何か可愛そうで、大雨の中をびしょ濡れになりながら、スタジアム近くまで行って帰ってきた。
そんな因縁もあって、マツダスタジアムのあの雰囲気を、何とか早く初体験させてやりたかった

球場に連れて行って、あの怒涛のごときうねりを上げる応援パフォーマンスをどのように感じるのだろうか。
ジジにはそちらの興味が強かった。もちろんカープの勝ち試合を見せてやりたいのは言うに及ばず。
朝からの雨で開催が危ぶまれており、昼頃からテレビのデータ放送の広島市中区をピンポイントで天気予報を追う。
カープのHPでは、完全に中止が決まるまでは「中止」の情報は流さない。
午後3時、ようやく雨は大丈夫だと勝手な判断をして、悠雅君と二人、お手々つないで電車に乗って・・・。

  
     ホームベースのすぐ後ろの年間指定席。大声での声援を送り続けるのだが・・・。 

先ず球場に着いたときの第一声は「席はどこ?早く座って応援しよう」。何はともあれ、現実的な応援を催促。
球場コンコースに上がると真正面に見える、赤一色のパフォーマンス席も、華やかな鳴り物応援もメじゃない様子。
普段からテレビ画面を食い入るように深く観察する彼の目には、こんな状況は「いつものことよ」てな感じ。
「もう少しは感動してくれよ」というジジの思いは通用しない。

球場に着いたら、あそこもここも案内して、色んなところを見せてやろうなどとの心配は、大きな空振り。
ヌンチャクバットを打ち鳴らし、選手の名前を一人ひとり、黄色い声を張り上げる独自の応援は、食べ物、飲み物も寄せ付けない。
ひたすら声援を送り続ける。そんな初体験の悠雅君に応えてくれるカープの選手は、残念ながら今宵はいなかった。
四球に始まり、エラーに暴投に・・・。やらずもがなの点を与え、こちらのバットは快音無し。

結果は、横浜DeNA相手に6対0で完敗。1年に何度もないような不甲斐ない負けっぷり。
でも以外にさばさばした悠雅君。「電車が混むから9回裏は見なくていいよ」と、ジジの上前をはねるようなことを言う。
彼にとっては、飽くまでもプロ野球は勝負の世界。球場に遊びに行くんじゃないよ、といった趣が。

満員電車に揺られ、しばらくしてから座席へ座ったとたんに、じいちゃんの膝枕でスヤスヤ。
あの独自の応援で精も根も尽きたのだろう。
駅について迎えのクルマの中で「また行きたい、今度はカープが勝つのを見たい」と。
負けた悔しさを我慢して、ジジの前では口にしなかったのだろう。7歳にしてこの肝っ玉。
バットスイングや送球の腕前をもっともっと磨いてみたくなる。また行こうね、悠雅君!!

これは昨日のお話。今日はデーゲームで、今期最多タイの17安打10点で大勝した。
今日あれほど打たなくても、昨日も見せ場の二つ三つ作ってくれたらよかったのに・・・。といっても後の祭り。
多くは語らない悠雅君であるが、選手にあれほどの声援が送られるプロ野球の世界に何かを感じたに違いない。

コメント (4)
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